シルバーウィークの横浜方面は冴えない天候が続いていましたが、最終の25日は見事な晴天となりました。以前より気になっていた日向地区の彼岸花を、家内と鑑賞してきました。日向地区は伊勢原市の一部で、大山の麓に当たります。拙宅から電車、バスで2時間かかりません。訪れるのは、真夏のトレーニングで登った日向山以来、となります。前回は炎天下でしたが、さすがに9月下旬になると過ごしやすくなります。蝉の声はかろうじて聞こえていましたが、彼岸花の群生に、秋の入口を感じた1日でした。散策のスタートはバスの終点、日向薬師です。
彼岸花と言えば、まず赤色となりますが、一部、白い彼岸花も見られました。彼岸花は何と言っても田園風景、特に田んぼとの相性がいいです。台風の影響もなく、無事収穫となった様子でした。
付近を流れる日向川です。この上流には日向渓谷があります。大山の麓なので水には恵まれています。川沿いの日陰道は、増水で閉鎖されていました。
集落、その奥には日向山でしょうか。2ヶ月前の炎天下登山が、早くも懐かしく感じられます。
奥の三角の山が大山、標高1252mです。日本の秋、を感じます。写真奥の田んぼから、段々と下ってここまで来ました。ここから更に下ります。
藤野というバス停近辺も、群生地となっていました。下れば下るほど、大山の姿が大きく見えてきます。農家の方々のご協力なしに、ここでの彼岸花鑑賞は成立しません。ほぼ私道を歩かせていただきました。
彼岸花の赤と秋の青空のコントラストが見事です。目に沁みます。
ポツリと咲く彼岸花もよいですが、まとまって咲くと鮮やかさが出ます。
最後に寄った、諏訪坂下バス停付近の群生地です。水面に彼岸花が映っています。
久しぶりの晴天でしたので、皆さん、この日を狙って訪れていたようです。結構な人で賑わってましたが、年齢層は、我々よりずっと上の方が目立ちました。万人受けする桜や紅葉とは違うのかも知れません。昨日、拙宅の周りの金木犀が香りはじめました。確実に季節は移っているようです。