雨過天晴

ジャズとホークスとファッションなどなど
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そして時々飽きます

9.5カラット

2020-05-05 | 音楽
PENの5月号は素晴らしいタイミングで井上陽水特集。


 
何でタイミングが素晴らしいのかというと、単にワタシが今70〜80年代のニューミュージックを漁っているところで、なおかつこの巨人も漁っていたところだったのです。

井上陽水。
多分若い人は知らないおじいちゃんだろうな。
日産のセフィーロに乗って
「みなさん、お元気ですか?」
が流行ったことなんてもちろん知らない。
昭和ですよ。

ワタシがリアルタイムで聴いた初めてのアルバムがこの『9.5カラット』でした。


 
1.はーばーらいと
2.ダンスはうまく踊れない
3.TRANSIT
4.A. B. C. D.
5.恋の予感
6.いっそ セレナーデ
7.飾りじゃないのよ 涙は
8.からたちの花
9.ワインレッドの心

井上陽水によるセルフカヴァー作品集です。
うちの母とかは井上陽水と同い年くらいなので、よく知っているのですが、当時のワタシは6曲目のシングルを歌ってるオッサンという印象でした。
ただこのアルバムをレンタル(当時はレンタルレコードでした)すると、結構知ってる歌あるじゃないですか。
明菜ちゃんの7曲目めっちゃ売れた。
安全地帯の5曲目、9曲目めっちゃ売れた。
上で上げた4曲は当時小学生のワタシにちょっとオトナの香りを感じさせてくれる、だいぶ背伸びしながら聴いた作品。
この作品結果めっちゃ売れてミリオンでしたよね。


また井上陽水本人の掴みどころのないキャラクターだったり、同郷のタモリさんやリリー・フランキーさんらとのやり取りもなんともバカバカしくて面白い。
ワタシの原点はココなんだなと思わせてくれるのが、このおっさんたちでした。
いいともとかにも出てたもんな。

多分自分が生きていく価値観は結構この人達とも被っていて、もちろんコチラはお硬いサラリーマンですが、なんとなく彼らのように生きている気がするんですよね。
しかも多分間違ってないと思う。
多分ホッとしながら死のうとして、
「あ、やべ!!あれがあそこに・・・・もういいや」
で無くなるのかな。

ワタシはココで井上陽水を知ったので、まずは本作をご紹介しましたが、他によりスゴイ作品ありますんで(ワタシが大学時代に愕然とした曲)、また別の機会にご紹介します。


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