珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

夏の終わりに

2021-08-29 18:49:20 | その他
ここに来て残暑が厳しい横浜方面です。今年の夏は、夜、エアコンを使う機会も少なかったのですが、ここ数日は厳しくなり使用しています。気温より湿度の方が応えますね。昨日、地元で獲れる「浜なし」を調達するために午前中から出歩いたのですが、気温がグングンと上がり、大変な労働になってしまいました。やはり散歩は夕方が正解のようです。随分と日程を引っ張った甲子園も漸く本日終わりました。オリ・パラや高校野球といった行事が終わると祭りの後の寂しさが残りますが、夏の終わりの気分も重なっているように思います。

「浜なし」は毎年、近所の三沢農園で購入しています。梨が残っているかは、のぼりを見れば判ります。その日に収穫した梨をその日に販売するため、数が限られます。営業開始の9時少し前に到着すると、車で来られた他のお客さんが集まっていました。私も地元の利で、無事調達できました。


市場に出回らず、殆どが直売されるため、一部では幻の・・・という枕詞もつけられるようです。「浜なし」自体は品種ではなくブランド名です。品種は幸水、豊水となっています。今回購入したのは豊水です。瑞々しく、とても爽やかな味わいです。清涼剤でも飲んでいるような感覚です。二十世紀梨をスーパーで見かける機会が減り残念ですが、私にとって梨は、もっぱら「浜なし」になりつつあります。


梨を調達した後、いつもの散歩コースを歩きました。炎天下だった上に手元の梨が重たかったので、ショートカットで自宅に戻ることにしました。途中、住宅街の周辺部に残る田園を通り抜けると、すっかり色づいた稲穂を目にしました。秋は確実に近づいています。


この暑さでオーディオは停滞中ですが、9月に入ったら少しずつ灯を入れる頻度が上がってくるでしょう。この時期、聴きたくなる1曲が、太田裕美の「Summer End Samba」です。アルバム『エレガンス』に収められています。夏の終わりの気だるさ、寂寥感 が、太田裕美の甘めの声質に合っています。YouTubeで普通に聴けますので、是非。


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真夜中のドア(松原みき)

2021-08-22 17:07:46 | POPS(邦)
横浜方面は、お盆前後の雨を境に、暑さが少々和らぎました。このまま残暑のシーズンに入りそうな感じです。さて、昨日、NHKの番組紹介を見ていたら、42年前の松原みきさんの「真夜中のドア/Stay With Me」が2021年上期に大ブレイクしているという話がありました。一瞬耳を疑いましたが、どうやら昨今のシティポップブームの一環のようです。早速、該当の番組「SONGS OF TOKYO」を録画してみました。インドネシアを始め、アジア圏を中心に支持されていることがわかりました。世の中、何が起こるか、先は読めないものですね。


シティポップについては、3年半ほど前にも記事にしています。フォーク、歌謡曲、更にはニューミュージックとも異なる和製ポップスが注目されているといった話を取り上げました。ブームは一過性ではなく、その後も広がりを見せているようです。先の番組では、
・欧米のビート
・情緒的なメロディー
・都会的なサウンド
がシティポップの共通項として挙げられていました。学生時分はそんな括りを意識せずに音楽を聴いていたので、後からシティポップだったと判るケースもあります。表題の「真夜中のドア」の他、「SEPTEMBER」(竹内まりや)「Down Town」(Epo)あたりです。ユーミンのアルバムのいくつかもシティポップ扱いのようです。


「真夜中のドア」がリリースされたのは1979年11月です。当時、私は中学2年生でした。AMラジオの深夜番組のCMで、繰り返しサビの部分が流れていました。かなり気合の入った売り込みだった記憶がありますが、「真夜中のドア」自体はスマッシュヒットで終わりました。それでも、私の中では忘れ難い曲の一つです。ちなみに作曲は「SEPTEMBER」を作った林哲司です、洗練されたメロディー、サウンドに納得です。ちなみカバーも多く、中森明菜、岩崎宏美、広瀬香美らが取り上げています。


残念ながら松原みきさんは、2004年に44歳で亡くなられています。あまりに早い訃報に驚いてから早17年。オーディオでは忘れた頃に「真夜中のドア」や「ニートな午後3時」を聴く、を繰り返してきました。まさかコロナ禍の2021年に大ブレイクするなんて、ご本人も想像できなかったでしょう。YouTubeやSpotifyに代表されるように、音楽の聴き方がどんどん変わっています。楽曲の良さがいつどこでクローズアップされるか分からない時代とも言えます。それこそドアは常に開かれているのでしょうね。


という訳で、Amazon musicでファーストアルバム『POCKET PARK』を聴きました。松原みきさんの大人びたヴォーカルは勿論、充実の演奏陣によるシティポップならではのサウンドも楽しめます。近く、CDでも購入して、メインシステムでも聴きたいと思います。ネットで調べたところ、今年に入ってアナログレコードも復刻されたようです。


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丹沢夕景

2021-08-08 19:12:35 | その他
開催までゴタゴタ続きのオリンピックでしたが、いざ始まるとあっという間に終了ですね。競技後、選手と地元をオンラインで結んでいたのは、よい企画だと思いました。さて、相変わらず猛暑が続いている横浜方面ですが、晴れると大抵、綺麗な夕景を拝むことができます。先週の水曜日、夕方の散歩を遅めに設定し、19時過ぎを狙って丹沢を望む山吹緑地に向いました。夕焼けが綺麗だったのは想定通りでしたが、夏雲や丹沢のシルエット、夕景、そして金星のコラボレーションは、想定外でした。

カメラが向いているのは大菩薩連嶺方面です。中央奥に夏特有のかなとこ雲が見えます。その手前にはいくつかの積乱雲も見えます。白く湧き上がる夏雲はお馴染みですが、そのシルエットを見る機会はあまりありません。


かなとこ雲のズームアップです。あらためて見ると、手前の町田市街を飲み込むかのうような、不気味さを感じます。



かなとこ雲の左上空には、ひと際輝く金星が見えました。やはりこの緑地から水星と金星を眺めたのが、コロナ禍の走りの2020年の2月でした。来年こそニューノーマルの時代を迎えたいものです。


大山、丹沢、富士山のシルエットです。かなとこ雲は、その形をずっと保ったままでした。しばし時間をとって夕景を見続けました。結局、自宅に戻ったのは午後8時近かったです。


11日より、一週間ほど夏休みを取ります。ただし、神奈川県は再び緊急事態宣言(何度目?)に入りました。どこに行くでもなく、のんびり過ごす予定です。
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8月に入って

2021-08-01 19:08:58 | オーディオ
8月に入りました。梅雨明け10日後、一旦天気が崩れましたが、横浜方面は引き続き晴天、猛暑が続いています。日課の散歩は、基本夕方の涼しい時間帯を選んでいますが、久々に午前中に歩いてみました。いつもの尾根道を歩いて山吹緑地に出ると、大山・丹沢、さらには富士山の展望が待っていました。夏雲が湧く前の散歩の利点かもしれません。手前の草むらの高さに真夏を感じます。夕刻の散歩と違って直射日光をどうしても浴びてしまいます。まだ8時台でしたが、1時間歩いただけで汗びっしょりでした。


秋を先取りしたような、高い雲です。朝は朝で、いろいろと発見があります。コロナがここに来て大変な状況ですが、秋には落ち着いて欲しいものです。私自身は8月半ばに1回目のワクチン接種を予定しています。現在、もっともリスクの高い世代のど真ん中ですので、9月半ばまでは大人しくしています。


というわけでオーディオなのですが、真空管アンプ派として、夏場はシステムに向き合いづらいという事情があります。事前に冷房を入れて、再生時には切って聴いています。外の暑さ、真空管の発熱により、1時間もすれば冷房を入れたくなりますが、その時点でお開きにしています。


選曲も涼し目に・・・。こちらはトロンボーン奏者、向井滋春とアストラッド・ジルベルトのコラボレーション『SO&SO』です。先日紹介した阿川泰子の『JOURNEY』 に参加していた向井氏のトロンボーンが良かったので検索して辿り着きました。Amazon Musicでも聴けたので、セカンドシステムで予行演習して購入しました。よく聴く「BERIMBAU」はバーデン・パウエル作曲のボサノバ調の曲です。サビで広がるトロンボーンとテナー・サックスに清涼剤のような心地良さを感じます。



アストラッド・ジルベルトの参加は3曲のみです。決して歌が上手いとは言えないアストラッドですが、声は夏向きです。メインシステムの火入れは減りますが、このアルバムで涼むことになりそうです。
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