珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

気になる新製品

2012-02-25 08:09:41 | オーディオ
V40SEのクリニック、まだ時間がかかるようです。ショップからは代替機の貸出の話があり、借りることにしました。昨日届いたので、早速、灯を入れましたが、やはり慣れ親しんだ音でした。今回は、久しぶりにオーディオ新製品の話題です。個人的に気なる新製品2つを紹介します。

今年のCESでVienna Acousticsの新しいスピーカー、Beethoven Imperial Grandがお披露目となりました。同社には大きく、ハイエンドのKlimtシリーズと、ミドルクラスのGrandシリーズがあります。私は後者のBeethoven Baby Grand(同シリーズでは次男)を使っています。最近は従来品のバージョンアップ版がリリースされていましたが、ようやく新商品が出て来ました。Klimtシリーズで培われたユニットが導入されています。まだ日本で正式に発売されているわけではなく、音を聴けるのはまだ先ですが楽しみです。


もう一つがエソテリックのUSB-DAC D-07Xです。私が現在使用しているD-07の後継機ですが、登場して2年で早くもバージョンアップです。このジャンルの進化の速さを実感します。Xの一文字違いですが、PCオーディオを楽しんでいる身からすると大きな変化です。USB転送がアシンクロナス転送になり、かつ192kHzのファイルまで扱えるようになりました。また外部クロックがUSB入力にも効くようなった点も注目です。やっと他社並みになったとも言えますが、価格据え置きなのでCPは高いと思います。


エソテリックには直接電話してバージョンアップサービスの有無を聞きました。残念ながら対応はしていないとの回答でした。筺体も変わっていますし、中身も総入れ替えに近いとの話でした。3月下旬には新しいクロックジェネレーターも登場するようです。D-07のUSB入力はおまけ感がありましたが、D-07Xで本腰が入ったように思います。ただ、D-07Xの登場であらためてフェーズテックHD-7A(約2年前にリリース)の先進性を感じます。

2つの製品、まずは聴く機会を持とうと思います。
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リッピング近況

2012-02-19 09:44:06 | オーディオ
PCオーディオの日進月歩の進歩には、いつも驚いています。最近、話題のDSD直接再生もその一つですが、嬉しいことにVoyage MPDでの再生が可能になったようです。asoyajiさん始め、フロンティアの方々にはいつも感謝するのみです。DSD音源の入手ルートとしては、1)SACDリッピング、2)配信、3)アナログレコードの録音が、考えられます。1)は機器含めてマニアックな方法しかない、2)は好きなアーティストの音源が無い、など課題は多いのですが、視界が開けたのは確かです。PCM音源とDSD音源を一元管理することが夢でなくなった・・・この意義は大きい!と思います。

さて、年末からフラフラしていたリッピング環境ですが、暫定の方針が固まりました。Pioneerの外付けDVDドライブ、DVR-XD10Jを購入して使っています。現在、市販されている製品で、リッピングユーザーを意識した製品として選びました。詳しい記事は、こちらに書かれています。電源はUSBケーブルからも取れますが、私はクリーン電源→ACアダプター経由で取っています。


この製品の特長はドライブのモードをユーザー側で設定できる点です。その中でもパーフェクトモードと呼ばれるモードを使っています。このモードの場合、読み取りに問題が生じるとドライブ自体が停止します。今のところリッピング途中で動作が止まったことはありません。


EACの設定は、Secure Modeです。Premium2で生じていたSync Errorですが、実はDVR-XD10Jでも曲によって出ます。ただし、決まって曲が終わった後の無録音部分で生じるので実用上は問題無いと思っています。Premium2では曲の途中でもSync Errorが出ていました。念のため、問題が生じたディスクにはログ(レポート)を残しています。問題の生じた曲は、時間に余裕のある時に、他のソフトやドライブの組み合わせで改めてリッピングし、バイナリ一致性を調べる予定です。

データベースに登録されているディスクについては、上手くリッピングができると"All tracks accurately ripped"と"No errors occurred" のメッセージが出ます。データベースにないディスクは、"No errors occurred" を合格の目安としています。


バイナリが一致するファイルでも、リッピング過程によって音が変わる、変わらないについて、は意見が様々ですね。切りがないとも言えるので、ログを残すことで、とりあえず先に進むことにしました。V40SEがクリニック中ということもあり、リッピングのペースが上がっています。
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OCTAVE V40SE クリニックへ

2012-02-11 15:24:36 | オーディオ
早朝の新幹線では新聞片手の朝食後、浜松から豊橋あたりまで一寝入りするのが大体のパターンです。ただし冬季で天気がいいと、ついつい車窓から山々を探して名古屋まで寝ないこともあります。雪化粧した山はそれだけで惹きつける魅力があります。出張時はほぼ2列席の窓側なので観賞には好都合です。富士山が映えるポイントはいくつかありますが、相模川を越えてから小田原に向かう途中と、三島から新富士に向かう途中が、私のお気に入りです。


新富士付近では南アルプスが楽しめます。まず南部の塩見~悪沢~赤石~聖の3000m級の山々が現れ、やがて北部の白根三山が見えてきます。この写真で右にちょこっと映っているのが北岳、中央部は間ノ岳と農鳥岳です。出張時にカメラを持ち出すことは滅多にありませんので、車窓からの撮影が難しいことがよくわかりました。矢作川付近からは恵那山、御岳山が見えました。ネットで調べたら、中央アルプスも見れるようなので次回探してみます。


さて、表題の通り、購入後2年経過したOCTACE V40SEをクリニックに出しました。本来なら2年間無事で・・・といった記事を書きたかったのですが、ここに来て保護回路がしばしば働くようになりました。今まで保護回路が動作したことは無く、たまたまだろうと様子見を決めていたのですが、その後も再発しました。購入店に相談し、メーカーチェックを受けることにしました。2年間頑健に動いてくれましたし、きちんと黄信号を出してくれたと思っています。


しばらくはサブシステムに専念とも思いましたが、このところリビングで遊びがちなラックスマンのL-501sをメインシステムに組み込んでみました。SN感、低音の質感ではやはりV40SE+Black BOXには敵いませんが、半日も聴いているとこれはこれで聴けると思いました。以前L-501sを使っていた時期は、ソース機器が全く違いますし(CDプレイヤーです)、平行法も追い込んでいませんでした。アンプ以外の改善が進んだこともあり、L-501sに極端なビハインドを感じません。


メインシステムはどうしてもグレードアップに注意が向かいがちですが、たまには3歩進んで2歩下がることもいいのではないでしょうか。入れ替えた双方の機器の良さを実感できるいい機会となりました。時期的にもアナログ導入前でよかったです。
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チャイナ&チャイナ

2012-02-04 05:58:47 | オーディオ
故障していた中国製USB-DAC SD-1955が戻ってきました。電源ボタンが利かなくなり、電源オンができなくるという症状でした。半年の保証期間をやや過ぎたところなので、寿命か?とも疑いましたが、さすがに半年で壊れるのは勘弁願いたいです。代理店に問い合わせたところ、修理ではなく新品購入が基本との回答でした。メールのやりとりで、何とか折り合いのつく金額で新品と交換となりましたが、オーディオ製品を長く使う日本の感覚との差を感じました。

こちらが新規に納入されたSD-1955です。ボタンの感触は以前とは微妙に違う感じです。前の機器では光入力において、ブルーレイプレーヤーからの音声が入力されない状態(HDD上の番組を探しているとき等)では、ノイズ音が激しかったのですが、交換品では改善されていました。おそらく小まめな改善が入っているのでしょう。購入金額が1万円で、保証のコストは度外視です。オーディオ機器の異常な高さも困ったものですが、安過ぎるにも理由があるということです。


デジタルは今年も試行錯誤が続きます。NASを組んで電源対策をやっていますが、つまるところLAN経由で入っていくるノイズを排除することに躍起になっているわけです。ならば最初からPCを使わないファイル再生をやればと考える方もいるでしょう。例えばiPod+iTransportもその選択肢の一つです。今回、紹介するSDカードを使ったトランスポートQA-550も同じような路線の製品です。まだ味見程度しか使っていませんが、なかなかの音が出ています。


QA-550は電源など改善の余地があるので、ボチボチ手をいれようと思っています。ただ操作性が悪く、小ぶりなSDカードでのファイル管理も骨が折れそうです。Voyage MPDがメインであることは変わりませんが、QA-550と切磋琢磨させ両者のレベルが上がればヨシと思っています。従ってSDカードには各ジャンルのお気に入りの曲やオーディオ視点のリファレンス曲をごった煮のように入れる予定です。

ところで、チャイナ同士の接続、つまりQA-550→SD-1955の組み合わせを試したのですが音がまともに出ません。メインシステムではかろうじて音がでますが雑音まみれ、サブシステムでは音すら出ません。QA-550→エソテリックD-07、Voyage MPD(UDIF7経由)→SD-1955は、それぞれ問題無く使えるので機能は満たしているはずですが。QA-550はサブシステムでの利用は考えていなかったので放置しておきますが、まだ???が多いチャイナ&チャイナといった感じです。
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