珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

帰国便からの眺め

2019-04-30 18:10:32 | その他
4月の中国出張から戻る途中、日本の山々が綺麗に見えましたので、紹介します。青島を出た便は黄海を渡り、朝鮮半島を越えます。機内食を食べ終える頃、眼下に隠岐を確認し、日本に戻ってきた実感を持ちました。さらに機体は進んで、北陸地方上空で日本列島に差し掛かります。右手に見えているのは、福井平野です。同時に、雪を抱いた白い山々が現れてきました。越前大野のデーンちゃんを訪問した際に登った荒島岳も、映っているものと思われます。以降、日本の屋根のオンパレードとなりました。



加賀の名峰、白山です。さすが、白山と呼ばれるだけあり、雪がしっかり残っています。手前の平野は、小松から金沢にかけてでしょうか。


北アルプス上空です。立山、槍・穂高が見えているはずですが、上空からだと同定しにくいです。独立した乗鞍岳や御岳は判りやすいです。



左側手前に双耳峰の鹿島槍ヶ岳が見えています。今年の夏、33年ぶりに、槍ヶ岳に登る計画があります。その頃には、白銀から高山植物の世界へ変わっているはずです。



信州の山々です。浅間山、八ヶ岳、南アルプスと続きます。中央奥に、富士山が見えますね。千曲川の通り道も把握できます。


望遠レンズがあれば良かったのですが・・・。出張時はスナップ用の単焦点レンズしか持ち出しません。画像上でのズームでご容赦ください。


奥白根山、男体山、女峰山など奥日光の山々です。男体山の麓に、中禅寺湖も見えています。少しずつ陽が色を帯び始めました。


機体はこの後、右へ急旋回し、銚子の犬吠埼を巻いて成田へ向かいました。途中、筑波山も確認できました。この日は低い雲が無く、終始、下界を見ながらの移動となりました。今年はあまり山に登れていないので、余計に登山欲を刺激されることとなりました。

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3年ぶり、にら邸訪問

2019-04-28 12:22:26 | オフ会
4月13日、3年ぶりに、高崎のにらさんのお宅を訪問してきました。ご同行は3年前と同じくニッキーさんです。3年前も感じましたが、横浜から高崎への移動は楽です。渋谷、籠原での乗り換えで済みました。オフ会は14時からだったのですが、せっかくなので話題の高崎ラーメンと餃子を食べよう、ということとなり、駅近くの「なかじゅう亭」に寄ることとしました。酔った勢いで寄るのがいいという話もありましたが、健康志向?でお昼にしました。ジューシーな餃子と鶏スープのラーメンを堪能しました。にらさんには約束より早い13:30に迎えに来ていただきました。



3年という年月はオーディオマニアにとっては、十分長いスパンです。にらさんのお宅も例にもれず、様々な変化がありました。まずお部屋がフローリングになりました。カーペット敷からの転換の構想は、2年前のgenmiさんとのオフ会の際に伺っていました。機器の方も原点回帰というか、ディナウディオ+スペクトラルへの回帰が鮮明となりました。前回はスペクトラルのアンプは無くなっていたので、大きな揺り戻しです。さらに直前、パワーアンプを更新されて、音が良くなったという話も伝わり、訪問が大変楽しみでした。


変化点を下流から紹介していきます。まずSPです。SPECIAL25からCONFIDENCE C1へ変更です。さらにスーパーツィータも載せています。CONFIDENCEとスペクトラルとの組み合わせは、九州のhimaさんが思い出されます。


スペクトラルのセパレートアンプになります。プリDMC-15SS、パワーDMA-150のラインナップです。これ以前のパワーアンプもスペクトラルだったそうです。前回訪問ではアンプは出水電器のALLIONでした。浮気はできなかった、ということでしょうか。


前回のCDプレイヤーはフランスのメトロノームCD5 Signatureでした。今回はエソテリックX-01D2です。かっちりとしたデザイン時代のフラッグシップ機ですね。5年前の訪問時がレビンソン、その後プレイバッグデザインも使われていました。試行錯誤を重ねられてきたことが分かります。


一方、アナログ機器は初回訪問時から不変です。ミッチェルエンジニアリングのGyroDec-UNV2です。5年前のエリントンのアナログ再生、とても鮮烈でした。ここに来て、デジタルとアナログの差が少なくなったとは、にらさんの弁です。


にらさんの拘りと言えば、ベンツマイクロもそうでしたね。カートリッジGliderSLも健在でした。アナログで唯一の変化点は、FIDELIXのフォノイコが導入です。ここはベンツマイクロから変化ですが、そのココロを聞いておくべきでした。


ポップス、ジャズを中心に聴かせていただきました。毎度、ここでしか聴けない渋い選曲です。ゲッツ/ジルベルトにはライブ盤もあったのですね。右下のジャケ買いしたくなる盤は、北欧のジャズヴォーカリスト、カーリン・ルンディンです。飾らないな女性ヴォーカルは、にらさんのツボです。


大御所からレア盤まで。中井大介は聴くのが勿論初めてです。自身でレーベルを立ち上げたそうです。浸透力のあるヴォーカルが印象的でした。乗りの良い、ブラジルアレンジのビートルズ作品集、楽しかったです。演奏者は大物らしい、とか。


後半はアナログです。ところどころにネタを仕込んでいただきました。70年代の男性ヴォーカルものは、私よりにらさんの方が思い入れが強いようです。平成歌謡ではありますが、中島美嘉の「雪の華」もアナログで聴かせていただきました。


スペクトラル回帰から稠密感のあるサウンドを想像していましたが、ナチュラルでリラックスできるサウンドです。音楽に入り易く、聴いていて勝手に体が動いてしまいました。ポピュラー系だけでなくクラシックも鳴りますね。ニッキーさん持ち込みの、モーツァルトのピアノ協奏曲、自然で広がりも十分でした。この3年の試行錯誤が実ったサウンドだと思います。5年前の訪問で聴いた、毒のあるサウンドも面白かったですが、時間の経過、多くのマニアとのサウンド交流が、にらさんの求める音を変えていったものと想像します。

オフ会後の感想戦は、近所の居酒屋さんで、その名も「高崎酒場」です。上州料理もで楽しめる、フランクなお店でした。最近も、お酒の好きなお客さんとこちらに来たそうです。ハイペースのにらさん、ニッキーさんとは一線を置いて、生ビールの後、〆張鶴をいただきました。例によって、オフ会の感想の他、パワーアンプ導入経緯、人の話などで、盛り上がりました。散会後、高崎駅でラスクやおきりこみうどん、を買って帰路につきました。翌日から海外出張だったこともあり、大宮まで新幹線を使いました。


にらさん、3年ぶりのオフ会、ありがとうございました。赤城山は宿題となってますので、その際は、よろしくお願いします。
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サクラ×サクラ

2019-04-21 09:38:55 | その他
今年の春は寒さが粘ったせいか、桜の開花期間が長ったように思います。少々日にちが経ってしまいましたが、桜の話題を二つほど・・・。
 
最初は、近所の恩田川の桜の紹介になります。恩田川は鶴見川の支流で、町田市に源流があり、横浜市緑区の中山付近で鶴見川に合流します。横浜市と町田市の境となる尾根は私の代表的な散歩コースですが、さらに足を延ばして恩田川沿いを歩くこともたまにあります。ここの桜はなかなか立派です。鎌倉ハイキングの翌朝の4月7日、ほぼ満開を見込んで歩いてみました。予想通り、桜は見頃でした。早朝にも関わらず、カメラ片手に散歩される方、いつも通りジョギングされる方で、賑わっていました。
 
 
吹上橋から上流、下流いずれに歩いても桜を楽しめます。上流の方がメインなのですが、自宅に戻る関係で下流の横浜市方面へ向かいます。
 
 
川の歩道はサイクリングコースを兼ねています。片側が伐採されていることもあり、桜は陽を求めて川にせり出しています。せり出し方が見事です。
 
 
桜まつりのメインイベントは一週間前だったようです。関係者にとっては当てが外れたのかも知れません。
 
 
淡い青空と淡いピンクの組み合わせ。桜は、依然、難しい被写体です。せめて自分の眼だけでもと、観賞してきました。
 
 
川がちょうど横浜市に入るところで桜は終わります。また来年を楽しみにしたいと思います。
 
 
二つ目は、安藤サクラさんです。3月末で終わった「まんぷく」は久々に見た朝ドラになります。きっかけが無いと見にくい朝ドラですが、今年は1月の風邪がきっかけとなりました。それまでダイジェスト版等で断片的には追っていたのですが、ストーリーが佳境のカップヌードル誕生へ向かうこともあって、風邪から回復後も見続けた次第です。勿論、ドラマですから実際とはイコールではないでしょうが、何かを生むには、あきらめないこと、人の力を活かすこと、あとは気を抜ける場があること、が大切だと思いました。GWを前に、ようやくまんぷくロスも収まりました(笑)。
 
 
私自身は日常生活でカップヌードルを食べることはほぼありませんが、山ではお世話になっています。大抵はカレー味になってしまいますが。今度の山では、ドラマを思い出しながらの昼食になりそうです。
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衣張山(鎌倉)

2019-04-13 07:23:28 | その他
4月6日(土)の午前、思い立ったら吉日といったノリで鎌倉の衣張山に登ってきました。好天が予想された上に、桜はほぼ満開です。この機会を逃す手はないと、金曜日の午後辺りから算段していました。衣張山の標高はわずか121m。登山というよりハイキングですので、散歩感覚で訪れてみました。鎌倉でのハイキングと言えば、一昨年の年末の天園ハイキングコース以来になります。低山ながら海、富士、江の島、伊豆大島とコンテンツに事欠かないのが鎌倉ハイキングの魅力です。今回の起点は鎌倉駅です。

週末の鎌倉は混雑のイメージがありますが、早朝であれば静かなものです。若宮大路の歩道の桜を独り占めです。八幡宮前を右折し金沢街道を進み、登山口のある杉本寺方面を目指します。


金沢街道を離れ登山口に向かう途中、満開の桜を見かけました。今年の桜、開花は早かったですが、長く持ってくれました。


登山道はしっかり整備されていました。このルート、平成巡礼道という名前が付けられています。もう平成も残りわずかとなりました。


衣張山までは15分ほど着きました。今回のコースのハイライトです。由比ガ浜、江の島、富士山を見渡せます。映画「海街diary」でも使われていました。


ただし、春霞で富士山のコントラストがはっきりしません。花粉に黄砂と、この時期はハンデがあります。下の写真でも、よく目を凝らすと中央に富士山を確認できるのですが・・・。


稲村ケ崎の奥に江の島が見えます。


衣張山から先は、名越の切通を経て逗子へ抜けることとしました。行くまで知らなかったのですが、まんだら堂やぐら群がありました。期間限定で開放されるようです。覗き見してきました(笑)。


こちらが名越の切通です。初めて訪れました。近くを横須賀線が通っていますが、開通以前はこちらが要路だったそうです。この先は逗子市になります。


切通から先は住宅街を下りながら、のんびり海岸を目指しました。土地勘も無いので気ままに歩いたら、逗子マリーナに出ました。


材木座海岸を横目に134号線脇を歩いて鎌倉駅へ戻ります。海岸は朝から週末サーファーで賑わっていました。ご年配の方もいました。日常のリセットの仕方は様々ですね。


鎌倉駅近くでちりめん山椒と野沢菜を調達して帰路につきました。結局、自宅に戻ったのは午前中で、何か得したような週末の出だしとなりました。今回の衣張山と前回の天園で、鎌倉の東と北を抑えました。残るは西の源氏山ですが、時期は決めず、やはり散歩感覚で訪れるつもりです。その前に、のんびりお寺を回ろうかと思案しています。衣張山にも近い、杉本寺と報国寺はその第一候補です。新緑、梅雨問わず楽しますが、いつでも行けます。こちらも気分で決めることなりそうです。
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KM1Vさんを訪ねて

2019-04-07 11:33:54 | オフ会
3月の最終土曜日の30日、越ヶ谷にお住まいのKM1Vさんのお宅を訪問してきました。KM1VさんとはPhilewebミーティングinTokyoで2回ほどご一緒させていただきました。お誘いをいただき、オフ会の運びとなりました。越ヶ谷と言えば昨年11月のCENYAさん訪問が思い出されます。東京を跨いだ埼玉⇔神奈川の交流ですが、田園都市線~半蔵門線~東武伊勢崎線の乗り入れの関係で、ほぼ1本の電車で向かえます。この日は寒の戻りで、オフ会中もストーブが必要なほどでした。もっとも、そのおかげで桜は長持ちしたのではないかと思われます。



KM1Vさんのハンドルネームの由来は、Rey Audioの小型SP、KM1Vです。SP以外にもアンプ群、DAコンバータもRey Audioで揃えられています。根っからのRey Audioファンですね。私自身がRey Audioあるいは木下氏の存在を知ったのは、評論家の山口さんの記事だったと記憶しています。なかなか聴く機会に恵まれず、漸く、初めての鑑賞となりました。KM1Vさんは社会人になられてから比較的早い段階でKM1Vを導入されています。世代的にはほぼ一緒ですが、私よりもずっと長くて深いオーディオ歴をお持ちです。

この日は全てMacでのファイル再生となりました。再生ソフトは、概ね「Audirvana」でしたが、DSD音源は「TASCAM Hi-Res Editor」で再生しました。PCオーディオの流派は別れますが、Mac派は案外少ないというのが私の印象です。


KM1Vさん、本来であればマランツのCDプレイヤーCD-94 Limited(最下段)を登板させたかったそうです。改造もされているようで、GRFさんのCD-34を思い出しました。Macに納められた音源はほぼハイレゾです。CD規格の音源は私の持ち込みファイルぐらいでした。普段CDをリッピングすることは無い、とのことでしたので、CDプレイヤー(トランスポートとして使用)への厚い信頼を感じます。オフ会前に調子が悪くなったのは、少々残念でした。Macから先はワイスのDDコンバータで受けてRey AudioのDACへ渡します。


Rey AudioのDAC R-DACと、プリアンプMSP-1です。DACは昨今のPCオーディオが普及される以前の機種で、USBで受けることができません。かなり前からデジタル再生を、セパレート式で組まれていたことが分かります。プリのグリーンが渋いですね。


Rey Audioのパワーアンプです。フランスのメーカーJFMとの共作です。直近、修理のためにフランスを往復したそうです。バカンスのあおりもあって、かなりの期間、音楽無しの生活を強いられたと伺いました。代替機では音楽を聴く気がしないとか。


そしてKM1Vです。13cmのウーハー×2が上下対象に付いています。これを仮想同軸と言うのか分かりませんが、元祖らしいです。イルンゴ製のスタンドもピッタリとマッチしています。お部屋は6畳でSPは長辺配置、セッティングは内振りです。この点ではKYLYN(キリン)さんも同様ですね。この写真はちょうどリスポジから撮りました。リスポジは後ろ壁ギリギリですが、SPを前に出していますので、かなりのニアフィールドリスニングです。Rey Audioからもっと大きい部屋をイメージしていましたが、意外と言えば意外でした。


休憩を挟んで約4時間半、長丁場で聴かせていただきました。前半はKM1Vさんの音源、途中、私の持ち込み音源を挟みました。全般に女性ヴォーカルが多かったですね。歌い手と対峙するような再生です。音場はSP間に形成され、口は若干大きめに感じました。素直で聴きやすいヴォーカルが目の前に現れます。たまに家でも聴く、上白石萌音の「なんでもないや」がスーッと入ってきました。ドラムのタイトさ、低音の躍動感は、こちらの想像通りでした。ヴォーカルのナチュラルさと、良いコントラストになっていました。

アンプが修理から戻ってまだ日が浅いこと、一押しのCDプレイヤーが不登板だったことから、KM1Vさんもベストでないことを気にされていました。この点は、次の機会の楽しみとさせて下さい。サウンドも去ることながら、Rey Audioへの愛情、電源環境への拘り、機器を永く使う姿勢など、KM1Vさんのオーディオへの想いが伝わってきたオフ会でした。出音や現物に接して、そして直接、会話して感じることも多かったです。同じ世代の技術系同士というのも、一因だったのかも知れません。今回はお招きいただきありがとうござざいました。

初夏の頃にはなりますが、電車1本で(笑)、横浜へも是非、お越しください。
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