早いもので2022年も本日で終わりです。毎年1年間の長さがどんどん短くなってきていますが、最近は益々そのことを実感しています。特にコロナ禍以降のこの3年間はあっという間に過ぎた感があります。よくライフワークバランスと言われますが、今後は、少しずつライフのウェイトが上がっていくだろうと思います。オーディオも、ライフの一部を担う貴重な時間です。この3年間でシステムの方の整備がかなり進んだので、オーディオ寄りから音楽寄りに移行できたら、とも思います。ブログの表題のような時間を過ごしたいものです。
コロナ禍の3年を振り返ると、初年度はMFPC、次年度はDAC、DDCの導入がメインの投資となりました。今年は機器への投資はありませんでしたが、WELLDELTAの導入が一気に進みました。昨年末から今年にかけてDAC、フォノイコ、センターのラック、更にはアナログプレイヤーへの導入まで進みました。システムの上流の整備が進んだ分、下流での取りこぼしを抑えることが課題だったとも言えます。その一つの答えが振動対策であったように思います。シルバー系統が多い拙宅のシステムとデザイン面での相性も良かったです。
HarubaruさんからWELLDELTAの回転系機器への効果を伺っていたので、アナログプレイヤーへの導入を検討していました。デジタル系からアルミブロック付きのWELLDELTAを一時的に外し、Delphi Mk6の足元に敷いて効果を予習しました。音の粒立ち、スピード感、低音の沈みこみが改善が期待できたので、 導入に踏み切りました。実際に導入したのは初夏の頃でした。Before-AfterをHarubaruさん、Lotus Rootsさんにも聴いていただきました。デジタル偏重であったマイオーディオですが、風向きが変わった年だったと思います。
ラックの下のWELLDELTAが効くことを、オフ会やPhilewebの記事で知ることとなりました。機器の下の振動対策は機器のポテンシャルを引き出すわけですが、ラックの振動を抑えてくれるわけではありません。ラックにはアナログプレイヤー、プリアンプが導入されおり、影響範囲も広いと判断し導入してしまいました。こちらもアルミブロックは付けずに、ラックのスパイクをWELLDELTAの受け(穴)に直刺し、しています。音の取りこぼしが減り、全体的に細かい音まで見通せるようになったように感じています。
オフ会を通じて、いくつか改善の余地に気付くこともできました。まず分かったのパワーアンプの足元です。現状のQuadRingからバベルに切り替えた時の変化に驚きました。あらためて下流の振動対策の必要性を感じた次第です。バベルそのものは高額なので、すぐには手が出ませんが、ボトルネックを自覚できたことは良かったと思います。あと、これまであまりケアしてこなかった電源回り、ケーブル回りもあれやこれやと試す価値がありそうです。音の変化を以前より捉え易くなった(システム&耳)と感じており、敢えて基礎に戻るのも面白いと考えています。
コロナが3年目となりwithコロナへ移行しました。一時期控えていたオフ会は、今年あたりから従前の状態に戻ったと言えます。これ自体は嬉しいことです。Philewebコミュニティの終了等、変化点もありますが、一度つながったネットワークは形を変えて残ります。来年も月1回程度のオフ会を持たせていただければ、ありがたいです。あらたな出会いもあるかも知れません。今年も拙ブログへの訪問ありがとうございました。来年も皆様にとって良い年であることを願って、本年最後の記事とします。