珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

2017年オーディオ振り返り

2017-12-31 18:09:24 | オーディオ
2017年も最後の1日となりました。1月5日は休暇の予定で、今度の冬休みは12連休です。音楽を聴く時間は普段より確保できますが、頭や体はあまり錆びつかないように、とは思っています。山の方は6日に初登りの予定です。毎年この時期、横浜方面は冬型の気圧配置となり、晴天が続きます。展望の良さそうな空模様と時間帯を選んで、いつもの散歩コースを歩きました。例によって大山と丹沢山塊です。今年は、大山、丹沢山、そして蛭ヶ岳と、この山域の主要な山に登ったので、同じ遠望でも感慨もひとしおの感があります。写真は30日の早朝となります。


例年と比べて、富士山の雪の付き方が弱いです。この時期、丹沢越の富士山は真っ白が当たり前だと思っていました。日本海側の連日の大雪のニュースからすると整合しませんね。先の鎌倉ハイキングではもう少し白く見えたので、見る方角の問題かもしれません。


一方で南アルプスの最高峰、北岳の方は、白峰三山と称されるだけあります。白く輝ています。自宅から歩いて15分ほどのこの場所で北岳を見れると知ったのは、もう6年も前になります。北岳の右の方で、ちょこんと頂を出しているのが大月の先にある滝子山で、行きたい山の一つです。


この日は家の大掃除、買い出し、ブログ書きなどで過ごしました。終日好天でしたので、夕方、再度出かけてみました。空の済み具合が今一つだったことに加え、タイミング遅かったようです。燃えるような夕焼けとはなりませんでした。少々粘って、西へと沈む夏の星座を確認してから家へ戻りました。


さてオーディオの振り返りです。今年もシステム的に大きな変化はありませんでしたが、夏に記事にしたように、1)SPの足元へのQuad Ringの導入、2)CuboxからlightMPD/upnpgwへの切り替え、が2大トピックスとなりました。前者は音の広がり、ニュアンスの表現に、後者は聴感上のノイズ低減に、それぞれ寄与したのではないか、と思っています。Quad RingはHarubaruさんとK&Kさんのご来訪が、lightMPDはひまさんとの交流(正確にはプッシュ)がきっかけとなりました。他にもいろいろと刺激を受ける場面が多かったですが、やり過ぎないこともオーディオを長く楽しむコツだど、自分に言い聞かせています。

オーディオ交流は、今年も活発に行いました。リピート訪問あり、初訪問ありで幅広く交流させていただいたことに、まず感謝いたします。オーディオの目的は、好きな音楽を好む音で楽しむこと。アプローチは人それぞれ異なりますが、その異なり方こそ、面白いとつくづく思います。追求が一段落された方、手を緩めない方、熱が再び入った方、路線を変えた方・・・これにも正解はありませんね。来年も出張がうまく合えば、あるいは登山計画とマッチングすれば、あちらこちらに出向きたいと思います。勿論、地元関東方面の方々も引き続き交流の方、よろしくお願いいたします。

2018年のオーディオ展望ですが、個人的関心度の高さ、優先順位で言うと、
・プリアンプの導入
・ルームチューニングの仕上げ
・新DACの導入
となります。投資に絡むので、前半はじっくり検討期間に当てたいと思います。

散歩の帰り道、これも恒例の梅の確認です。期待通りに年越しを待たずに一輪、一輪と咲いていました。一足早い春の実感です。本年も当ブログへのご訪問ありがとうございました。2018年も皆さんとって素晴らしい年となりますように!

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German Physiks友の会

2017-12-30 11:46:38 | オフ会
2017年最後のサウンド交流は、23日の第2回のGerman Physiks友の会でした。普段の交流とは異次元の世界ではありますが、年に一度、違った風に吹かれるのもいい刺激となります。会場のル・サロンは山下公園の真向かいで一等地も一等地です。敷居が高い気もしましたが、半分くらいの参加者は存じ上げています。GRFさんのブログを通じてHNを知っている方も多かったです。昨年より緊張感は和らぎました。素晴らしい音楽と美味しい食事にお酒、何より共通の趣味であるオーディオ。心配はたいてい杞憂に終わることも分かっています。

スタートは午後3時でした。元町・中華街駅で下車後、山下公園をぶらっとして会場に向かうことにしました。クリスマスイブの前日かつ、人気の観光スポットです。カップルが多いのは想定内です。氷川丸でワンショット。港ヨコハマにはやはり青空が似合います。


会場入りすると椀方さんとパグ太郎さんがソファーで寛がれていましたので、そのお隣へ。会自体は2部構成で1部はビール片手の音楽鑑賞、2部はワインと食事を楽しむ会でした。冒頭の自己紹介は、実質、GRFさんによる他己紹介でした(笑)。使っているSP毎の紹介です。German Physiksのユーザーさんは全体の1/3くらいだったでしょうか。続いてJBL、その次は・・・ちょっと記憶が定かではありません。マイナーなウィーンアコースティックを適当に挟んでいただきありがとうございました。他己紹介により皆さんのお顔とHNが一致したので、その後の会話がスムーズになりました。


この日のお披露目はTroubadour40の下にあるTW4です。途中でサランネットを開けていただきましたが、皆さん小ぶりの18cmウーハーに驚いていました。会場の半端ないエアボリュームに対して、見事な低音を出していました。スタイリッシュでより一般家庭向き?


この日の送り出しはディスク再生がOPPOのUDP-205、ファイル再生がマックのPCでした。ハイレゾやDSD音源・・・ファイル再生はオーディオ界でも十分にメジャーな位置取りになってきました。同一録音の音源を、様々なフォーマットで聴き比べました。


Mola MolaのプリアンプMakuaです。内蔵のDAC(オプション)でD/A変換します。市販のDACチップは使われていません。振り返ると年初のオフ会がGRFさん宅訪問で、やはりMola Molaでした。今年のオーディオ交流は、マンボウにはじまりマンボウで終わることとなりました。


Troubadour40+TW4をドライブするのはSD05です。この日は2台使いでマルチアンプシステムとなっていました。マルチの方が余裕があります(エアボリュームの兼ね合いもあると思います)。入力はアナログです。現SD05ユーザーでDACに関心をお持ちのハンコックさんにとっては刺激的でしたでしょうね。


CDフォーマットとDSD5.6MHzでは、空気感、密度感、音色で後者に軍配が上がります。DAC自身の性能、下流のシステムの完成度が上がれば上がるほどこの差は明確になるように思います。当初叩かれたCD音源も40年近い年月を経てアナログと拮抗するようになりました。ハイレゾにも当初は疑心暗鬼の声がありましたが、何しろ周辺の進歩が速いです。益々浸透していくことでしょう。第1部の途中、横浜のMさんのお部屋のパラゴンツアーがありました。鑑賞後、皆さんが魂を抜かれたような表情で戻って来られたのが印象的でした。聴いておくべきだったと後悔しています。

6時過ぎからはテーブルに場所を移して第2部です。ル・サロンのワイン教室の先生がセレクトしたワインを、美味しい料理と共に堪能しました。ワインがそれぞれ個性的で、味わいながらもついつい飲んでしまいました。それは皆さん同様で、散会後は酔いを醒ましながら帰った方もおられました。テーブル席だったため一部の方とは挨拶程度くらいしかお話できませんでしたが、これを機に交流につながれば幸いです。ワイワイガヤガヤの場の雰囲気が妙に心地よい第2部となりました。帰りはサンフラワーさん、ハンコックさんとみなとみらい線で帰りました。


これで今年のオーディオ交流も終了です。GRFさん、横浜のMさんと奥様、そしてO山さん、横浜での楽しい時間をありがとうございました。来年も盛況となるといいですね。
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いたちょうさん宅訪問~赤羽の会

2017-12-28 12:02:20 | オフ会
12月16日は赤羽でPhileweb関係の忘年会がありました。その少し前にいたちょうさんのお宅でミニオフ会に呼ばれ、にらさんとお邪魔しました。いたちょうさんのお宅は1年ちょっとぶりで、定点観測といったところです。いたちょうさんのシステム、実は今年は大きな変化がありました。LINNのAKURATE DS/Kが鎮座していませんね。MFさんやasoyajiさんとの交流がきっかけでPCオーディオへ関心を持たれたいたちょうさんですが、舵を切る決断は電光石火でした。球ころがしの方も一段落?されたようですが、サウンドの方も一段落といっていいほど、心地良いものでした。


最上流はデュアルPCのJPLAYです。MFさんの縦型×3台とは異なった趣です。当初はコンパクトな筐体を考えていたようですが、音の良いUSBカードを選ぶ関係でこちらの筐体となりました。


JPLAYとasoyaji DACは人気の組み合わせです。皆さんのお顔が浮かんできます。中で使われているファインメットトランスの評判も高いです。


こちらは不動のOCTAVE V70SEです。球は6550、Cロゴでしょうか。今年はOCTAVEユーザーとの交流が一気に広がりました。


そして、フランコセルブリンのアッコルドです。最初の訪問から早、4年近く経過しました。当初より艶のある弦楽器の表現に感心していましたが、PCオーディオで磨きがかかったようです。


にらさんと交互にセンターポジションを譲り合いながら聴かせていただきました。途中、缶ビールも出てきてリラックスムードで進行しました(にらさんは、集合前から飲まれていたようですが・・・)。デジタルの再生指示はタブレットPCから行います。正面のモニターに楽曲の情報が表示されます。クラシック、洋楽、邦楽と幅広くかけていただきました。「秋桜」はしばじゅん、山口百恵、さだまさしの聴き比べです。個人的いんはやはり後者2人がしっくり来ます。あとはにらさん向けにリッキー・リー・ジョーンズや、オフ会でよく取り上げられるマルコム・アーノルド/ロンドンフィル等々。


締めはアナログです。テクニクスのSL-1200MK4は健在でした。テクニクスと言えば、アナログプレイヤーの復活で話題になりましたが、こちらは当時からお使いのプレイヤーです。


アナログタイム=昭和歌謡タイムでした。この日の個人的ヒットは金井夕子です。実は名前を聞いて、すぐにピンときませんでした。70年代後半のアイドルは不遇なところがあって、山口百恵、太田裕美、岩崎宏美ら70年代中盤組と松田聖子、中森明菜、キョンキョンら80年代組に挟まれていました。渡辺真知子、八神純子、竹内まりや等ニューミュージック勢の台頭もありました。「パステルラヴ」は尾崎亜美作曲の好作品。夜の赤羽会でキタサンさんが、金井夕子と聞いてすかさず「パステルラヴ」と発したのには驚きました。いたちょうさん、キタサンさんは同年代で、若干の年齢差が記憶の差に表れたようです。


いたちょうさん、忘年会前のミニオフ会のセッティングありがとうございました。JPLAY+asoyaji DACにより、アッコルドの魅力がより引き出されたような印象です。冒頭のしばじゅんの「秋桜」から、その澄み切ったサウンドが心地よかったです。いつもの通り、音量は控えめですが、音に芯があり、低音も小気味よかったですね。決して痩せていません。クラシックででの圧巻はイザベルファウストでした。私もバッハ無伴奏はよく聴きますが、弦の艶はあそこまで出せません。asoyaji DACの効果かなと思いました。ミニオフ会終了の間際、完成形ではないでしょうか、と申し上げました。

夜の赤羽駅前です。この日は車が大混雑で忘年会参加の皆さん、苦労されたようです。


今回は趣向を変えて中華料理のお店となりました(忘年会のシーズン、お目当てのお店の予約が難しかったようです。いたちょうさん、毎度幹事ありがとうございます)。キタサンさんのブログにも感想が書かれていましたが、異なる個性の皆さんがアットホームな雰囲気を作っていたように思います。


2次会は何を飲んだでしょうか?(汗)


今年も残すところあとわずか、となりました。オーディオ交流は、この翌週に横浜での集いがあって、締めとなりました。その参加記と2017年のオーディオ振り返りをやって、本年の記事を終えたいと思います。
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鎌倉ハイキング

2017-12-23 08:06:46 | その他
12月9日はいつも山仲間3名で鎌倉ハイキングでした。鎌倉は灯台下暗しのところがあって、なかなか行く機会がありません。ましてアウトドア系となると、今回が初の試みだったかも知れません。最近、地元の低山への関心が高まっており、企画自体は個人的にタイムリーヒットでした。鎌倉にはいくつかハイキングコースがあります。選んだのは(正しくは、選んでいただいたのは)一番ポピュラーな天園ハイキングコースです。スタートラインは北鎌倉駅で、一般の観光客に混ざって歩き始めました。いかにも別荘といった風情の邸宅を横目にハイキングコース入り口を目指しました。


鎌倉のお隣は当然ですが横浜です。歩き始めてすぐ、ランドマークタワーをはじめとする、みなとみらい地区のビル群が見えてきました。


しばらく進むと今度は、鎌倉市街を越して海を望めるようになりました。遠く伊豆半島が望めます。足下は有名な建長寺です(建長寺からもハイキングコースに至れますが拝観料が必要です)。先の鹿児島の開聞岳もそうでしたが、山から眺める海は格別です。これは山の高低を問いません。


目を西に転じると富士山です。今年は雪の付き方が遅いですね。連日の寒さからすると不思議な気もしますが、それだけ関東、東海地区は晴れの日が多かったということでしょう。


市街をズームアップです。その奥は由比ヶ浜か材木座海岸です。水平線が見事です。


鎌倉から大島を眺めるのも初めてです。意外な接近ぶりに驚きました。


ポツポツと椿が咲き始めていました。冬の入り口を実感します。


流石に紅葉は終盤を迎えていました。すっかり晩秋も過ぎました。


切通しではありませんが、地層がむき出しの箇所がいくつかありました。


鎌倉最高地点の大平山です。といっても標高160mに満たないです。


今度は横浜市内の最高地点の看板です。ここは山頂ではなく大平山の中腹だそうです。


ハイキングコースも終盤となってきました。竹林の中をいいペースで進みます。


コースの終点は瑞泉寺です。途中昼食をとる予定でしたが、想定外に午前中に歩き終えました。瑞泉寺近くの永福寺跡にてお昼にしました。


その後、鶴岡八幡宮まで歩いて現地解散としました。鎌倉駅から横須賀線で素直に横浜に戻るのが最速ルートですが、時間がたっぷりあります。江ノ電で藤沢に出ることとしました。お土産は鎌倉の漬物に、2018年の江ノ電のカレンダーです。ちょっとしたぶらり旅を兼ねることとなりました。


江ノ電からの景色は、何と言っても稲村ヶ崎~鎌倉高校にかけての海でしょう。大島も見えています。いいペースで歩いたおかげで、のんびりした時間を買うことができました。


師走の鎌倉初ハイクはななかなの好企画でした。別のルート含めて、今後も楽しめそうです。5月の大山でも感じましたが、地元の山はふらりと、その日の判断で行けるのが魅力です。今回は9時が歩き始めでしたが、個人であれば土日の早朝もありです。お寺巡りと併せて、鎌倉行きの頻度を上げていきましょう。最近読んだ、若菜晃子さんの「街と山のあいだ」に低山志向を後押しされました。文章の心地よいリズムもあって、一気に読みました。音楽、オーディオもそうですが、慌ただしい日常を潤す時間をしっかりと作ることは大切です。今年は繰越年休を初めてフル消化できました。是非、習慣化したいと思っています。
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大田区Yさんを迎えて

2017-12-16 09:17:52 | オフ会
12月2日、大田区Yさん(以下、Yさん)をお迎えしてオフ会を行いました。Yさんとは7月のkikiさん宅訪問以来、約5か月ぶりとなります。実はkikiさんも同じくご来訪の予定でしたがご都合が悪くなり、今回はYさんのみの参加となりました。Yさんとは2016年初夏に相互訪問をしていますから、ちょうど1.5年ぶりのお越しとなりました。DALIの平面SPを愛用するYさんは音場重視のサウンドを追求されています。kikiさんとの交流もその路線ですね。私自身もSPには消えて欲しい派で、皆さんと欲するサウンドは共通します。どこまで要望に応えられるかは?ですが、音場談義を楽しみにしていました。


なるべく音場を楽しめる音源を用意しましたが、Yさんは普段モーツァルトを聴かれないとのことでした(汗)。まあ臨機応変ということで。ゲストのお好みのジャンルに関わらず、出だしはヴォーカルにしています。双方リラックスして入れることに加えて、何より声は身近なサウンドです。


しばらく私の音源で楽しんでいただいた後、Yさんの持ち込み音源を鑑賞しました。YさんはPCオーディオ派です。音源はUSBメモリで持ってきていただきました。ドヴォルザーク、チャイコフスキー、ブラームスあたりが多かったですね。Yさんは聴きどころを抑えているようで、「新世界より」等いくつかの課題曲について音場の違いを確認されていました。概ねご自宅で聴かれているような音場を確認して、ご納得の様子でした。Yさんの場合、AITのDACを導入したことで音場表現への関心が高まり、クラシックを積極的に聴かれるようになりました。オーディオがジャンルを切り開いた形ですね。


「新世界より」ではやはりケルテスでしょうか。私はCDしか持っていませんが、それでも十分楽しめます。録音に関して、中々これを超える盤がない、といった話がありました。いずれハイレゾなど別音源も聴いてみたいです。


LIVING STEREOに、MERCURY LIVING PRESENCE。昔からクラシックのオーディオファンの間で音が良いとされたシリーズが、安価なBOXセットで購入できるようになりました。チャイコフスキーに限らず、実はあまり交響曲を聴いてません。少しは間口を広げてもいいかも。


ヴァイオリン協奏曲は私もよく聴きます。シベリウスはハイフェッツとヒラリーハーン(拙宅の音源)と新旧の聴き比べでした。時代の経過を感じさせません。ブラームスにしても、ヴィエニャフスキにしても、まだまだ素晴らしいヴァイオリン協奏曲が沢山あります。


ジャズの女性ヴォーカルはマリエル・コーマンを紹介いただきました。CDは澤野工房が扱っています。とても清楚で耳に馴染む、ヴォーカルです。バックで演奏するヨス・ヴァン・ビーストとは夫婦だそうです。優しい声とピアノのタッチが相まって、癒されます。


ジャズでは普段はあまり聴かない、ビブラフォンにヴァイオリンです。先のヴォーカルに通ずる、癒しがありますね。Yさんのお好み、よく分かります。大御所のステファングラッペリの濃いめヴァイオリンに、ゲーリーバートンの優しいビブラフォンが寄り添います。


年代によって録音のスタイルが変わり、それによってオーディオで再生される音場も当然ですが変わってきます。Yさんにとっては古い時代のシンプルな録音の音源の方が、自然な音場が形成されるため好みに合うようです。80年代録音のイタリア合奏団(デノンの録音)をかけた後、イ・ムジチの四季(古い方)のリクエストがありました。確かに前者の方が個々の楽器が強調されるのに対して、後者は全体を俯瞰する感じがあります。私自身は鈍感力を発揮して(苦笑)、どの時代の音源も楽しんでいますが、音場一つとっても楽しみ方は様々ということかと思います。

Yさん、今回も素晴らしい音源を沢山紹介いただきありがとうございました。4時間、あっという間に経過してしまいましたね。また蒲田のお宅にお邪魔してDALIの平面スピーカーを聴けることを楽しみにしています。来年になりますが、よろしくお願いします。
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