今夜は先日新型コロナでなくなったリー・コニッツの追悼で、結構珍しい作品をご紹介します。
トロンボーン奏者アルバート・マンゲルスドルフとの共演で『Art of the Duo』。
- Hot Hut
- She's As Wild As Springtime
- Inclination
- I Wonder What She's Doing Right Now
- Creole Love Call
- About Time We Looked At This
- A-Minor Blues In F
- Matti's Matter
- Cher Ami
- En Passant
- Bloas
Albert Mangelsdorff (tb)
Lee Konitz (as)
Lee Konitz (as)
マンゲルスドルフはドイツ人トロンボーン奏者ですでに鬼籍に入ってしまっていますが、ペーター・ブロッツマンやハン・ベニンクらとも共演しておりフリージャズの印象が強い人です。
この作品では少しのどかに、ほんわかに、二人で吹いています。
リラックスしてるなー、と最初はのんびり聴いていたんですが、何度か聴き直すといやいや、二人のやりとりところどころ緊張感あるし。
マンゲルスドルフの音は良いですね。
トロンボーンはギターで言うところのフレット的なものがなく、それ故音を取りづらい楽器です。
ワタシも小中で3年ほど演奏したことがあります。
ですがそれが優位に働くことがあって、ふわりとしたゆるく優しい音使いがしやすいことがあると思います。
マンゲルスドルフはこの音程のゆるさが絶妙。
それに対峙するコニッツも少し柔らかく聴こえます。
両者の技量の高さが溢れています。
さてとりあえずGWも終わります。
ワタシもリワークに行かないと。