珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

高峰高原

2018-07-29 07:10:02 | その他
菅平の翌々日(海の日)、再び碓氷峠を超えて小諸方面へ向かいました。目的は高峰山ですが、この日は登山というより散策といった風情でした。何しろ標高2000mの車坂峠まで車でかけ上がります。歩き始めは、冬はスキー場となるアサマ2000パークでした。菅平の時のような日差しもなく、避暑地の夏休みを先取りしたような1日となりました。ちなみに、高峰高原の先には嬬恋村があります。前々日の四阿山も長野と群馬の県境に位置しています。尾瀬もそうですが、あらためて群馬は高原の県だなと、実感しました。

メンバーは昨年11月の薩摩山三昧ツアーの男女混成の4名でした。アサマ2000パークの駐車場から登り始めて間もなく、高峰山に到着しました。標高は2077mです。車坂峠の標高が1973mですので100mアップのハイキングでした。


高峰山の山頂からは小諸方面を展望できます。夏雲が湧いて、遠方の山々の同定が難しかったです。瞬間、八ヶ岳や北アルプスの、それらしき姿は見れましたが・・・。


肝心の浅間山は手間の黒斑山にブロックされて見えないのですが、稜線の一部を見ることができました。浅間山は入山規制があり登頂はできません。


軽井沢方面は、積乱雲が立ち上がっています。この後、積乱雲はさらに発達しました。実際、帰路は激しい雷雨となりました。


景色の代わりではありませんが、山の花々を。イワギキョウでしょうか(多分)。


コオニユリと思われます。一輪でも存在感があります。


再びアサマ2000パークに戻ってきました。ニッコウキスゲの群落が一斉に見頃となっていました。厳しい冬を耐えて、夏を謳歌している印象でした。


峠の向こうは群馬です。遠くに見えているのは草津白根山です。小学生の頃、草津温泉~鬼押し出し~軽井沢と、家族旅行したことを、思い出しました。


下山後、ビジターズカフェにて珍しいキャベツのソフトクリームで涼み、さらに小諸インター近くの布引温泉でゆっくり露天風呂につかりました。浅間連山が屏風の如く並んでいる姿を見ながらの湯は最高でした。7月も間もなく終わりますね。W杯の1か月が遠い昔のように感じられます。月日が経つ早さ・・・これは確実に増しています。さて、8月はどんな月になりますでしょうか。夏の甲子園は100回の節目で盛り上がりそうです。やっぱりあっという間に過ぎてしまう気がします。
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菅平、夏山

2018-07-21 19:28:38 | その他
7月も半ばを過ぎましたが、横浜方面は連日の猛暑となっています。さて、先の3連休の初日、メンバー4名で菅平の四阿山、根子岳に登ってきました。学生時代に登っていますので約30年ぶりの再訪となります。この時期、近郊の山はとても登る気がしませんが、避暑地である信州であれば・・・結果からすると信州も暑かったです。標高から来る気温の若干の低下に加え、時折吹く風の涼しさに信州らしさを感じる場面もありました。それでも、炎天下の登山には変わりありません。適切なペースと適度な水分補給が大事となります。

出発点は菅平牧場です。遠く、北アルプスの山並みが見えています。今年は雪が少ないですね。連日の猛暑で解けるのも仕方なしでしょう。中央で少し尖った山が、槍ヶ岳です。そう言えば、槍も穂高も随分とご無沙汰しています。


登り始めは11時頃でしたので、常に真上に太陽がある状況でした(大汗)。休憩は勿論、日陰で取ります。何とかブナの葉が日差しを遮ってくれます。休憩中、風が吹くと一服の清涼剤となります。


最初に登ったのは根子岳です。花の百名山に選ばれているとは知りませんでした。右後方の山が、本日のメイン四阿山となります。


根子岳頂上はフラットで360度のパノラマが楽しめました。菅平高原を足元に置いて1時間ほど昼食タイムを取りました。夏休みになるとラグビーの合宿で賑わうことでしょう。


再びアルプス遠望です。写っているのは、後立山連峰方面です。昨年の上信越での山と音楽の旅、でよく眺めた鹿島槍ヶ岳の双耳峰が見えます。


一旦下って、四阿山を目指します。笹が一面に広がり、なかなか印象的なルートでした。根子岳に向かう登山者と挨拶を交わしますが、当然、登っている方が息は粗くなります。


途中、根子岳を振り返ります。笹の緑、青空、夏雲・・・こういった光景に触れられると、やはり来てよかったと思います。何となく徳島の剣山の風景が連想されます。


キツイ登り返しを経て、四阿山に到着です。ここは群馬県と長野県の境界でもあります。トンボの大群が山頂付近を飛び回っていました。


長野盆地越しに、妙高山、火打山、焼山が見えます。先の大源太山からの眺めに続いて、3週間ぶりの再会です。妙高は形がユニークで遠くからでも同定しやすいです。


更には北アルプスの白馬岳も見えました。夏山はどうしても雲が湧きやすく、特に午後は展望を期待しにくいのですが、十分、お釣りが来ました。


四阿山からは一気に菅平牧場へと下りました。牧場の牛も炎天下ではさすがに大変でしょう。下山口にソフトクリームを販売しているお店がありました。閉店時間を少々過ぎていましたが、何とかありつくことができました。帰路、上田の温泉に寄って汗を流し、東京方面へ戻りました。この翌々日、中1日で再び軽井沢に来ることとなりますが、あらためて記事にします。
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MFさん宅、再訪

2018-07-15 14:58:40 | オフ会
7月8日の日曜日、半年ぶりにMFさんのお宅を訪問してきました。MFさんがPCオーディオのフロンティアとしてご活躍されているのはご存知の通りです。5月のHarubaruさん宅でのマラソンオフでも活躍したmini PCは、MFさんの手によります。MFさんはJPLAYから離れて、現在はWindows10+foobar2000による再生を追求されています。昨秋、トリプルPCが話題になりましたが、ホットな話題はmini PCの4台使い、とのことでした。拙宅は依然、light MPDですが、ヒントになることに間違いありません。ファイル音源をSDに詰めてお住いの足立区方面へ向かいました。

6月中に梅雨が明けてしまった関東地方は、連日暑い日が続いています。待ち合わせの時間まで少々時間がありましたので、舎人公園に寄ってみました。青空に入道雲。晩秋の秋晴れとは随分風情が異なります。半年はあっという間でした。


まずセッティングが変わっていました。内振りから平行配置へ変わっていました。背景の吸音部材も取り除かれています。KYLYN(キリン)さんの訪問でいろいろとご指摘あった模様です。全般的に音場が広がり、特にクラシックのオーケストラで顕著な効果が出ていました。


変化点と言えば、プリメインアンプも更新されていました。同じラックスマンのL-509Xへグレードアップされました。ご決断が速いですね。前回のL-507uXはパワーアンプとして使われていましたが、今回はプリメインとして使われていたような・・・。


Hugo2は健在してした。今回はウェルフロート2台使いとなっていますね。1台だけでなく重ねて使って評価する・・・なかなかそこまで追求できません。PC側でPCM 768kHz までアップサンプリングされた音楽信号をそのまま受け入れます。


最前線のレンダラーです。プロセスカットを追い込んだWindows10上のfoobar2000で再生します。このmini PCは、上流のPCから送られた音楽信号を再生することだけに専念しています。駆動はバッテリーです。電池の残量が表示されるのが嬉しいですね。


ここは私の知識では説明しきれませんが、音源を管理するPC(シルバーの筐体、NASに相当)1台、再生PC2台です。先のレンダラーPCと併せてクワッドというわけです。更に無線LAN親機~子機に、20mのLANケーブルと、拘りが詰まっています。


出だしと締めはMFさんのおすすめ音源の鑑賞でした。坂本冬美、松田聖子なども交えていただき、MFさんと私の世代ギャップを吹き飛ばすご配慮いただきました。中間は、私がスマホを操作して耳タコの音源を聴き続ける、まさしくシステム乗っ取りの状況となりました。


MFさんの推奨は、上流のPCでアップサンプリングを重ね、最後にレンダラーに受ける方式でした。一方でPC側ではアップサンプリングせず、Hugo2でアップサンプリングする方式も聴かせていただきました。前者がよりタッチが濃くなる印象で、私にはちょっと押しが強い感じがしたので、しばらくはPC側でのアップサンプリング無しで聴かせていただきました。一音一音を描き分ける感じは前回も感じましたが、さらみ磨かれましたね。システムに耳が慣れてからは、ご推奨の事前アップサンプリング方式で聴き続けました。

クアッドの狙いを一言で表すと分散処理になります。結局ファイル再生というのは、音源情報を逐次、読み出してオーディオ装置へ送り出す処理ですが、これを複数のPCで分担する考え方です。全てを一台のPCで行うと端的に音が悪くなる、とはMFさんのご経験です。拙宅も形態は異なりますが、light MPDの2台使いで再生とコントロールを分けています。NASもPCと考えると、少なくともトリプルの構成になります。無線LAN親機~子機や、20mのLANケーブル等、MFさんの取り組みも活かす余地があると感じました。

MFさん、一段と進化したサウンドを聴かせていただき、ありがとうございました。正直、マルコム・アーノルド/ロンドンフィルは前回と全く異なる印象で、驚きました。PCオーディオの追求に加え、音場を表現するセッティングやチューニングの合わせ技で一本取られた感があります。低音の下支えと明瞭さが印象的でした。横浜遠征の際には、お声かけください。とりあえず20mのLANケーブルはポチりました(笑)。当方、プリアンプが落ち着いてからになりますが、またPCオーディオの会でもいたしましょう。
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大源太山(湯沢)

2018-07-08 08:49:55 | その他
W杯も4強まで決まり、3位決定戦含めて残り4試合を残すのみとなりました。少しずつ祭りの終焉が近づいていることを感じます。連日、3試合やっていた1次リーグの頃が懐かしいです。1次リーグで盛り上がっている最中の6月23日、メンバー2名で湯沢の大源太山に行ってきました。谷川岳、苗場、巻機山等、名山の宝庫で魅力の地域です。この日、東京、横浜方面は雨でしたが、上越は前線との距離があったので、かろうじて持ってくれました。「トンネルを超えると晴れだった」とまでは、行きませんでしたが、上越の山々を眺めることができました。

大源太山から湯沢方面を見下ろします。往年のスキーブームは去り、湯沢のリゾートマンションもガラガラだとか。ネット時代の到来、趣味の多様化、少子高齢化・・・10年、20年のスパンでみれば、激変ですね。同じ激変でも、オーディオのそれとは時間軸が異なります。


稜線の向こうに見えている三角の山は、尾瀬の至仏山です。学生時代に、至仏山、燧ケ岳、そして会津駒ヶ岳を登ったことが思い出されます。体力と時間に恵まれた、学生の特権ですね。W杯で言えば86年のメキシコ大会の頃です。


巻機山はいつか登ってみたいランキングの上位の山です。私の中では、秋晴れの平日、単独行で・・・というイメージが出来上がっているのですが、なかなか実行の機会を得ていません。山を独占する感覚を一度知ると、どうしても再びとなります。


遠く、妙高・火打が見えたことは、想定外の喜びでした。山容や雪の残り具合から確信しましたが、火打山が右側に見えるイメージがなかったです。後で地図で確認しました。この山を見て、雨飾山、高妻山への想いが新たになりました。


30~40分ほど山頂に滞在しましたが、風が強くて食事に向きませんでした。雨も心配されたので下山を急ぎました。途中、風が弱くて見晴らしの良い場所を探し昼食にしました。大きな山容の苗場山が見えます。


谷川岳方面は、この日雲に隠れがちでしたが、ようやく見渡せました。残雪の平標山~仙ノ倉山です。この稜線自体は穏やかですが、どうしても魔の山のイメージが重なってしまいます。


この日は、思ったように登りのペースが上がらず、大いに反省です。通勤中、最寄り駅を使わずに30分ほど早歩きすることを、復活させました。まずはスリム化から始めて、夏山に備えたいと思います。W杯の寝不足も、あと少しで終わりです。
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chibiさんを迎えて

2018-07-01 08:14:53 | オフ会
関東は早くも6月中に、梅雨明けしました。まだ猛暑まではいってませんが、横浜は夏らしい日が続いています。昨日は、帰宅途中、フライング気味の蝉の鳴き声も聞きました。夏本格化まであと少しです。さて、梅雨の中休みとなった16日、比較的ご近所のchibiさんを招いて、オフ会を行いました。きっかけは、トラウトマン大佐さんからの電話です。同じKiso AcousticのSPを使っている方が田園都市線沿線にいる、とのご紹介がありました。chibiさんからもPhileweb経由でメッセージをいただき、トントン拍子で相互交流が決まりました。


6月最初のオフ会でHarubaruさんが持ち込んだ、Quad Ringの強化バネバージョンは、即導入となりました。chibiさんとのオフ会まで2週間ありましたので、一気に入れ替えることとしました。打てる手は打っておきたいものです。交換作業自体はドライバー1本で行えました。6個全てを太いワイヤーに入れ替えるのに、1時間もかかりませんでした。自分でやったことで、Quad Ringの構造をしっかり把握することもできました。バネ強化により全般的に解像度が上がり、見通しもよくなる方向です。音が遠くから聴こえてきます。


事前にchibiさんのお好みのジャンルを伺っていました。嘗ては(今も?)ジャズ喫茶に通われていたそうです。一ノ関のベイシーを訪問した話を、夜の感想戦で紹介いただきました。ジャズはハードバップ、ヴォーカル、あとはビル・エバンスなど。chibiさんは私のお兄さん世代に当たります。70年代の懐かしの洋楽/邦楽、フュージョン、ボサノバなどカジュアルな曲も加えました。普段はクラシックを聴かれないことも伺っていました。比較的メロディの分かりやすいヴィヴァルディの協奏曲(オルフェウス)をかけました。結局、この日かけたクラシックはその1曲のみです。


拙宅に初めてお越しの方はには、アナログの定番コースをご用意しています。デジタルに馴染んだ耳へのヒーリングタイム、というわけではありませんが。百恵ちゃんでなく淳子ちゃんファンだったと伺い、事前の調査不足を露呈してしまいました。


chibiさんの持ち込み音源です。洋楽のライブ音源が多かったですね。話を伺うと、トラウトマン大佐さんの影響が大きいようでした。ライブの空気感、俯瞰するのではなく演奏者のそばにいる感じを追求されています。いつか、私も聴いてみたいですね。


同じライブでもこちらは渋い面々ですね。イブライム・フェレールはキューバの歌手です。私の好きな「キサス キサス キサス」をお借りしました。それにしても、アデルから憂歌団、べラフォンテ、ちあきなおみまで、chibiさんの聴かれる音楽の幅、広いです!


4時間強、楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいます。chibiさんのご感想として、バランスの良さを挙げていただきました(ありがとうございます)。普段聴かれている音量よりは、拙宅のそれは控えめとのことでした。訪問先の平均的な音量よりは若干大きめの意識があったので、これは意外でした。chibiさんは「ゴリッとした音」が好きだそうです。小ぶりなKiso AcousticのSPと、力感のある音の対比が面白いですね。どんな音が飛び出してくるのか、次の訪問が楽しみになってきました。逆に拙宅の音は繊細に聴こえたものと思います。

最後は長津田に繰り出し、2時間ほどの感想戦を持ちました。お酒が大好きでお強いchibiさんと、オーディオ談義を続けました。話は大佐さんや、ワールドカップに飛び火し、盛り上がりました。憂歌団のライブにもお誘いいただき、ご自宅訪問の前にお会いできそうです。現在、chibiさんは、OCTAVE V70SEをベンチ入りさせて、別アンプを使われています。最上流はLINNのDSです。Kiso Acousticを訪問先で聴くのは初めてになります。秋の楽しみがまた一つ増えました。きっかけを作っていただいたトラウトマン大佐さんにも感謝申し上げます。
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