「今日の小さなお気に入り」 - My favourite little things

古今の書物から、心に適う言葉、文章を読み拾い、手帳代わりに、このページに書き写す。出る本は多いが、再読したいものは少い。

人知らずして慍みず 2005・07・01

2005-07-01 05:20:00 | Weblog


 今日の「お気に入り」は、「論語」の開巻第一番に出てくる言葉です。

 「 子曰 学而時習之 不亦説乎、

   有朋自遠方来、不亦楽乎、

   人不知而不慍、不亦君子乎 」

 読み下し文は次のとおり。

 「 子曰く 学んで時にこれを習う、亦説(よろこ)ばしからずや、

  朋(とも)あり遠方より来る、亦楽しからずや、

  人知らずして慍(うら)みず、亦た君子ならずや 」(学而1)

 「中野孝次の論語」(海竜社刊)の中で中野孝次さんはこれを次のように

 現代語訳されています。

 「 孔子さまが言った。『学んで、あとでまた復習する、なんとも心躍ることではないか。

  朋がいて遠い所から訪ねてくる、これまた楽しいことではないか。

  人が自分のことを認めなくとも腹を立てない、

  いかにも君子ではないか』」
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