新年早々ですが、ジャズ・マンの訃報が入りました。
ポール・ブレイ、享年83歳。
哀悼の意を込めて、彼の出世作となった『Closer』をご紹介します。
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Closer |
| Esp Disk Ltd. | |
| Esp Disk Ltd. |
1.Ida Lupino
2.Start
3.Closer
4.Sideways In Mexico
5.Batterie
6.And Now the Queen
7.Pigfoot
8.Crossroads
9.Violin
10.Cartoon
Paul Bley(p)
Steve Swallow(b)
Barry Altschul(ds)
彼のスタートは同時期のジャズ・マンと同じようにバップを主に演奏していました。
初リーダー作にはアート・ブレイキーが参加していたほど。
それが60年代に入るとフリージャズへと傾倒していきます。
本作はフリージャズ・レーベルのESPからリリースされており、楽曲は元妻であるカーラ・ブレイが提供しています。
ブレイの作品はモノによっては難解で、おいそれとは手が出せない作品が多いのですが、本作は”初めてのフリージャズ”として聴くのには良いのではないでしょうか。
間違えても”初めてのジャズ”には出来ないと思いますが。
1曲目は非常に優しいメロディーで、とてもフリージャズ盤とは思わないのですが、2曲目以降フリーの世界が展開されます。
力強く、かつ耽美的。
Paul Bley - Ida Lupino
Paul Bley Trio - Cartoon
他にも私が所有しているものではブレイのソロ盤やクラリネットのジミー・ギフレとのトリオ作、好きなベーシストのニールス・ペデルセンとのデュオ盤もありますが、こちらはまた別の機会にご紹介します。
ご冥福をお祈りいたします。
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