珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

花の話題

2012-03-31 15:25:58 | その他
今週はオーディオ、音楽の話題はお休みで、花にまつわる話題です。春の花と言えばまずは桜ですが、桜が咲くまでの間にも趣のある花があります。以前の記事で金木犀で秋のスイッチが入ると書きましたが、春のスイッチはやはり梅ですね。今年は全体的に開花が遅く感じますが、毎年、寒さに負けない梅の花を見ると嬉しくなるものです。特に里山でポツンと咲く梅が好みです。


ちょうどこの時期に花が咲く、レンギョウとユキヤナギも好きな花です。特にレンギョウは小学生当時、よく遊んだ公園に大株のものがあって、春休みに黄色い花を咲かせていたのを覚えています。そんな理由もあって、自宅の庭には、レンギョウとユキヤナギを並べて配置しています。両方とも奔放に伸びた方が美しいのですが、庭だと暴れるので難しいところです。


最後は実際の花ではなくドラマの題名です。NHKの連続テレビ小説「カーネーション」が終わりました。世間的にも好評だったようです。ドラマは積極的には見ませんが、たまたま出だしを見てそのまま見続けるパターンがあります。このドラマも昨年の10月、出張先のホテルで何気なくつけたら嵌ってしまい、最後まで見ることとなりました。連続テレビ小説を見るのは、「純情きらり」以来ですから随分久しぶりです。

まずヒロインの尾野真千子さんの演技に引き込まれました。モデルはコシノ三姉妹を育てた小篠綾子さん。女学生から母親役まで、見事な成り切りでした。他の配役も個性的でしたし、脚本も素晴らしかったです。3月以降は夏木マリさんに交代しました。賛否それぞれあったようですが、一貫性があったので違和感なく最後まで見れました。洋服デザイナーや、だんじり祭りなど、普段知らない世界も楽しめました。


音楽についても触れておきます。オープニングは椎名林檎のシングルです。改めてドラマが終わって聴くと、歌詞の意味がより深く伝わります。シーン別の音楽も良かったのでサントラを購入しました。何曲かiPodに入れることします。
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ルビジウムクロック試聴

2012-03-24 09:19:23 | オーディオ
肌寒い雨の日(17日)、ラトックシステムで開催されたルビジウムクロックジェネレータRAL-RbOSC1Kの視聴に行ってきました。ユーザーが組み立てるキット形式での販売ですが、価格50万円ですからお気軽なキットではありません。オーディオメーカーの同種の製品は、エソテリックが140万円、フェーズテックが70万円ですので、それらと比べると買得ということになるのでしょうが・・・。ルビジウム、セシウム、水晶、GPSと、このところクロックの話題が以前より目立ちますが、実際に耳でどう感じるかは、気になるところです。

こちらが試聴に使われた機器です。PCはMACでした。MACが2台写っていますが、左側がデジタルファイル再生用で、右側はブルーレイドライブからの再生用です。再生ソフトはafplay(linuxにおけるaplayに相当)で、インタフェースにはiTunesを使っていました。DACはテクダスのD-7で、ルビジウムクロックもこのDACに供給されます。


こちらがこの日の主役RAL-RbOSC1Kです。なかなかの大きさですが、電源に拘った結果のようです。


こちらはPureRead機能のついたパイオニア製のブルーレイドライブです。その横に写っているのは由紀さおり&ピンク・マルティーニ『1969』で、2曲ほど試聴しました。


聴いた曲は
 When You Wish Upon a Star:Linda Ronstadt
 My Foolish Heart:Bill Evans
 ブルーライト・ヨコハマ:由紀さおり&ピンク・マルティーニ
 マシュ・ケ・ナダ:由紀さおり&ピンク・マルティーニ
で、最初の2曲はPC上のファイルからの再生です。

ルビジウムの有無を交互に変えて聴きました。私でも十分違いがわかるほど差があります。ルビジウムクロックを入れると
・スピーカーが消える
・音の立ち上がり、立下りが自然になる
の2つを実感します。個々の音の出場所が空間的に配置されるので、スピーカーの存在感が薄くなるのでしょう。ヴォーカルの位置がビシッと決まるので心地よい変化です。クロックを入れると線が細くなるといった話も聞きますが、由紀さおりは口元が小さくなり密度が増した感じでした。Bill Evansも霞がとれた感じで、ライブハウスのざわつきがリアルです。

良質なクロックの供給はデジタルファイル再生の肝だと思っています。PCオーディオのUSB転送において、アシンクロナス方式が広がっています。PCからは音の振幅情報だけ送り、時間情報はDAC側クロックで正確に刻もうというわけです。以前に紹介した「デジタルオーディオの全知識」でも、アシンクロナス方式やDAC側クロックをマスターにすることの利点が述べられています。最終的には耳で判断し費用効果のバランスで決めたいと思いますが、クロックの質を上げることは進むべき方向だと認識しました。

(追記)私が行った時間帯は空いていて試聴はセンターのベストポジションで行いました。定位に関する効果を捉えやすい条件だったと思います。以前、大人数の試聴会でポジションもセンターでない時に、ルビジウムの効果が今ひとつだった経験があります。
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Zeppelinの記憶

2012-03-18 11:09:31 | ハードロック/メタル
クリニックに出していたV40SEは、結局、管球EL34の問題でした。1本を新品に交換するだけで済みました。本体は全く問題無しです。今後はスペアの球、できればKT88を持つのも手だなと思いました。既に戻ってきてから2週間経ち、メインシステムはすっかり元に戻りました。今回の記事はLed Zeppelinの記憶です。

私が洋楽を聴き始めたのは中2で、その後1年かけてPOPSからROCKへの移行が進みました。年代では1980年です。洋楽を聴くきっかけとして、兄や姉の存在は大きいと思いますが、私は長男でしたので少々ハンデがありました。必然的に有名どころのZepやPurpleから入りました。1980年はJohn Bonhamが亡くなった年ですし、Ritchie Blackmoreは既にPurpleを抜けてRainbowで活躍していました。2大バンドは旬ではなかったのですが、70年代の威光は十分残っていたわけです。

「Stairway to heaven」は勿論良く聴きましたが、他にも強い印象を残した曲が1stと3rdアルバムにあります。やはり人気曲ですが、「Babe I'm gonna leave you」と「Since I've been loving you」です。それぞれアコギ、エレキと音色は異なりますが、Jimmy Pageのギターフレーズが耳に染みついています。こればかりは30年を経た今でも変わりません。むしろオーディオ熱で強化されている感があります。

数年前になりますがたまたま車中で聞いたFM放送で、「Babe I'm gonna leave you」が流れていました。番組ゲストのCharの紹介でした。後で知りましたがCharは昔Jimmy Pageのコピーを相当やったようですね。ロックギタリストのアコギは私のツボの一つですが、この曲はその中でも筆頭の部類です。本音は単純にギターに痺れたいのですが、オーディオのリファレンスとしても使っています。アコギの左右の広がり、ヴォーカルの奥行き感、そして激しさを増すパートで団子にならないこと、などです。


以前の記事でMichael Schenkerのギターに演歌の雰囲気を感じると、書きました。演歌を感じさせるという点では、「Since I've been loving you」が私の中では最右翼です。大学以降、ロック/メタルから遠ざかったこともあり、オーディオで聴くのは30数年ぶりでした。それでもちゃんと当時にタイムトリップする感覚を持てるのがオーディオの不思議であり魅力ですね。今後、数十年たって聞くZepの印象って、結局、高校生時のそれとあんまり変わらないんじゃないか・・・そんな予想もしています。


巷では有名ロックバンドのハイレゾ配信が話題になっていますが触手が動きません。Zeppelinのハイレゾやアナログ新盤だったら間違いなく即決ですが。
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アナログ試聴(LP12、Delphi MK6)

2012-03-10 20:43:23 | オーディオ
先週の記事でも触れましたが、アナログプレーヤーの試聴を行いました。今回はLINN LP12とORACLE DELPHI MK6の直接比較です。下流の機器は、
 プリアンプ:OCTAVE HP500SE(内蔵のフォノイコライザーも使用)
 パワーアンプ:OCTAVE RME290
 スピーカー:VIENNA ACOUSTICS The KISS
で統一しました。グレードには差がありますが、アンプとスピーカーは自宅と同じメーカーに揃えました。最初の写真はThe KISSです。


こちらはHP500SEとDELPHI MK6です。


同じくHP500SEとLP12です。


今回は自分のレコードを持ち込みました。昨年から少しずつですがアナログ導入に備えてレコードを買い増しています。持ち込んだLP3枚は新盤です。『Kind of Blue』はJazz&Audio通信で取り上げられていたコロンビア/ソニー盤(180g盤)で、他にGianni Basso&Irio De Paula 『RECADO BOSSA NOVA』、Linda Ronstadt『Hasten Down The Wind 』です。あとpat_mthny7205さんに触発されてヤフオクで入手したユーミンのシングル盤「遠い旅路」も加えました。


出だしはアナログの音に慣れるのが精一杯で、両プレイヤーの差まで意識がまわりませんでした。それでも繰り返し聴いているとLINN LP12の聴きやすさ、DELPHI MK6のかっちり感と、それぞれ個性が出てきました。音が3次元的に配置されるのはDELPHI MK6です。音の細かさだけでなく、ニュアンスも表現されていています。DELPHI MK6で『Kindo of Blue』を聴いて、これまで軽く流して聴いていたことが判り少々反省です。最初はLP12とDELPHIの綱引きが続いていたのですが、徐々にDELPHIに惹かれてしまいました。

面白かったのはユーミンの口の大きさ。多分に調整の影響もあったと思いますが、DELPHI MK6はセンターに小さく定位します。フォノイコライザー以下が全く同じシステムで、あまりにも口の大きさが変わったので驚きでした。アナログの面白さ、難しさを垣間見た(聴いた?)感じです。音の3次元配置はアナログ、デジタル共通で追いかけたい事項です。その上でアナログならではの香りが感じられれば最高です。DELPHI MK6、もう少し追いかけてみようと思います。
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八神純子コンサート他

2012-03-04 09:35:49 | ライブ
関東に雪が降った前日になりますが、川崎市教育文化会館で行われた八神純子さんのコンサートに行ってきました。この半年で、庄野真代さん、渡辺真知子さんと併せて、私の中の3大シンガーソングライターのライブを廻ったことになります。コンサートの前には3時間ほどオーディオ店でアナログプレーヤーの試聴をしましたので、やけに密度の濃い半日となりました。アナログプレーヤーの試聴については、次の記事で取り上げたいと思います。


試聴が終わってからコンサートまで間がありましたので、腹ごしらえです。秋葉原に寄ると、たまにですが神田須田町で時間を過ごします。私自身は決してグルメ派ではありませんが、かつて池波正太郎が通った店は時々訪れます。特に須田町は昭和の佇まいが感じられて好きな一角です。この日は"まつや"で温かい蕎麦を食べて、近くの甘味処"竹むら"で、家族用にお土産の揚げまんじゅうを買いました(フォローは大事ですね)。


さて、"ただいま~”で始まった純子さんのコンサート、とても久しぶりとは思えない、伸びのある声にびっくりでした。いきなり「思い出は美しすぎて」→「みずいろの雨」のメドレーで、グイグイ来ましたね。サンバホイッスルも健在でした。往年のヒット曲に加え、「時代」や「白いページの中に」など、70年代の名曲もちりばめて、あっという間の2時間半でした。中島みゆきさんとの微妙な?関係やマイクへの拘りなど裏話も面白かったです。最後は握手会にて、しっかり握ってきました。


3つのコンサートを振り返ってみると、キャラクターも歌も3者3様ですが、共通して感じたこともあります。一つはやはり歌を聴く側がポジティブな気持ちになれること、もう一つは歌うことがご本人にも良い循環をもたらしていること、です。震災で大変な中、皆さん、歌うことの意味について葛藤もあったようですが、多くの人にプラスの影響を与えていることは間違いありません。年齢的な負担を乗り越えて歌い続けて欲しいと思います。
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