珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

山開きin山梨

2014-04-29 09:26:02 | その他
いよいよ連休が始まりました。11連休となる方も多いでしょう。休む予定だった28日が出社になってしまい、私は8連休+αといった感じです。26日の土曜日は、今年最初の登山となりました。向かったのは山梨県の蛾ヶ岳(ひるがたけ、と読みます)です。珍しく紅一点を含んでメンバー5名で登ってきました。5月末には南アルプスの笊ヶ岳が控えており、足慣らしも兼ねています。中央高速を甲府南インターで降り、身延線を超えて、登山口である四尾連湖に向かいました。この時期、都会と山では花期にタイムラグがあり、ビデオテープを巻き直したような光景に出合えます。四尾連湖畔でもサプライズが待っていました。

天候には恵まれました。蛾ヶ岳の山頂からは南アルプスの眺望を楽しめます。汗ばむ陽気に、何となく初夏の雰囲気も・・・。


山頂から見た、四尾連湖です。富士五湖を含む、富士八海の一つだそうです。湖の右側にある開けた場所が駐車場、登山口となっています。そこから1時間半ほどかけて、休憩1回で登りました。


南アルプスの反対側は、富士山です。残念ながら全貌を現してくれませんでした。


白根三山(右から北岳、間ノ岳、農鳥岳)です。真冬の好天時は、横浜方面からも真っ白い三山を見ることができます。実は、職場からも見ることができます。因みに北岳は日本で2位、間ノ岳は4位の高峰です。3位に北アルプスの穂高岳、5位に槍ヶ岳とランキングが入り組んでいるのは面白いです。


南に目を移すと、悪沢岳、赤石岳が見えました。こちらも3000m級のジャイアンツです。大学の2年、3年の時分、2回に分けて南アルプスを縦走しました。えらく苦労したことは憶えていますが、その時にしか出来ないことだったと改めて思います。


道中はヤマツツジが散在していました。都会の公園で今、花盛りのツツジに比べると素朴ですね。他にヤマザクラ、カタクリ、スミレなども楽しめました。


この日一番のサプライズは四尾連湖脇の桜です。ご覧の通り、満開でした。甲州の桃源郷は時すでに遅し、でしたが、これで取り返せました。弘前に行かずともGW中の桜を楽しめたというわけです。


鶴見の三ッ池公園もそうですが、池や湖と桜は相性がいいです。


湖畔は一周、10分程度で散策できます。途中、振り返ると蛾ヶ岳が見えました。


この日は、予報通り気温が高く、いい汗をかくことができました。インターに向かう途中にあった地元の温泉、みたまの湯に寄って汗を流しました。なかなか身延方面へ足を延ばす機会はありません。単線の身延線を見て、電車に乗って静岡方面に出るのもいいと思いました。GWの初日ともあって、帰りの中央高速はスムーズでした。高尾駅で解散後、帰路につきました。高尾と言えば、3月上旬にニッキーさんを訪問して以来です。私の仕事の都合で日曜日のオフ会を連休半ばに再設定させていただきました。いつになく、若い方の向けプログラムで、どんな展開になるでしょうか?
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じょんびさんご夫妻を招いて

2014-04-27 08:02:51 | オフ会
20日の日曜日は、じょんびさんご夫妻にお越しいただきました。じょんびさんとは、昨年の今頃以来、2回目の相互訪問となります。当初、3月に拙宅での開催を予定していたのですが、例の真空管トラブルで延期となっていました。じょんびさんからは”復旧を最優先で”とのご配慮をいただき、新しい真空管の安定度動作を確認して、ようやく仕切り直しとなりました。これまで同じお宅を何度か訪問する機会がありましたが、不思議と前の音の印象は残っているものです。果たしてじょんびさんには、拙宅の音(の変化)どう映るのでしょうか?恐くもあり楽しみでもありました。

いつものようにオフ会の午前中は掃除と買い出しに追われますが、前の週がK&Kさんとのオフ会だったこともあり、掃除は手短に行えました。3時のおやつも週が続くと、(お客様には関係ないのですが)こちら側としては変化が欲しくなります。成瀬のお店を開拓してみました。


ジャズ聴きのじょんびさんには勿論ジャズは用意しましたが、デジタル、アナログ通じて1/3程度に抑えました。残りは洋楽(ほぼ米国系)と懐かしの邦楽です。こちらが変化球として出した曲やアーティストを、ほぼご存じだったので選曲の、やり甲斐がありました。昨年の訪相互問を通じてご夫妻共に洋楽がお好みであることが分かっていました。当時、ベストヒットUSAでかかっていたような曲と言えば、懐かしさを覚える方も多いでしょう。先日の訪問で印象的だったロックも外せません。ただ、私の好みはブリテッシュ、じょんびさんの好みはアメリカンです。コレクションが手薄ですが、ベスト盤やコンピレーション盤から選曲しました。


取り留めもなくオーディオと音楽の話を交えながらの4時間となりました。冒頭のBoney MとBilly Joelを聴かれた段階で、じょんびさん、音の変化をキャッチされていました。音場の広がり、ヴォーカルの定位、音の粒立ち(エッジ)は改善されているようです。ボリュームに頼らずに低音の迫力が出ているとのコメントは嬉しいですが、これは褒めすぎですね。先日のK&Kさんも言われてましたが、センターポジションを外しても音場がくずれない、といった点も挙げていただきました。概ね指摘いただいた内容は、私自身もこの1年で実感していることであり、方向性は間違っていなかったと思う次第です。

前回の相互訪問後の機器変化を振り返ってみます。
・AIT LABOのDAC導入(5月)
・Cubox2機目導入(9月、1機目は入力電圧ミスで破損)
・Javs X-DDC Plus導入(9月)
・PLANEXのHUB導入(9月)
・DEQ2496導入(10月)
・PLANEXのHUB導入(2014年2月、HUBの2台連続つなぎ用)
です。要はソース回りを小まめに変えてきたことがわかります。AIT DACの影響が大きいとは思いますが、他の要素の積み重ねも効いているはずです。HUBの2台目、実はじょんびさんからの買取です。どの機器でも合う、合わないはありますね。

休憩を挟んでじょんびさんご持参の「Sunny」(StanleyTurrentine)を堪能した後は、お決まりのアナログタイムです。アナログの方は、カートリッジがオルトフォンからフェーズメーションに変更になっています。じょんびさんも各地でアナログの音を聴かれているようですが、それぞれ個性があると伺いました。拙宅のアナログは自然な音だと感じられたようです。アナログ然とした音・・・というのが今一つ分かっていませんが、そういった主張の無い、聴きやすい音ということでしょうか?デジタル、アナログの切磋琢磨は今後も続きますが、両者をかけ離れた音にせず、微妙にデジタル・アナログの違いが分かる状況にしたいと思っています。


私も最近多くのお宅を訪問し、音を聴かせていただいてます。同じ音は一つとしていないことを都度実感しますし、音の記憶は想像以上にずっと残りますね。それは音楽とセットで覚えているからなのでしょう。日常の忘却曲線には明らかに乗らないようです。じょんびさん、奥様、濃い時間をありがとうございました。双方、音を磨いたところで、また定点観測をいたしましょう。
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Vienna Acoustics LISZT試聴

2014-04-20 08:13:01 | オーディオ
昨日、ウィーンアコースティックスの新SPの試聴会に参加してきました。場所はAVACの秋葉原本店です。これまでマイナーチェンジ等はありましたが、新SPは久々の投入となります。同社のSPには大きく、ハイエンドのKlimt Seriesと中堅クラスのConcert Grand Seriesがありますが、新たにImperial Seriesが加わります。ナスペックによると、正式リリースは5月下旬だそうです。新SPの名称は、LISZTです。作曲家の名前を冠するのはConcert Grand Seriesと同様ですが、使われているユニットやスタイルはKlimt Seriesとも重なります。噂を耳にしてから2年、ようやく現物を見ることができました。

会場は湯島駅の近くです。13:00からの開始でしたので、腹ごしらえは外神田の花ぶさにしました。ここも池波正太郎が通った店として有名ですが、これまで行く機会がありませんでした。昼のランチであればリーズナブルな値段で楽しめます。土曜日なので比較的空いてました。おそらく平日の昼はランチ、夜は接待でビジネスマン中心でしょう。いくつかランチの選択肢がありましたが、筍ごはんと天ぷらにしました。しっかりした味に満足しました。筍と木の芽の組み合わせに旬を感じます。いつかは池波さん命名の「千代田膳」をと思いますが、何かの区切りに家内と行くのが賢明のようです。


スタートまで間がありましたので、不忍池まで散歩しました。蓮はこの時期でもまだ枯れ姿なんですね。


AVAC秋葉原本店です。試聴会参加者は5人でした。やはりマイナーなSPということです(苦笑)。以前こちらで開かれたOctaveのデモに参加したことがありますが、その時も数名でした。


LISZTの全体像です。トップのユニットは向きを自由に変えることができます。これはフラッグシップのThe Musicと同じ構造です。The Musicは前後のあおりも調整できますが、LISZTはコンパクトなこともあり、水平方向のみの調整です。2年ほど前に、プロトタイプの話題がありましたが、当時は調整機構はありませんでした。逆に当時あったスーパーツィーターは無くなっています。検討期間中にいろいろあったのでしょう。ウーハーは3発は見た目に迫力がありますが、実際にはサランネットで覆うことになると思います。実は音より、大きさを気にしていました。許容範囲でしたので第一段階クリアといったところです。


拡大図です。奥行きは435mmです。後ろ壁から離すことを考えると、拙宅だとギリギリです。


送り出しもナスペック取扱いの製品です。プライマーのユニバーサルプレーヤーBD32は、ブルーレイに記録されたハイレゾ音源の再生が可能です。プレイバックデザインはDACの印象が強いですが、今回はプリメインアンプIPS-3です。USBのデジタル入力もあるので、DAC兼プリメインアンプとなっています。アメリカではこのようなスタイルが増えているとのことでした。


約2時間、クラシック中心の試聴となりました。出だしは音量の問題もあったようです。何か軽くて硬い、ちょっと拍子抜けの印象でしたが、調子の出てきた後半は重厚感に納得しました。交響曲独特の凄味、ピアノの明快さ、ヴァイオリンの柔らかさ・・・バランスとれてました。定番のスティーリー・ダンの『Gaucho』はキレも十分です。冒頭、ナスペックの方からSPの設計者はクラシックだけでなく、AC/DC(リフ中心のメタルバンド)も楽しんでいるといった話がありました。LISZTもその点は心配ないようです。ヴォーカル像は大き目ですが、これは試聴環境の影響もあると思います。そこは試聴会に求めず、導入後の追い込みでしょうね。

と、あたかも購入するような書き方ですが、価格は気になるところです。正式リリース前なので記しませんが、想定より高かったです。他のシリーズも円安の影響で大幅に値上げされてます。アベノミクスはオーディオファンには厳しいです。アナログプレイヤーの時もそうでしたが、1年、2年かけてじっくりLISZTと向き合いたいと思っています。なお現有のSPはとても気に入っていて、メインを譲ったとしてもリビングで活用する算段です。
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K&Kさんを招いて

2014-04-13 11:02:35 | オフ会
1月に訪問させていただいた厚木のK&Kさんにお越しいただき、神奈川オフ会を行いました。お邪魔してから2か月半ほど経過しましたが、2度の大雪や、職場環境の変化、子供の受験終了、多方面へのオフ会参加・・・何かと詰まった春だったので、少々訪問が懐かしくも思えます。アンプ問題もありましたが、こちらは球の交換で乗り切りました。このところ訪問することが続いていたので、しばらくはお迎えシリーズとなります。拙宅にお越しいただく場合、田園都市線もしくは横浜線を使われる方が多いのですが、厚木のK&Kさんとは小田急線の玉川学園前で待ち合わせです。

12日は天候にも恵まれ、春らしさに溢れてました。例によって午前中は掃除や買い物に終始しました。車で迎えに上がった後、近所のレストランで腹ごしらえです。消費税の差3%以上にモノの値段が上がっているように感じるのは私だけではないでしょう。ランチの値上がり幅には驚いてしまいました。商売のことはよく分かりませんが、値段を据え置いて量で調整する、消費税の差の分だけ上載せする、値上げの良い機会と捉えるなど、選択肢はありますが、最後のパターンが多いような印象です。食事そのものには満足しましたが、リピーターさんでも躊躇する場面が増えるだろうと思いました。


K&Kさんは奥様とお二人でクラシックのコンサートに出かけることも多いと伺っています。先日の訪問時もクラシック中心に聴かせていただきました。クラシックを半分、残りをジャズ、ボサノバ、ポップスで割り振ってみました。経験上、最初の訪問先では音に慣れるの時間がかかります(少なくとも私は)。リラックスして聴いていただくのが望ましいですが、オーディオの場合、小難しくなってしまいますね。集中される方はお疲れのケースもあるでしょう。休憩を挟んだ後半はお気楽モードにします。お持ち込みの音源も効果的ですし、アナログレコードで70~80年代にタイムトリップするのもいいです。


今回持ち込んでいただいたのは所謂ハイレゾ音源でした。ただし176kHz/24bitの音源はイコライザの制限やら配線の問題もあって、再生できませんでした(翌日セカンドシステムでは再生できたので検証が必要です)。結局、再生できたのはK&Kさんが自ら録音された96kH/24bitの音源でした。ソプラノ歌手による小倉百人一首の淡路島で、お宅の石井式リスニングルームで実際に録音されそうです。私は録音の方はさっぱりですが、クオリティも高く、楽曲の素朴さ自然さが上手く捉えられているように感じました。レコードの方は八神純子をはじめ、60~80年代の邦楽ものを中心に聴いていただきました。


多くの方にとって、ウィーンアコースティックスのSPを聴く機会は少ないはずです。K&Kさんには”柔らかさ”が印象として残ったようです。特にヴォーカル、弦の柔らかさとのことでした。何か、ソナスファベールのイメージが重なりますね。勿論、SPだでけで決まる話ではありませんし、音源の種類によっても左右されるでしょう。アナログとデジタルの差が少ないと言われたことは、ある意味目指しているところでもあったので嬉しかったです。来週以降は、比較的ガツンとした曲を聴かれる方にお越しいただく予定となっています。柔らかさとは対極ですから、これはこれで面白そうです。

庭のドウダンツウジが見頃になっています。ツボミは先が尖って上を向いているのですが、花が咲くとご覧のように自重で下を向きます。なんとも穏やかな姿ですね。固い表情から一転して柔らかい表情へ・・・この両立ぶりをオーディオでも得たいものです。K&Kさん、楽しいオフ会どうもありがとうございました。6月に行かれるフランスの登山、ご安全に!そして満喫してきて下さい。
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春を迎えて~庭の花々~

2014-04-10 22:36:51 | その他
昨年の10月に庭の模様替えを行ったので、例年以上に春の到来が楽しみでした。特別に開放された皇居の桜には連日大勢の人が押し寄せているようですが、手頃なところで楽しむ花もいいものです。今まで咲いた花々からいくつか紹介します。

Bruchの記事の冒頭でレンギョウを紹介しましたが、レンギョウと共に春の到来を実感する花がユキヤナギです。本当は奔放に伸ばしたいところですが、スペースの問題もあって小振りに咲かせています。


新たに加わったクリスマスローズです。いつ頃から咲いたのか・・・ちょっと記憶があやふやです。


グランドカバーのムスカリです。色違いの2種を昨年の秋に仕込んでいました。


お向いさんにいただいたスイセンです。ブルーベリーの開花も間もなくです。


実が楽しめるジューンベリーですが、大抵は鳥に持っていかれます。


ドウダンツツジも咲き始めました。年によって花数に多少があります。今年は沢山咲きそうです。


雑草退治は億劫になりがちですが、庭がリニューアルしたこともあり、今年はそれも含めて楽しめそうです。エゴノキやモミジ、ヤマボウシの葉も生えてきました。2月の大雪の際、小まめに常緑樹に積もった雪を下したのが、随分昔に感じられます。
コメント (2)
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