”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

野菜ソムリエクラブ(かぶ)

2016-11-29 17:26:45 | 食育

磐田市の向笠交流センターで

第35回目の野菜ソムリエクラブが開催されました。

  

今回のテーマは、「ひっそりと地味においしいかぶの魅力」。

大根の陰に隠れておとなしい存在ですが、

このやさしい味と滑らかな食感は、冬を感じさせてくれます。

  

日本全国には、約80もの品種があるのに、

その種を他の地域で蒔いても、うまく育たない…。

そのくらい地域独特の在来種も多いのです。

  

静岡にいて集められる品種は限られています。

そこで、野菜の状態で手に入らないものは、

漬物と写真で紹介させていただきました。

  

では、集めたかぶをご覧ください。

(品種というよりも、種類で分類してあるものもあります。)

  

●小かぶ(直径5~6cm)

 

  

  

●中かぶ(直径7~14cm)

 

  

  

●赤かぶ(青森県産)

 

  

  

●もものすけ(袋井市産)

 

もものすけには、とってもおもしろい特徴があります。

それは、また次のブログで紹介しますね。

  

 

●あやめ雪(袋井市産)

 

  

  

●酢茎菜

 

乳酸発酵の漬物「すぐき漬け」に使われる酢茎菜も

かぶの仲間です。

  

 

●聖護院かぶ

 

「千枚漬け」に使われているのは、重さが1.5㎏~3㎏になる

大型のかぶ、聖護院かぶです。

  

  

●日野菜かぶ

 

滋賀県生まれのかぶ。

20~25cmほどの細長い大根のような形をしています。

葉に近い部分が赤紫色をしています。

  

  

●野沢菜

 

なぜ野沢菜がかぶの仲間かと言うと・・・。

大阪の天王寺かぶの種を信州に持ち帰って植えたら、

寒さが厳しかったせいか、葉だけが異様に伸びてしまい、

それが野沢菜として食べられるようになったからです。

   

 

かぶの栄養価、見分け方、保存法のお話もしましたが、

今日は、主にかぶの歴史や地域性について話が盛り上がりました。

   

 

そんなかぶのお料理を3品、試食していただきました。

●かぶのあちゃら漬け(もものすけ)

 

あちゃら漬けとは、生姜と唐辛子を使った漬物のことです。

  

 

●かぶの入ったコールスロー(あやめ雪)

 

  

  

●かぶのトマトシチュー

 

「クリームシチューにかぶはよく使うけど、

トマトシチューは珍しい。」と言われました。

  

 

試食中の受講生さんの様子です。

 

   

「これにご飯があれば、ランチになるね。」の声を聞いて、

かぶの葉の浅漬けを混ぜたご飯も用意すればよかったな…

と少し後悔・・・。(^^;

でも、今日もたくさんの「ごちそうさま」が聞けて幸せでした。

 

今回、もものすけを持ってきてくださったセイイチロウ先生、

まだぬかるんだ畑で、あやめ雪を収穫してくださったハルヨさん、

本当にありがとうございました。(*^-^*)

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする