高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月に高知県でうまれた「高知土と生命(いのち)を守る会」を母体にした、47年の歴史をもつ共同購入の会です。

畑作入門一歩前 その34

2018-01-18 09:00:00 | 連載
  小幡 尚

 今年もモロッコ豆は好調でした。支柱を組み立てたこと以外、そんなに手間をかけたわけでもないのに、
食べきれないほどの実が生りました。もともとどんな土地にも適応しやすい作物なのでしょう。
 今年初めて植えてみたズッキーニの株は、びっくりするくらい大きく育ちました。ただし、なかなか
実は生りませんでした。受粉しないと果実が肥大しないことは何となく理解していましたが、朝早くに
しなければならない人工授粉をちゃんと行なわなかったのです。
 ところが、6月下旬に立派な実を1本だけ収穫することができました。蜂が受粉してくれたのだと想像
されます。その実は、とても豊かな味がしました。来年はちゃんと人工受粉をしようと心に誓いました。
 2度目のチャレンジとなった「未開墾」の土地でのかぼちゃ栽培は、まあまあの結果となりました。
 春に敷地の真ん中辺りの小さな畝に「鉄かぶと」の種を植えました。そのほかにも、かぼちゃの「苗」
をたくさん植えることができました。これらの「苗」は、畑のあちこちから生えてきたものです。堆肥
にしている野菜くずの中に含まれるかぼちゃの種が発芽したわけです。
 どの株も順調に成長し、秋までに鉄かぶとに加え、へたの部分が伸びているタイプや、バターナッツ
カボチャらしき実など、数種類のかぼちゃを収穫することができました。
 どのかぼちゃも美味しかった上に、保存も利きました。鉄かぶとの実の1つは冬至に食べることが出
来そうです。

※ この記事は、NPO法人土といのち『お便り・お知らせ』2018年1月号より転載しました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする