珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

Ubuntu10.10(Linux)を試す

2011-01-29 06:06:36 | オーディオ
PCオーディオの音はOS(Windows、Mac、Linux)でも変わると言います。音を良くするために、新たにPCを購入するのは躊躇しますが、同じPCでOSを選択できるであれば話が違ってきます。前々からブログやPCオーディオ関係の雑誌で、Linux の音の良さが取り上げられていて気になっていました。まずはお試し版で Linux の音を聴いたのですが、予想以上に音の違いを感じることができました。

Linux にも様々ありますが、PCオーディオ関係で普及しているのが、Ubuntu です。現在バージョンが10.10まで進んでいます。写真はインストールCD付きのガイドブックでした。付属のCDを使うと、Windows 環境を残したまま体験的に Linux を導入することができます。懸念していたNASの認識もあっさりクリア。早速、コマンドラインで実行する aplay というソフトでwavファイルを再生してみました。


実際に aplay で再生する際の画面です。音楽を聴くのに、いちいちコマンドを入力する事に抵抗感もありますが、複数のwavファイルをドラッグ&ドロップで指定できるので、それほど苦にもなりません。これで音がよくなるのであれば許容範囲です。昔、PC-9801やUNIXでコマンドを打った経験もあるので、少々懐かしい感触もあります。


さて、肝心の音ですが、数日聴いた範囲では、
・すっきりする、見通しがよくなる
・かと言って、軽くなるわけでなく、低音が弾む
・立体感が増す
といった好印象です。これは、長らく続いたWave File Player の座を奪うかも知れません。結局、お試し版はやめて、Windows と Ubuntu をPC起動時に選択できるデュアルブートシステムとしました。

もちろん、何か変えた直後は音の差に敏感ですので、割り引く必要はあります。しばらくは、Ubuntu + aplay と Windows + Wave File Player を併用するつもりです。
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Grimaud@サントリーホール

2011-01-22 08:51:54 | ライブ
17日(月曜日)、サントリーホールで開かれた Helene Grimaud (文字化けするので、アクセント表記は外しています)のコンサートに行ってきました。サントリーホールのような大きなホールでピアノのソロを聴くのは今回が初めてです。ピアノ1台で大空間を支配する様に、2時間圧倒された感があります。改めてオーディオとは異なる生演奏の良さを実感したコンサートでした。


プログラムは彼女の新譜『Resonances』の構成のまま、Mozart→Berg→Liszt→Bartokの順でした。昨年末にCDを購入していて、事前に予習済みでしたが、激しさと柔らかさのコントラストは想像以上。特に、MozartとLisztのピアノソナタが素晴らしかったです。CDでは瑞々しいタッチの印象があったのですが、それはいい意味で裏切られたことになります。


生演奏とオーディオは同じ軸で優劣はつけられませんね。例えば録音するポジションは、殆ど多くの観客席より望ましい位置でしょう。そのようなポジションで聴く音楽を、誰もが何度でも再現できる事はオーディオの良さです。一方、コンサートではなかなかいい席に恵まれませんが、それでもアーティストと空間を一にできる喜びは生演奏ならではです。今回は、前から4列目の左端の席で、終始背中姿を見ながらの鑑賞でしたが、それでも十分でした。

インターネットで、幼少期のつらい経験や、動物愛護の話題に触れていたせいか、Grimaud に対して少なからずバリアを感じていました。しかし演奏後の拍手に応える柔らかい表情を見て、私自身がほっとした感じを受けました。彼女の作品は『Resonances』の他Beethovenのピアノ協奏曲他のアルバムを所有しています。昨日も、Rachmaninoff のピアノソナタ他のアルバムをクリックしてしまいました。

コンサートの印象を少しでもオーディオに還元できればいいですが、こちらは長い道のりになりそうです。
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コンセント、極性確認

2011-01-15 22:57:06 | オーディオ
オーディオ誌や各種の指南書では、コンセントの極性を合わせることが書かれています。音の違いは微妙で、入れ替えてみて好みの方を選べばいい、といった話もあり、以前は気にしていませんでした。それでも昨年、コンセントを3P化してアース付きの電源プラグを導入して以降、入れ替えて差せない状況が続いていて、多少気になっていました。工事ミスがないとも言い切れません。

検電ドライバー自体は安価なので、安心料と思ってアマゾンで購入し、調べてみました。写真のそれは、500円でお釣りがきます。使い方も簡単で、後端部を指で押さえながら先端を差すだけです。


HOT側(コンセント穴の長さ短い方)に指すと、接続が正しければネオン管が点灯します。写真のコンセントは普段オーディオに使っていない一般的な2P式です。一応、オーディオ部屋にあるコンセントは全て確認して、問題はありませんでした。


電源環境は庭で言えば、土壌に相当すると感じています。庭木がコンポーネント、庭木の配置がセッティングでしょうか?仮に素晴らしい庭木を上手に配置できても、庭木が元気でなければいい庭にはなり得ません。極性はささいな事かも知れませんが、少しずつ土壌の改良をやっていこうと思っています。
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Burn → Rainbow & Whitesnake

2011-01-08 10:24:41 | ハードロック/メタル
遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。正月は、NHK教育チャンネルで再放送された「スコラ 坂本龍一 音楽の学校」が面白かったです。バッハ、ジャズ、ドラム&ベースをテーマに、講義あり、ワークショップありで、あっという間の6時間でした。ジャンルを超えて音楽がつながっていることが実感できました。オーディオで音楽が持つ深さに触れられたらいいですね。

今回は第3期 Deep Purple の話題です。Deep Purple の全盛期が第2期であることに異論ありませんが、曲で一番聴いたのは「Burn」かも知れません。中学当時、FM番組でフルに放送された際エアチェックして聴き込みました。最近では住宅メーカーのCMでも使われていたので、旋律自体は聴かれた方は多いと思います。ツインボーカルの熱唱、クラシック色の強いギターソロとキーボードソロ等、聴きどころ満載です。

当時は、表題曲「Burn」の印象が強くアルバムの他の楽曲は地味な印象でした。ただ、他のロックやポップスのアルバムでもそうですが、過去にそれほど印象に残っていなくとも、改めて聴き直すと良さを再発見することがあります。この『Burn』もそういった1枚です。音楽性の違いから後に Ritchie Blackmore は Rainbow を、David Coverdale は Whitesnake を結成しますが、このアルバムにその布石を感じることができます。


『Burn』の7曲目にある「Mistreated」はその後、Rainbow や Whitesnake のライブでもとり上げられた曲です。Ritchie Blackmore と David Coverdale それぞれにこの曲への思い入れがあって、ギターのための曲か、ヴォーカルのための曲か、論争があったようです。私はDavid Coverdale に一票ですね。Whitesnake の名盤『Ready An' Willing』のボーナストラックになりますが、でライブでの「Mistreated」を聴くことができます。


今年も、こんな感じで音楽とオーディオの話題を半々といった感じで紹介できればと思います。
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