珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

CENYAさん宅、再訪

2024-12-09 08:29:09 | オフ会
12月4日の水曜日、半日休暇をとってCENYAさんのお宅を訪問しました。ご一緒は11月17日に訪問させていただいたサンフラワーさんです。facebookを通じて、旧philewebコミュティのメンバーと、それ以外のメンバーが交流する機会が増えています。今回は、当方がサンフラワーさんを紹介する形式で、訪問が成立しました。私自身は2023年の10月以来、1年2か月ぶりの訪問です。長くはないインターバルでしたが、何と言っても自作派のCENYAさんです。DAC、アンプの足元等、要所に手を加えられていました。

讃岐うどんで昼ごはんにした後、早速お宅に向かいました。私の知る限り、オーディオDIY熱でCENYAさんの右に出る人はいません。初訪問のサンフラワーさんにとっても、CENYAさんのオーディオ部屋は刺激が多かったようです。ペナウディオ製のブックシェルフ「CENYA」を支えるウーファー部の「DODAI」の仕上がりに感嘆されていました。自作DAC、自作アクセサリー、左右完全分離のマルチアンプシステム、ケーブルの取り回し・・・アイデアを次々と具現化するCENYAさんの熱意は、十分にサンフラワーさんにも伝わっていました。


以前はパイオニアのネットワークプレイヤーN-70A を改造したDACでしたが、よりスリムな筐体のDACが導入されていました。ソニーのAVアンプTA-DA5800ESの足元にも変化がありました。従来はオーディオラックに納まっていたのですが、オフ会の前日、アンプのインシュレータを外し、底板をさざれ水晶の上に直に載せたそうです。さざれ水晶の下は、モルタルで固められた鉛のチップが敷き詰められています。この辺りの発想力、そして行動力はCENYAさんらしいです。到底、私にはできません。


最新の自作DACです。何とも美しいですね。丁寧に配線されている様子が判ります。CENYAさんはDirettaの基板DST-000Pを使われています。詳細は分かりませんが、I2S信号を直接DAC基板に送り込んでいるようです。拙宅でもUSB-DDCを介してIS2信号をDACに送っています(HDMIケーブル)。CENYAさんの場合、同じI2S信号でもノイズの影響を受けやすいそうで、接続は短距離(10cm未満)が推奨されています。ここにも理想を掲げDIYで実現するCENYAさんのアプローチが見てとれます。


CENYAさんと言えば、CENYA+DODAIです。こちらは健在でした。2018年の越ヶ谷時代はスリムなDODAIでしたが、前回訪問では、横幅が増し、大口径のウーファーが側面に付けられていました。セッティングは大きく変わっていないようでした。内ぶりで、ブックシェルフのCENYAには仰角が付いています。再生時にSPの存在が消え、ヴォーカルはDACの上方にポッと浮かび、演奏は部屋中に広がります。求めている方向性は初訪問以来変わっていませんし、当方のも好みとも一致します。


初訪問となるサンフラワーさんに、まずセンターに座っていただき、その後は、交互に入れ替わりました。当方の持ち込み音源、過去に持ち込んだ音源も聴かせていただきました。サイレントイブ(辛島美登里 )、Human Nature(Trijntje Oosterhuis)は、共に楽曲が持つ浮遊感が表現されていて、とても心地良かったです。No Moon At All(ダイアナクラール)、あゝ無情 (JUJU)はもう少しパンチが欲しいとも思いましたが、力感についてはCENYAもお考えがあるようでした。今後のアクションに注目しています。

サンフラワーさんも、オフ会を楽しまれていました。最近、MFPCを導入され、従来からの長いオーディオ歴に、新たな取り組みが加わりました。Direttaへの関心もあったと聞いています。唯一無二のCENYAさんの取り組みを間近に見て、そして音を聴いて、仕切りに「オーディオは面白い」と言われたのが印象的でした。終了後は、駅近くのホルモン焼きのお店で感想戦を持ち、オーディオやオフ交流の談義を続けました。CENYAさん、サンフラワーさん、師走の午後のひと時を、ありがとうございました。
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サンフラワーさん宅訪問

2024-11-24 11:50:37 | オフ会
11月17日の日曜日、千葉のサンフラワーさんのお宅を訪問しました。ご一緒はishiiさん、横浜にお住いのSさんです。Sさんとは初対面でした。今回のメンバーはfacebookでつながったメンバーとなります。サンフラワーさんには、7月のオフ会で拙宅にお越しいただきました。当日は11月中旬とは思えない、暖かな日でした。乗り換えの錦糸町駅で一旦、外に出たのですが、小春日和と言うより、夏を思わせるような暑さでした。待ち合わせ場所にて、私もサンフラワーさんの車に乗り込み、お宅へと向かいました。

サンフラワーさんのオーディオシステムは、リビングルームと一続きになっていて広大、かつ天井がとても高いのが特徴です。オーディオ部屋と向かい合うリビングルームも同様に天井が高いです。戸建てでこれだけエア・ボリュームのある空間を持てる方には、そうそうお目にかかれません。内壁は漆喰だそうです。私のオーディオ熱が上がったのは、家を建てた後でした。つまり、オーディオ部屋をゼロから設計する楽しみは、私にはありませんでした。その点、サンフラワーさんは、満を持してオーディオ機器を、こちらの部屋に迎え入れたと言えます。

その大空間で使用されているSPが、米国製のリディーマーです。実際に音を聴くのは今回が初めてでした。フロントに置かれたサテライトSPと後方のウーファー部から構成されています。もっと高さがあるイメージを持っていたのですが、思ったより小ぶりで意外でした。SPの配置と大きな空間から想像されるように、再生時にはSPの存在が消えます。サンフラワーさんは、リディーマーのSPを30年に亘って使用されてきました。新築時にこれだけの空間を用意されたのは、このSPを活かすためだったとも言えそうです。


SPに限らず、上流から下流までユニークな機器ばかりでした。アナログは、
 プレイヤー:Basis debut gold turntabe
 アーム:Grado signature arm
 カートリッジ:Thorence MCH-Ⅱ
です。トーレンスのカートリッジはEMTのTSD15がベースになっているようです。いずれも聴くのは初めてです。


この日はファイル再生、アナログ、CDを聴かせていただきました。ファイル再生の方はプリ機能を持つSMSLのDAC Do-200 Proで、アナログとCDはMBL 6010 Preで増幅します。MBLというと、ストーブの形をした全方向放射型 のスピーカーの印象が強いですが、プリアンプもあったのですね。プレイヤーの黒ともよくマッチしています。手前に置かれているのは、リディーマーのウーファー部です。


デジタルの再生は、ストリーミング(Amazon Music HD)、MFPC、CDプレイヤーの3種です。サンフラワーさんは、今年、MFPCを導入されましたので、当方とはMFPCユーザーつながりでもあります。プロセスカットの下、Analyzed形式のファイルで聴かせていただきました。ishiiさんが持ち込まれたCDは、CECの5連奏可能なCDプレイヤーCH 5000Rで再生しました。


最下流のパワーアンプは、Aura のVA-50です。本来はプリメインアンプですが、パワーアンプとして使用されています。天板は外されています。こうして機器を俯瞰すると、リディ―マー、MBL 6010 Pre、CH 5000R、そしてVA-50と、90年代から同じ機器を使い続けていることに気付きます。当時、私も総額30万程度のシステムを組み、いわゆるオーディオを始めた頃でした。ステレオサウンドを買って、溜息をついていた時代でもあります。サンフラワーさんの音への拘り、オーディオ経験の長さを、目の当たりした次第です。


デジタル、アナログの順で再生いただき、途中、参加者の持ち込み音源を聴く流れとなりました。冒頭のAmazon Musicの再生時点で、右側の音が大きく、音像が右に寄っていた点が気になりました。アナログは全く問題が無かったのですが、 その場で原因を切り分けることができませんでした。オフ会後、デジタル系のRCAケーブルに問題があったことが判ったそうです。そのような状況でしたが、ストリーミングからMFPCに変えたとたん、グッとノイズフロアが下がりました。後は、左右揃っている音を想像しながら聴いてました。

MFPCに私が持ち込んだ音源を取り込むところで、少々が手間がかかってしまったのですが、その間にかけていただいたアナログ(鈴木勲トリオ)が素晴らしかったです。この日、初めて左右のバランスが揃ったこともあり、目(耳?)が覚めるような音でした。これが本来のサウンドなのでしょうね。とても立体的で、音の濃さもあります。しかもサウンドステージが広いので、心地よいです。持ち込み音源のデジタルファイルも芯のある音でした。空間表現に長けたクラシック向きのイメージは、いい意味で裏切られました。


Sさんが途中で退席されたあと、終了までアナログレコード、ishiiさん持参のクラシック音源を聴きました。リクエストしたアンバートンの『Ballad And Burton』はオランダ盤のオリジナルでした。お馴染みの「A Lovely Way to Spend An Evening」の染み入るヴォーカルに浸りました。山下達郎の「Big Wave」懐かしかったです。ishiiさんが持ち込まれたオーケストラの再生も広がり十分でした。結局、ジャンルを問わないシステムであることを確認した次第です。MFPCをベストコンディションで聴くことは、次回の楽しみにしておきます。



終了後、ご近所の中華料理店に軽い夕飯をとり、感想戦としました。一つとして同じシステム、同じ音が無いオーディオですが、サンフラワーさんのシステムは類を見ないと言えるでしょう。実際の音に加えて、これまでの取り組み経緯も伺えてよかったです。サンフラワーさん、ishiiさん、Sさん、楽しい日曜の午後を、ありがとうございました。
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tranesheppご夫妻を迎えて

2024-11-16 17:17:34 | オフ会
横浜方面は、11月とは思えぬ暖かい日が続いています。11月9日、facebookつながりのtransheppさんと奥様をお迎えして、オフ会を行いました。6月に横須賀のお宅を訪問し、エレクトロボイスのパトリシアン600 を聴かせていただいたことは、記憶に新しいです。暑い夏を過ぎてから、お越しくださいと話していました。10月の予定がいろいろと埋まっていたこともあり、11月となってしまいました。オフ会に奥様を同伴される方は、少ないです。拙宅の場合、2014年にじょんびさんがお越しになった時以来ですから、10年ぶりです。

お約束の13時より少し前、ご夫妻が車で到着されました。横須賀から拙宅まではかなり距離がありますが、以前に住まれていた場所が拙宅に近く、土地勘はあるとのことでした。早速、2階のオーディオ部屋にお通ししました。再生前に、システムの説明を要請されましたので、デジタル、アナログそれぞれ、上流から説明しました。tranesheppさんはサブシステムでファイル再生をされています。Harubaruさんとの交流があるので、バベルやウェルデルタもご存知です。説明もそこそこに、再生に移りました。


拙宅でのオフ会は、前半デジタルで多様なジャンルを、後半アナログでポップスを聴くパターンが多いです。この日もスタートはデジタルでしたが、途中、アナログに入り、その後、デジタル、アナログを行ったり来たりました。tranesheppさんの主戦場である、フリージャズの品揃えが無いのが恐縮でしたが、洋楽、ジャズ、クラシックは主にデジタルで聴いていただきました。tranesheppさんは学生時代、クラシックのギターを弾かれていたそうです。当初の想定よりクラシックが多くなりました。


拙宅の振動対策は専らバベル、ウェルデルタ等、吊り構造に依っていますが、tranesheppさんは、機器とラックの一体化、機器の5点支持など、独自の方法を採られています。総じて、寒色系のサウンドの印象を持たれたようです。あるいはOctaveのアンプ群、EL34の個性がそうさせたのかも知れません。繊細さと力感はそれぞれあったこと、部屋のどこで聴いても同じサウンドであることなど、コメントいただきました。特に、後者は目指していた姿なので、嬉しかったです。デジタル、アナログの差は少ないものの、好みではアナログとのことでした。

さて、当方の主戦場である邦楽、洋楽については、リクエストをいただき、こちらも楽しい時間を過ごさせていただきました。クインシー・ジョーンズが亡くなったのは、ついこの間の11月3日です。追悼の意を込めて、マイケル・ジャクソンの『Thriller』から「Billie Jean」「Thriller」を聴きました。横須賀つながりで山口百恵を振ったところ、意外にも「乙女座宮」が挙がりました。シングル曲の中では地味な存在ですが、私はこの曲に思い入れがあります。tranesheppさんにとってもベストとは意外も意外でした。

最後に高田みづえの「神田川」(カバー作品集のアナログ盤)聴いて、終了としました。青葉台方面の中華料理店「将龍」にて軽く夕食をとって散会としました。tranesheppさんがオーディオに本格的に取り組まれたのは東日本大震災以降だそうです。その意味では、当方の方が、オーディオに嵌った期間は長いことになります。それでもお宅のシステムの力の入れ様を考えると、実に濃密な十数年だったと想像します。同じ神奈川オーディオクラブ?のお仲間として、引き続き交流、よろしくお願いしします。

tranesheppさん、奥様、お疲れ様でした。ありがとうございました。

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merryさん宅、再訪

2024-11-10 10:55:29 | オフ会
11月2日の土曜日、静岡のmerryさんのお宅を訪問しました。merryさんとはphileweb時代からのお付き合いで、最初の交流(拙宅オフ)から、早10年になります。私が最初に静岡を訪問したのは2014年の12月でした。静岡駅近くの高層ビルから駿河湾を眺めたことをよく憶えています。それと清水の居酒屋で食した桜海老と黒はんぺんも忘れられません。その後、merryさんには、ゆうけいさんを交えた三ノ宮での食事、八重洲でのワインの会等でもお世話になりました。7月の再会@茅場町をきっかけに、訪問を考えていました。

2日は台風崩れの低気圧の影響で、大雨となりました。私が乗っていたひかり号は、新富士駅で釘付けになってしまい、merryさんとの約束の時間に到着することができなくなりました。それでも幸いだったのは、停車した場所が駅だったことです。本来は通過駅ですが、特別に下車可能となりました。運転再開まで1.5時間との放送があったため、新富士駅で降りることにしました。merryさんに新富士駅まで迎えに来ていただき、無事、オフ会は成立しました。merryさんには、いろいろととご迷惑をかけました。

過去、merryさんのお宅には2度(2014年2015年)お邪魔しています。お宅は清水でした。その後、藤枝方面に引っ越しされて、オーディオを縮小されたことを伺っていました。当時は、13畳の広いリスニングルームでしたが、現在は6畳半のスペースで組まれています。部屋の大きさに合わせてSPも802Dから804D4へ変更されています。一方でアキュフェーズとB&Wの組み合わせは変わっていません。アナログ系もメーカーは変えずにグレードアップされています。環境が変わってもオーディオ熱は下がっていませんでした。


本日の目玉の一つ、B&W804D4です。交流仲間でB&Wユーザーは多いですが、D4シリーズを聴くのは今回が初めてかも知れません。6畳半の空間に802Dを入れることについて、ショップの方とも相談されたようです。結果、難しいと判断されダウンサイジングを選ばれました。803D4ではなく、よりスリムな804D4を選ばれたことがポイントでしょうか。3WAYのトールボーイ、バスレフ型という点では、拙宅と同じと言えば同じです。804D4は短辺配置で、内振りでセッティングされています。


アナログプレイヤーのラックスマンのPD-171AL は健在でした。一方でアーム、カートリッジ、フォノイコライザーは大幅な進展がありました。
 アーム:FR46→IKEDA345
 カーリッジ:PP-1000→PP2000
 フォノイコライザー:EA-Ⅲ+T-500 →EA550
merryさんのアナログへの意気込みが伝わってきます。一時期、殆どアナログを聴いていたそうです。同じフェーズメーションユーザーとして、PP-2000もEA550も気になっています。出音を聴ける貴重な機会となりました。


SACD/CDプレイヤーもDP-720からDP-770へ更新されていました。同社の一体型のデジタルプレイヤーの最高峰です。DACチップはESS社のES9028PROが使われています。この日はほぼSACDをかけていただきました。音の柔らかさが理由で、日頃の再生も殆どSACDだそうです。


デジタルファイル再生にも取り組まれています。DELA N1Z/3をUSB接続でDP-770につないでいます。デジタル再生の主役には至っていないようですが、リッピング音源、ダウンロードされたハイレゾ音源の再生に使われています。


そしてアキュフェーズのセパレートアンプです。ラック上段にパワーアンプA75、下段にプリアンプC3900です。以前はA-46とA-70 のバイアンプ接続でしたが、SP駆動の負担が軽くなったのかA75にされています。以前のプリはC-2820でしたから、こちらも大幅のグレードアップです。 アンプに限らず、振動対策もしっかりされています。ラックの足元にはウェルデルタの2段重ねが施されていました(アナログプレイヤー覗く)。ご自身の耳でラックの振動対策の効果を実感され、一気に導入されました。


アナログ、デジタルの順番で聴かせていただきました。merryさんがアナログを再開されたのが2015年ですが、学生時分に所有されていたレコードを手放さなかったそうです。この日も、当時所有していたレコードを何枚もかけていただきました。左は高校時代からお持ちの「白鳥の湖」「くるみ割り人形」です。


ユーミンも尾崎亜美も良く聴きますが、リアルタイムで聴かれていたのはmerryさんの世代です。「コバルトアワー」「瞑想」いいですね。カートリッジの違いか、拙宅よりも情報量が多く感じられます。これはアナログ全般に感じたことです。音の分離の良さはEA550の効果でしょうか。


辛島美登里のSACDあったのですね。殆どSACDとは無縁でオーディオをやってきたこともあり、知りませんでした。リクエストしたのは「サイレント・イブ」です。オリジナルでなく、ボーナストラックのアカペラ版です。アカペラの空気感が心地よく、リクエストした甲斐がありました。


約3時間半、前回訪問からの9年間の取り組みを凝縮した形で聴かせていただきました。音の印象です。豊かな低音がしっかり制動されていて、サウンドを支えていました。あとはヴォーカルのしっかりとした定位ですね。確かに、お部屋の制約から音の広がりには制限がありましたが、逆に音の密度は上がり、より音楽に向き合えるシステムに進化していました。機器、アクセサリーを十分に吟味し、取捨選択を重ねるmerryさんの取り組みの成果です。当方の今後のアナログにも、いい刺激をいただきました。

オフ会終了後、静岡方面の雨はピークに達していました。奥様の運転で、何とか焼津駅近くの居酒屋「にじいろ」に送っていただきました。焼津ならではの魚料理と静岡の地酒をいただき、感想戦としました。やがて雨も収まり、2軒目は、静岡駅近くのショットバーでした。オーディオと関係の無い話も含めて楽しかったです。新幹線のダイヤは大幅に乱れていましたが、9時半過ぎのひかり号で無事、自宅に戻ることができました。merryさん、終日アレンジいただき、ありがとうございました。来春の横浜での再会を楽しみにしております。
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chibiさんとの相互交流

2024-10-19 04:51:53 | オフ会
先の3連休の中日の13日、chibiさんとの相互交流を行いました。chibiさんとは家が近いこともあり、同日に相互を訪問する形式でオフ会を行ってきました。大抵、前半に拙宅にお越しいただき、後半お邪魔するパターンでしたが、今回は逆のパターンでした。5月の拙宅オフに参加いただく予定があったのですが、お風邪で不参加となり、交流は1年ぶりとなります。この間、近況はLINEで聞いていました。パワーアンプの入れ替えがあったのですが、音作りにはご苦労があった模様です。

この日は夏に戻ったような暑さでしたが、オフ会の数日前から金木犀の開花が始まり、秋到来を実感していました。拙宅から最寄駅に向かう途中にも、何本かの金木犀があります。千里届くという、その芳香を嗅ぐと、オーディオシーズン突入のサインとなります。今年は、例年より数週間遅かったです。


最寄り駅で待ち合わせ後、早速、リビングルーム兼オーディオ部屋に通していただきました。キソアコースティック のHB-1とHB-X1 のスタック、すっかりお馴染みになりました。写真を撮り損ねたのですが、前回からの一番の変化点は、パワーアンプの入れ替えです。従来機より世代の古いFMアコースティック810を導入されました。同社の民生用アンプの初代の製品です。A級駆動で、トランジスタアンプながら真空管アンプのような音とのことです。お仲間であるトラウトマン大佐さんが、部品交換、ハンダ付け等をサポートしています。


chibiさんは私と同様に、振動対策にバベルを導入されています。これまではパワーアンプとクロックジェネレータの下に使用されていました。パワーアンプ入れ替え後の音作りの過程で、クロックジェネレータ直下から、プリアンプ(やはりFMアコースティックの255)直下へ変更となりました。FMアコースティックは5本脚で、そのままバベルが使えません。キソアコの制振板を挟む等、使うための工夫がされています。アンプを優先して振動対策している点では、拙宅と同じ状況となりました。私は、プリアンプまではとても手が回りませんが。


いつものように、chibiさんがJRiver Media Centerで音源を選んで再生する形式で進行しました。方式は異なりますが、chibiさんも私も、WindowsベースのPCオーディオです。こちらは、USBは使わずサウンドカードで直接アナログ信号を出力します。拙宅同様に、Windows上の音源ファイル直接指定して再生します。拙宅ではRoonによる再生を止めたこともあり、ジャケットの画像表示が無くなりました。自分で聴く分にはそれでも問題無いのですが、ゲスト向けには表示があった方が、親切ですね。


時間の関係でやや駆け足ではありましたが、クラシック、ジャズ、ボサノバ、ポップスとジャンルを跨いで鑑賞しました。大佐さんチューンのPCに入っていた音源、ご自身のリッピング音源からの選曲です。ロザンネ・フィリッペンスはオランダのヴァイオリニストです。バロックの作品集からバッハの無伴奏ヴァイオリンをかけていただきました。chibiさんのお好きなジャズは、ニーナ・シモン(ヴォーカル)、ウィリス・ジャクソン(サックス)、ジョニー・グリフィン(サックス)と、普段、私が聴かない面々が続きました。


続いてカジュアルな路線です。イーグルスやロドリーゴ・イ・ガブリエーラのライブは、オフ会でも取り上げられることが多いようですね。chibiさんはライブ音源がお好きです。いつものながらの濃くて臨場感のある音で楽しませていただきました。ホセ・グレコのフラメンコのCD、見覚えがあります。一時期Philewebコミュニティで盛り上がっていた記憶がありますが、実際に聴くのは、これが初めてかも知れません。chibiさんは、私も面識のあるHさんとも交流されたようで、正相、逆相の音の違いが話題になったそうです。


さらに、ラテン、洋楽、邦楽のライブ作品が続きました。カエターノ・ヴェローゾ、ジェームス・テイラー、山下達郎、それぞれのジャンルで大御所と言える存在です。一時期、ボサノバやMPB(ブラジルのPOPS)に嵌った時期がありましたが、カエターノ・ヴェローゾは殆ど聴いていません。聴いてみたくなりました。八神純子は2014年のライブが音源化されています。「思い出は美し過ぎて」は、後半の拙宅において原曲を再生しました。スタジオ録音とライブや、声質の変化を楽しみました。山下達郎は「アトムの子」でした。


2時間の前半戦が終わり、慌ただしかったですが、拙宅へ移動し、後半戦としました。相互オフは、同日に両方の音を聴くので、両者の求める音の違いが明確に感じられます。この1年、音作りに苦労されたとのことですが、最初の鑑賞から、chibiさんの求める方向はブレていませんでした。オフ会が進行するにつれ、音の濃さは増したように感じました。SPのダブルスタック、アンプのFMアコースティック化、更にはバベル導入でchibiさんの音も、かなり定まってきたようですが、引き続き、定点観測をお願いします。

拙宅では、バベル導入後の音を、初めて聴いていただきました。デジタルはMFPCの更新、Analyzed形式のファイル再生等、変化点が多すぎました。アナログの変化が、バベルの純粋な効果となります。総じて、中低域に安定感が出て、それが高域にもよい影響をもたらす・・・といったご感想でした。ヴォーカルの温かみではアナログに軍配とのことでした。オフ会終了後、青葉台方面へバスで移動し、小料理店風の居酒屋「若菜」で感想戦を持ちました。一つとして同じ音が無いオーディオの音を肴に、時に脱線しながら楽しみました。

chibiさん、相互オフありがとうぎざいました。また、来年、暖かくなりましたらお願いいたします。
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