珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

梅雨明けの吉備路

2014-07-27 08:11:34 | その他
7月の3連休の中日は、銀座のサウンドクリエイトでNuforceのセパレート式アンプを購入しました。Giuliaさんにも参加いただいた試聴の印象がよく、算段がついたところで導入するつもりでした。個人としては初のセパレート式アンプですが、セカンドシステム向けです。まだ慣らし運転中で、私自身の耳も慣れたところで導入記をアップしたいと思います。この日、東京地方はまだ梅雨明け前でしたが、なんとなく梅雨の終わりを感じさせる天候でした。朝から車を車検に出し、その後銀座を回って、再度、車を取りに行くという慌ただしい連休中日となりました。


その翌日の海の日は、関西出張に絡めて岡山方面に足を延ばしました。スイートサウンドさん宅訪問以来ですから約2か月ぶりとなります。にらさんからお薦めの寿司屋さんを紹介いただいたのですが、残念ながら定休日でした。お店の前で休みを知るのは応えますね。岡山ですからなおさらですが、こればかりは次回の楽しみにとっておくしかありません。気持ちを切り替えて次なる目的地、備中高松を目指しました。備中高松は秀吉・官兵衛軍による高松城水攻めの舞台となった場所です。初めての吉備線に揺られて備中高松駅に到着です。


駅から5分ほど歩くと高松城址があります。広がる田園風景の一角に観光スポットが突然現れる感覚です。城址内には蓮が広がっていて、ちょうど花も見頃でした。周囲は山に囲まれ、確かに水攻めされそうな場所です。


前日に見た大河ドラマはでは、偶然ですが高松城主、清水宗治の自刃のシーンがありました。放送の最後に、ゆかりの地を紹介する時間枠があるのですが、辞世の句が刻まれたこちらの碑が紹介されていました。この地から秀吉の天下取りが急加速します。


備中高松を後にして、向かうは国分寺、さらには総社方面です。奥の山々は、秀吉、官兵衛が構えた辺りでしょうか?吉備路は自転車動が整備されています。消えかかっていますが、道の両脇の白線を見失わないように気をつけました。


吉備路の田園風景で目に付いたのが鶴です。自転車道の脇に、鶴の拠点となっている林がありました。写真では判りにくいですが、白く点在しているのは鶴です。数羽でも珍しいと思って見ていましたが、群れには驚きました。このようなサプライズは歓迎です。


しばらく進むと造山古墳に到着です。日本で4番目のスケールだそうです。中にも入れるようですが、国分寺の姿がまだ見えなかったこと、何より炎天下だったことから、先を急ぎました。


本日のメインである五重塔がようやく見えて来ました。ホッとします。存在感があります。この写真から電柱、電線を除けばいにしえの風景とも大差はないでしょう。備中国分寺に関心を持ったのは、BS放送の「日本縦断こころ旅」がきっかけです。還暦を過ぎた火野正平さんが、視聴者から寄せられたこころの風景を自転車で訪ねる番組です。番組は長続きしているので、支持者が多いのでしょう。放送時期は忘れましたが、この場所がこころの風景に取り上げられていました。


近くから見るとこんな感じです。高さ約35mの柔らかい表情の塔です。江戸時代末期に再建されました。奈良時代は50mの七重塔だったそうですからもっと存在感があったことになります。


本堂もいい雰囲気でした。少しずつですが陽がオレンジ色を帯びてきました。


もっと居続けたいところですが、翌日から仕事です。国分寺を後にして総社駅を目指します。


名残惜しく、完全に見えなくなるまで何度も振り返りました。


総社まではかなり距離がありました。駅に着いた頃にはすっかり夕景です。吉備線を使って岡山に戻る手もあったのですが、早く戻れる、倉敷経由の伯備線に乗りました。


前日は、岡山方面はゲリラ豪雨だったようです。また梅雨明け後しばらくして35度超えの酷暑になったことを考えると、梅雨明け初日のこの日を選んで正解だったと言えます。機会があれば倉敷や尾道も行きたいですね。勿論、お寿司のリベンジも果たせねばなりません。
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Iさん宅、再訪

2014-07-26 11:00:59 | オフ会
梅雨明け直前の19日の土曜日、ご近所のIさんのお宅を再訪しました。前回から約1年4か月ぶりの訪問になります。ご一緒はpat_mthny7205さんです。例によってpat_mthny7205さんに車で拙宅までお越しいただき、そのままIさん宅へ向かいました。前回の訪問以降、何度か千駄木のギャラリーにはお邪魔しています。アンプのテコ入れ、アナログプレーヤーの入れ替えなど、装置の変更点は伺っていました。詳しくは分かりませんが、アンプの内部の細工?が功を奏したと聞きました。Iさん自身は工作はされず、一切を任せている工藤さんによるチューニングです。

瀬川冬樹さんゆかりのTANNOY Rectangular G.R.F.は健在でした。スーパーツィータは前回訪問時にも導入されていましたので、最下流はそのまま、ということになります。音とは直接関係ありませんが、テーブルの上に積まれた本にIさんの勉強家、読書家ぶりがうかがえます。


リスニング前方のレコード棚も一新されていました。膨大なレコードの入れ替えは大変だったと想像します。しばらくは隣の和室でレコードに囲まれて寝る日々だったとか。Iさんは、基本レコードしか聴かれません。ここにあるのも膨大なコレクションの一部です。


オーディオ機器は英国風の家具に収められ、リスニングポジション脇に移動していました。家具の蓋を閉めると、もうオーディオ機器は見えなくなります。オーディオ用家具というわけではありませんが、サイズもぴったりです。オーディオ装置を見せるか、見せないか、これも人により様々ですね。プレーヤーの下の引き出しにはオルトフォンやEMTのカートリッジが所狭しと並べられていました。


プレーヤーはトーレンスからラックスマンへ。調整が容易なイケダのアームを使うための変更です。ラックスマンは久々にベルトドライブのプレーヤーを新製品として出していますが、こちらは往年のダイレクトドライブです。リーズナブルな価格で入手できたと喜ばれていました。


ジャケットが置かれている台は、元々は譜面台でしょうか?長年、クラシックを聴かれてきたIさんが、最後に行き着いたのは歌でした。オペラにこそモーツァルトの本質が・・・といった話が印象的でした。IさんがR.シュトラウスの歌曲を聴くこと自体、往年のIさんを知る人には信じられない変化だそうです。


デュ・プレのアナログ盤を聴かせていただきました。ハイドンのチェロ協奏曲は2番が知られていますし、私自身も1番より2番を好んでいますが、Iさんは1番がお気に入りのようです。デュ・プレ、モーツァルト、ペルコレージ、パーセル、皆、短命であったことに話が及びました。


pat_mthny7205さんの最近の関心はベートーヴェンの弦楽四重奏です。その方面のアルバムをその場で出していただきました。布地にエンボス加工のタイトルのジャケットはヴェーグQの全集です。私はスメタナQのCDを持っていますが、あまり聴き込めてはいません。ベートーヴェンの弦楽四重奏は初期から後期まであり、私には依然、広大な森のままです。どのカルテットで聴くかという組み合わせの妙が、さらに森を広くしています。Iさんから、弦楽四重奏には年齢的な聴き頃がある・・・そんな話もいただきました。会社の中でのアイデンティの問題は一例です。私もすっかりその年齢域には入っているはずですが。


一年半ぶりに聴くIさんの音は、伸びやかで余裕があるように感じました。冒頭、小出信也さん(間違っていなければ)のフルート作品集からアヴェマリアをかけていただきました。暖かみのある音にフルートかどうかちょっと迷う感じもありましたが、楽曲の持つ優しさがよく伝わってきました。低音から高音への移行が実にスムーズです。「詰まり、引っ掛かりが無くなった」とはIさんの弁ですが、やはり工藤さんのチューニングの結果なのでしょうね。ご専門のバロックの他、愛聴のルチアポップ、フィガロの結婚、ドンジョバンニ・・・大半が声楽になりましたが、システムと声の相性の良さも出ていたように思います。

この前の週に訪問したヒデさん、そしてIさんは、私より二回りほどご年配です。ここに来て、共に、これまで最高の音を手に入れられたご様子です。オーディオが長く楽しめる趣味であることの証です。音そのものは、ある意味対照的なのですが。お二方とも本業の方で足跡を残されてきたことも、共通しています。オーディオの内側・外側、いろいろな意味で考えることの多い、梅雨明け前のサウンド交流となりました。
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ヒデさんを訪ねて白河へ

2014-07-19 09:55:35 | オフ会
13日の日曜日、白河のヒデさんを訪問してきました。ヒデさんとは那須で開かれたSD05の例会で2度ほどご一緒させていただきました。また、偶然ですが、コットンクラブでのヘイリーロレンのライブで鉢合わせたこともあります。同じく那須の例会に参加されたチューバホーンさんから企画へお誘いいただき、ようやくの白河行きとなりました。残念ながらチューバホーンさんは急な事情で不参加となり、taoさんseiboさんと合計3名での訪問です。写真は待ち合わせ場所に向かうために使った西武新宿線です。学生時代によく乗りました。鷺宮は学生以来かも?


東北道を出たところでヒデさんと待ち合わせです。腹ごしらえに向かったのはヒデさん、ご自慢のとら食堂です。11時前でしたが既に駐車場には車やバイクがいっぱいでした。我々同様に県外からかけつけている人もいます。これは期待が高まります。


年齢的なこともあり、最近はラーメンを大盛りで食べることはなくなりました。それでも今回ばかりは、大盛りにして正解でした。透明ながら深みのあるスープ、麺、チャーシュー・・・ご自慢も納得です。サービスの卵も、とろける美味しさでした。これだけ食べても胃に負担がかかりません。


ラーメンの余韻を残しつつ、早速サウンド交流です。システムは2階の十分広い部屋に構築されていました。アヴァンギャルド、トーレンス、プレイバックデザインズ、オクターブ、マークレビンソン・・・錚々たるラインナップです。機器だけでなく、アクセサリー類も充実していました。ウェルフロートのボードにインシュレータを載せる念の入れようです。SPケーブルの周りには振動や電磁波対策のテープが巻かれていました。taoさんとseiboさんは2年前にも訪問をされています。前回に比べると音の抜けが良くなったそうです。日頃、濃いめのオーディオ交流を重ねているヒデさんの成果ですね。


アヴァンギャルドのSPは試聴会で聴いたことがありますが、訪問先で聴くことは初めてです。ホーン型のSPは音場を形成しにくい、とも言われますが、実際のところどうなのか、訪問の楽しみの一つでした。SPは内振りです。ホーン型を活かした直接音重視の音づくりです。


最上流はプレイバックデザインズMPS-3です。同社の製品に接するのは、世田谷のOさん宅でDAC以来です。プログラムの初っ端はヘイリーロレンでした。バックのピアノの余韻にプレイバックデザインズの色を感じました。オクターブ使いの身としては、プリの銘機HP-500も気になる存在です。一方、下流は圧巻のマークレビンソン4台のブリッジ接続です。


最近復活されたアナログです。ビンテージ品のトーレンスTD-124に、何とMMカートリッジの組み合わせです。フォノイコラザはHP-500内蔵です。この日、最もインパクトを受けたのはアナログかもしれません。


音は人なりとは、よく言われますが、まさしく、そのことを実感する日になりました。ヒデさんはかつて自転車競技で五輪にも出られた元(もしかして現?)アスリートです。ご自宅の脇には現役選手を指導する練習場もあります。お出迎えのBMWのクーペもコンパクトなボディに強力エンジンと伺いました。オーディオも然りです。100dB超えのアヴァンギャルドのSPに、パワーアンプ4台ですから余裕があります。鍛えられた競輪選手が超軽量の自転車を操るイメージが重なります。おいしいボリューム位置を使うための苦労もあったようですが、プリ側で調整されたとのことです。

全般的に感じたのは足元のしっかりしたブレない音です。ヴォーカルがギュと締まります。2年ほど前、pat_mthny7205さん訪問時にも感じた、内振りしたホーンSPの特徴ですね。間接音に慣れた耳からすると、よく判ります。ソース機器の強みだと思いますが、一音一音が綺麗です。シンバルの音が顕著ですが、女性ヴォーカルや録音の良い欧州系ジャズなど、癒される感じの曲を聴きたくなるのも頷けます。いわゆるSPを消す感じではありませんが、広いSP間隔が音場の広がりを生んでいました。アナログでは、一転、骨太の側面も見せていただきました。と、同時に音量の大切さと、音量を出せる羨ましさを感じた次第です。

舌と耳が満足した後は、隣の練習場にて、taoさん、seiboさんへの臨時トレーニングでした。私は専らギャラリーでしたが、前代未聞のビンディング練習を拝見させていただきました。まだクロスバイクでフラットベダルの日々ですが、ゆくゆくは役に立つことでしょう。皆さん、楽しい1日をありがとうございました。チューバホーンさんのいち早い回復を願っています。
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Cafe Brasil

2014-07-12 16:20:42 | ボサノバ/ラテン
熱かったW杯も残り2試合を残すのみとなり、少しの寂しさもありますが、決勝戦には双方の持ち味がぶつかる好勝負を期待しています。組織のドイツ、個人のアルゼンチンと捉えられがちですが、ドイツ選手の個性にも魅力ありますし、オランダ戦のアルゼンチンの組織的守備力には脱帽しました。結局、両方揃っているのが頂上レベルということなんでしょう。一方、3位決定戦は緩い試合になりがち。メダルのかかる五輪との違いですね。それでも最後のW杯になるであろう選手への労い、これから数大会を背負う若手への期待が交錯して、これはこれで楽しめます。惨劇からの第一歩を踏み出すブラジルにも注目です。

ブラジルつながりで今回は『Cafe Brasil』を紹介します。ブラジルのポピュラー音楽の一つ、ショーロのオムニバスアルバムです。ブラジル音楽と言えばサンバ、ボサノバが挙げられますが、少なくともボサノバよりずっと長い歴史があります。哀愁のあるメロディにファドとの関連を想います。ブラジルには陽気で明るいイメージがありますが、その音楽にはサウダージ(郷愁、切なさ、寂しさを表現するポルトガル語)が顔を覗かせる瞬間があります。この『Cafe Brasil』もそんなサウダージが詰まっています。

ショーロの華はなんと言ってもギターです。通常のギターの他に、マンドリンやウクレレの音色に似た小型のギターが加わるため、ファドほど沈んだ雰囲気になりません。ギターの音色だけでなく管楽器や打楽器の絡み、渋くて貫禄のあるヴォーカル等、オーディオ的にも満足できました。個人的にはマイナー調の曲が好みですが、各所に配された明るい曲がいいアクセントになっています。重鎮Sivucaの滑らかなアコーディオンはクセになります。100年ほど前にサッカーの試合で、ブラジルがウルグアイに1:0で勝った際に作られた軽快な曲「1:0」もあります。まあ、現在なら「1:7」で作曲どころではないでしょうが。


カフェブラジルはコンピレーションアルバムながら、かなり売れたようです。2匹目のドジョウを狙ったのかどうかわかりませんが、『Cafe Brasil 2』も出ています。と言っても、こちらはコンピレーションではなく、『Cafe Brasil』に参加していたエポカ・ヂ・オウロというショーロのバンドの作品です。まず『Cafe Brasil』を聴いて興味が湧いたらこちらもどうぞ。


サウダージつながりでもう1枚。こちらは、FM放送J-WAVEの番組「Saude Saudage」の関連CDで、90年代の前半に購入しました。番組がスタートした88年は、私がボサノバに興味を持ち始めた時期でもあります、ラテン音楽を主体とした番組は貴重な情報源でした。この番組は現在でも続いていて、ジャンルのマイナーさからすれば、立派な長寿番組と言えます。ちなみに初期のナビゲーターは宮崎ますみさん(旧名)、現在は、「おもてなし」の滝川クリステルさんです。日曜の夕方の時間帯は、休日が終わる寂しさともマッチしていて、案外、支持層はサラリーマンじゃないかと推測しています。


台風が去った12日の横浜方面もかなり暑くなりました。W杯の進行中にも着実に季節は進んだようです。写真は近所のふるさと村の様子です。梅雨の晴れ間の表情に、夏本番が近いことを実感します。
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LED ZEPPELIN ハイレゾ

2014-07-06 12:55:33 | オーディオ
W杯も4強が決まりクライマックスが近づいてきました。長いこと見てきたW杯の中でも密度の濃さでは一番かも知れません。どの試合も面白い・・・これが今大会の印象です。準決勝の組み合わせは、世界中のサッカーファンへの最大のプレゼントです。残り少なくなった試合数に、祭りの終わりの寂しさも感じますが、準決勝、決勝はもちろんライブで臨みます。4、5時起きですむのは時差12時間の恩恵です。

LED ZEPPELINの初期3枚のアルバムがJimmy Page監修でリマスタリングされ、6月にリリースされました。ZEPファンとしてと言うより、ロック好きのオーディオファンとして気になるニュースでした。どうせ買うならと、アナログレコードだけでなく、ハイレゾ音源ダウロンード権利がつく、スーパーデラックスエデションを選んだ方もいるでしょう。ただし、1アルバムあたり2万円はさすがに高いです。アナログは2007年に発売されたベスト盤『Mothership』を新盤で買っていることもあり、まずはハイレゾ音源のみを購入することとしました。いくつかの購入ルートがあるようですが、HDtracksからダウンロードすることにしました。

デジタルはファイル再生に一本化していますが、依然、ハイレゾやDSDの浸透が進んでいないのが拙宅の状況です。約2年ほど前に、ようやくハイレゾなる記事をアップしましたが、アナログ盤の購入を優先したこともあって、導入のモチベーションが上がりませんでした。今回のZEPのリマスタリングのニュースに触れ、久々に購入しようと思った次第です。数年ほど前、曲単位の購入でHDtracksは使ったことがありますが、アルバム単位の購入は初めてです。以前に比べてダウンロード環境も整備されたようです。進行状況を確認できるので安心感がありました。ファイル形式は迷わずWAVです。


WAV型式にしていることからもわかるように、私自身、ジャケットの画像には拘っていません。画面の小さいiPod touchで再生指示をしていることもあり、極端に言えば画像はあってもなくてもいい、と割り切っています。画像があると検索はし易くなるかも知れませんが、NASの中身をジャンル、アーティストといった括りで階層化しているので、文字ベースの検索でも不便さを感じません。一方でアナログ再生を通じて、アナログ盤のリアルなジャケットの良さは実感しているので、なおさらという気があります。懐かしさ、重さ、傷み・・・デジタル化できないものにもsomethingがありますね。


今回購入した音源は全て96kHz/24bitでした。以下は、私が元々持っている44.1kHz/16bit音源との相対比較です。ハイレゾ音源は、音の立ち上がり、立ち消えの描写が細かくなりますね。「Good Times Bad Times」の冒頭から、空気感の違いがあります。ドラム(高い方)やギターの鮮度も上がって、アコギが主体の「Babe I'm Gonna Leave You」や「Black Mountain Side」が、差を感じやすかったです。20$を切る価格設定ですから、とっかりかりとしては正解だったと思います。ハイレゾ音源は闇雲に手を出さずに、まずはアーティスト、アルバムでの選別をかける・・・この路線でいきましょう。

ところで、「Babe I'm Gonna Leave You」のアコギがいきなり右SPから出てきてビックリ。拙宅でこれまで聴いた音源はデジタル、アナログ共に出だしは左SPです。実は2月に高崎のにらさん宅にお邪魔した際、聴かせていただいたレコードが右SP始まりでした。ネットで調べてみると右バージョン、左バージョン混在しているようです。にらさん宅では、海賊版?システムの接続?などと大変失礼な話をしてしまいました。考えてみるとステージ上ではJimmy PageはRobert Plantの右にいますね(汗)。
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