珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

束の間の夏休み(京都編)

2015-08-26 20:37:55 | その他
夏休みの後半は久しぶりの家族旅行でした。10年近く途絶えていたので少々新鮮な感覚がありました。向かったのは京都です。ちょうど五山の送り火があり、生まれて初めて大文字焼きを見ることができました。京都に着いて驚いたのが外国人の多さです。アジアだけでなく欧米からもかなりの人が訪れていました。今、世界中の旅行者にとって、一番訪れたい場所が京都なのだそうです。普段、横浜に住んでいる私も、京都には他の都市に無い独特の雰囲気を感じます。道を歩いていても、バスに乗っていても、蕎麦屋さんに入っても、何か高揚感がありますね。2月のジャズ喫茶Murra以来の京都です。

旅の始まりは嵐山でした。天竜寺の庭、少し色づいてます。秋を先取りでしょうか。


天竜寺を抜けると竹林の散策コースが待っていました。竹が背丈が高いので暑さを凌げます。


展望の良い丘に登ってみました。下に見えるのは川下りで有名な保津川です。高校の修学旅行の班行動で保津川を下ったことは憶えています。


その保津川沿いに嵐山から亀岡方面へ向かうトロッコ電車で進みます。ここも外人さん多かったです。開放感ある車両(5号車)を確保できました。


桂方面へ移動しました。夏空が桂川に映っています。この橋のすぐ近くにある老舗の和菓子やでかき氷を食べましたが、何と30組待ち・・・。


翌日は涼を求めて、鞍馬・貴船方面へ出かけました。叡電に乗るのはおそらく初めてです。鞍馬では天狗のお出迎えでです。鞍馬寺から一山超えて貴船へ向かいました。


鞍馬と言えば義経ですね。奥州へ下る義経が背比べに使った石だそうです。丁度10年前の大河ドラマが義経でした。10年一昔と言われますが、あの当時、ここまでオーディオにのめり込んだり、全国のオーディオファンと交流したりするとは想像できませんでした。一方で10年の短さも感じます。時間の貴重さが身に沁みる年齢になりました。次の10年も想像の外側なんでしょうね。


貴船も大混雑でした。当てにしていた流しそうめんは4時間待ちで早々に断念。異様に高い川床料理もパスして、比較的すいている下流のお店にしました。


今回のハイライト、送り火です。時間帯をずらしていくつかの山で異なる文字が焼かれますが、まず見るならこちらです。出町柳近辺には7時頃から人がどんどん集まってきました。正味20分ほどでしょうか、形が崩れはじめたところで見納めとしました。帰りの混雑が心配されましたが、市バスの臨時便には助かりました。


最終日はまず宇治へ。ここも中学校以来の訪問になりますが、全く憶えていません(汗)。2014年にリニューアルされ鮮やかになったと聞きました。


平等院を出てちょっとした散策コースを歩きます。宇治川です。この上流は4月に訪れた立木音楽堂の脇を流れる瀬田川、そして琵琶湖となります。


最終日の午後はフリータイムにして、家内と二人で定番の銀閣寺に向かいました。ここも2度目ですが、すっかり記憶から抜け落ちています。修学旅行は行間だけを憶えているものなんですね。アップダウンのある順路から、銀閣と京都市外を見下ろす構図となっていました。哲学の道も歩きたかったのですが、時間切れで次に持ち越しました。


旅先ではその場所ならではの食事も楽しみです。嵐山ではそうめんと豆腐料理をいただきました。


寺町通りの三嶋亭は以前、東急ホテルのお店に行ったことがあります。砂糖をまぶして焼くスタイル、健在でした。ベテランの仲居さんが全て仕切りますので、こちらは安心して食に専念できます。とろける牛肉と京野菜の組み合わせ・・・ご馳走様でした。


ついつい食べてしまうので最終日はお腹も疲れ気味。最後の夕食は控えめに、にしんそばにしました。三条通りの蕎麦屋さんです。染み入るようにお腹を癒してくれました。


訪問先は京都でも有名な場所ばかりでしたが、久しぶりの家族旅行を楽しめました。時期も時期、場所も場所で出費は膨らみましたが、子からの提案は嬉しいものです。丁度旅行の最中に、昨年末NKHでやっていたドラマ「京都人の密かな愉しみ」夏編が放送されました。録画してあるのですが、まだ見れていません。晩夏を感じながら、ゆっくり見るのもいいかも。秋にも京都は訪れたいですね。紅葉の京都も魅力的ですが混雑必至です。比叡山あるいは愛宕山に逃れて、秋の京都を見下ろすのも手かと、思案しているところです。
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束の間の夏休み(甲子園~ヴァンサン~GRF邸編)

2015-08-20 22:32:41 | オフ会
短い夏休みも終わり、今日から仕事再開です。猛暑もここに来て落ち着いてきた感がありますが、まだまだ真空管アンプ使いにはつらい暑さです。今年の夏休みは例年通り、1週間でした。丸々家にいたのは2日間だけで、その意味ではオーディオ三昧とはなりませんでした。高校野球観戦、フレンチ会食、GRF邸訪問(急遽お邪魔)、京都への家族旅行と、あっという間に過ぎました。慌しくて休んだ気もしないのですが、それでも、ややこしい事は一旦リセットできますから、このような時間は大切にしたいものです。そんな束の間の夏休みの前半戦の話題から紹介します。

兵庫から横浜への帰りすがら、再び甲子園球場に行ってきました。今度はプロ野球ではなく、100年で盛り上がっている高校野球の方です。丁度、神奈川の東海大相模が登場する日程でした。この日は関西勢が出ないので、余裕で席を確保できると思っていたら当てが外れました。やむなく無料のライトスタンドに移動です。


高校生のエネルギーが交錯するのはグランドだけではありません。東海大相模のアルプススタンドです。ブラバンと応援団、チアリーダーによる華やかな応援でした。一方の聖光学院はブラバンなしのバンカラな応援で好対照でした。3回目の夏の甲子園ですが、何とも言えないパワーを貰えます。ベルウッドさん、以前フィリアホールでご一緒した際、アマチュアのオケのひたむきさを、甲子園に喩えていました。


終始試合を優位に進めて、東海大相模、好発進です。


甲子園に向かう電車の広告で阪神百貨店でのイベントを知りました。中古レコード、CD、書籍の販売会です。この日が初日だったこともあり、新幹線までの時間を潰すことにしました。会場に着くと、ご年配の方々が熱心に箱を漁っています。入り込むのに苦労しました。結局、クラシックのCD3枚(ヒラリーハーン、マイスキー/アルゲリッチ、ハーゲン・クァルテット)を購入しました。


14日は六本木のフランス料理店ヴァンサンでの会食でした。BOさんとGRFさんの間で話が進行していたようですが、私も都合がついたので参加させていただきました。城シェフはオーディオファンとしても有名ですね。嘗てはステレオサウンド誌で菅野さんの訪問を受けていますし、アナログ誌にも登場されていました。GRFさんもシェフとの対話を楽しみにしていたはずです。待ち合わせまで少し余裕があったので、青山一丁目~乃木坂~六本木をぶらぶらと散歩してみました。私が一番乗りで、続いてBOさんが来られました。暑気払いにシャンパンを飲み始めたところで、GRFさんも合流です。


時間をかけて濃厚なフレンチを堪能しました(この方面の語彙が不足しているのはご勘弁を)。全部で5品です。盛り付けも綺麗ですね。前菜のカラスミはこちらの定番のようです。冷たいスープは夏に嬉しい一品です。デザートの桃も美味しかったです。これらに白、赤の美味しいワインを合わせました。特に赤ワインは複雑で味に深みがありました。残念ながらドクターから制限のかかったGRFさんは、赤ワインをご遠慮されました。料理の1皿以上の値段のするワインを飲む機会、私は、そうそうありません。オーディオ同様に授業料を納めると深い世界が待っているのでしょうか。


メインのソテーとフォアグラ、キノコです。羊の肉にありがちな癖がありません。


食事が落ち着いたところで城シェフも登場、オーディオの話、レストランの話となりました。細かい話を覚えていないのは、サービス気味につがれた赤ワインのせいかも知れません。何事もパーフェクトはないから・・・と城さんがおっしゃっていたのは妙に覚えていますが。食事中の会話の中で、BOさんがGRFさんの音を聴きたいとの話になり、そのまま訪問する流れとなりました。地下鉄の乗り継ぎの際、一番足取りが軽かったのがGRFさんでした(笑)。

そんなわけで2年ぶりの、ユニコーンのある和室です。前回訪問もやはりお盆の時期でした。この間、いくつか変化点があります。まずSPの配置です。長らく横向きだったのが縦向きになっています。アンプも総入れ替えでしょうか。工藤さんのアンプに、是枝さんのモノラルアンプ×2台です。最上流はEMMのCDトランスポート及びPC(再生ソフトはKORG)で、これをやはりEMMのDACで受けます。CD、SACD、テープから起こしたDSDファイルとソースを変えて、クラシック中心に聴かせていただきました。途中、リンダロンシュタット、ちあきなおみ等POPS系も挟んでいただき、ご配慮ありがとうございました。


一聴で感じたのは、音が前より濃い!ことでした。お邪魔した3時間半、この印象は続きましたので、アルコールのせいではありません。今回で4度目の訪問になりますが、過去3回での変化より、ずっと大きい変化だと思いました。その濃さは、楽器の種類や肉声を問いませんが、とりわけコントラバスの深み、力感が素晴らしかったです。ミューザ川崎で聴いた音を再現するべく、追い込まれたとはGRFさんの弁です。ミューザの音は知る由もありませんが、とても説得力のある音でした。ショパンのバラード(イリーナ・メジューエワ)は、和室に演奏の気迫が充満しました。BOさんと一緒に感嘆するしかありませんでした。

BOさん、GRFさん、濃い食事に、濃い音、まさに濃い1日をありがとうございました。この日のGRFさんの音を聴いて、やっぱりオーディオは終わりの無い趣味なんだなぁと思いました。ご経験の長いGRFさんが未だに上を目指している姿と、何事もパーフェクトは無いと言われる城シェフのお話がつながりました。先は長いですね。
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UENOさんを訪ねて

2015-08-13 11:35:43 | オフ会
先の日曜日、佐用にお住まいのUENOさんのオーディオルームを訪問してきました。きっかけは6月の津山の記事です。津山から姫路への帰路に姫新線を使ったことを書いたところ、UENOさんからコメントならびにオフ会のお誘いをいただきました。佐用の存在を知ったのは、兵庫方面に出張するようになってからです。何がきっかけになるかわかりません。ぶらり旅はやってみるものですね(笑)。さっそくUENOさんのホームページを拝見したところ、真っ赤な自作SPに立派なオーディオルームが目を引きました。UENOさんは、ゆうけいさんとも交流があるそうで、私も兵庫ネットワークのお仲間に入れさせていただいた次第です。

オフ会は午後からでしたので、午前中は姫路に繰り出しました。関西にいる間に行きたい姫路城ですが、もう少し涼しくなってからにします。真っ白だった白鷺城も、さすがに屋根はグレーがかってきました。


午前中はのんびり映画でもと思っていました。鎌倉を舞台にした四姉妹の物語、海街diaryです。6月公開で間もなく入れ替えのタイミングだったせいか、シアターほぼ独占状態で鑑賞することができました。姉妹の絆が深まる過程と鎌倉の四季を、一冊の日記をめくるように追う展開でした。


佐用へ向かうルートは二つあります。一つは姫新線、もう一つは相生、上郡を経て智頭急行を使うルートです。時間の関係で行き、帰りともに後者となりました。お互いに着ている洋服を事前に伝えていたので、初対面でもすぐに分かりました。さっそく車でオーディオルームに向かいます。


詳細はUENOさんのホームページを見ていただきたいのですが、10年ほど前にオーディオルーム構築を思い立たれました。それでも実現する、しないには大きな壁があるように思います。実現されたのがまず素晴らしいですね。築10年とは信じられないくらい、綺麗で整理されたオーディオルームでした。ルームのサイズは横4m×縦5mで天井高さも十分かつ傾斜がついています。長岡さん系統のオーディオ仲間との交流がUENOさんのオーディオのルーツにあります。オーディオルームに名前を付けるのもその方面で流行っていたようです。ちなみにこの部屋はイル・マーレ(イタリア語で海)です。


壁にはアナログレコードとヴァイオリンがディスプレイされていました。リゾート地のオーディオルームの雰囲気を日常で味わえるのですから羨ましいですね。


ウィルソンオーディオのSystem 7の形状を参考に、自作されたSPを使われています。ユニットは全てフォステクス製だそうです。独特の鮮やかな赤さは、とても自作品とは思えない完成度と存在感でした。床を伝わるSPケーブルは銀線です。オーディオとは直接関係の無い材料屋さんから購入されました。ルーム、SP、ケーブルに共通する自作への拘りを感じます。


一方、上流の機器には一級品が並び、ここは購入派のオーディオファンの側面が見られます。マークレビンソンのプリメインアンプ No.383Lに、エソテリックのSACD/CDプレイヤーK-01です。オフ会でレビンソンの音を聴くのは初めてかも知れません。レビンソンには新しいNo.585というプリメインアンプがありますが、意匠含めてNO.383Lへの想いが強いようです。プレイヤーについても、エソテリックのVRDS機構の音に拘っている様子でした。実際、フラッグシップのX-01を経てK-01導入に至っています。流行のファイルオーディオは別物と割り切り、あくまでもディスク再生中心のシンプルなシステムです。


クラシック、フュージョンを中心にUENOさんのお好みの音源をかけていただきました。意外にヴォーカルは少なかったですね。クラシック系では弦、特にヴァイオリンの音源が多かったですが、この理由の一つは後ほど。


フュージョン、POPS系の作品です。私の知らない世界を覗かせていただきました。右下のスキンヘッドのオジさん、メタル界の名ギタリスト、ジョー・サトリアーニとは知りませんでした。


SPをリスニングポジションに向ける、いわゆる内振りですが、何せオーディオルームが広く、壁からの距離にも余裕があります。SP間隔は3m近くあるでしょうか?ですから内振りでもSPが消えます。SPの外に広がるというより、SPの間に定位しても元々の配置が広いので音場も広い、といった印象です。ヴォーカルもSPより後方、概ね後ろ壁の辺りに定位していました。個々の音の佇まい、定位感の良さも印象に残りましたが、これはSP側にラック、機器類を置かないシンプルさが効いていると思いました。誰もが手に入れられる空間ではありませんが、部屋の広さの効果を実感することとなりました。

質の悪い低音なら出ないほうがいい、という低音に対するスタンスもUENOさんのオーディオの特徴でしょうか。実際、低音は控えめでした。聴かせていただいた音源で、私が知っているのはエヴァンスのワルツ・フォー・デヴィくらいでしたが、ラファロのベースはもう少し押し出し感が欲しくなりました。一方、ヴァイオリンや上述のエレキギター、ソプラノなどは、実に高音が伸びやかでした。オーディオのレベルを上げる一つのキーが低音だと思っていますが、このような割り切りもあるのかと、勉強になりました。聴かれるジャンルの影響もあるのですが、何より自身が欲する音を理解された上でのシステムだと思いました。

こちらは壁にかかっていたものとは別のヴァイオリンです。モデルは名器ストラディバリウスです。UENOさんは嘗て、大学のオーケストラでヴァイオリンを弾かれていました。当初、軽音楽部に入るつもりが、巡りあわせでオーケストラに入ることになったそうです。経験値ゼロながら練習を重ねた様子が、手書き文字が詰まったスコアから窺えました。ただし、いいこと尽くめではありません。
・オーディオではどうしてもヴァイオリンのパートが気になる(他の楽器に関心が向かない)
・苦い経験のある楽曲はなかなか聴く気にならない
そうです。先入観無しに楽曲を楽しめる・・・これは当方の、知らないことによるメリットですね。


オフ会の後は近所の中華料理店で感想戦です。おいしいカニチャーハン、ご馳走様でした。ホームページの日記をみると、UENOさん、かなり食事やワインにはお詳しい様子。この日はアルコール抜きでしたが、姫路あたりで続きをやりましょう。学生時代、つまりオーケストラに打ち込まれていた時期は、横浜とも大いに関係があったと聞きました。東京・横浜方面で旧交を温める機会もあることでしょう。その際は拙宅にもお立ち寄りください。海とは逆の広さ(狭さ)ではありますが。


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甲子園へ

2015-08-08 17:14:26 | その他
関東も関西も似たような猛暑で参っています。そんな7月31日、会社の同僚3人で甲子園へ行ってきました。100年を迎えて盛り上がっている高校野球ではなく、プロ野球の方です。実は阪神も球団創設80年で節目の年です。首位争いしていることもあり、球場には多くの阪神ファンが詰めかけていました。ただでさえ暑い中、さらにファンの熱気に包まれるという"熱い"企画です。甲子園は過去に高校野球観戦で2度ほど訪れています。それでもタイガース戦には独特の雰囲気がありました。私以外の2人は虎党で熱も入っていたようですが、こちらは俄かファンですのでビール片手に気楽に観戦です。

この日の相手はヤクルトです。高校野球があるためこの3連戦の後は、1ヶ月のロードとなります。


3塁側もレフトスタンドも黄色一色ですね。さすが本拠地と言いたいところですが、これには理由があります。


まだ西の空は明るいです。アルプススタンド向こうには六甲の山並みも見えます。ライトスタンドには地元のサンテレビの中継カメラが入っていました。


黄色一色の理由はこれです。80周年の記念イベントとして入場者全員にイエローのメッシュジャージが配られていました。かく言う私もちゃっかり貰って着ておりました。最近はプロ野球を観る女性が増えているようですね。有名なところではカープ女子がありますが、こちらTORACOも負けていません。


すっかり陽も沈みナイターらしくなってきました。この日の先発、藤浪投手が乱調で途中交代、阪神が追いかける展開となりました。


福留選手のタイムリーなどで阪神が追い上げ、逆転勝利。7回と試合終了後には名物の風船です。片付けるの大変そうだなぁと思いつつ、郷に従いました(笑)。


点が入る度に球場全体が大いに盛り上がりました。今までTVでしか見ていなかった阪神ファンの熱狂ぶりを、実体験できました。試合終了後、甲子園駅の大混雑にこれまた大汗をかきましたが、楽しい真夏の夜となりました。企画ありがとうございました。この夏は機会を作って高校野球も観るつもりです。
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そねさん、ushiさんを招いて

2015-08-03 07:07:10 | オフ会
梅雨明けして、いわゆる梅雨明け10日と呼ばれる晴天が続いています。今年は梅雨入りも梅雨明けも明確で、最近の傾向と変わりました(昔に戻りました)。日本アルプスは絶好の夏山日和でしょうね。今年の夏は登山を休んで、9月の上高地から再開の予定です。猛暑がつらいのはオーディオの方で、特に真空管アンプ使いの身としてはモチベーションが下がります。音楽を聴きたい気持ちは変わらずですので、ついセカンドシステムに向かってしまいます。ウェルフロートボードやヘッドホンの導入など、ブログのネタはあるので、感想など整理して少しずつ紹介していきたいと思います。

先週の土曜日、Philewebつながりで、同じ神奈川県内に住む、そねさんとushiさんにお越しいただきました。5月のHarubaru邸でのオフ会にてushiさんとご一緒させていただきました。その際、そねさんが極めてお近くにお住まいであることが判りました。そねさんとushiさんが古くから交流されていることは知っていましたので、ご一緒にと、お誘いした次第です。そねさんは電源まわりに拘り、ファイル再生に取り組まれています。ushiさんは私と同じCubox使いです。ushiさん宅を訪問したK&Kさんから、SPを消すセッティングに共通性があることも聞いていました。お二人のオーディオにも関心があったわけです。

SPのセッティングはGWのクリニック以降変わっていません。ラックに3枚ウェルフロートが入っているのが分かるかと思います。同ボードをSPに使う方が多いですが、アンプやDACでも効果がある話を耳にします。実際、音の座りがよくなり安定感が増す印象です。もうしばらく聴き込んでみようと思います。


いつものようにデジタル、アナログの流れで進行しました。お二人共に女性ヴォーカル好きと伺っていましたので、その前提で組んでみました。結局、インスト系の楽曲以外は全て女性ヴォーカルとなりました。例外的に男性ヴォーカルがかかったのは、石川さゆりのデュエット(アナログ)くらいです。


アナログはいつも通り、流れを見ながら選曲する形式です。アナログのノイズの少なさに興味を持たれたようでしたので、超電水とデンターシステマによる洗浄方法を紹介しました。オフ会後、ushiさんから問い合わせがありました。さっそくレーベルカバー用のグッズを購入されたようです。


SPを消す聴き方、空間表現についいてはお二人の反応が対照的でした。ティールをやはり壁から離して平行配置されているushiさんは音の類似ぶりを感じられていたようです。一方、そねさんは珍しそうに試聴位置を前後に変えて聴かれていました。肝心の女性ヴォーカルはいかがだったでしょうか。平行法においてはヴォーカルの立体感が出るように調整するので、オーケストラとヴォーカルどっちも楽しめる美味しい配置というのが私の理解です。選んだ音源にも興味を持っていただいたようで良かったです。逆に持ってきていただいた音源からお二人のお好みがよく分かりました。キーワードは連続性(そねさん)と癒し(ushiさん)でしょうか。

終了後は長津田に移動して感想戦です。そねさんから事前に中華料理店を紹介いただいていました。途中、ビールから焼酎と切り替えつつ、音楽、オーディオ談義を続けました。音を聴く、音楽を聴くの話題になりましたが、オーディオを続ける以上、音を聴くことは避けられないように思います。手段もまた楽しい(苦しい?)のが趣味のよさですね。秋になりましたらお二方を訪問したいです。ピエガにティール、オフ会で聴くのは初めてです。その前に暑い夏を越さねばなりませんが、たまには真空管にも灯を入れて、話題の出たモーツァルトのピアノ協奏曲23番でも聴くことにしましょう。
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