サカタのタネで一番売れている商品は、ブロッコリーです。
世界のブロッコリーの64%は、サカタのタネが育成した品種
というお話を伺って大変驚きました。
以前は、側枝(脇芽)も採るタイプのものが好まれましたが、
今は頂花蕾だけを採るものが主流になっています。
そんな頂花蕾を採るための品種から、もし側枝が出てきたら・・・。
それは、乾燥などのストレスを受けている証拠だそうです。
品種名は、ユニークなものが多いですね。
こちらの「おはよう」という品種は、
アントシアニンフリーが特徴です。
ブロッコリーは、急に気温が下がった場合、
寒さから身を守るために、アントシアニンを作り出します。
そのために、本来、緑色の花蕾が紫がかることがあります。
「おはよう」は、そのような変化が起きない品種なのです。
ここで、大変面白いことを教えていただきました。
それは、国産のブロッコリーと外国産ブロッコリーの見分け方。
もちろん、売り場には産地が表示されていますから、
それを見れば、国産か外国産かはわかるのですが、
カットの仕方で見分けることができます。
左のブロッコリーのように、脇の茎を残しているものが国産。
それに対し、右のように脇の茎がきれいにカットされ、
真ん中太い茎だけのものは外国産なのだそうです。
(もちろん、この写真のものは両方ともこの圃場で採れたものです。
説明のために、カットの仕方を変えてあります。)
おもしろいですね。
今度、スーパーに行ったら、じっくり観察してみましょう。(*^-^*)