珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

小机城址

2023-04-30 16:15:17 | その他
連休初日は、好天が期待されたので、田園都市線の市ヶ尾駅から横浜線の小机駅まで歩いてみました。約2時間の歩程です。お目当ては、以前より訪れたかった小机城址です。続日本100名城にも選ばれています。私自身、この界隈で育っていますので、学校の授業を通じて小机に古い城があることは知っていました。半世紀の間、灯台下暗しで行く機会がありませんでした。どうせ行くなら、春の陽気の下でと考えていました。連休の中盤、終盤はオフ会と登山が入っていますので、チャンスとばかりに午前中から出かけたのでした。

長距離ウォークはいつ以来でしょうか?コロナ禍初年度の3年前、嘗て住んでいた地域(幼稚園~社会人まで)を集中的に歩きました。市ヶ尾駅までは電車で移動し、いざスタートです。しばらく歩くと東名高速道路の上を通りました。手前が東京、奥が名古屋方面です。連休初日から下りが混雑していることが分かります。この先のパン屋「マフィーユ 」で昼食と調達して、先を急ぎました。コロナのワクチンを打った病院がこの付近で、存在をチェックしていました。四苦八苦して接種先を探したことが懐かしいです。



コースの大半は港北ニュータウンです。都築のゴミ焼却工場の煙突が見えています。毎年1月に自転車で蝋梅を見物する際も、この付近を通ります。港北ニュータウンも随分と開けましたが、まだまだ緑地、畑も残っています。ニュータウンを下った先に、鴨居のららぽーがあります。


ららぽーとを横目に、鴨居の一駅先、小机方面を目指します。鶴見川を横切る新川向橋からの眺めです。遠く、蛭ヶ岳が望めます。川向(かわむこう)という町名も、小学校の授業で知りました。東方町、折本町、池辺町も形を変えながら(切り取られながら)まだ残っているようです。


小机城址の案内が今一つ分かりにくく、行ったり来たりをしてしまいました。スマホで再確認して、何とか到着です。城址は地元のボランティアの方が手入れをされてます。綺麗な竹林が広がっていました。第三京浜で城址が分断されているのは大変残念です。


本丸を目指して、坂道を上がります。途中、斜度のきついところがあります。ちなみに城址の標高は42mです。


本丸の手前にある空堀(からぼり)です。水をはらない掘りですが、攻め、守備の重要な施設だったようです。


本丸です。現在は、ちょっとした広場になっていました。本丸にあったベンチで、市ヶ尾で調達した食事をとりました。ウォーキングの疲れをしばし癒します。山でもそうですが、外での食事は美味しさが増します。パン自体も美味しかったのでリピート訪問したいと思いました。


本丸を下って、二の丸へ向かいます。通路にはしっかり柵が取り付けられていました。筍を採取すると警察に通報される、とのことです。



こちらは二の丸です。案内によると正確に二の丸だったかは不明のようです。五月晴れの陽光で、穏やかな時間が流れます。


もう少し詳しい解説があるかと期待していましたが、見つけることができませんでした。中世において、この地域に城がいくつかあったようですが、実態は不明のようです。ネットでは戦国期に築城されたような事が書かれていますが、現地ではそのような記述はありませんでした。港北区の観光協会のページに年表が記載されています。


雨後の筍?でしょうか。竹林の合間に勢いよく伸びる筍が散見されました。


城址を後にして小机駅に向かいます。ちょうど横浜線の下り列車が通るタイミングでした。長めの散歩は登山とは違った心地よさがあります。本格的な夏を迎える前に、また計画したいと思います。幸先の良い、2023年のGWスタートとなりました。


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ケニティーさんを再訪

2023-04-23 09:50:11 | オフ会
23日、有給休暇をとって山梨にお住いのケニティーさんを再訪しました。前回の訪問はラグビーW杯で国内が盛り上がっていた時期です。台風19号が千曲川上流を襲った頃でもあります。その数か月後にはコロナ禍となり、世の中、激変したのはご存じの通りです。最早、10年ひと昔ではなく、数年ひと昔といった感じですね。ケニティーさんとはLINEを通じて会話していましたが、コロナが落ち着いたこともあり、相互訪問の運びとなりました。遠方の方、久しぶりの方とのオフ会が復活しつつあるのは、嬉しい限りです。

当日は朝から良い天気で、4月にも関わらず、甲府の予想気温は何と29℃でした。高尾発の甲府行の各駅停車で、本とパンとコーヒーと共に、ぶらり旅を決め込みました。2014年、姫路から岡山までやはり各駅停車で移動し、スイートサウンドさんを訪ねたことを思い出しました。甲府駅から残雪眩しい南アルプスの山々を仰ぐことができました。すっかり桃の花は散っていましたが、山梨に来たことを実感しました。甲府駅近くの駐車場にてケニティーさんにピックアップいただき、早速、お宅へ向かいました。


ケニティーさんのご愛用のB&W805 Limited、健在でした。前回は足元にQuad Ringを使われていましたが、それらはCDプレイヤー、パワーアンプの足元に移動していました。代わりにバーチ素材のウェルフロートボードが導入されていました。SPは前回同様、平行配置ですが、若干内振りされているとのことでした。


システムの構成は基本変わっていません。ネットワークプレイヤーNA7004が無くなり、最上流はラックスマンD-08 によるディスク再生に一本化されました。従って、持ち込み音源(WAVファイル)は、全てCD-Rに焼いてから再生しました。サンスイのプリメインアンプAU-X1111MOS も健在でした。一時期修理に出されたそうですが、現在でもメンテしていただけるのは有難いことですね。ラインナップを拝見すると、ケニティーさんのオーディオ製品への愛情が伝わって来るかのようです。


機器は同じでも、振動対策、ルームチューニングはしっかりされているご様子でした。ケニティーさんも、ウェルデルタをアンダンテラルゴのラックのスパイク受けに使用されています。ラックにはウェルフロートボード、さらにはQuad Ringを使用されているので、D-08を3層構造で受けていることになります。他のオーディオ仲間でも、フローティング機構の多層化を試みるケースが増えています。総じて、低音の深みが増し、解像度も上がるようです。拙宅でも打撃音や声のリアリティが上がりました。


ケニティーさんからは事前に曲目のリストをいただいていました。ほぼその通りに進行されて、オフ会に対する思い入れが相当だなと、感じました。途中、所々で私の選曲タイムを設けていただきました。大抵のオフ会では、ゲストの曲は数曲ですが、今回はほぼ同等にかけていただきました。恐れ入ります。ケニティーさんと違って、ストーリー性の無い、場当たり的な選曲となりましたが、楽しまれた様子でしたので、ホッとしました。女性ヴォーカル好きの二人ですから、ほぼその路線にはなりましたが。

今回は、映像作品も多く楽しませていただきました。前回訪問時は、吉田拓郎&かぐや姫のライブ(中島みゆきがサプライズ登場)が感動的でした。今回は、今井美樹、竹内まりや、柴田淳、そして徳永英明のラインナップです。竹内まりやはライブ映像自体が少ないようですね。「家に帰ろう」「告白」「シングル・アゲイン」「象牙海岸」を鑑賞させていただきました。バックでギターやキーボードを演奏する山下達郎も、しっかりカメラに収まってます。あらためて「象牙海岸」もいい曲だと思い直しました。


お昼はご近所の台湾料理店でした。ボリュームたっぷりのチャーハンとラーメンのセットをいただきました。ここまでガッツリ食べるのは、いつ以来でしょう。以前に、こちらを訪問されたgenmiさん、CENYAさんはおつまみセット+ビールだったようですが、午後の鑑賞に影響するので、ここはアルコール抜きにしました。


CD音源もケニティーさんならではの、思い入れのある音楽を紹介していただきました。上田知華+KARYOBIN は渋いですね。70年代後半から80年代にかけて活躍した、ポップ・グループです。ちなみにKAROOBINはバックの弦楽四重奏のユニットです。時代的にはと渡辺真知子、八神純子、竹内まりやらと重なりますが、いわゆる大ヒットはありませんでした。世代的にはずっとお若いケニティーさんですが、時代を超えて好きな曲をお持ちとは素晴らしいです(その傾向は当方にもありますが)。

CD音源では他、幸田浩子、辛島美登里、池田綾子(山梨のシンガーソングライターです)、さらには中学生によるJ-POPの合唱までかけていただきました。柴田淳はライブ映像では、カバー作品のメドレーとMCを鑑賞しました。カバー作品で有名になる前からのファンとのことです。私の持ち込んだ伊東ゆかり「ボサノバに泣いてる」では、ゲーム感覚でルームチューニングのブラインドテストを行いました。小さな吸音アクセサリーを置く、置かないで音の印象が随分と変わりました。オーディオはやっぱり、何をやっても変わりますね。


前回からの4年が経過して、音の印象も随分と変わりました。前回は、豊かな低音、厚みの印象がありましたが、今回は、低音の深さは維持しつつも、全般にノイズフロアの低さを感じました。とても細かい音まで解像している印象です。機器の振動対策が効いているのだと思います。温度感がニュートラルになりました。ヴォーカルの位置も少し奥まり、これも私の好みに近くに感じました。甲府駅からお宅に向かう途中、「かなり良い状態」と伺っていましたが、お言葉通りのサウンドを聴かせていただきました。

甲府に繰り出して、感想戦を持ちました。金曜日の夕方ということもあり、またコロナ明けの反動もあり、飲み屋は全般に混んでいました。お目当ての焼きとん屋さんは1時間限定で入れました。もう1件つないで、オフ会や音楽の話、近況の話をさせていただきました。朝から充実した1日でしたが、その分、過ぎるのもあっと言う間でした。山梨のお土産を調達し、始発のかいじ号で、酔いを醒ましつつ横浜へ戻りました。ケニティーさん、4年ぶりにお邪魔させていただき、ありがとうございました。次回、横浜訪問時はしっかり準備してお迎えしたいと思います。


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花瓶山(栃木、茨城)

2023-04-15 17:47:07 | その他
4月5日の水曜日、有給休暇を取ってメンバー2名で栃木県と茨城県の県境にある花瓶山に登ってきました。名前の通り花で知られている山で、ちょうどイワウチワとカタクリの見頃でした。そのせいか、平日にもかかわらず、登山客で賑わっていました。常磐道を使って水戸で降り、水郡線に沿って登山口に向かいました。途中、袋田の滝の付近やお茶の北限である奥久慈を通りました。帰りも常磐道でしたので、茨城の山に登った感覚となりました。緯度が高いせいか、東京や横浜より桜もまだ頑張っていました。

登山口の案内図です。栃木百名山と記されています。ここからしばらく林道を歩いた先にも駐車場がありましたが、ほぼ満杯でした。我々はルートを半時計回ることとしました。


駐車場付近にあった桜です。


こちらがイワウチワです。可憐な花です。日本の山野草ですが、茨城県では危急種に指定されています。


そのイワウチワの群落です。丁度、登山道の両サイドに広がっていました。踏まないように、慎重に登りました。


アップダウンのあるコースで、花瓶山は意外に遠く感じました。高度を上げると、もう一つのお目当て、カタクリが現われ始めました。


カタクリの群落です。元祖、片栗粉はじゃがいもではなく、カタクリの地下茎から作られていたそうです。


花瓶山に到着です。この日はピークハントではなく花の鑑賞がメインです。下りはすぐに林道となりました。その意味でもルートの回り方は、半時計回りで正解でした。


下山後、常陸大宮の道の駅に寄り、茨城のお茶、地元の野菜、果物を買いました。蒲田に戻ってから、夕飯兼ねて沖縄料理のお店で打ち上げです。オリオンビール、泡盛で疲れを癒しました。ソーキそばで締めて散会としました。いつもながらの好企画、ありがとうございました。



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ベルウッドさん、再びご来訪

2023-04-09 09:01:32 | オフ会
4月1日の土曜日、2月末に続いて再びベルウッドさんいお越しいただきました。今回は通常のオフ会ではなく、実験がメインです。2月に聴いていただいた際、アナログとデジタルの差は無くなったものの聴き比べると・・・という話となり、私自身、気にしていました。その後、DAC、フォノイコの足回りを見直したのは、先のウェルデルタ近況で報告した通りです。ゲストと共に実験に徹する機会は貴重です。先入観、思い込みは捨て、出音を拠り所に、より良い方向を探ることとしました。前回同様に長津田駅でお迎えし、いざ実験の会スタートです。


2月の段階ではウェルデルタ(アルミブロック付き)で、DACの脚を受けていました。その後、ウェルデルタはラックのスパイク受けに回し、ウェルフロートボード(MDF)でDACを受けることとしていました。DACの受け方をいろいろ変えて、聴くこととしました。


フォノイコの脚(3点)を受けていたアルミブロック付きのウェルデルタは、この実験の段階ではパワーアンプの受けに回っていました。従ってフォノイコはラックに直置きでした。こちらも前回の状況に戻すことも含め、再試行しました。一旦、ベンチに退いていたQuad Ringが再登板することになりました。


通常のオフ会と異なり、同じ曲を条件を変えて聴き続けました。主にかけた曲は、
「別れのサンバ」長谷川きよし(アナログ)
「青いエアメイル」ユーミン(デジタル、アナログ)
「No Moon At All」ダイアナ・クラール(デジタル)
「Walk Away Renee 」リンダ・ロンシュタット(デジタル)
です。特にデジタル、アナログの比較ができる「青いエアメイル」がこの日のリファレンス曲となりました。



ベルウッドさんには、多くの小道具を持っていただきました。J1プロジェクトのハイブリッドコーンスパイク、コーンベースもその一つです。スパイク(S35HB-J 、上段)とベース(B35HB-J 、下段)を上下に向かい合わせて使用します。他に、アルファゲル、Fo-Q、Shizuka等、名前を聴いたことのあるグッズを用意していただきました。



DACの受けを変えると、当然ですが音が変わります。瞬間的な判断はしないように努めました。個人的にはJ1プロジェクトのインシュレータが最も好ましく聴こえました。音の細かさと重厚さのバランスがとれていました。アルファゲルだと後者が勝る印象です。ベルウッドさんの計らいもあり、J1プロジェクト継続利用の話がまとまり、現在も使用しています。DACの底面を3点で受けています。ヴォーカルの声が大きくなる箇所、音源中の金属音の聴こえ方など、聴くポイント等も教えていただき勉強になりました。

一方、フォノイコは2月末の状況に戻りました。ベルウッドさんの中では、2月よりもアナログの印象が後退してしまったようです。ラック直置きの粗が出てしまったようです。パワーアンプからウェルデルタ(アルミブロック付き)を戻し、フォノイコの3つの脚にあてがいました。あらためてフォノイコの振動対策の必要性を認識した次第です。将来的にはDAC同様、ウェルデルタをラックのスパイク受けに回し、フォノイコ自体はウェルフロートボードで受けるのもありかな、と思案しています。

現時点で、DAC(上)、フォノイコ(下)の受けは下のようになっています。DAC下方で黒く映っているのがJ1プロジェクトのインシュレータです。インシュレータ3点の位置は、これから追いこむこととします。


実験の成果が出て一段落した後で、この日初めてクラシックを聴いていただきました。短いプチオフ会です。普段ベルウッドさんもRoonを使われています。ご自身で操作いただき、曲を選んでいただきました。モーツァルトのピアノソナタ(ピリス)他を聴いていただきました。オフ会終了後、バスで移動して「壺中天」にて感想戦を行いました。実験の振り返りの他、直近のオーディオ交流や母音・子音の話題を肴に談義させていただきました。ベルウッドさん、短い間に2回も横浜まで遠征いただき、ありがとうございました。
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恩田川の桜

2023-04-02 18:06:03 | その他
毎年楽しみにしている恩田川の桜を、3月27日に見に行ってきました。直前の週末の天候が優れず、25日の秩父方面の登山は流れてしまいました。翌26日も雨で、今年は花見のタイミングが難しいと感じていました。一方で在宅勤務が普通になり、平日でも散歩がてら訪れることができる点は、新常態のいいところです。午前11時に長めの昼休みを取らせていただき、桜見物としました。普段の散歩コースですが、流石に別景色となります。惜しむらくは、青空がもっと広がって欲しかったですが、良しとします。

町田市の成瀬を起点に横浜市方面へ恩田川沿いを下ります。


桜は両岸に植えられていますが、出店の影響か、右岸に方が人が多いです。私も右岸を進みます。


町田市の総合体育館が見えてきました。恩田川が緩やかに曲がるこの近辺が、最も賑わっていました。コースのハイライトです。


肝心の桜の方はほぼ満開でした。まだまだ蕾も散見されました。週末の雨の影響が心配でしたが、なんとか持ちこたえてくれたようです。


陽を求めて両岸からせり出す桜に生命力を感じます。数か月もすると鬱蒼とした光景になります。


間もなく横浜市に入ります。とたんに桜の樹が無くなり淋しくなります。今年の恩田川の桜はこれで見納めです。


自宅に戻る途中にある、早咲きの梅です。すっかり若葉が出ています。一足早い初夏を感じて、在宅ワークに戻りました。




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