ここに来て残暑が厳しい横浜方面です。今年の夏は、夜、エアコンを使う機会も少なかったのですが、ここ数日は厳しくなり使用しています。気温より湿度の方が応えますね。昨日、地元で獲れる「浜なし」を調達するために午前中から出歩いたのですが、気温がグングンと上がり、大変な労働になってしまいました。やはり散歩は夕方が正解のようです。随分と日程を引っ張った甲子園も漸く本日終わりました。オリ・パラや高校野球といった行事が終わると祭りの後の寂しさが残りますが、夏の終わりの気分も重なっているように思います。
「浜なし」は毎年、近所の三沢農園で購入しています。梨が残っているかは、のぼりを見れば判ります。その日に収穫した梨をその日に販売するため、数が限られます。営業開始の9時少し前に到着すると、車で来られた他のお客さんが集まっていました。私も地元の利で、無事調達できました。
市場に出回らず、殆どが直売されるため、一部では幻の・・・という枕詞もつけられるようです。「浜なし」自体は品種ではなくブランド名です。品種は幸水、豊水となっています。今回購入したのは豊水です。瑞々しく、とても爽やかな味わいです。清涼剤でも飲んでいるような感覚です。二十世紀梨をスーパーで見かける機会が減り残念ですが、私にとって梨は、もっぱら「浜なし」になりつつあります。
梨を調達した後、いつもの散歩コースを歩きました。炎天下だった上に手元の梨が重たかったので、ショートカットで自宅に戻ることにしました。途中、住宅街の周辺部に残る田園を通り抜けると、すっかり色づいた稲穂を目にしました。秋は確実に近づいています。
この暑さでオーディオは停滞中ですが、9月に入ったら少しずつ灯を入れる頻度が上がってくるでしょう。この時期、聴きたくなる1曲が、太田裕美の「Summer End Samba」です。アルバム『エレガンス』に収められています。夏の終わりの気だるさ、寂寥感 が、太田裕美の甘めの声質に合っています。YouTubeで普通に聴けますので、是非。