依然、暑い横浜方面ですが、8月前半のような猛烈な暑さではなくなりました。23日、久々のオフ会で、チューバホーンさんのお宅を訪問してきました。2月にHarubaruさんと訪問して以来、半年ぶりです。2月はちょうどコロナの走りで、日本がザワザワしていた頃です。半年間コロナであっという間に過ぎてしまいましたね。お昼過ぎから体の定期メンテナンスをしていただき、その後、オフ会となりました。同じく横浜からハンコックさんが合流し、オフ会がスタートしました。事前にSACDを1枚持ってきて、と言われていたのですが、その意味はオフ会で判明しました。
上流~中流の機器です。2月からの変化点はSACDプレイヤーの導入です。チューバホーンさんにはCD再生オンリーのイメージがありましたので、これは大きな変化点と言えます。プリアンプは全曲マランツ7で通しました。このところ私が参加する会では、マランツ7の登板機会が多いです。
この日の主役デノンのSACDプレイヤー、DCD-CX3 です。デノンの現在主流の機器からすると筐体がコンパクトです。2006年発売の製品で、私はこの日まで知りませんでした。当時の新品価格が12万円程度ですから、いわゆるエントリー機です。それでも使いこなすのがチューバホーンさんです。
2月にも聴かせていただいたファーストワットのパワーアンプF6です。2月ですら筐体の温度を気にされていましたが、対策として静音タイプのファンが二つ付けられていました。対策しないと途中で音が悪くなるそうですから、必須のアイテムと言えるでしょう。静音ファンの音も極めて静かでした。
こちらは温度のモニターです。決められた温度になるとファンが回り、F6の温度上昇を防ぎます。知り合いの方に回路を組んでもらったそうです。真夏のオフ会でも3時間、全く問題が生じませんでした。これで通年楽しめるので良かったですね。
さて、音楽鑑賞です。私が持ち込んだCD音源以外、ほぼSACD縛りでした。SACDは音源が限られるのが難点ですが、意外にもどんどん音源が出てきて驚きました。冒頭はベートーヴェンの「熱情」を新旧の録音です。河村さんの再生中、一部で船を漕いでしまったのは不覚でした。リヒテルの強烈な演奏が印象に残ったのですが、河村さんも同傾向の演奏とのことです。ハンコックさんは河村さんの盤を押されていました。いずれもハイブリッド盤ですので、拙宅でも再生可能です。秋の夜長のパートナーにさせていただきます。
モーツァルトのヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲、存在は知っていたのですが、実際に聴いてもいい曲ですね。他にアンネ・ゾフィー・フォン・オッターのオルガンをバックにした歌、フリッッチャイのベートーヴェン交響曲等、前半はクラシック中心となりました。ヒラリーハーンはハンコックさんの持ち込みです。
「LOVE SCENES」は90年代に私が最初に買ったCDです。SACDが出ていたのですね。ベースの力感、声の柔らかさを聴いて、久しく家で聴いていないことを反省しました。ダイアナクラールは比較的新しい「Wallflower 」のSACD盤も聴きましたが、「LOVE SCENES」の自然な音がSACDと合っている印象を持ちました。
私への配慮、毎度ありがとうございまうす。寺尾聡もSACDも意外ですね。自身のヒットアルバムを採録したようです。シングルのA面B面の曲を並べた太田裕美のSACDもレア過ぎます。他に森山良子、今井美樹を聴かせていただきました。最近はステサンも昭和歌謡SACDを出すようになりました。
最近タワーレコードから発売された吉田美奈子の「トワイライトゾーン」です。山下達郎とのコラボレーションです。腕利きのメンバーによる一発録音で、緊張感のある音でした。リスナーを鷲掴みする力がありますね。3時間ほどのサウンド交流の締めとなりました。
さて、SACDのサウンドです。①音がスムーズで聴きやすい、②細かい音まで訴求力を持つ、③ベースの重心が下がる、等良いことが多い印象です。グレースマーヤの定番のライブをSACDとCDで聴き比べましたが、鮮度が全然違いました。特にギターが顕著でした。2月にハンコックさんの持ち込んだLuminの印象が良かったことが、SACDプレイヤー導入のきっかけになったと聞きました。方向性を察知したら、その後はトライ&エラーで音を追い求める・・・チューバホーンさんらしい、導入経緯だと思いました。
オフ会終了後は、井荻の串焼処「まとい」で感想戦でした。私自身は2度目の訪問です。それにしても外でお酒を飲むのはいつ以来でしょうか?4時間近く、串焼きとビールと焼酎で談義を続けました。チューバホーンさん、ハンコックさん、楽しいオフ会ありがとうございました。