乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

『KUROZUKA』(ADAGHIGAHARA)    9枚

2010-04-20 | 舞台・音楽 雑感メモ



























 美しくって、うっとりとしてしまいます。




           (写真は例年四月初旬、MIWA神社で行われるGOEN能

                        『KUROZUKA』(ADAGHIGAHARA) です。)







                    『KUROZUKA』(名古屋春栄会)HPより






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梅が咲いていたかと思うと、あっという間にチューリップの季節です。一ヶ月は早いです。

2010-04-19 | 乱鳥徒然 Rancho's room.



      明日は 20日ですね。

         梅が咲いていたかと思うと、あっという間にチューリップの季節です。

            一ヶ月は早いです。
  
 真っ先に咲いた紫のチュウリップ

 続いて、赤と黄色の花も咲きました。

 まるで、サンリオのキティちゃんに出てきそうなチューリップです。

 後ろは蕗の葉、左後ろの薄い藤色は わたしの好きなシャガです。



 チューリップを上からのぞいてみましょう。

 まるでわが家にいたにゃんこのピグみたいです。

 かわいいですね。



 先日写したコデマリ。

 今回も後ろはトキワマンサクです。

 あと数日でコデマリの満開のはずです。




 わが家の猫は花が好きでした。

 鳥の鳴きまねも上手で、庭に鳥が来ると一緒に歌っていました。

 
 度々ピグと庭を散歩していましたが、今年はいません。

 この春はピグと遊んでいた時間、草花との対話が増えました。

 そんな訳で、庭の草花の写真が増えています。



 いつもおつきあいを下さいまして、ありがとうございます。

 感謝申し上げます。



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わたしの好きなギボウシが葉を出しました。今はまだ茎ものびず、蕾はまだ先です。

2010-04-19 | 乱鳥徒然 Rancho's room.


    わたしの好きなギボウシが葉を出しました。今はまだ茎ものびず、蕾はまだ先です。



 1

 1

 2

 3

 3

 4

 5

 5

 上はわたしの好きなギボウシです。

 わが家には5種類しかありませんが、野生のギボウシは20種類くらいあるそうです。

 改良種を入れると400種類にもとどくとか。

 通販ではいろいろな種類のギボウシが販売されていることに、最近気づきました。

 ついつい欲しくなりますね。でも、そこは、我慢!です。



 ところで昨年知ったのですが、ギボウシは食べられるそうです。

 名古屋のスーパーでは普通に店頭に並んでいると、親切な方に教えていただきました。

 いえいえ!もちろん、わたし!のギボウシは鑑賞して楽しんでいます。



 ギボウシは近くに植えると雑種ができるので、わが家ではかなり離して植えています。

 多年草で、毎年かれた割り箸のような状態になります。

 写真1の2枚目に、手入れの滞った茎が残っているでしょう^^;;これです。

 春には写真1~5のように葉を出してくれます。

 かわいらしいですね~~~。

           と、自画自賛。いや!親ばかかな。



 ギボウシの球根はごつごつしていて、清々しい葉からは想像できません。

 球根は、まるでモンスターのようなお顔ですよ。



 花言葉は  

      「落ち着き」「沈静」「静かな人」     ですって。

 まるで、わたしのようですね.........

            って、そんな訳!ないか^^;;


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今年も蕾を付けました。私の好きな『甘野老 (あまどころ)』を紹介しましょう。 

2010-04-19 | 乱鳥徒然 Rancho's room.


     私の好きな『甘野老 (あまどころ)』を紹介しましょう。










 先日はわたしの好きなシャガが咲きましたとお伝えしました。

 今回は私の好きな『甘野老 (あまどころ)』を紹介しましょう。


 毎年芽を出し、ついに蕾の季節です。

 この植物もとても好きです。

 
 根っこは横に伸び、どんどん勢力を広げます。

 そのたくましさからは想像がつかないやさしい葉とかれんな花を見せてくれます。


 講談社の園芸大百科事典によると、

   ヒメイズイの仲間

   山芋のトコロに根茎が似て、それよりも苦みが無いことから『甘野老 (あまどころ)』とよばれるらしい。


 秋には葉の色も褐色し、それはそれでまた美しい。

 まるで俳画の世界だ。


 これといった主張は無いかもしれないが、わたしはシャガと同じくらいに『甘野老 (あまどころ)』が好き。



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58; 『幻の鎌倉』 宇苗満 著  2008年 批評社

2010-04-19 | 読書全般(古典など以外の一般書)


記録だけ  


  2010年度 58冊目  



       『幻の鎌倉』

 

 
 批評社

  宇苗 満   (ウナエミチル)著



 164ページ  2000円 +税

 2008年 05月  第1版 




 以前『おとなの鎌倉散歩 「花と祭」』を楽しんだ際、親切な鎌倉のみなさまに いろいろとご指導いただいた。

 心から感謝していたわたしは、心の中に『幻の鎌倉』能登も鮪を持ち続けていた。

 今回は鎌倉のみなさんが信頼し合いしておられるお写真の美しい宇苗 満先生が書き上げられた『幻の鎌倉』を楽しむことにした。



『幻の鎌倉』葉写真集だと思っていたが、わたしの想像とは全く違う。

 まず ぱらぱらと本を開けてみると、地図が面白い。

 目次も興味深い。

 主版社から紹介されている目次を紹介しておこう。




 目次
第一章 幻の鎌倉
       [鎌倉の都市風景]

第二章 鎌倉時代
       [鶴岡八幡宮・荏柄天神社・源頼朝公墓・白山神社・高徳院(鎌倉大仏)・光照寺・天園・北条高時腹切やぐら・宝戒寺]

第三章 室町時代・安土桃山時代
       [鎌倉宮・建長寺・円覚寺・寿福寺・浄智寺・浄妙寺・瑞泉寺・東慶寺・報国寺]

第四章 江戸時代
       [円応寺・大巧寺・海蔵寺・来迎寺・瑞泉寺・杉本寺・光触寺・長谷寺・常楽寺・今泉不動・英勝寺・江島神社(江の島)]

第五章 明治時代・大正時代
       [葛原岡神社・青蓮寺・瑞泉寺]

第六章 現代の鎌倉
       [鎌倉再生都市計画の提案]
           
現代に残る祭礼<無形文化財>

寺社データ<パワースポット>



 ざっと本書を見渡す中で、いくつかの目を惹く項目があった。

 先日子のブログでも記録した江ノ島の『天女と五頭竜伝説』  である。

 文様(聖獣文様や龍も含む)の好きな私は、本書を読む前に、まずこれに着いて調べることにした。



 話を戻そう。



『幻の鎌倉』はたいへん面白い。

 歴史の苦手な私でも、一気に読むことができた。

 付箋を付けた数、なんと21ヶ所。

 鎌倉を愛し、深く記された本書は心地よく、鎌倉の魅力を十分に伝えてくれる。



 著者の鎌倉を選んだ理由の始まり、鎌倉のアウトラインや歴史的流れを説明。

 寺院やその地などの由来や伝承はわたしの興味深い部分だ。

 京都や奈良との関連性をひもときながらの鎌倉の歴史や伝承や昔からの呪術的要素も含むと思われる鎌倉幕府の鎌倉を造りを説明し、さらに 現在の再生都市計画に至る本書。

 それは、建築家の視線と写真家の視線など多角的にとらえられ、読者の心をしっかりとひきつける。



 鎌倉時代の墓所はイランの岩に彫られた浮き彫りのある部分に四角に彫られた石棺置き場のそれに共通。

「百八やぐら」の写真をみて、また 「わめき十王岩」の写真をみて、そんなことを感じる。

「百八やぐら」の形態はイランのそれと類似する。



 鎌倉は三方山に囲まれており、平地が少ないらしい。

 鎌倉時代には上層階級でも墓地の所有が許されず、山の側面を彫って「やぐら」と称される遺体安置所に葬っていたという。

 こういった経緯はイランのそれとは異なる。

 やぐらとは、いろいろな意味に使われるが、こういった使われ方は大辞典には無い(多分?間違いであればお許し下さい))ので、興味深い。



 庶民はこういったやぐらには頬無ることができず、由比ケ浜海岸や「わめき十王岩」の前におかれるといった 風葬や鳥葬が行われていたという。

 風葬や鳥葬においては鎌倉だけではなく、京都でも何ヶ所かで行われていた。

 ついでと言っては何だが、去年9月にみたイランのヤズドの鳥葬場所のほんの一部を紹介しておくことにする。




 109ページの「鎌倉藤沢長史弾左衛門頼兼写シ」は、鎌倉限定ではなかったが、職業における民俗学的見解をひもといたものを読んだことがあり、興味深く読む。

「鎌倉藤沢長史弾左衛門頼兼写シ」を見ると全国的に職業における位置づけにおいては、さほど大きな変わりはないように感じた。

 ただその位置づけにおいては、『幻の鎌倉』では直球では触れられてないし、触れる必要も無いことだと感じる。



 縁切寺、駆け込み寺の話(62ページから)は民俗学でも度々取り上げられるが、本書ではより具体的であった。

 冥加金(みょうがきん)は、より厳しく記されている。

 また、別書には、縁切寺、駆け込み寺の生活に耐えかねて途中辞退する人も多いと書かれていた。

 いずれにせよ、当時の女性の苦悩が伺われる。



『幻の鎌倉』はいろいろな方面から鎌倉を描かれ、鎌倉の魅力に触れることのできる本だと感じる。

 わたしの場合は、『おとなの鎌倉散歩 「花と祭」』でも感じた数々の「切り通し」に行ってみたいと感じる。

『幻の鎌倉』に載せられた地図などを見てはなおさらである。

 加えて、伝承をふまえながら寺院なども歩いてみたいと感じた。



 先ほども触れたが、著者の鎌倉再生都市の考え方は共感を覚える。

「時間性=歴史性」と「時間性=空間性」の相関関係から鎌倉をとらえる著者 宇苗 満 先生の素晴らしい構想が理解のいくものであると同時に、これは鎌倉ばかりでなく他の歴史ある土地にもいえることなのではないかと、ふとそんなことを感じた良書でした。


  著者紹介 ▼  (本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


宇苗満[ウナエミチル]
宇苗満空間工房代表。建築家・写真家。(社)日本建築学会会員。(社)日本写真家協会会員。フォトマスターEX(総合)。1961年:北海道奥尻郡奥尻町青苗(奥尻島)生まれ。現在、鎌倉に関する執筆多数。



 最後になりましたが、『幻の鎌倉』をお教え下さいました鎌倉にお住まいの

   鎌倉・有風亭 様

   真理子 様

   NPO法人 鎌倉ガイド人  様

   道々の輩 様

            ありがとうございました。 心より感謝申し上げます。


 わたくしの力不足で見失ってしまった部分も多く、申し訳ございません。

 今回書ききれないくらい多くの興味深いことが記されていました。

 ここでは本の一部分でしかありません。


 何も知らないわたくしが『幻の鎌倉』の読了記録する失礼をお許し下さい。

 もし間違いやお気づきの・画ございましたら、お教え下さいましたら嬉しいです。

 また、気がつかない部分も多くありますでしょう。おしかりなどは、気軽にお申し付け下さいませ。


 鎌倉は素晴らしいところだと改めて感じました。

 鎌倉にお住まいの方々の鎌倉に対する思いは計り知れないものがありますでしょうし、難しいことはわかりませんが、できれば観光で有名な部分も、少し奥に入った鎌倉もみてみたいと感じました。


     これからの鎌倉の後清栄を祈願し、旅することを夢みて

     ありがとうございました と、もう一度いわせて下さい。

            



                  乱鳥合掌    2010年4月19日





 
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映画43; 『アイ・アム・レジェンド』 ウィル・スミス

2010-04-19 | 映画


   映画43; 『アイ・アム・レジェンド』




 
 ★★★★★ ★★☆☆☆

 1時間40分 アメリカ


 ウィル・スミス 他





 テレビで『アイ・アム・レジェンド』を楽しむ。


 
 ウィルスに生き残ったのはたった一人と愛犬。

 それは科学者のロバート・ネビルと愛犬。



 最後の指名を果たすため、途中で出会った女、子どもにウィルスに効果が認められる血清を託す。

 二人をかくまい、自らの命をもって薬を守る。

 この結末で感動したことはいうまでもない。



 この映画の本当に面白いなと感じ部分は二つ。


   男の孤独との葛藤。

   たったひとつの心のよりどころだった自分の体の一部のような愛犬を絞め殺さなければいけなかった時の表情。

 上の二点が素晴らしいと感じた。



 全体としては、怖かった部分があり、思わず悲鳴をあげてしまった。

 恥ずかしいおばちゃんだこと^^;;


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日曜日、今日も 楽しいお時間をお過ごし下さい☆

2010-04-18 | 乱鳥徒然 Rancho's room.


 昨日、珍しく映画に行こうと思った。

 ジョニー・デップの、『アリス・イン・ワンダーランド』

 だが、やめた。

 近くの映画館の3D導入が今月末だった。

 

『アリス・イン・ワンダーランド』って、アリスのその後って?

 スタッフを見ていると、「スイニートッド スタッフ」とある。

『スイニートッド』というと、残酷すぎると悪評の声も上がった『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』スタッフなのだろうか。


 (わたしの評価は、質の良い寓話。できの良いコメディ入っちゃってました...デス...けど。)



 電話で息子と『アリス・イン・ワンダーランド』の話で盛り上がった。

 子は今日(日曜日)、社宅近くで見る予定だったらしいが、3Dが用意されるなら、連休に奈良で見るという。

 わたしは息子とではなく、
「家族と行くよ^^」
と、大笑い。


 横で家族が息子と話したくてならないようす。

 馬鹿話にはつきあってられないといったポーズをとる彼も馬鹿話で盛り上がっていた。

 みんながみんな、@^^@ @^^@ @^^@

 その場にいなかった娘も@^^@

 

 昨夜は久しぶりにドラマを見始めた。

 だが、いつものことながら、最後まで見るかどうかはわからない。

 さぞかしまじめなドラマと思われるだろうか?
 ←別に誰も関心無いっか?(笑)

 嵐の大野智さんの『怪物くん』

 これって、かなり懐かしいな!



 ネットに『ユカイツーカイ怪物くん』の歌詞があったので、ちょっと拝借 ▼


ユカイツーカイ怪物くん
作詞:藤子不二雄 作曲:小林亜星 歌:野沢雅子

①カ~イカイカイ カ~イカイカイ
愉快 痛快 怪物くんは 怪物ランドのプリンスだい
かわい子ちゃんには弱いけど
悪魔怪獣なんでもこい なんでもこ~い
念力集中 ピ~キピキドカーン!
たちまちおつむが大噴火

②カ~イカイカイ カ~イカイカイ
奇怪変怪 怪物くんは 怪物屋敷のおぼちゃま
カミナリオヤジにゃ弱いけど
にらめっこするなら負けないぞ 負けないぞ
念力集中 ク~ルクルガビーン!
たちまちお顔が百面相

かわい子ちゃんには弱いけど
悪魔怪獣なんでもこい なんでもこ~い
念力集中 ピ~キピキドカーン!
たちまちおつむが大噴火


 今日は暖かそうだ。

 散歩もいいな。

 家でゆっくりと何かをしたいな。


 そうだ!目標は

     今日も楽しい一日を過ごそう・・・

                 に、決めた。

 





      みなさんも楽しいお時間をお過ごし下さいね。



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『天女と五頭竜伝説』  江ノ島

2010-04-17 | 民俗考・伝承・講演


 イランのエスファハーンにタイル画にも龍や麒麟文様が認められる。

 わたしの 四回三ヶ月余のイラン旅行で大量に撮った写真を眺めていて、あらためて世界の聖獣(特に龍)や文様や伝承に胸を躍らす。



 昨日はイランの昔の写真を眺めていて、聖獣、特に龍などの好きな私は楽しい時間を過ごしていた。

 龍について詳しく楽しめた本は次の通り

      『世界の龍の話』  世界民間文芸叢書別巻

      『聖獣伝説-夢万年』  講談社

      『龍とドラゴン-幻獣の図像学』 (イメージの博物誌 第13巻)F.ハックスリー著 中野美代子訳 


 
 今日から鎌倉関係の本を読んでいるが、『天女と五頭竜伝説』に少し触れられている。

『天女と五頭竜伝説』は比叡山延暦寺の皇慶(977~1049)が永正2年(1047)に『江嶋縁起』の中で記されているらしい。

 江ノ島神社は 江ノ島の島内ほぼ全域を境内とする神社で、この地には昔、五頭龍が住んでいたという伝説が残る。

 ▼

『天女と五頭竜伝説』には、

     龍は、暴れ物の神々さえも手下にして、山は崩す。

     病を流行させる。
  
     洪水台風。

  ▼

  人々は、生贄を捧げたりして静めようとした。

  失敗に終わり、村は荒れ果ててしまう。

  ▼

  子死越(現在の江の島対岸で鎌倉市の腰越)と呼ばれる様になる。

  ▼

  552年、子死越(腰越)前方の海に暗雲たちこる。

  天地が震動してその雲の上に天女が現れる。

  しだいに雲がはれると海面に忽然として島が現れた。

  ▼

  天女が舞い降りる。

  天女は江ノ島の弁財天

  ▼

  龍が恋をする。

  善行を約束して結婚。

  天女と龍は夫婦となる。

  ▼

  龍は死期を悟る

  海を離れ、山に姿を変える(現在の藤沢市龍口山)






 悪行を悔い改め神になるパターンは雑司ヶ谷鬼子母神堂など、多くの伝承に見られるが,私の好きな聖獣の中の龍とあってはことさら興味深い。

 私は江ノ島には行ったことがない・・・。


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私の好きな日本のほんの一部を紹介いたしましょう・・・  (8枚)

2010-04-16 | 神社仏閣・祭り


      私の好きな日本のほんの一部を紹介いたしましょう・・・



















 美しくって、うっとりとしてしまいます。




           (写真は例年四月初旬、MIWA神社で行われるGOEN能『MIWA』です。)


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川端康成  (冷たい、つめたすぎる雨が降る・・・。)

2010-04-16 | 民俗考・伝承・講演



 38年前の今日、川端康成は逗子の仕事部屋でガス自殺した。

 川端康成の自殺の原因はいろいろといわれている。

 しかし実際のところは、誰にもわからない。


 彼は自殺する4年前にノーベル文学賞を受賞。
 
 川端康成はまわりからいろいろとささやかれる中、自分でも執筆に悩んでいた。

 彼は文体を持たない作家として有名である。


 彼の受賞時は記憶には無い。

 だがその後も度々流される彼の苦悩の言葉は、テレビにも流され、なにがしらに載せられることがある.

「必ずしも人のためになる物とは限らない。むしろ、ためにならないものを書くかもしれない」

といった本来の芸術魂に燃えた彼の言葉は、あとになって目にしても、心に響いている。


 川端康成は大阪生まれ。

 彼の生まれた大阪の生家にわたしはなじみが無いが、大阪といえば旅芸人や芝居小屋の多かった土地出会ったと赤松啓介などが記されている。

 医者の息子であった彼が東大文学部を卒業。

 いろいろなタイプの小説を書き上げた一方、踊り子たちと親しくしていたという。


 後年、頼まれた書評が書けずに、何十年も前の文を再度使用したという川端康成に、一体どういった心の揺れや葛藤があったのだろうか・・・。

「必ずしも人のためになる物とは限らない。むしろ、ためにならないものを書くかもしれない。」
と噛み締めるようにつぶやいた彼の

      『むしろ、ためにならないものを書くかもしれない』

といった部分の作品や文を読んでみたかった・・・。


 かって『眠れる美女』などの多くの作品を描いた彼を忘れ去ってしまったのだろうか・・・。

 今日はなんだかしんみりとしてしまう。

 今日は季節はずれともいえる冷たい、つめたすぎる雨が降る・・・。


 ちまたでは本日 村上春樹の『1Q84 BOOK3』発売部にあたり、早朝から書店に並ぶ人が耐えなかったという。

『1Q84 BOOK3』は今頃は完売状態だろうか・・・。

 こんな日はそういった明るい話題は気が晴れる。
 


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歌舞伎座さよなら公演 御名残三月大歌舞伎 二部 『筆法伝授』『弁天娘女男白浪』

2010-04-15 | 歌舞伎




       歌舞伎座さよなら公演 御名残三月大歌舞伎 二部

                         『筆法伝授』『弁天娘女男白浪』


               









 

第二部


  菅原伝授手習鑑

一、筆法伝授(ひっぽうでんじゅ)

  菅原館奥殿の場
  同 学問所の場
  同 門外の場

             菅丞相  仁左衛門
            園生の前  魁 春
              戸浪  芝 雀
           左中弁希世  東 蔵
            武部源蔵  梅 玉


二、弁天娘女男白浪(べんてんむすめめおのしらなみ)

  浜松屋見世先の場
  稲瀬川勢揃いの場

         弁天小僧菊之助  菊五郎
            南郷力丸  吉右衛門
            忠信利平  左團次
            伜宗之助  菊之助
          浜松屋幸兵衛  東 蔵
           赤星十三郎  梅 玉
          日本駄右衛門  幸四郎

 4月8日、9日の二回、歌舞伎座さよなら公演 御名残三月大歌舞伎 二部を楽しむ。

 なぜ、二部を二日続けでチケットを確保したか。

 それは仁左衛門丈の『筆法伝授』をじっくりと楽しみたかったことと、『弁天娘女男白浪』の男前 日本駄右衛門をみたかったからに他ならない。



 案の定、仁左衛門丈演じる菅丞相はよかったし、演目自体もたいへん良かった。

 がっちしと芝居を楽しみたいわたしは、『筆法伝授』のような芝居は好きである。

 落ち着いた流れの中で『筆法伝授』は随所におかしみをちりばめられ、満足のいく舞台だった。


『弁天娘女男白浪』はかっこ良かった。

 幸四郎丈が男前である。

 どちらかというと8日より9日の方が迫力が感じられた日本駄右衛門。

 今回も9日にはロビーで、美しい藤間紀子さんがご贔屓さんにご挨拶をなさっておられた。


 弁天小僧菊之助の眉間につけられた傷が二日とも同じ形だった。

 昔のように耳の後ろから紅をおいて、ピッ!と自然に描いてほしいな...な~んて思うのは、わたしだけかしら^^

 とはいえ、流石本家の菊五郎丈。

 弁天小僧菊之助の決め台詞にうっとり


 それにしても、梅玉丈の赤星十三郎はぴったし!素敵でした!




 今回も記録のみにて失礼申し上げます。
 



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『梁鹿秘抄』から 遊びをせんとや生れけむ 戯れせんとや生れけん・・・

2010-04-15 | 梁塵秘抄(今様)

(写真は奈良県庁の賛否両論あるが、最近やっと奈良県民はこのキャラに慣れてきたという せんとくん。

 あそびをせんとや せんとくん
                  である。...違うか^^;;)


 昨日『神歌』の【とうとうたらり たらりら たらりあがり ららりとう】を考えていたら全くわからなくなってしまった。

 多分、いい加減なことを書いているのだと思う...。

 考えれば考えるほど知らないことに気づく。

 仕方が無いので◯◯に、聞く。

 すると、三冊の『梁塵秘抄』を貸してくれた。


  『神楽歌 催馬楽  梁鹿秘抄 閑吟集』日本古典文学全集51巻 

  『梁鹿秘抄』西郷信綱  日本詩人選22
  
  『梁鹿秘抄』新潮日本古典集成

 三冊を出してくれたのはいいが、話が長い。

 自分が本を見ては楽しそうに話しだす始末。

 結局は『神歌』についてははっきりとしたアウトラインはわからなかったが、『梁鹿秘抄』についてはある程度理解できた。



『梁鹿秘抄』三冊を見比べると面白いことに気がついた。

 わかりやすいので四句神歌 359の


    遊びをせんとや生れけむ

    戯れせんとや生れけん

    遊ぶ子供の声きけば

    我が身さえこそ動がるれ

 解釈は微妙に違う。

 一般的には遊女が詠んだとされているが、

    【老境に入ろうとして、過去をかえりみ、子供の童心に憧れる微妙な心理の動き】
           (『 梁鹿秘抄.』西郷信綱  日本詩人選22   21ページ)
という解釈があってもいいのではないか.......と思っていたわたし。

 日本詩人選22『 梁鹿秘抄.』で西郷信綱は
    【それは棒読みだ】
と説く。 

 西郷信綱は読んでいて面白い。 



『神楽歌 催馬楽  梁鹿秘抄 閑吟集』で「神楽歌」の始まりといくつかの歌を読むがこれも興味深い。

『竹斎』『宮田登に本を語る』『伊勢物語 大和物語』『美術の歩み 上下』『正倉院』『ゾロアスター教』........。

 読みたい本がわたしの机のまわりには多く積まれ、少々焦る。 



         知らないことばかりが山積みだ。

         こりゃ!楽しいぞ^^
 

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『神歌』【とうとうたらり たらりら たらりあがり ららりとう】

2010-04-14 | 観世流(続)百番集、日本古典文学大系(謡曲)、能楽関係本


     『神歌』



シテ  とうとうたらり たらりら
   たらりあがり ららりとう

地謡  ちりやたらり たらりら
   たらりあがり ららりとう

シテ  所千代までおはしませ

地謡  我等も千穐さむらはう

シテ  鶴と亀との齢にて

地謡  幸ひ心にまかせたり

シテ  とうとうたらり たらりら
    ちりやたらり たらりら
    たらりあがり ららりとう

ツレ  鳴るハ瀧乃水
   鳴るハ瀧の水 日ハ照るとも

地謡  絶えずとうたり ありうとうとうとう

ツレ 絶えずとうたり 常にとうたり

   千歳之舞

ツレ 君の千歳を経ん事も 天つ少女の羽衣よ
   鳴るハ瀧乃水 日ハ照るとも
  
地謡 絶えずとうたり ありうとうとうとう

   千歳之舞

シテ 總角や とんどや

地謡 尋ばかりや とんどや

シテ  坐して居たれども

地謡  參らう れんげりや とんどや

シテ  ちはやぶる 神乃ひこさの昔より
   久しかれとぞ祝ひ
   そよやりちや

シテ およそ千年乃鶴ハ
   萬歳樂と謳うたり
   また萬代の池乃龜ハ
   甲に三極を備へたり

   渚乃砂 さくさくとして 朝乃日の色を瓏じ
   瀧の水 玲々として 夜乃月あざやかに浮かんだり

   天下泰平 國土安穏
   今日乃御祈祷なり

   ありはらや なぞの 翁ども

地謡 あれハ なぞの翁ども
   そやいづくの翁とうとう

シテ  そよや

シテ 千穐萬歳の 喜び乃舞なれば
   一舞舞はう 萬歳樂

地謡  萬歳樂

シテ  萬歳樂

地謡  萬歳樂




 
『神歌』は何度聴いても心が落ち着く。しかし、『百番集』などを何度読んでも、意味がはっきりとはわからない。

 日本音楽叢書 7の『国立劇場 民俗芸能【一】』(日本音楽之友社)には『神歌』『翁』『三番叟』の関連した項目もあったが、言葉の意味には触れられてない。

 一説によるとチベットの関係だとか中国に関係しているのだとか...。

 

 翁面は元々は五穀豊穣の神事に使用されたという。

 また、『梁塵秘抄』に四句神歌画あり、そこには
           【瀧は多かれど、うれしやとぞ思ふ、鳴るは瀧の水、日は照るとも......】
と、本には記されていた。



【瀧は多かれど、うれしやとぞ思ふ、鳴るは瀧の水、日は照るとも......】

 上は『神歌』にある
           【鳴るハ瀧乃水  鳴るハ瀧の水 日ハ照るとも】
といった内容に関係する。



 上から考えると『神歌』の【とうとうたらり たらりら たらりあがり ららりとう】などは、滝の流れ落ちる音であったのか?



【鳴るは滝の水、日は照るとも、絶えずとうたり、ありうとうとうとう】

 上は農業に携わる者にとっての祈願を込めた雨乞い歌。或は感謝の讃歌かもしれない。

 昔から水や鳴神に特別の思いを込め、龍神を祭ったり『翁』といった仮面劇を待ったのではないか。

 

 それだけに 生活に結びついた呪文のような言葉【とうとうたらり たらりら たらりあがり ららりとう】はわたしたちの心に響くのかもしれない。



 
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雑司ヶ谷鬼子母神堂 【柘榴文様 編】  (写真13枚)

2010-04-14 | 民俗考・伝承・講演



         雑司ヶ谷鬼子母神堂 【柘榴文様 編】





 下の写真はどこかに柘榴の文様があります。▼


















              

              



 以前雑司ヶ谷鬼子母神堂 【大型絵馬 編】を記録した。

 今回は雑司ヶ谷鬼子母神堂 【柘榴文様 編】を記録したい。

 鬼子母神は自分の子の空腹を満たすために他人の子をとらえ食べさせたといわれている。

 別説によると、自分が他人子の子を食べたというのもある。

 いずれにせよ、仏教典によるらしい。

 

 釈迦は鬼子母神が可愛がっていた一番末の子を隠す。

 子を失う母親の苦しみを諭し、仏教に帰依させた。

 鬼子母神はその後 護法神となり、子供と安産の慈愛の象徴となった。



 一方柘榴は中国でも子孫繁栄の吉祥となっている。



 釈迦は鬼子母神が罪を悔い改めた際に、
      再び子を喰いたくなるような事があれば柘榴を思うように
と柘榴を提案。

 柘榴の多くの実は子供達を連想させる。

 このことから
      子を喰う代りに、柘榴を喰うように
と諭したという。



 不思議なことにイランなどの中東でも柘榴は特別の文様で、古くから多様されている。

 絵やタイル画や陶磁器や絨毯などに多く見られる柘榴は、唐草文様と同様まじみ深い。

 冬には店頭に並ぶ色鮮やかな柘榴は、絨毯の染め色や料理の煮込みやジュースや柘榴ソースといった実用にもされ、イラン人にとってはなじみ深い実。


 中国の吉祥文様や中東を考えると 日本人にとってなじみの薄い柘榴が、こういった仏教伝承として伝えられているのは、非常に興味深い。



             2010年3月8日早朝     東京.池袋近く 雑司ヶ谷鬼子母神堂にて

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何となく、今夜は......

2010-04-13 | 乱鳥徒然 Rancho's room.




 ご訪問いただいておりますみなさま、いつもありがとうございます。

 コメントやトラバやgooホームメッセージをいただいておりますみなさま、本当にありがとうございます。

 いろいろと教えていただいておりますみなさまにも感謝申し上げます。


 今週は3度、450を超えるアクセスを頂戴しました。

 拙い記録ブログをみていただき、ありがとうございます。


 みなさまの暖かなお心遣いが心の支えとなり、2006年4月に開設しましたブログ『乱鳥の書きなぐり』も約4年続いております。

 29日には5年目を迎えます。

 正直こんなに長く続くとは思っておりませんでした。

 これもみなさまのおかげだと思います。ありがとうございます。


 はじめの頃は自宅近くの田畑の写真をUPしたり......、パン作りや本やお芝居や美術館の記録でした。

 パンは今も週4回程度は焼いていますが、自然醗酵などでは無いのでカテゴリーを省いてしまいました。


 ほぼ興味は変化していませんが、伝統芸能と民話が転じて、途中で民俗学に関心を持ち始めました。

 木々高太郎の『網膜脈視症』と出会い、全集を読んだのも忘れられません。彼は安部公房と同じくらいに好きな作家です。

 これらの出合はわたしにとっては幸運だったといえるでしょう。
 

 ちらちらと見返してみると本の好みはその時々の興味に移行していて面白いなと感じます。

 例えば中国に行っていた頃は集中して中国関連の本を読み続けていました。

 まるで本の項目は自分史のようです。

 読んでもすぐに忘れてしまうのもわたしの癖で一向に生長しない難点は拭えませんが。(とほほ......。)


 ほとんど他のページを参考にしないことが多く、自分の感覚で好きなものは好きと書いています。

 よって他の方と感覚が食い違うことも多いと思いますが、失礼があればお許し下さい。

 記録だけのブログではありますが、これからもよろしくお願いいたします。





 

                        2010年4月14日       乱鳥合掌
 



【乱鳥の書きなぐり】のアクセス・ランキング

アクセスとランキングの状況を表示します。ランキングは上位10000件まで表示されます。

過去1週間の閲覧数・訪問者数とランキング(日別)

日付 閲覧数 訪問者数 ランキング
2010.04.12(月) 2768 PV 466 IP 1544 位 / 1394671ブログ
2010.04.11(日) 2447 PV 468 IP 1429 位 / 1394171ブログ
2010.04.10(土) 1666 PV 387 IP 1852 位 / 1393660ブログ
2010.04.09(金) 1845 PV 394 IP 1870 位 / 1393145ブログ
2010.04.08(木) 2431 PV 412 IP 1806 位 / 1392691ブログ
2010.04.07(水) 2246 PV 416 IP 1801 位 / 1392157ブログ
2010.04.06(火) 2067 PV 454 IP 1569 位 / 1391609ブログ
過去3週間の閲覧数・訪問者数とランキング(週別)

日付 閲覧数 訪問者数 ランキング
2010.04.04 ~ 2010.04.10 14241 PV 2903 IP 1778 位 / 1393660ブログ
2010.03.28 ~ 2010.04.03 13057 PV 2758 IP 1898 位 / 1390068ブログ
2010.03.21 ~ 2010.03.27 12531 PV 2743 IP 1963 位 / 1386161ブログ
トータルアクセス数

トータルアクセス数を任意の値に変更できます。「テンプレート編集」画面で設定できる「アクセス状況」モジュールに反映されます。
※日別の閲覧数・訪問者数とトータルアクセス数の加算タイミングにタイムラグが生じる場合があります。

トータル閲覧数(PV) 431162PV
トータル訪問者数(IP)125838 IP

コメント (8)
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