2週続いた大雪の痕跡は、横浜北部だとまだ十分に残っています。駅の屋根が雪の重みで潰されたニュースを憶えている方も多いと思います。実はその駅、拙宅の最寄駅です。一見普通に見える駅の様子ですが、屋根があることに慣れた身としては、違和感があります。と言っても、四半世紀前は屋根なしでしたから少々懐かしさも含んだ違和感です。15日に予定していた、じょんびさんとのオフ会も、翌16日に変更となりました。16日は天気も回復し、お宅のある千葉方面は雪解けも進んでいる様子でした。じょんびさん宅を訪問するのは約1年ぶりとなります。
前回の訪問時はオールLINNシステムで、聴感上のSNの良さに感心したことを憶えています。ただし、その頃にはじょんびさんご自身は、SPの変更を考えていたようです。6年ほど使ったLINNのトールボーイ型NINKAから、ATCのブックシェルフ型SCM11へ変更となっています。ジャズ聴きのじょんびさんですから、ジャズを満足して聴けることは絶対条件だったはずです。馴染みのショップさんを通じて自宅試聴もされてますから万全でしょう。上流のDS系は変わっていないので、下流の違いだけでどう変わるのか、純粋にオーディオ視点でも訪問が楽しみでした。
SCM11は密閉型のブックシェルフです。しばしばオーディオ誌で、密閉型のブックシェル型は低音の迫力が・・・といった文言を目にします。しっかりしたスタンドを使うことが大事とも、これまたよく言われます。セカンドシステムではありますが、拙宅においても密閉型のブックシェルフ、ALR/Jordan Classic1を使っています。スタンドの重要性も実感していて、砂を詰めて、低音を引き締めています。じょんびさんの選択はサイズもぴったりのKRYNA PROです。同社のHPを見るとやはり砂は入っている模様。低音はジャズにおいて生命線ですから、今回の聴きどころでもありました。
ATCのSPには鳴らしにくい、アンプを選ぶ、といった先入観があります。これもオーディオ誌の刷り込みですから、実際のところは聴かないとわかりません。当初はSPのみATCにされたようですが、自宅試聴でATCのパワーアンプP1との相性の良さに驚かれたようです。結局そのままP1は居座ることとなりました。ATC内で音合わせしてるわけですから、当然そうなるのでしょうね。その後、プリアンプのATC化も試されましたが、これはLINNのプリには歯が立たなかったようです。結局、上流側がスコットランド、下流側がイングランドで落ち着いたわけです。
前半はジャズ、後半はロックや邦楽といった構成でした。気に入ったものをいくつかピックアップして写していますが、この他にも素晴らしい音楽を聴かせていただきました。Chris Connorの「バードランドの子守唄」いいですねぇ。ハードバップは、Lee MorganとBlue Mitchellを中心にお願いしました。リクエストに余裕で応えるラインナップは打ち出の小槌のようです。ブログで記事にした、「Sunny」をハードバップで聴けるとは思いもしませんでした。StanleyTurrentineのリーダー作からです。11日の、にらさん宅でもイかした「Sunny」(アーティスト失念)を聴かせていただきました。記事にしてみるものですね(笑)。
さてATCサウンドです。予想はしていましたが、ドラムの音に痺れました。痛いドラムですが、聴く分には一向に構いませんね。音量は前回訪問より上がったように感じましたが、その点を考慮しても、オールLINNシステムの方が大人しい音だった思います。やはりジャズはこちらですかね。実際に音を聴いてから、ロックとの相性の良さも想像できました。じょんびさんが若い頃、親しんだThe Doobie BrothersやSteely Danなど米国系ロックを中心に聴かせていただきました。実にエネルギッシュな音です。これなら本国の英国系ロックもバッチリでしょうね。某誌での和田さん、三浦さん、細谷さんのこぞっての推薦、納得です。
八神純子さんは、「みずいろの雨」「想いでのスクリーン」といったスピード感がある曲が好印象です。純子さんの伸びのある声は、タイトなドラムに負けていませんでした。Philewebつながりのオフ会では、何だかんだで1年間、八神純子さんを聴くことになりました。そのきっかけとなったのが、じょんびさんです。
じょんびさん、奥様、1年ぶりの訪問の機会をいただき、ありがとうございました。前回とはかなり音の個性が変わった印象です。改めてシステムにおけるSPの影響力を認識しました。上流の質はDSでお墨付きですから、下流を好ましい方向に変えると全体が良くなります。また一つ階段を上がられたことを実感いたしました。拙宅は前回から大きくは変化してませんが、せめてプログラムでも変化をつけて楽しんでいただければと思います。再会の頃には暖かくなっていることを期待しています。
前回の訪問時はオールLINNシステムで、聴感上のSNの良さに感心したことを憶えています。ただし、その頃にはじょんびさんご自身は、SPの変更を考えていたようです。6年ほど使ったLINNのトールボーイ型NINKAから、ATCのブックシェルフ型SCM11へ変更となっています。ジャズ聴きのじょんびさんですから、ジャズを満足して聴けることは絶対条件だったはずです。馴染みのショップさんを通じて自宅試聴もされてますから万全でしょう。上流のDS系は変わっていないので、下流の違いだけでどう変わるのか、純粋にオーディオ視点でも訪問が楽しみでした。
SCM11は密閉型のブックシェルフです。しばしばオーディオ誌で、密閉型のブックシェル型は低音の迫力が・・・といった文言を目にします。しっかりしたスタンドを使うことが大事とも、これまたよく言われます。セカンドシステムではありますが、拙宅においても密閉型のブックシェルフ、ALR/Jordan Classic1を使っています。スタンドの重要性も実感していて、砂を詰めて、低音を引き締めています。じょんびさんの選択はサイズもぴったりのKRYNA PROです。同社のHPを見るとやはり砂は入っている模様。低音はジャズにおいて生命線ですから、今回の聴きどころでもありました。
ATCのSPには鳴らしにくい、アンプを選ぶ、といった先入観があります。これもオーディオ誌の刷り込みですから、実際のところは聴かないとわかりません。当初はSPのみATCにされたようですが、自宅試聴でATCのパワーアンプP1との相性の良さに驚かれたようです。結局そのままP1は居座ることとなりました。ATC内で音合わせしてるわけですから、当然そうなるのでしょうね。その後、プリアンプのATC化も試されましたが、これはLINNのプリには歯が立たなかったようです。結局、上流側がスコットランド、下流側がイングランドで落ち着いたわけです。
前半はジャズ、後半はロックや邦楽といった構成でした。気に入ったものをいくつかピックアップして写していますが、この他にも素晴らしい音楽を聴かせていただきました。Chris Connorの「バードランドの子守唄」いいですねぇ。ハードバップは、Lee MorganとBlue Mitchellを中心にお願いしました。リクエストに余裕で応えるラインナップは打ち出の小槌のようです。ブログで記事にした、「Sunny」をハードバップで聴けるとは思いもしませんでした。StanleyTurrentineのリーダー作からです。11日の、にらさん宅でもイかした「Sunny」(アーティスト失念)を聴かせていただきました。記事にしてみるものですね(笑)。
さてATCサウンドです。予想はしていましたが、ドラムの音に痺れました。痛いドラムですが、聴く分には一向に構いませんね。音量は前回訪問より上がったように感じましたが、その点を考慮しても、オールLINNシステムの方が大人しい音だった思います。やはりジャズはこちらですかね。実際に音を聴いてから、ロックとの相性の良さも想像できました。じょんびさんが若い頃、親しんだThe Doobie BrothersやSteely Danなど米国系ロックを中心に聴かせていただきました。実にエネルギッシュな音です。これなら本国の英国系ロックもバッチリでしょうね。某誌での和田さん、三浦さん、細谷さんのこぞっての推薦、納得です。
八神純子さんは、「みずいろの雨」「想いでのスクリーン」といったスピード感がある曲が好印象です。純子さんの伸びのある声は、タイトなドラムに負けていませんでした。Philewebつながりのオフ会では、何だかんだで1年間、八神純子さんを聴くことになりました。そのきっかけとなったのが、じょんびさんです。
じょんびさん、奥様、1年ぶりの訪問の機会をいただき、ありがとうございました。前回とはかなり音の個性が変わった印象です。改めてシステムにおけるSPの影響力を認識しました。上流の質はDSでお墨付きですから、下流を好ましい方向に変えると全体が良くなります。また一つ階段を上がられたことを実感いたしました。拙宅は前回から大きくは変化してませんが、せめてプログラムでも変化をつけて楽しんでいただければと思います。再会の頃には暖かくなっていることを期待しています。