土曜日の18日、genmiさんとCENYAさんを迎えてオフ会を行いました。genmiさんは昨年5月以来1年半ぶり、CENYAさんは随分間が空いて2018年以来、約5年ぶりのご来訪でした。昨年のgenmiさん宅でのオフ会も同じ組み合わせで、勝手知ったるメンバーです。皆さんPOPS、ヴォーカル好きですが、好みのジャンル、求めている音は異なります。とは言え、オフ会はオーナーの音楽と音を聴いていただく場と割り切りました。昭和歌謡、シティポップスを中心に、ジャズとクラシックを交えて、聴いていただきました。
今年はオーディオ投資が殆どなく、直近でウェルデルタをフォノイコのラックの足元に導入したくらいでしょうか。写真左奥のラックになります。これでラックは全てウェルデルタ導入となりました。昨年genmiさんが来られた際は、センターのラックのウェルデルタは2段重ねになっていませんでした。アナログプレイヤーの足元も、ウェルデルタ未導入でした。変化点は振動対策の強化となります。CENYAさんにとっては、部屋の壁紙張替え、MFPCの導入、新DACの導入、さらに振動対策が加わっていますので、大きな変化だったと想像します。
時間的にややタイトでしたので、システムの説明はそこそこに、早速、竹内まりやの「五線紙」からスタートです。リファレンスとして時々聴いていますが、背景の指パッチンが、以前に比べてリアルになりました。振動対策の効果なのか、音の滲みが少なくなった印象です。以降、Roonの画面を見ながら、思い付きでポップス系を選曲しました。安全地帯、五輪真弓、松田聖子、ホリ―コール、カーペンターズ、ダイアナクラール等々です。途中、ジャズ、クラシック、皆さんの音源を挟んで、最後30分をアナログで締めました。
このところ学生時代にお世話になったアーティストの訃報が続いてます。谷村新司さん、もんたよしのりさん、そして大橋純子さん。少し時代が下りますがKANさん。生の姿を見れないのは残念ですが、それでも音楽は聴き手の記憶にずっと残ります。中学1年の冬にスマッシュヒットした「たそがれマイ・ラブ」は、中でも思い出深い曲です。「コーヒーカップ、砕け散って」というフレーズが何度も巡ったことを憶えています。genmiさん、CENYAさんと一緒に聴いて、追悼とさせていただきました。
デジタルのご感想としては、音が整理されていること、空間が表現されていること、中低域の厚みがあることなど、コメントいただきました。ジャズはもう少しパンチが欲しいとも。ジャンルで言えば昭和歌謡との相性が良く、genmiさん曰く、哀愁のあるサウンドだそうです(苦笑)。聴いている音楽にSPが馴染むと、しばしば言われますが頷ける話です。各機器のポテンシャルを十分に引き出せているか自信はありませんが、振動対策により良い方向に進んでいることは確認できました。
デジタルとアナログの比較では、大抵アナログの評価が高いのですが、今回もその通りとなりました。音の鮮度、切れにおいてアナログに軍配が上がりました。一例ですがアナログで聴く金属音は、より金属っぽいですね。この点はベルウッドさん、いたちょうさんがお越しになった2月のオフ会でも話題となりました。6月のハンコックさん、taoさんとのオフ会でも、アナログの方が開放感で勝るとのことでした。抜きつ抜かれつの展開に持ち込みたいのですが、しばらくアナログ優位の状況が続きそうです。
オフ会終了後、長津田の中華料理店「臥龍」にて感想戦を持ちました。アルコールを入れつつ、音楽や音、オーディオ仲間の近況を肴に、会話させていただきました。皆さん、それぞれに今後の方向性も、お持ちのようでした。披露し合えることを楽しみにしています。genmiさん、CENYAさん、楽しいオフ会をありがとうございました。