珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

テレサ・テン at ルイード

2021-05-30 19:12:52 | POPS(邦)
横浜方面は依然、梅雨入りしておらず、結局は例年並みか、それ以降の梅雨入りになりそうです。楽しみにしていたスーパームーンでの皆既月食も、雲に阻まれ持ち越しとなりました。次は2022年、スーパームーンでとなると2033年だそうです。緊急事態宣言が延長され、6月頭に予定していた東北の岩木山登山も、残念ながら中止となりました。夏休みの登山だけは何とか成立して欲しいところです。オフ会の方もしばらく予定がありません。緊急事態宣言の解除、ワクチンの広がり、(開催されれば)五輪の様子を睨みながらになりそうです。

先日紹介した「ふるさと村」の田んぼにも水が張られていました。盛夏を経て彼岸花が咲く頃、頭を垂れる稲穂を見ることになります。例年ですとこの時期はすっかり半袖になるのですが、朝晩の冷え込みからなかなか長袖が手放せないでいます。6月の天候は果たしてどうなりますでしょうか?


さて、先日紹介しましたテレサ・テンのライブ『テレサ・テン at ルイード』をリッピングして、MFPCを介したメインシステムで聴いています。この盤の存在は、GRFさんやチューバホーンさんを介して知っていましたし、何度か聴かせてもいただきました。自宅でも楽しみたいと思っていたのですが、盤には気をつけた方がいいとのアドバイスもありました。アマゾンでも新品は普通の値段で買えますが、中古品は1万円ほどの値がついています。ヤフオクの方は値段にばらつきがあり、アマゾンよりは安かったので購入を決めました。


このCDはテレサ・テンの没後、三回忌メモリアルとして1997年に発売されました。1976年の7月、新宿のライブハウス、ルイードでのライブです。帯には未公開秘蔵ライブとあります。私のテレサ・テンの記憶は、小学生時分に遡ります。レコード大賞の新人賞を争っている姿をTVで見たことを憶えています。来日前のアイドル路線を変更し、演歌路線へ切り替えた時期でもあります。その後、政治的な問題もあって80年代の再来日まで間が空きましたが、大活躍されたのはご存じの通りです。勿論、このライブの存在は知る由もありませんでした。

オーディオ的には音も気になるところですが、歌/演奏/トークを楽しめるのが何よりです。テレサ・テンの人柄にも触れることができます。邦楽/洋楽に加えて、台湾の民謡「高山青」や日本の童謡も取り上げるなど、選曲のバランスが良いです。「ジャンバラヤ」の冒頭、自らフルートを吹いて音を外す場面、ある意味このライブのハイライトかも知れません。異国で奮闘する若い女性歌手を応援する、演奏陣やお客さんの気持ちがオーディオ装置から伝わってきます。言語が変わっても(日英中)、芯がぶれずに惹きつける力は流石ですね。

持ち歌の「夜のフェリーボート」もいい曲ですが、一聴、「朝日のあたる家」がオーバーラップしてしまいました。念のため調べましたが、別の曲のようです。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

梅雨入り前に

2021-05-23 15:05:44 | その他
ここに来て仕事が忙しくなり、先週は記事を上げられませんでした。西日本では梅雨入りが発表されていますが、横浜はしばらくお預けになりそうです。もっとも、例年は6月第一週が目安ですので、梅雨入りされても困ります。一年の中で最も爽やかなイメージのある5月です。あと少しだけ満喫したいところです。26日は皆既月食もあります。今のところ雨は大丈夫そうですが、曇りでは意味がありません。スーパームーンですから尚更です。オホーツク高気圧に頑張ってもらいたいところです。

さて、いつもの散歩道にも初夏の風情が広がっていました。大山の山頂には雲がかかっていますが、今日はこのまま晴れてくれそうです。日差しが出た瞬間、初夏ではなく夏を感じました。あのモワッとする感じ、あれはあれで季節感があって好きです。この緑地の草むらは、これから一気に茂ります。


近所の田んぼに水が張られるのもこの時期です。もう田植えも終わったようです。過去に但馬能登の棚田を訪れたことがありますが、いずれも秋でした。水を張った棚田も素晴らしいのではないかと想像しています。日本がアジアであることを感じさせてくれるでしょう。



コロナ禍で一気に散歩ルートの開拓が進みました。一応、横浜市内ではありますが、こういった風景を探そうと思えば、いくらでも探せます。私が最初に横浜に住んだのは半世紀前ですが、当時から何ら変わっていない、と思われます。コロナが無ければ気づかなかったかも知れません。


どんなに忙しくても、少なくともセカンドシステムで音楽は聴いています。最近購入したCDから。脈絡もありませんが、ジャズが多いですね。テレサ・テンのルイードのライブ、ヤフオクで購入しました。勿論、再発CDではありません(安くなかったですが)。山中千尋はAmazon musicで聴いた「LIFE GOES ON」が気に入ってポチりました。「バードランドの子守唄」狙いで購入したのが、阿川泰子『JOURNEY』と女性トランぺッター&ヴォーカリスト、アンドレア・モティスのライブです。聴き込んだらレポートします。


何となく、緊急事態宣言は延長の空気感が漂っていますが、どうでしょうか。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ユーミンのアナログ盤

2021-05-09 16:58:13 | オーディオ
ハンコックさんのブログで、ユーミンのアナログ盤に関する記事がありました。お持ちのレコードの製造情報(型番、プレスマーク、マトリックス番号等)が一覧表に纏められていました。よく初期のプレスの方が音がいいと言われていますね。普通は同じ盤を何枚も所有することは無いので、音の違いを気にするのはマニアックと言えばマニアックです。アナログ再生のみならずデジタル化にも注力されているハンコックさんらしい記事でした。とはいえ、手持ちの音源はどうなのか、気になったので調べてみました。


ユーミンは荒井由実~松任谷由実まで、デジタルではほぼ音源を持っていますが、アナログはあまり持っていません。ざっと探して6枚出てきました。ユーミンのアルバムでは一番のお気に入りは『流線形'80』なのですが、これを持っていないことからも、あまり力が入っていないことが分かります(汗)。確認したのはマトリックス番号といって1S2等とレコードの内周に刻印されている数字です。Sの前の数字が若い方が初期に近く、音もイイそうです。音楽がモノだったことを実感させる話題ですね。

結論から言いますと、『コバルト・アワー』『紅雀』は両面1Sで始まりました。ベストアルバムの『ALBUM』はB面が1S、A面が3Sという?な状況でした。『OLIVE』は残念ながら両面3S、『昨晩会いましょう』は両面2Sでした。他に『ひこうき雲』があるのですが、これは東芝EMI製ではなく、アルファレコードの盤でした(発売元はビクター音楽産業になっています)。このケースは、論外ということかも知れません。『コバルト・アワー』が1Sだったことを知り、調べて得した気分です。

A面2S1、B面2S1でした。重い雰囲気の曲が多いアルバムですが、「カンナ8号線」「夕闇をひとり」を学生の頃によく聴いてました。


A面3S2、B面3S。この盤を聴くようになったのは、むしろ社会人になってからです。ウィーンアコースティックのSPを購入する前のシステムで、「未来は霧の中に」 をリファレンスにしていました。


A面3S、B面1S2とありました。数字が異なることもあるんですね。このアルバムは、荒井時代、松任谷時代の楽曲が混在しています。昨年、高値でCD音源を手に入れた「遠い旅路」はA面なので、残念でした。



『紅雀』はA面B面共に1S2でした。ただし、CDでも持っていないくらい、過去に接点のなかった作品です。CDで持っていないから、敢えてアナログで入手したものと思われます。


本日の最大の収穫です。ダメ元で見たら両面1S2でした!荒井由実時代の4枚は、やはりアナログでも揃えておきたいです。A面1曲目の「コバルト・アワー」のグルーブ感を引き出すのは、オーディオ的快感でもあります。冒頭の飛行機の音からして、1Sで始まる盤は違うと信じたいところです。ちなみに「卒業写真」は上記の『ALBUM』のB面に入っていますが、音は違いました。ベスト盤よりオリジナル作品の方が良かったです。マトリックス番号間の比較は、あくまでも同一の盤の話ですね。



こちらは東芝EMIのアルバムではありません。個人的には十分聴ける音だと思っていたのですが・・・。『ひこうき雲』『ミスリム』『14番目の月』の3枚は、1Sで始まる盤を探してみたいと思います。とは言え、ハンコックさんのリストを見ると、荒井由実時代の1Sで始まる盤は、入手が難しい気もします。


ハンコックさん、貴重な情報ありがとうございました。『流線形'80』の1Sで始まる盤をお持ちですね。コロナが落ち着いたら、是非、聴かせて下さい。中古レコード屋さんでは盤面のコンディションに加えて、マトリックス番号も要チェックで参りたいと思います。型番情報も活用させていただきます。
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ふるさと村

2021-05-02 17:07:53 | その他
今年もGWのオフ会は設定できず、のんびりした一週間となっています。横浜市は緊急事態宣言下にはありませんが、依然、まん延防止等重点措置中です。オーディオに向き合う時間はたっぷりあるのですが、2年連続となると嘗てのGWオフ会が懐かしく感じられます。この時期は比較的天候も安定し、新緑が眩しくなる季節でもあります。そういった空気感の下で行われるオフ会の雰囲気が好きだったのでしょうね。各所でのオフ会レポートを見るのも楽しみでした。来年こそは日常が戻ることを期待しています。

人との接触を避けつつ外出するとなると、散歩になってしまいます。普段は1.5時間ほど歩いていますが、GWは余計に時間もあります。本日は少し長めの散歩となりました。早朝、拙宅から徒歩30分で行けるふるさと村を訪れました。普段は入らない森林コースを歩いてみました。


コースはしっかり整備されています。こちらの橋は昭和59年に作られたようです。私が大学に入った頃ですから随分と経過しました。当時からずっとこの景観を保ってきたものと思われます。



早朝だったこともあり、人は数えるほどしかいませんでした。野鳥の声が木霊し心地が良かったです。前日の夕立で、道が柔らかくなっていましたが、想定内です。


見上げれば新緑と青空のコントラスト。木々の緑が一年で、一番眩しい時期です。


こちは大池と呼ばれる、ふるさと村では最も大きい池です。水面がほとんど動いていないので、空が鏡のように映っています。


ことも向けのビオトープは立ち入り禁止です。既にカエルの合唱が始まっていました。確実に夏は近づいています。


こちらは、むじな池と呼ばれる、小ぶりな池です。ここでも穏やかな時間が流れていました。


水車が展示されています。実際、奥の戸井から水が供給されていて、回りづづけています。世間的に言えば、持続可能なエネルギー利用、ということでしょうか。


田植えの時期までは、あと少しです。収穫の季節までは約半年あります。梅雨と盛夏を越さねばなりません。無事の収穫を願っています。毎年、同じことの繰り返しですね。


こちらは、よく使っているBlueDOOR Coffee です。今日は、時間帯が早すぎてまだ開店前でした。豆を購入する頻度も、この時期を境にだんだん下がっていきます。これも毎年の繰り返しパターンです。


長めの散歩を終えて自宅に向かいます。何となく雲にも夏の風情が感じられます。GWに入り、横浜方面は夕立、雷が続いています。


拙宅のある横浜市北部とその隣の町田市は、多摩丘陵と呼ばれ、街にアップダウンがあるのが特徴となっています。私が最初にこの地に住んで早くも半世紀になります。幼少の頃は、開拓は進んでおらず、住宅地から外れると、それこそ、ふるさと村のような光景が広がっていました。夏休み、クヌギ林に果物を仕掛け、クワガタムシやカブトムシを獲りました。川でドジョウを捕まえた事も懐かしいです。現在では、ふるさと村ですら、クワガタムシを見つけるのは難しいと想像します。景観だけは残って欲しいと願います。
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする