珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

北関東オーディオ訪問:にらさんを訪ねて

2016-03-26 08:26:49 | オフ会
早いもので3月もあっという間に過ぎてしまいそうです。オーディオ交流の方も年末からしばらく間が空きましたが、ボチボチ再開です。シーズン開幕ではありませんが、3月12日、13日は北関東方面へ遠征してきました。Philewebつながりで、いずれも過去に訪問させていただいたお宅の再訪となります。初日は高崎のにらさん宅、2日目は栃木のくーちゃん3003さん宅です。にら邸へは高尾のニッキーさんも参戦です。高崎では蕎麦、栃木(佐野)ではラーメンと、食の方も充実の2日間となりました。早春とはいえ、横浜とは季節にラグがあります。冬仕様で高崎へ向かいました。

横浜から高崎へのアクセスは楽になりました。拙宅からだと乗り換えは渋谷での1回のみ。湘南新宿ラインの恩恵は大きいです。ドアの開け閉めが手動なのは南関東との気候の違いに依ると思われます。手動は通年なのでしょうか?猛暑時の冷房の効きを考えれば、それもリーズナブルです。


集合まで間があったので有名なラスクなどをお土産に買いました。スターバックス前で、にらさんと9か月ぶりに再会しましたが、ニッキーさんが登場しません。どうやら逆の西口の店舗に行っていたようです。なんとかニッキーさん合流後、上州の蕎麦の名店「梅の花」へ移動しました。


暖簾分けでいくつか店舗があるようですが、微妙に味が異なるようです。ここは、推奨の店へ。とてもコシのある、香りの豊かな蕎麦です。小分けになっている蕎麦の塊を各自取り合う形で、あっという間に笊が空になりました。蕎麦は腹持ちがいいので、お代わりは無しにしました。


その分、珍しい下仁田ネギの天ぷらです。すき焼きのイメージが強い下仁田ネギですが、天ぷらも合いますね。塩でいただきました。


2年ぶりのにら邸でした。明るいリビングルームでウェルカムコーヒーをいただいた後、オフ会スタートです。前回はシャコンヌでのイベント帰りに寄った感じでしたが、今回はたっぷり時間があります。SPの配置は前回同様に短辺配置の平行法ですが、この間、長辺配置を試したり、ルームチューニング材を変えたりと、試行された模様です。前回訪問時、機器類はリスニングポイントの脇に置かれていましたが、現在は後方奥へ移動しています。その場所にあった棒を使ったチューニング材は撤去されています。グレードアップ志向が勝りがちなオーディオですが、にらさんは計画的に?むしろ逆の路線を進まれてます。


上流の危機は総入れ替となっていました。長年拘ってきた米国スペクトラルのアンプはもうありません。これは大きな変化点と言えます。現在のアンプは出水電器のALLIONです。CDプレイヤーの方もレビンソンNO.390SL→プレイバックデザインMPS-3→メトロノームCD5 Signatureと変遷しました。


アナログプレイヤー、ミッチェルエンジニアリングのGyroDecは健在でした。アナログリラックスのブラシは、私も使っています。


ベンツマイクロのカートリッジはGLIDER SLです(前回からグレードアップ?)。不安のあったサポート体制ですが、何とか問題解消されたようです。今回の訪問で切れのいいサウンドを耳にして、個人的な注目度が上がりました。


スピーカーはディナウデオSPECIAL25で、こちらは不変です。前回からの変化点はスタンドです。黒い金属製から優しい外観の木製へ変更です。バック工芸社のスタンドで黒い専用のスペーサーが目を引きます。天板レスというのは面白いなぁと、後日、気づきました(汗)。


事前に音源紹介のプリントを2枚ほどいただきました。それぞれの音源の聴きどころや、にらさん自身のコメントが記されています。嬉しい、ご配慮です。岡山のスイートサウンドさんの音会を思い出しました。音楽や音でもてなす、逆にもてなされる・・・これは大切にしたいですね。


ジャズやヴォーカルを中心に拘りの音源をかけていただきました。いくつかオーディオファンにはお馴染みの音源も混ざっていました。しばじゅんは、私は持っていませんが、すっぴんの心地よさがありますね。それとマドンナの聴きどころも教えていただきました(笑)。


アナログはどれもよかったですが、究極はこれです。「胸いっぱいの愛を」の日本盤シングルです。45回転効果も相まってとてもエネルギーを感じる1枚でした。ロック好きのニッキーさんも満足されたようです。ただし日本盤なら何でもいいわけではないので、ご注意を。プレス次第だそうです。


私とニッキーさんが交互にセンターポジションに座る形式で進行しました。最初、CDプレイヤーの音をセンターで聴いたとき、大人しい印象を受けたのですが、これはCDプレイヤーの足元に敷かれたインシュレータが絡んでいたようです。ベルウッドさん来訪時との差異でもあり合点がいったご様子。外すと躍動感が出てきてました。前回の訪問で感じた凝縮感、ギラギラした毒っぽさは後退した感じです。センターのチューニング材の有無?、レビンソンとメトロノームの個性の違い?などど考えていました。音源の影響もあるのでしょうが、アナログが全般に好印象でした。

後半はウェルフロートが登場し(これは予想外)、ボード大会となりました。ニッキーさんの音に対する読みは鋭いですねぇ。私は感心するのみでした。多くのお宅を訪問する中で、私自身は全体的なサウンドの傾向を捉えるようになりました。したがってこの日の関心事項は、やはり凝縮感(前回)とすっきり感(今回)の変化の方です。もう一つは機器購入の考え方ですね。オーディオを突き詰めると機器の総額が上がりがちですが、何か着地点を探すように、中古を含めて機器を選んでいるのが面白いです。この後、岡山の友人を訪ねて自身の立ち位置を再認識されたにらさんの、今後に注目したいと思います。

オフ会が終わったら高崎の街へ移動です。ニッキーさんは高尾に戻られるため1次会を駅ビルのキリンシティにしました。キリンシティはいわゆる大都市にしかないそうですが、高崎にはちゃんとあります。1次会終了後、私はホテルに荷物を置いて、再び繰り出しました。駅から少し歩いた繁華街で2軒はしごです。「西番」では芋焼酎を飲みながら焼き鳥、漬物、豆腐をいただきました。オーディオや音楽はもちろん、コミュニティ、群馬の高校野球などの話で時間が経過しました。さらにもう一軒、写真は控えておきますが、にらさん御用達のお店で水割りを飲んで高崎の夜を締めました。



にらさん、ニッキーさん、楽しい高崎の午後をありがとうございました。栃木への旅へ続きます。
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長谷川陽子、チェロリサイタル

2016-03-10 04:46:35 | ライブ
偶々ですが2週続けて、週末、銀座方面に出かけることとなりました。2月28日は大学時代の仲間の遅い新年会でした。丁度、東京マラソンの日でした。東銀座駅から地上に出るとご覧の光景です。冬から春にかけての東京の風物詩となった東京マラソンを、初めて目の当たりにしました。マラソンのブームはまだ続いているようです。友人もすっかりマラソンづいていて、各地で開かれるマラソン大会に参加しています。私は山や自転車はやってますが、どうも長距離のランニングは敬遠してしまいます。まあ、人それぞれ、続けられる健康法を持てばいい、とはなりますが。


新年会はホテルのビュッフェ形式ランチでした。さらにもう1軒加えて、4時間ほど談笑して散会、そのまま山野楽器へ向かいました。特に当ては無かったのですが、グリモーの水をモチーフにした新作を購入しました。ラヴェルの「水の戯れ」あたりから聴き始めています。


翌週の3月5日は長谷川陽子さんのチェロリサイタルでした。朝日カルチャークラブでの実演会から、早いもので2年半になります。その時はヴァイオリン向けの「シャコンヌ」がテーマでしたが、今回は王道の無伴奏チェロ組曲、それも全曲の敢行です。6つの組曲はそれぞれ6曲で構成されていますから、合計36曲になります。休憩挟んで3時間半の長丁場でした。長谷川さんは勿論ですが、聴いている私も少々疲れました。ライブの良さは音と共にご本人と空間を共有できること。後半は陽子さんも体の動きが活発化、楽曲と演奏者が一体となる様子が窺えました。


浜離宮朝日ホールは今回が初めてです。ほぼ真正面の後方の席でした。一曲目を聴いて、私には少し響きが勝っている感がありましたが、進行するうちに耳が慣れてきました。結局、アンコールも組曲からの選曲となりました。九州、大阪、東京と続いたバッハの旅、お疲れ様でした。


自宅のクリスマスローズが満開になりました。暖冬で狂い咲きしていたユキヤナギも、ようやく正式に?咲き始めました。オン用のコートも冬用から春用に切り替えました。まだ三寒四温は続きますが、春は着実に近づいていますね。
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