珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

MFさん宅訪問

2024-02-24 17:32:30 | オフ会
2月18日、久しぶりにMFさんのお宅を訪問しました。2022年の1月のFomula PC試聴以来ですから、約2年ぶりの訪問となりました。私自身はコロナ禍に導入して以降、ずっとMFPCのユーザーですし、昨年末、新たにN100という小型のMFPCを導入しました。その後、バックグラウンドで動くプロセスのカットや、Windows11のアップデート対策を相談する中で、訪問のお誘いをいただいた次第です。手持ちのN100のメンテナンス兼ねて伺うこととしました。今後の拙宅のPCオーディオの方向性を大きく左右しそうな、訪問となりました。

舎人ライナーに乗るのも2年ぶりになります。地震の影響で、運行できなかった時期があったと記憶が、調べてみたら前回訪問よりも、さらに前の出来事でした。大きいニュースであっても、数年経過すると前後関係が曖昧になってしまいます。舎人公園駅でMFさんにピックアップいただきました。


MFさんのシステムは、大幅に変わっていました。DALIのHELICON 400 MK2 、LUXMANのプリメインアンプL-509X は、最早ありません。諸事情でオーディオを縮小されたことを、人づてに聞いていました。一方、ご専門であるPCオーディオの追求は、継続されていると伺っていました。最近はChat GPTも活用して、より良い音の追求をされているようです。とは言え、流石に下流がないと効果も確認できません。音楽を聴く上での物足りなさもあったと想像します。と言うわけで、必要最低限のシステムを構築されていました。

導入されたのはEdifireという中華のアンプ内蔵のパワードスピーカーです。2WAYのブックシェルフ型で、スタンドも用意されていました。拙宅でもDDCは中華ですが、全く問題無く使えています。DACやアンプのみならず、中華SPも選択肢の一つになったようですね。ボリュームや帯域バランスの調整はSP側で行います。リモコンで音量の上げ下げを指示すると、都度、緑のランプが点滅します。音出しにはご苦労があったようです。それもで従来の音は記憶されていますし、オフ会を開けるレベルに仕上げられていました。


手前のグレーの筐体がMFさんのN100、その上の筐体が私のN100です。実にコンパクトなので、簡単に持ち込めます。その奥がifi-audio のZEN DACです。ZEN DACは2年前にも導入されていました。Hugo2かららの乗り換えという点では、1月に訪問したgenmiさんも同様です。PC上の再生ソフトは前半がRoon、後半がMFさんが開発されたpython playerでした。ちなみにpythonはプログラム言語です。プログラミングのスキルがあれば自分で再生ソフトを作れるわけです。これも一種の自作と言えるでしょうか?


まずはRoonで、①他のPCからN100へ再生指示、②N100で完結の2パターンで比較しました。普段、②を聴いていることもあり、②が聴き易く、ベールが剥がれる印象を持ちました。以前は、複数PCへの分散が主流でしたが、PCの高性能化、低消費電力化により、1台のPC完結でも同等以上の音を出せるようになったようです。続いてpython playerを初めて聴かせていただきました。低音が沈むと同時に、中高域の存在感が増します。PCの再生ソフトを変えるだけで、あたかもオーディオ機器をグレードアップしたような変化が生じることに、改めて驚きました。

オフ会の最後に、python playerを当方のN100にインストールしていただきました。早速、自宅に戻ってから拙システムでのpython playerの出音を確認しました。python playerには①WAVファイルを読み込む版と、②WAVファイルから派生させたanalyzed形式のファイルを読み込む版があります。後者の方が再生中の変換処理が無い分、処理負荷は下がります。さらにpython playerは、ファイルを一旦メモリーに取り込んで再生する、ASIOと呼ばれる標準的なI/Fを介さない等、いろいろと工夫されている模様です。

効果は、別記事で纏めたいと思いますが、analyzed形式による再生は、とても素晴らしいと感じます。「最上流で取りこぼした音は、取り戻せない」とは、よく言われる言葉ですが、再実感しました。MFさんの探求心に頭が下がります。私は比較的同じ音源を聴く傾向があり、楽曲の検索性よりは、音を重視します。オーディオタイムの冒頭で、少しずつですがanalyzed形式への変換作業を進めている次第です。オーディオのこと、その他のこと、いろいろと考えさせられる訪問となりました。MFさん、ありがとうございました。
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UNICORNさん宅訪問

2024-02-18 10:55:24 | オフ会
2月の最初の3連休の中日、11日にUNICORNさんのお宅を訪問しました。ご一緒したのはLotus Rootsさんです。UNICORNさんとは、昨年11月のレコード持ち寄りの会以来、Lotus Rootsさんとは年末のHarubaruさん宅でのオフ会以来となります。UNICORNさんのお宅を訪問するのは、2015年以来ですから実に9年ぶりとなります。その後、神楽坂を訪れる機会が何度かありましたが、行く度に若年層から年配までが楽しめる、賑やかさを感じます。この日は天候も良く、昼間は少々春を先取りしたような空気感でした。

14時に駅で皆さんと待ち合わせて、早速お宅へ向かいました。9年ぶりのオーディオ部屋、少々の懐かしさを感じました。装置も部屋の様子もほぼ変化が無いようです。システムの顔はGerman Physiks のUNOCORNですが、内装、置物含めて一体化された空間となっています。聴覚だけでなく視覚にも訴えるオーディオシステム、なかなか遭遇する機会ありません。この日、再生の機会はありませんでしたが、B&OのCDプレイヤーも当時のままです。9年という年月にも関わらず、一貫したUNICORNさんの拘り、美意識を感じざるを得ませんでした。


UNICORNさんと言えばアナログです。この日は、Lotus Rootsさん、私の持ち込み音源含めて、全てアナログ鑑賞となりました。LINNのLP12、オルトフォンのSPUの組み合わせも健在でした。除電機器や除電ブラシを導入し、再生前の静電気対策を、増強していました。


アンプ群も、マランツ#7復刻版、是枝さんのシングルアンプと変わっていませんでした。9年前もKT88でした。拙宅もアンプはV40SE(パワーアンプとして使用)が15年、HP300SE(プリ)が6年になります。UNICORNさんのような徹底ぶりではありませんが、改めて長く使っていこうと思った次第です。


美味しいチョコレートとコーヒーで始まり、途中、ヨーグルトまでいただきました。耳、目に加えて、口までもてなしていだだき、恐縮です。


UNICORNさんのコレクションから、ジャズを中心にかけていただき、最後、クラシック、我々の持ち込み音源を聴ききました。Lotus Rootsさんが初訪問ということもあり、いわゆる名盤(それも多くがオリジナル)を選んでいただきました。ピーク時にはレコード枚数10,000枚を所有されていたそうですが、現在は、かなり絞られた様子です。残った盤は、それだけ想い入れがあると想像できます。9年前の記事を見返しました。当時かけていただいた曲も結構ありましたが、既視感(既聴感?)は少なく、新鮮でした。


前回、あまりの鮮度の高いサウンドに驚いた一枚です。冒頭の「Temperence 」を選んでいただきました。ピアノ、ベース、ドラムそれぞれの音が生々しい上に、演奏の乗りがよいので、自然と体が動きます。UNICORNさん自身もよく聴く盤だそうです。オリジナル盤を、過去に某所でも聴いたときもあるのですが、やはりデジタルでは越えられぬ壁のようなモノを感じました。もはや質の良いアナログ盤を入手することは叶いません。精々、音の記憶をたよりに、デジタル再生を高めたいところです。


続いて女性ヴォーカルをいくつか聴いて、ジャズの締めはビル・エヴァンスでした。カーメン・マクレエ の新宿でのライブ、素晴らしいですね。ヴォーカルのイメージが強いのですが、ピアノの弾き語りでした。キャロル・スローン、アン・バートン(オランダ盤)と続きました。


前回より、UNICORNさんの、クラシック再生頻度は上がっているようです。先の持ち寄り会でも、ベルウッドさんとクラシックの再生で盛り上がっていました。再生が難しいと言われていたのが、シャルランというフランスのレーベルです。ワンポイント録音された「四季」は、見通しの良い再生でした。鳴るまでに、部屋の響きの調整でご苦労もあったようです。フォーレの「レクイエム」は、シャルランとEMIを聴き比べました。マルチマイクの後者も、重厚感があって良いと感じましたが、私の耳がオーディオ的になっているのかも知れません。


最後に、持ち込み音源を聴いて、第一部は終了となりました。9年ぶりの訪問でしたが、一貫して鮮度の高い音は変わっておらず、音創りに対するブレの無さが印象に残りました。オーディオという趣味は、いつかは終了します。私自身もオーディオを楽しむ時間が無限にあるような時期は過ぎました。(本人にとって)上がりとも言えるシステムで、好きな音楽に浸るというのは、一つの理想だと思います。どうしても次、次と行きがちなところを、如何に留まるか・・・。いい勉強になりました。

ご近所の「CRAZY PIZZA 」で感想戦としました。UNICORNさんのオーディオやアルバイトの経歴を、ピザをつまみながら伺いました。こちらも楽しい時間となりました。UNICORNさん、LotusRootsさん、ありがとうございました。
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浅間嶺(奥多摩)

2024-02-11 11:12:25 | その他
先週は横浜では、この冬初めてのまとまった積雪となりました。その直前の土曜日、メンバー5名で奥多摩の浅間嶺(せんげんれい)に登ってきました。奥多摩は近いようでなかなか行く機会が少ないです。今回は、武蔵五日市がスタートとなりました。付近では秋川渓谷が有名です。浅間嶺の存在、実は登るまで知りませんでした。アップダウンの少ない尾根歩きで穏やかな登山となりました。念のためアイゼン持っていきましたが出番はありませんでした。今週であれば、ちょっとした雪山を楽しめていたのですが・・・。

登り始めの前に、日本滝百選にも選ばれている払沢(ほっさわ)の滝に寄りました。払沢の滝は、以前であれば凍って氷瀑となっていたのですが、最近は凍ることの方が珍しいようです。氷瀑と言えば、2018年の日光が思い出されます。平昌五輪の年でした。その年は寒かったようで、払沢の滝も凍ったそうです。


尾根に出ると奥多摩の山々を見ることができました。中央のピークは大岳山です。2017年の1月、雪の大岳山に登りました。その時は写真右側に向かう尾根を下り、やはり武蔵五日市に出ました。


御前山です。学生時代に登ったことがありますが、久しく行けていません。土日を避けて、天候の良い平日に散歩感覚で登るのもいいかと思案しています。


浅間嶺のピークですが、展望は殆どありませんでした。こことは別に富士山を見れる展望台があったのですが、不覚にもスキップしてしまいました。この天候で富士山を見れなかったのが、唯一の心残りでした。ここで昼食タイムとしたのですが、動いていないと寒くなります。そこそこに昼休憩を切り上げ、下山としました。


下山先にある温泉、「数馬の湯」にて汗を流しました。バスの時間が限られているので、あまりゆっくりはできませんでしたが、体を温めることができました。ここからやや長い時間、バスに揺られて武蔵五日市へ向かいました。奥多摩の奥深さを感じた次第です。


打ち上げは、拝島となりました。これまで拝島で飲んだ記憶がありません。幹事さんが嗅覚を働かせて駅近くのお店を見つけてくれました。ガッツリ系の食事とお酒をとてもリーズナブルな値段で提供いただきました。


ネギとんかつは、かつの厚さにびっくり。肉料理中心でしたが、日本酒との相性も良く、美味しくいただきました。老夫婦が切り戻しするアットホームなお店でした。


この日はアジアカップのイラン戦があったので、打ち上げはそこそこに切り上げました。酔い覚ましの観戦で、最後はガッカリして、山の疲れと共に布団に入ったのでした。
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西方寺ポタリング

2024-02-01 22:54:55 | その他
先の土曜日の20日、毎年行っている西方寺のポタリングに出かけてきました。この時期に咲く蝋梅が目当てです。始めたのが2014年ですから、早10年が経過したこととなります。10年ひと昔と言うものの、年を重ねてからの10年はあっという間で、ついこの間のように思えます。旧philewebコミュニティのメンバーと対面で交流を始めたのも、この頃でした。寒さにパスしたくなる気持ちもありますが、一足早い春を感じるイベントとして何とか続けてきました。横浜の内陸部はアップダウンが多く、体力チェックの機会にもなっています。

自宅から鶴見川のサイクリングコースを下り、新羽方面を目指します。毎年、最初の休憩を取る場所は亀甲橋と決まっています。奥に見えるのは新横浜駅付近のビル街です。


ここの山門は、いつも素晴らしいと感じます。10年前どころか、そのずっと前から変わらぬ風景と思われます。


本堂と蝋梅です。10年前は静かな訪問でしたが、口コミで広がったせいか、人がかなり増えました。ここ最近は臨時でコーヒーショップが出ていましたが、今年は花見団子まで登場していました。


ほぼ満開で、訪問の時期はベストだったようです。蝋梅の花は丸く可愛らしいのですが、薄汚れた感じがあるのが、やや残念です。マニュアルフォーカスで撮ってみました。


こちらも恒例、フライングで咲いたクリスマスローズです。拙宅の庭だと3月くらいに咲くので、かなりのフライングです。春近しを感じる1コマです。


県の名木に指定されているイチョウです。見事な枯れっぷりです。昨年はずっと暖かかったので、ついこの間まで、青々とした葉つけていたと想像します。


帰りのコースも決まっていて、かつて横浜のチベットと呼ばれた都築区の高台を目指します。すっかり港北ニュータウンが開拓され、最近はそのような呼ばれた方はされなくなったようです。郷土富士である川和富士から、奥多摩方面を望みました。間もなくすると、ここからダイヤモンド富士を見物する人で賑わうことになります。この後、一気にダウンヒルで鶴見川まで下り帰路に就きました。体力の方も取り合えずキープできていることを確認できました。なるべく間をあけずに、境川ポタリングやろうかと思います。

コメント (2)
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