珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

Make Someone Happy

2010-08-26 21:18:17 | ジャズ
昨年来、Jazzヴォーカルで最も聴いているのが、Sophie Milman です。4月の記事でも触れましたが、ブルーノート東京で開かれたライブにも行きました。ロシアで生まれ、イスラエルで育ち、カナダに在住というこれまでの経緯が歌にも影響しているのでしょう。様々なジャンルの音楽を取り上げ彼女の世界に持ち込みます。先入観があるのかも知れませんが、彼女の声にロシア訛り(の雰囲気)を感じます。そのことが、低音の魅力にもつながっているように思います。

写真のアルバムは2枚目の Make Someone Happy です。ここでもスタンダードに加えて Stevie Wonder の Rocket Love などジャンルを超えた作品を楽しめます。11曲目の Undun はそれまで知りませんでしたが、調べたらカナダのロックバンド The Guess Who の曲でした。言われなければ元がロックとは気付かないでしょう。この曲は iPod に入れてよく聴きました。アルバム全体に落ち着いた印象ですが、軽快な曲、しっとりした曲とメリハリがあって飽きさせません。


ライブでもアルバムでもそうですが、バックの演奏陣が Sophie Milman を盛り上げる様子が伝わってきます。特にピアノのノリがいいです。アルバムジャケットには録音時のメンバーも写っていますが、ピアノ演奏者は日本にも来ていました。

1枚目と3枚目のアルバムは好みの曲に焦点を当てて、あらためて紹介します。
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Wave File Player

2010-08-17 21:10:07 | オーディオ
熱心なPCオーディオファンの方は Wave File Player という再生ソフトをご存じかと思います。春に発売された PCオーディオfan の Vol.2 にも関連の記事が掲載されています。ネットでもこのソフトの評判が良かったので、私も7月に製作者の和田さんにコンタクトをとり2種類のソフトを送っていただきました。それまで Fooobar2000 を使ってきましたが、今はほとんど Wave File Player を使っています。

送っていただいたソフトは for Reference と for Experiment です。前者はソフト完成版で、後者は実験的要素も含んだソフトのようです。私は音に厚みを感じたので for Experiment を使っています。


Foobar2000(やはりメモリ取り込み条件で使用)に比べて
・ヴォーカルのリアルさが増す
 →例えば声のかすれ具合、余韻などに違いを感じます
・ヴォーカルの力強さが増す
 →一歩手前に出る感じがあります
・細かい音まで聴ける
 →伴奏のギター、シンバルの音にメリハリがつきます
といった点で、プラスの変化がありました。低音の強さも増したような印象です。

Windows に負荷がかからないソフト設計になっているようですが、詳しいことはわかりません。音楽と対峙したい時はさらに負荷を下げるため、タスクマネージャーでエクスプローラやサイドバーを終了して聴きます。この場合背景は黒一色です。何がどう音質に効いているのか怪しい点もありますが。

・曲全体をメモリにロードしてから再生するため曲間が空く、
・ラテン文字に対応していない、
・プレイリストが使えない?
など気になる点がいくつかありますが、音を考えれば許容できます。ハイレゾ音源にも対応しており、将来的にも使えそうです。このようなソフトを無償で使わせていただけることにただただ感謝しています。

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クラリネット協奏曲/五重奏曲

2010-08-11 06:00:04 | クラシック
クラシックを聴く量は他のジャンルに比べると少ないですが、長らく聴いている盤の一つが Mozart のクラリネット協奏曲と五重奏曲です。クラリネットは David Shifrin。買ったきっかけはクラシックの書評(おそらく宇野さんの本、立ち読み)です。オーディオ機器もCDも、その良さは聴いてから判断したいところですが、買いたくなる文章をを書く人がいるから困ったものです。とは言え、この盤は買って正解の一枚だったと言えます。

ジャケットをご覧下さい。最初、何故2本目のクラリネットを小脇に抱えているのか理解できませんでした。ここで使われているクラリネットはこの曲に合わせて Shifrin が特別に作ったものだそうです。Mozart のこれらの作品、普通のクラリネットでは出せない低音があると知って腑に落ちました。確かに2本のクラリネット、明らかに長さが違いますね。


協奏曲/五重奏曲、共にクラリネットが持つ優しい音色に引き込まれますが、私はやや後者が好みです。第1楽章の明るめの弦楽器と、憂いを帯びたクラリネットのコントラストはまるで会話のように感じられます。特にクラリネットが応える部分がいいですね。複雑で繊細な旋律はやはり Mozart だからとも言えますが、死期に近い作品であることが、その背景にあるのでしょうか。

クラシックは装置の質が上がるとより良く聴けるようになると、どこかで読んだ記憶があります。五重奏曲は個々の楽器の配置、奥行き感などを意識しながら聴いています。このCDを買った当初は、クラシック全般を平べったい印象で聴いていました。最近新規購入するCDの中でクラシックの比率が高まっています。もちろん装置の影響があると思います。
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スピーカー、スパイク受け

2010-08-03 05:34:37 | オーディオ
今回はスピーカーのスパイク受けの話題です。メインシステム、サブシステム共に、フローリングの洋間にあるのでスパイク受けが必須です。

こちらはメインシステムのスパイク受けです。ジョーシンでのポイントが貯まっていたのでほとんどタダに近い金額でアコースティックリバイブの SPU8 を購入しました。それまで使っていたスパイク受けは後半で述べるようにサブシステムに回しています。SPU8 は黄銅(真鍮)製で、見た目よりずっしりとしています。残念ながらスパイク受けによる音の変化を聴き分けられるほど敏感な耳を持っておらず音のコメントはできません。スパイク受けを直に床に置いているのでスピーカーの移動は楽になりました。


続いてサブシステム側の紹介です。これまではヴィエナアコースティック Beethoven Baby Grand に付属していたスパイク受けを転用していましたが、メインシステムに SPU8 を導入したことで、こちらもグレードアップできました。オーディオボードはクリプトン AB-500B、スパイク受けはクライナプロ M1(生産終了?)です。M1はマグネシウム製で見た目通り軽いです。写真の通りボード上に3つのスパイク受けが納まっていますが、メインシステムで使っていた時はギリギリで、若干前後にはみ出していました。


サブシステムのスピーカーを下から見上げると、こんな感じです。写真だとそれなりの高さがあるように見えますが、スピーカーの高さはまだ足りていません。現在、サブシステムは書斎にあり、当然イスに座りながら聴くことになります。耳の高さまであと 200mm 程度上げる必要があります。TAOC のスピーカーベースに丁度良いサイズがあるので検討しています。普通はスピーカーに合わせて人間が耳の高さを合わせますが、書斎使いの場合にはスピーカーに歩み寄ってもらわないと困ります。


ちなみに写っているスピーカースタンドは、昔使っていた B&W の CDM-1 用の鉄製のものです。ALR/JORDAN の Classic 1 を試しにスタンドから外して机の上に置いたことがありますが音がスカスカになって NG でした。よく小型スピーカーにはしっかりしたスタンドを・・・と言われますが、その点は納得できます。

B&W CDM-1 本体は現在、押し入れで休眠中です。他にパイオニアのCDプレイヤーPD-T05とラックスマンのプリメインアンプL-501sが待機中です。メインシステムのケーブルをグレードアップすると、お下がりがサブシステムに行き、さらにお下がりでもう1組システムが組めないか・・・そんな事をおぼろげに考えています。
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