”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

サカタのタネ見学(ブロッコリー編)

2016-11-24 00:29:34 | 野菜

サカタのタネで一番売れている商品は、ブロッコリーです。

世界のブロッコリーの64%は、サカタのタネが育成した品種

というお話を伺って大変驚きました。

 

   

以前は、側枝(脇芽)も採るタイプのものが好まれましたが、

今は頂花蕾だけを採るものが主流になっています。

そんな頂花蕾を採るための品種から、もし側枝が出てきたら・・・。

それは、乾燥などのストレスを受けている証拠だそうです。

  

 

品種名は、ユニークなものが多いですね。

こちらの「おはよう」という品種は、

アントシアニンフリーが特徴です。

 

 

ブロッコリーは、急に気温が下がった場合、

寒さから身を守るために、アントシアニンを作り出します。

そのために、本来、緑色の花蕾が紫がかることがあります。

「おはよう」は、そのような変化が起きない品種なのです。

  

 

ここで、大変面白いことを教えていただきました。

それは、国産のブロッコリーと外国産ブロッコリーの見分け方。

 

もちろん、売り場には産地が表示されていますから、

それを見れば、国産か外国産かはわかるのですが、

カットの仕方で見分けることができます。

 

左のブロッコリーのように、脇の茎を残しているものが国産。

それに対し、右のように脇の茎がきれいにカットされ、

真ん中太い茎だけのものは外国産なのだそうです。

(もちろん、この写真のものは両方ともこの圃場で採れたものです。

説明のために、カットの仕方を変えてあります。)

 

おもしろいですね。

今度、スーパーに行ったら、じっくり観察してみましょう。(*^-^*)

 

コメント
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