長めの夏季休暇が終わり、先週より職場復帰しました。一気にネジが巻かれることとなり、夏休み気分とはお別れです。オーディオの方は、PCシステムを従来Voyage MPD(Cubox上)から、light MPD(2台構成、イーサネット分離)に切り替えました。聴感上のS/N比が改善されたのは間違いなく、いろんな音源を聴いている状況です。重い腰も、まとまった休暇があると上げやすくなります。Quad Ringの導入と併せて、次回以降記事にしたいと思います。横浜方面はようやく暑さが戻りましたが、猛暑といった感じではありません。蝉の声も心なしか弱まったような印象です。オーディオシーズン開幕まであと少し、です。
genmi邸訪問の翌々日、5年ぶりにpat_mthny7205さんのお宅を訪問してきました。前回訪問時は、オーディオ交流を始めた当初でした。当時、GRFさんのブログを介して知り合い、トントン拍子に話がまとまり相互交流に至ったこと、を思い出します。この5年、拙宅にはほぼ毎年定点観測に来ていただいてますが、訪問の方は間が空きました。オーディオを趣味にしている人にとって5年は十分に長いスパンです。ブログを通して着々とシステムに手を入れている様子を窺っていました。夏休み中、訪問可能なご様子でしたので声かけしたところ、快諾いただきました。
pat_mthny7205さんのシステムは、いわゆるマルチアンプとなります。ご年配の方はともかく、私の世代以降では希少ですね。こちらはシステムの中核部分です。前回からの変化点は、
・SONYのSACD/CDプレイヤー、SCD-1導入
・エアタイトのプリアンプの導入(マッキンC-46代替)
・アキュフェーズDG-48導入
・ホーンユニットの追加(ドライバはJBL)
・SPのセッティング変更(内振り→平行、スーパーツィータ位置)
・リスポジの変更(テーブル→椅子)
でしょうか。実際には他にもいろいろとあると思います。
SCD-1です。1999年発売の、世の中初のSACD/CDプレイヤーです。パーツを保有しているか否かが、修理できるかどうかの分かれ目とのことです。この機種に限った話ではありませんが、高級SACDプレイヤー、特に往年のプレイヤーは維持管理が悩みどころです。
アキュフェーズのデジタルイコライザーDG-48、それを受けるチャンネルデバイダーDF-35です。マルチアンプシステムの心臓部です。プリアンプからのアナログ信号を一旦デジタル化し、更に帯域別の処理を行ってアナログに戻す・・・ようです。
パイオニアのAB級パワーアンプ×2台です。こちらも、前回からの変化かもしれません。
残りのパワーアンプはマッキントッシュのMC352。こちらは5年前から健在でした。
SPユニット群です。壮観です。エラックのスーパーツィーターをスタンドに載せて前方に出されました。ホーンユニットの追加一つとっても、帯域調整には相当なご苦労があったものと想像します。その分、理想のサウンドが得られた時の喜びが大きいのでしょうね。
5時間ほどの滞在中(途中、お昼までご馳走していただきありがとうございました)、クラシック、ジャズ、ポピュラー系の順に自然な流れで聴かせていただきました。ジャンルこそ王道ですが、選曲にpat_mthny7205さんのお好みが入り、何かと初めて聴く音源が多かったです。
クラシックは合唱系からスタートです。ODとはスウェーデン王立の男声合唱団、Orphei Drangarのことです。全くの不勉強で知りませんでした。エリック・エリクソンはこの方面の有名な指揮者だそうです。男性コーラスの重厚感と浮遊感とがステージ全面に広がりました。
ピアノソナタは、ハイドンです。こういった変化球はなかなか通常のオフ会では来ません。グールド×モーツァルトの組み合わせは一般にはNGですが、両者の中で相対的に?聴ける音源を紹介いただきました。ゲルギエフ×ウィーンフィルは、実に楽しい「展覧会の絵」でした。
続いてジャズへ移行しました。中心的にかけていただいたのが、ヨーロッパ系の現代ジャズです。ピアノトリオが主でした。出所はスェーデン、フランス、ハンガリーと様々です。当方は50~60年代の古典的なジャズに留まったままで、キースジャレット含めて、依然、免疫がありません(汗)。
最後はポピュラー系です。90年代から2000年代にかけてオーディオマニアの間で話題になった盤を、かなりお持ちでした。岩崎宏美の「とまった時計」は2002年のシングル。飛鳥涼の作品で、元々は薬師丸ひろ子向けだったようです。アマゾンで、すんなり中古盤を入手できました。
前回訪問より多様なジャンルを楽しめるようになった印象です。リスポジが前に移動したことで、聴き手と音楽の距離も縮まったのではないでしょうか。分野では、ホールを彷彿させる合唱系の再生が素晴らしかったです。いわゆるSPを消すようなサウンドの志向ではありませんが、音源に含まれるステージ情報が、都度、スケールを変えて前壁全面に展開される点が面白かったです。途中、左右のバランス、高音で気になるところを申し上げました。前者についてはその後、理由が判明し、後者についても原因を把握されているとのことでした。更なる音の追求、楽しみですね。
息子さんの夏休みの宿題の邪魔にならなかったかどうか心配ですが、5年ぶりの訪問を受け入れてありがとうございました。5年間の成果に、直に接することができました。アナログの調整が一段落したら、あらためてお邪魔させてください。一方、拙宅での定点観測ですが、来年の春くらいには開催したいと思います。こちらもよろしくお願いします。
genmi邸訪問の翌々日、5年ぶりにpat_mthny7205さんのお宅を訪問してきました。前回訪問時は、オーディオ交流を始めた当初でした。当時、GRFさんのブログを介して知り合い、トントン拍子に話がまとまり相互交流に至ったこと、を思い出します。この5年、拙宅にはほぼ毎年定点観測に来ていただいてますが、訪問の方は間が空きました。オーディオを趣味にしている人にとって5年は十分に長いスパンです。ブログを通して着々とシステムに手を入れている様子を窺っていました。夏休み中、訪問可能なご様子でしたので声かけしたところ、快諾いただきました。
pat_mthny7205さんのシステムは、いわゆるマルチアンプとなります。ご年配の方はともかく、私の世代以降では希少ですね。こちらはシステムの中核部分です。前回からの変化点は、
・SONYのSACD/CDプレイヤー、SCD-1導入
・エアタイトのプリアンプの導入(マッキンC-46代替)
・アキュフェーズDG-48導入
・ホーンユニットの追加(ドライバはJBL)
・SPのセッティング変更(内振り→平行、スーパーツィータ位置)
・リスポジの変更(テーブル→椅子)
でしょうか。実際には他にもいろいろとあると思います。
SCD-1です。1999年発売の、世の中初のSACD/CDプレイヤーです。パーツを保有しているか否かが、修理できるかどうかの分かれ目とのことです。この機種に限った話ではありませんが、高級SACDプレイヤー、特に往年のプレイヤーは維持管理が悩みどころです。
アキュフェーズのデジタルイコライザーDG-48、それを受けるチャンネルデバイダーDF-35です。マルチアンプシステムの心臓部です。プリアンプからのアナログ信号を一旦デジタル化し、更に帯域別の処理を行ってアナログに戻す・・・ようです。
パイオニアのAB級パワーアンプ×2台です。こちらも、前回からの変化かもしれません。
残りのパワーアンプはマッキントッシュのMC352。こちらは5年前から健在でした。
SPユニット群です。壮観です。エラックのスーパーツィーターをスタンドに載せて前方に出されました。ホーンユニットの追加一つとっても、帯域調整には相当なご苦労があったものと想像します。その分、理想のサウンドが得られた時の喜びが大きいのでしょうね。
5時間ほどの滞在中(途中、お昼までご馳走していただきありがとうございました)、クラシック、ジャズ、ポピュラー系の順に自然な流れで聴かせていただきました。ジャンルこそ王道ですが、選曲にpat_mthny7205さんのお好みが入り、何かと初めて聴く音源が多かったです。
クラシックは合唱系からスタートです。ODとはスウェーデン王立の男声合唱団、Orphei Drangarのことです。全くの不勉強で知りませんでした。エリック・エリクソンはこの方面の有名な指揮者だそうです。男性コーラスの重厚感と浮遊感とがステージ全面に広がりました。
ピアノソナタは、ハイドンです。こういった変化球はなかなか通常のオフ会では来ません。グールド×モーツァルトの組み合わせは一般にはNGですが、両者の中で相対的に?聴ける音源を紹介いただきました。ゲルギエフ×ウィーンフィルは、実に楽しい「展覧会の絵」でした。
続いてジャズへ移行しました。中心的にかけていただいたのが、ヨーロッパ系の現代ジャズです。ピアノトリオが主でした。出所はスェーデン、フランス、ハンガリーと様々です。当方は50~60年代の古典的なジャズに留まったままで、キースジャレット含めて、依然、免疫がありません(汗)。
最後はポピュラー系です。90年代から2000年代にかけてオーディオマニアの間で話題になった盤を、かなりお持ちでした。岩崎宏美の「とまった時計」は2002年のシングル。飛鳥涼の作品で、元々は薬師丸ひろ子向けだったようです。アマゾンで、すんなり中古盤を入手できました。
前回訪問より多様なジャンルを楽しめるようになった印象です。リスポジが前に移動したことで、聴き手と音楽の距離も縮まったのではないでしょうか。分野では、ホールを彷彿させる合唱系の再生が素晴らしかったです。いわゆるSPを消すようなサウンドの志向ではありませんが、音源に含まれるステージ情報が、都度、スケールを変えて前壁全面に展開される点が面白かったです。途中、左右のバランス、高音で気になるところを申し上げました。前者についてはその後、理由が判明し、後者についても原因を把握されているとのことでした。更なる音の追求、楽しみですね。
息子さんの夏休みの宿題の邪魔にならなかったかどうか心配ですが、5年ぶりの訪問を受け入れてありがとうございました。5年間の成果に、直に接することができました。アナログの調整が一段落したら、あらためてお邪魔させてください。一方、拙宅での定点観測ですが、来年の春くらいには開催したいと思います。こちらもよろしくお願いします。