野菜ソムリエコミュニティ静岡のメンバーで
掛川市にあるサカタのタネ掛川総合研究センターの圃場を
見学させていただきました。
まずは、長ねぎからご紹介させていただきます。
青い空にねぎの緑色が映えます。
ずら~っと整列したねぎの姿は、とても気持ちが良いものです。
この中で、詳しく説明していただいたのが、夏扇パワーという品種。
名前に「夏」と入っていますが、秋冬にも収穫できます。
白い部分が40cmになるように育てます。
そして、緑の葉の部分を20cmにカットして出荷されます。
夏扇シリーズには、他に「夏扇2号」「夏扇3号」「夏扇4号」があります。
そんな夏扇シリーズの中で、
「首」の部分、つまり緑色の部分と白い部分をつなぐ部分が
一番緩やかなのが、夏扇パワーなのです。
「首」のしまりが緩やかということは、
それだけ繊維がやわらかいということ。
今は、そんな「しまりがない」ねぎが主流なのだそうです。
逆に「首」のしまりが良い代表的な品種というと
群馬県の下仁田ねぎが挙げられます。
夏扇パワーよりも、もっと「首」のしまりが緩やかな品種で
春扇というものがあります。
その姿は、こちら。
周りのねぎに比べると。葉が倒れているのがわかります。
繊維質が少なく、肉厚で食べやすい品種が求められているのですね。
私は、もともと長ねぎはくたくたに煮てしまうのが好きなので、
この「しまりのなさ」で大満足ですけどね。(*^-^*)