珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

秋晴れの荒島岳

2015-11-30 20:49:36 | その他
デーンちゃんさん訪問の翌日、日本百名山の一つ、荒島岳に登ってきました。当初、天気予報では雨だったのですが、週末が近づくに連れて予報が好転しました。当日はこれ以上ないほどの秋晴れとなり、念願の荒島岳を満喫した次第です。お隣の白山や麓の越前大野の景色が素晴らしかったです。登山好きの方あるいは地元の方はともかく、一般には荒島岳の存在は知られていないと思います。2006年に白山に登りましたが、荒島岳は宿題として残ったままでした。デーンちゃんさんのお宅が荒島岳に近いことが判明し好機到来です。冬が本格化する荒島岳は、10月末が一般的な登山のラストシーズンになります。

越前大野からマイクロバスで九頭竜線の勝原駅に向かいました。九頭竜線は本数が限られていて、今回の登山の時間帯には使える電車がありません。勝原駅近くのスキー場から登山スタートです。


スキー場から高度をどんどん上げていくと、お隣の経ヶ岳が見えてきました。見事な秋晴れに心も踊り、足の動きも軽くなります。


林の中から加賀の白山が見えてきました。その名の通り、いち早く冠雪して白さを誇っています。同じ白山山系の別山はいつか登ってみたい山の一つです。


一方で荒島岳にも雪が降り始めていました。まだ積もるまでは至っていませんが、冬の兆しであることに間違いありません。


順調に登って、荒島岳山頂に着きました。これで伊吹山、剣山に続いてオーディオ訪問&百名山登山シリーズ3度目となりました。


山頂からは360度の大展望を楽しみました。お隣の白山です。富士山、立山と並んで三名山にも挙げられる名峰です。


左奥が槍・穂高連峰、右奥が乗鞍岳です。槍と穂高に間にある大キレットの落ち込みが見えます。こちらはトリミングした画像ですが、


全視野にすると右に御岳も入ります。御岳の噴火からもう1年以上になります。噴火のニュースを見たのは大阪の椀方さんのお宅を訪問している最中でした。


眼下に広がる大野盆地を俯瞰します。中央奥の山並みを下っていくと、福井方面につながります。越前大野が小京都と呼ばれるのがよく分かります。


この時期ならでは紅葉も楽しみました。グラデーションが見事です。


鮮やかな赤もいいですが、淡い紅葉にも良さがあります。


ススキの群れの向こうに、紅葉に染まる山肌と高い空です。秋全開を感じながら下山しました。登山口のスキー場はもうすぐです。


思ったより早く下山できたのですが、困ったことが一つありました。最初乗る予定だった九頭竜線まで3時間あります。さすがにこれは勘弁と、大野中心部まで歩くことにしました。何時間要するか不明でしたが、ポツンと待つよりはまだマシとの判断です。歩き始めて5、10分ほどだったでしょうか、幹線道路脇を歩く私の隣に1台の軽自動車が止まりました。地元の方の暖かい配慮で、大野中心部まで送っていただけることになりました。歩く人はまず珍しいので目立ったのでしょう。おかげで大野→福井→米原→新横浜とつなぐ帰路がぐっと早まりました。大野の方に最後の最後までお世話になった、越前の旅でした。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

デーンちゃんさんを訪ねて、越前へ

2015-11-28 09:56:29 | オフ会
オーディオ訪問と登山を組み合わせるシリーズ?、次の行き先は福井です。横浜からは北陸は遠いイメージがありますが、なかでも福井はなかなか行く機会がありませんでした。10月の最終土曜日、Philewebつながりで、デーンちゃんさん宅を訪問することが叶いました。デーンちゃんさんは、私と同じウィーンアコースティクスやAIT Laboのユーザーでもあります。お仕事の関係でオフ会がなかなか難しいと聞いていましたが、何とか都合がつきました。永平寺抱き合わせも考えたのですが、慌しくなりそうだったので、ぶらり旅で向かいました。敦賀の駅弁で食べたソースカツが、想定外の美味しさでした。

北陸本線から分かれて九頭竜線で目的地の越前大野へ。大野へは福井からバスという手もありますが、ローカル線もいいものです。途中、戦国時代ゆかりの一乗谷を通りました。大野駅に着いてから待ち合わせまで1時間ほどありましたので、天空の城の一つ、大野城で時間調整です。


大野は盆地になっていて、周りの山々とフラットな市街地、田畑が対照的です。木々や畑に色に秋真っ盛りを感じますね。時間がゆったりしています。城を出て再び市街地の戻り、お目当てのデーンちゃんさんの仕事場を訪れました。詳細は割愛しますが、この訪問の後はまず時間が取れなくなるそうです。


オフ会は夕方の2時間ほどでした。いわゆるオーディオファンの訪問を受けるのは今回が初めてとのことです。東京や四国への、デーンちゃんさん自身のオーディオ訪問の話は知ってましたのでこれは意外でした。ご自宅に到着すると、奥さんとお子さんに迎えていただきました。お茶とお菓子でしばしくつろいだ後、気遣っていただき、皆さんはお出かけされました。システムのウォーミングアップは奥様が済ませていました。4時間ほどメタル系のロックをかけていたそうです。となると普段は奥様もオーディオを共有することができますね。この趣味で奥様のご理解を得ているのは快挙と言えるでしょう。

デーンちゃんさんのSPは、ウィーンアコースティックのT-3G(Beethoven Concert Grand)です。私は弟分のT-3GBを使っていますが、実際目の当りにすると大きさの違いが分かります。色は珍しいブラックで鏡面仕上げが美しいです。ONIXのスーパーツィータは、徳島のfukuさんもお使いでした。


上流はCECのCDトランスポートTL3NにAIT DACの組み合わせです。AIT DACのがっちりしたケースが拙宅のタカチとは大違いです。勿論、ご自作です。ケーブルの差込に苦労があったようですが、何とか突破されました。AIT DACはDSD512対応へバージョンアップ済みです。私も近いうちにお願いするつもりです。


アナログプレイヤーは、学生時代からお使いの、ヤマハの銘機GT-2000です。私も含めてアナログ回帰派が増えていますが、流されずに機器もレコードも手放さなったとは素晴らしいですね。正味のオーディオ歴では、デーンちゃんさんがずっと先輩になります。


アンプ類は信州のサウンドパーツの製品です。サウンドパーツと言えば、GRFさんやチューバホーンさんが連想されます。プリアンプのBasic Lineに、


パワーアンプのLove Three6550プッシュプルです。見覚えのある紐のインシュレータは2Hさん宅で初めて見ました。実際の訪問やブログの情報を参考にして、よかれと思うものを取り入れていますね。そういった意味では、場所の遠さというのは気にならないかも知れません。


まずはデジタル音源から聴かせていただきました。ウィリアムス浩子を知ったのは、デーンちゃさんの2014年振り返りの日記でした。今年のベストは安田謙一郎で決まりでしょうか。デーンちゃんさんがギターの音を愛されていることが伝わってきました。


アナログは途中で理由不明のノイズが出てしまい、ホストが一番焦られていたのかも知れません。私は冒頭のパコ・デ・ルシアを聴いて、アナログらしい彫りの深さに浸っておりました。イコライザーのカーブ設定で、「エラ&ルイ」の濃い⇔すっきりが激変したのは面白かったです。


お部屋は6畳の和室でSPは長辺配置の平行法です。まず驚いたのがSPの近さでした。私もニアフィールドリスニングですが、以前よりはSPとの距離は取る方向にシフトしています。冒頭で、音場が左により臨場感も?だったのですが、右SPから音が出ていなかったので仕切り直し。その後はしっかり、SP中央奥に定位して音楽に入れました。ライブな拙宅に比べる音場の張り出しは控えめですが、逆に音の純度は高いと感じました。要所に配置されたチューニング材も効いているのでしょう。アコースティックギターの音色、持ち込んだダイアナ・パントンの澄んだ声がとてもマッチしていました。

2時間はあっという間に経過し、皆さんも夕飯に戻って来られました。当初は外にでも繰り出して、という話だったのですが、偶然泊まるホテルがご自宅に近いこともあり、一緒に卓を囲ませていただきました。奥様の手の込んだ料理、それも福井の食材中心で・・・言葉も出ないほどのおもてなしです。翌日は登山だったこともあり、お酒は控えめにしましたが、種類を変えて美味しい日本酒をいただきました。最後は奥様もご一緒に音楽談義となり、百恵さんの仕事っぷりに話が及びました。昼の部からお子さんの猛烈な?アタックを受けているデーンちゃんさんの幸せぶりもしっかり目に焼き付けました(笑)。


お品書きも入手しましたので、取り寄せも考えてみます。


デーンちゃんさん、お忙しい仕事の隙間ついてのサウンド交流ありがとうございました。なかなか接点が少なかった福井でしたが、魅力の一部に触れることができました。翌日の荒島岳登山も含めて充実の滞在となりました。ウィーンアコースティックス、ユーザーとしての交流も実現できました。アナログのノイズはその後、いかがでしょうか。当面は本業専念の期間となりますが、来年暖かくなった頃にでも羽を伸ばしに横浜へお越しください。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Lotus rootsさんを迎えて

2015-11-22 10:52:41 | オフ会
10月24日の土曜日、同じウィーンアコースティクス(以下、V.A.)ユーザーのLotus rootsさんにお越しいただきました。Lotus rootsさんとは5月のHarubaru邸連続オフ会で初めてお会いしました。9月のPhilewebミーティングinTokyoにも参加いただいたので、これで都合3度目になります。これまで多くの方とサウンド交流させていただいてますが、V.A.ユーザーとの交流は今回が初めてです。○△派、□◇党と宣言するには絶対数が足りません(苦笑)。Lotus rootsさんは同じ県内ですし、何より世代も一緒なので音楽の話題が符合します。幾分、気軽な気持ちで機器の肩慣らしと掃除を進めました。


待ち合わせに使う、いつもの駅に迎えに上がり、近所のオーガニックレストランに向かいました。お昼を取りながら、オーディオのこと、八神純子さんのライブのこと、お住まいのことなどを話しました。純子さんのライブには最近になって2度ほど行かれているとか。相変わらず高音も健在とのことです。先のしまなみ海道にも話題が広がりました。Lotus rootsさんの自転車は、私のようなポタリングではなく本格的です。毎週のようにチームで走っていて、翌日も予定が入っているようでした。ボリュームたっぷりのランチに満足したところで、サウンド交流スタートです。

デジタルは、ジャズ、クラシック、邦楽、洋楽で全体を4等分するような配分にしました。9月以降NASの調子が悪くなり、最悪CDトランスポート+AIT DACというパターンも考えましたが、何とか1台が復活。一通りプレイリスト中の楽曲を格納して備えました。お好みも伺って、女性ヴォーカル厚めです。デジタルの部の後半は、70、80年代の邦楽、洋楽のオンパレードにしました。かける曲ごとに懐かしい話も加わって、同窓会のような雰囲気がありました。私が社会人になって買ったBASIAは、奥様とライブに行かれたことがあるそうです。BASIA本人はすっかり貫禄が付いていまったようですが。


途中休憩をとってしばし談笑後、後半戦再開です。

Lotus rootsさん持ち込みの音源です。リッピングに手間がかかるので、先に購入したOlasonicのCDトランスポートでの再生としました。青春ソングは一緒でも、年齢を重ねて以降に聴くジャンルが分かれるのが自然です。Lotus Rootsさんの女性ヴォーカルのお好みは、透明、すっきり路線です。ややこってり系の私とずれます。シーネ・エイ、ジャネット・リンドストロームは北欧のヴォーカリストです。手前のクラシック2枚はバッハです。カンタータ全集、ソナタ&パルティータ(演奏は古楽器のリュート)を紹介いただきました。リュートは耳に優しいですね。他パットメセニー、ベルチャ弦楽四重奏団と渋い選曲でした。


ラスト1時間はアナログタイムです。ここまで聴いていただけると、大抵の方の耳は部屋の音に慣れます。お疲れのところ、リラックスしていただく意味も込めて、アナログ再生はいつも最後に組んでいます。曲選びは相変わらず出たとこ勝負です。結局、表の3枚はかけずに、その場の流れで選びました。今後もこの方向は変わらないでしょうが、もう少し音源の幅を広げたいところです。


ようやくV.A.オーナーを迎えることができ、私も嬉しく楽しい時間を過ごさせていただきました。同じメーカーのSPを使っている同士なので、おそらくその他の部分の差に注意が向かったのではないかと想像します。果たしてLotus rootsさんにはどう感じていただけたでしょうか?進行中の会話からすると、セッティング(部屋の影響)の違い、Octaveの当初イメージとの差、定位の様子などがポイントだったように思います。ファイル再生とCDトランスポート再生では前者に分があったようで、NAS復活で何とか形になりました。その後、NAS2台の修理も終わりトラブル以前の状況に戻りつつあります。

さて、相互交流のアウェイ編はHarubaruさんも参戦して予定されていたのですが、Lotus rootsさんのご都合により再調整となりました。急ぎませんので仕切り直し後の再会を楽しみにしています。ちなみに、この1週間後、やはりV.A.使いのデーンちゃんさんを訪ねました。不思議と続く時は続くものです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

尾道にて

2015-11-19 20:32:31 | その他
尾道到着後はどんよりした空でしたが、ホテルでクールダウンしているうちに晴れ間が広がったようです。夕飯に絡めて早めに外に繰り出すことにしました。ご存じのように尾道は坂の街です。取りあえず尾道の全体観を掴むべく千光寺方面へ登ることとしました。坂と言うより、階段と言った方が適切でしょう。それだけ急勾配なわけですが、日頃の登山のおかげで苦にはなりませんでした。結局、2日とも山頂まで往復しました。徳島でのオーディオ交流、しまなみ海道サイクリングと濃いイベントが続いた分、尾道では緩い時間を楽しみました。そんな尾道滞在のスナップをいくつか紹介します。

運河の前にいきなり山が迫っているのが2次元の地図からも分かるでしょうか。いくつか山があるようですが、メインはロープウェイがかかる千光寺方面です。


中腹の公園に人気の猫がいました。岩合さんの番組に出て来そうな風景です。かなり人には慣れている様子。きっと名前もついているのでしょうね。


全くの偶然ですが千光寺内にちょっとした岩山があり、その名前が石鎚山でした。前日、西日本最高峰の本家は逃しましたが、慰め程度のリベンジはできました(笑)。


瀬戸内=夕焼けのイメージがあるのは「瀬戸の花嫁」の刷り込みです。尾道の夕景には期待がありました。残念、ちょっと雲が邪魔しています。


先の徳島ラーメンに続いてご当地ラーメンです。尾道ラーメンはいくつか人気店があるようですが、駅前の「たに」が繁盛していました。走り疲れましたし、こってりでもいいでしょう。


お腹一杯になった後、ホテルまで運河沿いを散歩しました。ライトアップが綺麗ですね。色は原色ですが、何か癒される光景です。水面での反射がいい感じです。


一夜明けた翌日は、さらに青空が広がりました。昨日と同じように千光寺方面へ登ることにしました。運河の青、山の緑がが眩しいです。


尾道は絵や映画に代表されるように芸術の街でもあります。せっかくなので頂上近くにある尾道美術館にも寄ってみました。京都を舞台にした日仏のクリエイターの交流がテーマでした。


美術館のさらに上方に展望台がありました。360度の眺めが見事です。こちらは三原方面です。運河の手前に廃墟となった尾道城がありますが、歴史的価値はないそうです。尾道唯一の汚点でしょうか。


福山方面です。西瀬戸自動車道の尾道大橋が見えます。サイクリングコースはこの橋までは回らず、尾道港がゴールとなっています。


そして正面です。瀬戸内海に浮かぶ島々を確認できます。運河の向かいが向島、昨日走ったしまなみ海道の島々は右奥後方へ連なっています。


再度、麓に降りて昼食にしました。懲りずにラーメンですが、昨晩とは逆にあっさり系の「めん処 みやち」にしました。尾道ラーメン特有の背油はありませんが、年齢による嗜好はこちらです。


ラーメンを食べた後は、秋の陽光下でのんびりしました。古書店で本を物色したり、地元のアイスリームを調達したり、時間を贅沢に使いました。


渡し船は複数あるようで値段も微妙に違うと聞きました。それにしても休む間もなく折り返します。いったい1日何往復するのでしょうか。


尾道の古書店で漁った3冊です。昭和33年の発行の村田武雄著「レコードの選擇と鑑賞」が掘り出し物でした。バロックから現代音楽まで当時最新?の見方でクラシックを俯瞰できます。演奏と録音の両面からの解説も、何ら古さを感じません。勿論、演奏家は今からすれば大昔の人となりますが、所々にカラヤン、フルニエ、ケンプといった、現在、私が聴いている面々も登場します。ここで取り上げられている音源でCD化されたものがあれば、それは時代の波を乗り越えた証でもあります。残りの2冊も30年以上も前の本です。集中力は最近気になるテーマの一つです。逆説論理学は頭の体操目的で買いました。


本が3冊もあれば、電車の旅は苦になりません。尾道から姫路まで、山陽本線ぶらり旅で移動することしました。岡山で乗り継いで、3時間ほどでした。

海岸に平行な通りに洒落た帽子屋さんがあり、家内に買って帰ろうと思ったのですが、当てにしていた2日目は休業日でした。夕景もおそらく前日よりは素晴らしかったでしょう。元来1日では足りないのは分かっていますが、やや宿題が残った感があります。次は、岡山、倉敷、さらには三原あたりも含めて訪れてみたいです。ともあれ、充実の四国、中国地方トリップが終わりました(1ヶ月以上の前の記事ですみません)。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今治から尾道へ、しまなみ海道

2015-11-14 18:25:51 | その他
石鎚山を断念した翌日の10月12日、しまなみ海道を自転車で走りました。重たい登山道具は前日、宅急便で自宅へ送り済です。しまなみ海道はクロスバイクに乗るようになって、その存在を知りました。今治を出て、大島~伯方島~大三島~生口島~因島~向島と繋いで尾道を目指すコースです。総距離は70km。日頃自転車で鍛えている方には物足りない距離でしょうが、私には十分でした。海上を自転車で走ること自体、まず経験していませんのでとても新鮮でした。大小の島々を遠目に、瀬戸内海を横断していることを実感しながらのサイクリングとなりました。

輪行ではなくレンタルを決め込んでいましたが、3連休ということもあり確保するのに苦労しました。徳島入りする前日に何とか電話で予約できました。予約先はGIANT今治店です。ブランド料が乗る分、値は張りましたが、滅多にないチャンスを逃すわけにはいきません。


今治駅から最初の海峡までは軽く足慣らしです。いよいよ来栖海峡から海道らしくなります。当然ですが、橋は高い位置に造られていますから、橋を渡るにはそこまで登らねばなりません。通行税のようなものでしょうか。


坂を登って来栖海峡入り口にて小休止です(ふぅ)。今回レンタルしたロードバイクです。クロスバイクに比べていろんな姿勢がとれるので、疲労が蓄積しにくかったです。


このような風景を目にすると疲れは飛んでいきます。山もそうですが海もやっぱり青空が欲しいですね。


来栖海峡大橋です。自転車&歩行者専用道路がきちんと確保されています。すれ違う際の挨拶は山だと日常茶飯事ですが、自転車で挨拶をもらえると嬉しいものです。


伯方の塩で有名な伯方島を経て大三島へ向かいます。ここまでで全体の1/3といったところでしょうか。


中間地点の多々羅大橋です。ここはサイクリストの聖地だそうです。この日渡った橋の中では一番姿が美しいと思いました。


少々早かったですが、多々羅しまなみ公園で昼食にしました。ガッツリと大三島ソースオムそばをいただきました。エネルギー補給したら、いよいよ後半戦、広島県に入ります。


多々羅大橋を渡って生口島の坂を下っている途中、柑橘類の畑がありました。ここは国産レモンの発祥の地で、生産量も日本一のようです。島それぞれに個性があります。


生口島辺りから少しずつ疲労感も出てきましたが、まだ尾道は遠いです。それでも昨年、鶴見川&東海道&境川サイクリングで70kmを走っていたので、距離に対する経験値はありました。


今治から尾道まで、道路にはブルーのラインが引かれていました。これで迷わずにすみます。実は、1か所間違えて遠回りした場所がありました(汗)。


生口橋を渡るとようやく因島です。早く尾道に着きたい気持ちと、サイクリングが終わってしまう残念さが交錯していました。


因島大橋の登りはえらく疲れました。これで橋=アップダウンも終わりです。最後の島、向島では何とか力を振り絞ってゴールを目指します。


やっと尾道が見えてきました。向島から尾道へは自転車で渡らず、渡し船を使います。これも初体験。学生や主婦が日常で使っています。人・自転車だけでなく車も運んでくれます。


ようやく尾道到着です!自転車に乗っていたのは3時間半ほどだったでしょうか。思ったより早く到着しました。しばし感慨に浸ったあと、GIANT尾道店へ自転車を返却しました。翌日は有給休暇を取っていたので、リラックス気分満載でした。


しまなみ海道は、予想通り素晴らしいサイクリングコースでした。地域を挙げてこの観光資源を大切にしていることがよく分かりました。今治、尾道とも結構、若い観光客が多かったように思います。長距離を通じてロードバイクの良さも実感できました。オーディオではありませんが、自転車の方もクロスバイクからのグレードアップを考えたくなりました。ホテルで調子に乗ってリンパマッサージを受けたのですが、ちょっと私には刺激が強かったようです。横浜に戻って以降、数日、反動が来てしまいました。尾道に着いた頃はどんより雲でしたが、夕刻には晴れ間も出てきました。尾道のスナップはあらためて紹介します。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする