珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

genmiさん、CENYAさんを迎えて

2023-11-20 23:18:04 | オフ会
土曜日の18日、genmiさんとCENYAさんを迎えてオフ会を行いました。genmiさんは昨年5月以来1年半ぶり、CENYAさんは随分間が空いて2018年以来、約5年ぶりのご来訪でした。昨年のgenmiさん宅でのオフ会も同じ組み合わせで、勝手知ったるメンバーです。皆さんPOPS、ヴォーカル好きですが、好みのジャンル、求めている音は異なります。とは言え、オフ会はオーナーの音楽と音を聴いていただく場と割り切りました。昭和歌謡、シティポップスを中心に、ジャズとクラシックを交えて、聴いていただきました。

今年はオーディオ投資が殆どなく、直近でウェルデルタをフォノイコのラックの足元に導入したくらいでしょうか。写真左奥のラックになります。これでラックは全てウェルデルタ導入となりました。昨年genmiさんが来られた際は、センターのラックのウェルデルタは2段重ねになっていませんでした。アナログプレイヤーの足元も、ウェルデルタ未導入でした。変化点は振動対策の強化となります。CENYAさんにとっては、部屋の壁紙張替え、MFPCの導入、新DACの導入、さらに振動対策が加わっていますので、大きな変化だったと想像します。


時間的にややタイトでしたので、システムの説明はそこそこに、早速、竹内まりやの「五線紙」からスタートです。リファレンスとして時々聴いていますが、背景の指パッチンが、以前に比べてリアルになりました。振動対策の効果なのか、音の滲みが少なくなった印象です。以降、Roonの画面を見ながら、思い付きでポップス系を選曲しました。安全地帯、五輪真弓、松田聖子、ホリ―コール、カーペンターズ、ダイアナクラール等々です。途中、ジャズ、クラシック、皆さんの音源を挟んで、最後30分をアナログで締めました。

このところ学生時代にお世話になったアーティストの訃報が続いてます。谷村新司さん、もんたよしのりさん、そして大橋純子さん。少し時代が下りますがKANさん。生の姿を見れないのは残念ですが、それでも音楽は聴き手の記憶にずっと残ります。中学1年の冬にスマッシュヒットした「たそがれマイ・ラブ」は、中でも思い出深い曲です。「コーヒーカップ、砕け散って」というフレーズが何度も巡ったことを憶えています。genmiさん、CENYAさんと一緒に聴いて、追悼とさせていただきました。


デジタルのご感想としては、音が整理されていること、空間が表現されていること、中低域の厚みがあることなど、コメントいただきました。ジャズはもう少しパンチが欲しいとも。ジャンルで言えば昭和歌謡との相性が良く、genmiさん曰く、哀愁のあるサウンドだそうです(苦笑)。聴いている音楽にSPが馴染むと、しばしば言われますが頷ける話です。各機器のポテンシャルを十分に引き出せているか自信はありませんが、振動対策により良い方向に進んでいることは確認できました。

デジタルとアナログの比較では、大抵アナログの評価が高いのですが、今回もその通りとなりました。音の鮮度、切れにおいてアナログに軍配が上がりました。一例ですがアナログで聴く金属音は、より金属っぽいですね。この点はベルウッドさん、いたちょうさんがお越しになった2月のオフ会でも話題となりました。6月のハンコックさん、taoさんとのオフ会でも、アナログの方が開放感で勝るとのことでした。抜きつ抜かれつの展開に持ち込みたいのですが、しばらくアナログ優位の状況が続きそうです。


オフ会終了後、長津田の中華料理店「臥龍」にて感想戦を持ちました。アルコールを入れつつ、音楽や音、オーディオ仲間の近況を肴に、会話させていただきました。皆さん、それぞれに今後の方向性も、お持ちのようでした。披露し合えることを楽しみにしています。genmiさん、CENYAさん、楽しいオフ会をありがとうございました。
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旧 Phile-web meeting

2023-11-13 22:00:23 | オフ会
先の3連休の中日の11月4日、旧Phile-web meetingの仲間の集いがありました。Phile-web自体は昨年11月で終了となりましたが、オーディオショウの時期にまた集まりましょう、といった話をしていました。総勢9名で1年ぶりに場を持ちました。私自身はオーディオショウには参加せず、会場ヨコを通り過ぎてお店へ直行しました。宴席にてオーディオショウのお話を伺いました。コロナ禍が過ぎ、オーディオショウも以前の姿を取り戻したようです。集まった皆さんもお変わりなくお元気な様子で、安心しました。


オーディオショウに合わせる形式で、最初の会を持ったのが2013年です。日記によれば文化の日でしたので、ぴったり10年経過したことになります。10年ひと昔とよく言われますが、ついこの間のような感覚があります。それだけ中身の詰まった10年間でした。また10年後に会いましょうと、申し上げましたが、次の10年もあっという間に過ぎるような気もします。1次会はドイツ料理とビール、2次会は外国人に占領されたガード下の居酒屋と、趣向は異なりますが楽しいひと時を過ごしました。

またよろしくお願いします。
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両神山(百名山)

2023-11-12 17:01:03 | その他
晴れの特異日と呼ばれる11月3日、メンバー3名で秩父の両神山(りょうかみさん)に登ってきました。実際、この日は見事な晴天で、Tシャツでも十分登れるほど暖かったです。11月の秩父、しかも山でこの陽気はやはり異常気象と言えるでしょう。両神山は日本百名山の一つで、長らく行きたい山の一つでした。登山口である日向大谷は山深く、かなりの早朝に家を出る必要がありました。西武秩父駅に着いたのが午前8時過ぎです。日向大谷までは、小鹿野町のマイクロバス2台をつないでアクセスしました。


出だしはし緩い勾配が続きました。途中から急な登りに変わるのが、今回のコースの特徴です。紅葉はほぼ時期的にベスト、若干ピークを過ぎた印象でした。秋晴れと紅葉の組み合わせが見事でした。


所々で岩場、鎖場が登場します。付近は秩父ジオパークに認定されています。両神山はチャート呼ばれる岩石から成るようです。2億5千年前に海底だったと言われてもピンときませんが・・・。


両神山のピークはもうすぐです。同じ秩父の武甲山が見えてきました。登ったのは9年前の12月でした。やたら寒かったことを憶えています。


最後の鎖場を終えて、標高1723mの両神山ピークに到着です。この日は1100mのアップダウンとなりました。これでまた一つ、百名山をクリアできました。


山頂から360度のパノラマを楽しみました。遠く富士山が見えています。北側の斜面ですので雪が見えます。手前は奥多摩の最高峰、雲取山から甲武信ヶ岳方面へ続く山々です。


更に西に目を向けると甲武信ヶ岳、金峰山方面となります。その場では同定できませんでしたが、後日ネットで調べました。下の写真に、甲武信ヶ岳、金峰山いずれも含まれています。


この時期は日が短いので、下山を急ぎました。山頂から離れる間際に、秩父盆地を見下ろしました。


両神山の山頂部は横の広がっています。しばらく、紅葉を見ながらフラットなルートを進みます。穏やかな秋の午後の時間が流れていきました。


尾根から沢に入って一気に高度を下げます。所々、杉などの常緑樹の下に入ると、かなり暗くなります。我々の後ろにもかなり人がいましたが、おそらく最後はヘッドランプ必須だったでしょう。


両神山は百名山に相応しい、素晴らしい山でした。今回利用した表参道コースよりも短時間で行けるルートがあります。ただし、アクセスが悪い上に入山料も必要で、選択肢から外しました。急登が少々応えましたが、周囲の紅葉の助けを貰いながら、楽しむことができました。参加の皆さん、ありがとうございました。
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chibiさんとの相互交流

2023-11-08 22:31:44 | オフ会
10月29日の日曜日、chibiさんとの相互オフ会を行いました。chibiさんとは家が近いこともあって、ホーム&アウェー形式のオフ会を続けています。前回は、本年1月でした。この間、chibiさんのシステムには大きな変化がありました。プリアンプをNagraからFMアコースティックスに変えています。これでプリ、パワー共にFMアコースティックスとなりました。一方の拙宅は真空管の球の入れ替えがあったくらいです。目玉が無く恐縮でしたが、定点観測ということで・・・。まずは拙宅オフからスタートです。


双方、2時間ずつの相互オフですので、プログラムの方はやや慌ただしくなりました。デジタルを1時間強かけた後、残りをアナログに当てました。例によってJPOPSを多めにして、POS、ジャズ、クラシックの流れです。この日かけた再生では、アメリングの「音楽によせて」やアルゲリッチの「ピアノ協奏曲21番、第3楽章」(モーツァルト)が、空気感が出て好印象だったようです。アナログでは珍しくダイアー・ストレイツやレッド・ツェッペリンといった英国ロックを選んでみました。


午後3時を過ぎたところで拙宅オフはお開きとし、chibiさんのお宅へ向かいました。電車を2本つなぎ、Door to door で30分の移動時間です。到着後、早速、システムのあるリビングルームに通していただきました。観葉植物の間にSPやチューニング材を配置する光景は、すっかり馴染みとなりました。前回訪問時より、キソアコースティックのHB-1とHB-X1はスタックされています。 chibiさんのキソアコースティック仲間も、スタックに行かれる方が多いようです。スケール感や厚みを求めてのことでしょうか。


新顔のプリアンプFM255(中古)です。プリ導入の話は夏前に伺っていましたが、導入後は、修理、調整に手間がかかったようです。涼しくなるのを待って、ようやくオフ会でのお披露目となりました。キソアコースティックのお仲間はFMアコースティックスのアンプを組み合わせる方が多いようで、調整ノウハウも蓄積されているようです。ラック上段のバベルはクロック用です。このラック自体もウェルデルタ2段重ねで受けています。求める音が違っても、振動対策が共に望ましい方向に効く、というのは面白いです。


FMアコースティックスのパワーアンプにもバベルが使われています。アンプの脚をウェルデルタで受けて、さらにボードを介してバベルで受けています。1月の記事でも紹介させていただきましたが、使い方に変化は無いようです。パワーアンプの振動対策は、関心度高い事項の一つです。


今回もchibiさんのオーディオ仲間のトラウトマン大佐さんがチューニングしたPCを使ってのファイル再生でした。音源の充実ぶりが、chibiさんがこのPCを使い続ける理由にもなっています。PCに組み込まれたサウンドカードからアナログ信号を取り出すため、いわゆるDAコンバータ―が不要のシステムです。


この日はギターものが多かったですね。パコ・デ・ルシア、ウェス・モンゴメリー、エリック・クラプトン、ジェフ・ベックとジャンルを跨いでビッグネームが続きました。モンゴメリー3兄弟の『GROOVE YARD』、正しくグルーヴ感溢れてました。SPがキソアコースティックということもあり、全体的にギターとの相性の良さを感じました。締めは斉藤和義の大阪城でのライブでした。何だかRCサクセションの「雨上がりの夜空に」の乗りでしたね。途中のトークでドキドキして、終了となりました。


1月のオフ会でも感じましたが、chibiさんの求める音、当方の求める音違いが、よりはっきりした印象を持ちました。SPのスタック+プリ・パワーのFMアコースティック化で、厚みのある音に磨きがかかったようです。chibiさんが言われるように、確かにきらびやかな部分もありましたが、これから調整なさることでしょう。やはりchibiさんはSPの音を浴びたい派ですね。SPの存在を消したい私とは明らかに別路線ですが、それでも音楽を楽しめるのがオーディオです。またの定点観測、よろしくお願いします。

終了後、いつもの「海賊船 」にて感想戦です。美味しい刺身、天ぷら、餃子、焼きそば等に加えて、音の感想をつまみに談義を続けました。chibiさん、楽しい相互オフありがとうございました。



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初秋の上田・軽井沢:軽井沢編

2023-11-04 11:01:59 | その他
翌日も好天に恵まれました。軽井沢への移動は、しなの鉄道を使いました。丁度、通勤・通学の時間帯でしたので、上田駅の改札から出てくる人が多く、電車に乗りたい我々は中々入ることができませんでした。上田が地域の中心地であることが分かります。この時間帯の利用者の多くは、高校生です。制服あり、ジャージ姿ありで様々でした。おそらく全国の地方で同様の光景があると思います。新幹線の通らない小諸には、何となく寂しい雰囲気を感じました。そうこうしているうちに、軽井沢に到着です。


この日も、よく歩きました。登山はともかく、街中を2日間続けで歩き回る機会はなかなかありません。最初に向かったのは雲場池です。別荘地の中に、その池は突然現れます。上田よりも標高の高い軽井沢は、体感で、より涼しかったです。実際、雲場池の紅葉も進んでいました。


池の周りは散歩コースになっていて、かつては文豪らも訪れたようです。すれ違った人の多くは、アジア系の外国人が多かったです。湧き水を起点とする雲場川をせき止めたのが雲場池です。確かに、その水は澄んでいました。


旧軽井沢界隈のぐるりと回ってみました。室生犀星の旧宅が記念館になっています。そこに通じる小径が、「犀星の径」と呼ばれています。この付近はゆかりのある人の名前がついあ道が多いです。


教会が多いのもこの地域の特徴です。当時、別荘を構えた外国人の拠り所となったことでしょう。こちらはアレキサンダー・クロフト・ショー により軽井沢で最初に作られた礼拝堂です。


その礼拝堂のさらに先に、碓氷峠の見晴台まで続く遊歩道があります。ただし、勾配がキツクなると普通の登山道と変わらなくなります。昼食時のワインの酔い覚ましに歩いてみることにしました。


碓氷峠まで来ると群馬県側を展望することができます。標高の高い軽井沢から、関東平野を見下ろします。画面左は安中、高崎方面となります。手前のゴツゴツした山容は妙義山です。


逆に長野県側を振り返ると、浅間山の雄姿です。旧軽井沢付近だと浅間山は見づらいのですが、ここまで上がると、どっしりとした姿を見せてくれます。レトロ感溢れる赤バスで、旧軽井沢に下り、お土産を調達しました。


再び軽井沢駅に戻ってきました。すっかり新しく生まれ変わった軽井沢駅ですが、旧駅舎の一部が残されていました。学生時分、夏休みに追分に向かう際に、横川から軽井沢まで電車で移動したことが懐かしいです。


こうして初秋の長野旅行を終えました。秋晴れの下、いいリフレッシュとなりました。新幹線の恩恵で、軽井沢から自宅まで3時間もかかりませんでした。軽井沢近し、を実感しました。
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