珠玉の音楽に囲まれて

オーディオのこと、音楽のこと、思いついたまま記していきます。
by 横浜のVienna Acousticsファン

ニッキーさんの新スピーカー

2019-06-30 13:11:08 | オフ会
6月22日、高尾のニッキーさんのお宅を3年ぶりに訪問してきました。ご一緒はいたちょうさんです。先の赤羽オフ会で訪問の話が持ち上がり、日程調整していたのですが、残念ながらベルウッドさんの都合がつかず、二人での訪問となりました。3年という年月はオーディオファン(マニア)にとっては十分長い期間です。システムがそのまま、というケースは少ないと思われます。実際、昨年秋には、ニッキーさんがアナログプレーヤーを刷新したという話を聞いていました。今回、さらに輪にかけて新SP導入のニュースが入り(高尾に向かう途中)、サプライズオフ会となりました。

高尾駅で集合後、まずは腹拵えです。刻んだ玉ねぎがポイントの八王子ラーメンを、つけ麺でいただきました。そう言えばニッキーさんとは高崎でもご当地ラーメンでしたね。お腹を満たしたところで、早速、お住いのマンションに向かいました。オーディオ部屋に通していただくと、モニターオーディオのPlatinum SeriesのPL300Ⅱのお出迎えです。ニッキーさん≒B&W805のイメージがあったので、別のスピーカーがあること自体、とても新鮮でした。到着は前日の夜とのこと。卸し立てのスピーカーを聴ける機会は滅多にありません。


PL300Ⅱのスナップです。重厚感、存在感たっぷりです。ブックシェルフからフロアスタンディングへの変更は大きな変化点ですね。とは言え、ニッキーさんはリビングオーディオですし、短辺配置でリスニングポジションとスピーカーの距離を十分に取れています。狭さのようなものは感じませんでした。訪問先でのモニターオーディオと言うと、かなり前になりますが、キタサンさんのプライベートジャズ喫茶が思い出されます。ブックシェルフのPL100で、整った高音が印象的でした。ともあれ、ニッキーさん、新スピーカーの導入、おめでとうございます。


新スピーカーも去ることながら、アナログ周りも大きな変化点がありました。前回訪問時はマランツのTT8001をお使いでしたが、その後、テクニクスへ舵を切られています。SL-1200Gを2年ほど使った後、昨年末にSL-1000Rへとステップアップをされています。スッキリながら精悍なデザインです。テクニクスのアナログ機器復活のターゲットは、ニッキーさんの世代ではないと思われるのですが、上昇志向のニッキーさんの心を捉えたということでしょうか。こちらだけでも、十分オフ会の目玉になります。


フォノイコライザーも新しくなっていました。SOULNOTEのE-2です。多様なEQカーブに対応できる等、機能満載です。こちらも見た目の存在感がありますね。昇圧トランスもT-3からT-500へグレードアップされていました。一方、オンキョーのセパレートアンプ、デノンのDCD-SX1、パイオニアにネットワークプレイヤーN-70A辺りは据え置きです。この3年間は、アナログ重視のシステム作りだったことが窺えます。以前訪問した時よりもレコードが増えているようでし、私とは逆に普段聴きもレコードが多いのでしょうね(汗)。


さて、新品のスピーカーは当然ながらエージングが始まったばかりです。セッティングをショップの方にお願いしたとは言え、追い込みはこれからです。したがって音楽鑑賞というより、PL300Ⅱのお手並み拝見という聴き方に、どうしてもなってしまいました。B&W805との比較ですが、よりマイルドで、低音に余裕を感じました。デジタル、アナログを行ったりきたりでしたが、後半はいたちょうさんのクリニックもありアナログ主体になりました。デジタルではにら邸でも聴いたモーツァルトの協奏曲や、カーペンターズ「Top of the world」を心地よく聴けました。


この日最も聴いたのはイーグルスの「ホテル・カリフォルニア」でした。オフ会でかかることの多いライブ盤ではなく、オリジナルの方です。どうも、いたちょうさんの顔が冴えません。詳細は控えますが、機器の配置に関わるクリニックが入り、活力のあるサウンドになりました。高音を中心に音数が増えました。あらためて、アナログ再生のナーバスな側面を実感した次第です。と同時に、聴き方の甘さを反省しました。アナログに軍配が上がるところでまで来て、オフ会終了となりました。クリニックポイントについては、自宅でも再確認しました。


オーディオの愉しみは、日々の音楽再生にあると同時に、より良い音(あくまでも本人にとってのです)を求める、長い目線でのプロセスにもあります。スピーカー替えは機器の入れ替えの中でも、影響力の大きい変更であり、一大イベントですね。PL300Ⅱがニッキーさんの充実したオーディオライフの中心になることを期待しています。エージングが進んだところでまた聴かせて下さい。次はアンプですかね、と煽ったりしませんので、ご安心を(笑)。拙宅も遠回りしているうちに、ウィーンアコースティックは10年超えとなりました。

この日は梅雨空、かつ高尾?で寒かったですが、楽しかったです。最後は、高尾駅近くの居酒屋さんの感想戦を行い、相変わらずお酒のペースの早い皆さんとオーディオ談議となりました。ニッキーさん、いたちょうさん、ありがとうございました。
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Aionさんを訪ねて

2019-06-23 10:47:37 | オフ会
6月8日は、Aionさんのお宅を訪問させていただきました。AionさんにはGerman Physiksの会で何度かお目にかかっておりましたが、昨年末、 漸く、拙宅オフにお越しいただきました。その際、ご一緒していたGRFさん、パグ太郎さんが今回も参加です。向かったのは渋谷の松濤。高級の中でも超のつく住宅街で、少し緊張もしましたが、始まってみれば、穏やかな時間が流れることとなりました。一方でこの界隈は、学生自分に下北で飲んで徘徊し、翌朝まで過ごしたことが懐かしまれる場所でもあります。緊張と懐かしさが混在したまま、神泉駅を後にしました。

私が一番の到着でやがてパグ太郎さんが来られました。GRFさんはご自宅の用件が長引いたようで、途中から参加、との連絡が入りました。Aionさんは広大なリビングルームでシステムを組まれています。目を引くのは何と言ってもApogeeの平面型スピーカーですが、他の機器含めて、Aionさんの拘りが伝わってくる構成でした。それらが雑然とではなく、家具のように収まっているのは、オーナーのセンスに依るところかと思います。いきなり音出しではなく、ゆったり歓談してから、オフ会へ移行しました。


本日の個人的目玉Apogee Divaです。Apogeeのスピーカーをリアルに見るのは、実は、今回が最初だったと思います。平面スピーカー自体、なかなか見る機会、聴く機会がありません。大田区YさんのDALI Dacapo、KikiさんのQuad ESLなどが思い出されます。スケール感は随一で、我々の背を余裕で越えています。このSPを受け入れられる部屋が、まず難しいでしょうね。オール、リボン型というのも珍しいです。修理が気になるところですが、現在でも部品が作られているそうです(その場所がオーストラリアと聞いてさらにびっくり)。


デジタル再生の中核はエソテリックのセパレート式でP-02X、D-02Xの組み合わせです。後者はChronosのクロックと共にラックの中に納まっています。一方、アナログの最上流はImmediaのRPM2です。SPIRAL GROOVEの前身のようですね。カートリッジはLyraのHelikon、フォノイコライザーはVendetta ResearchのSCP-2Cの組み合わせです。初めて名前を聞く機器も多かったですが、いずれもAionさんの目に適った機器群です。出どころは多様ですが、銀と黒で揃えられていて、整然と並んでいたのが印象に残りました。


プリアンプです。事前に紹介いただいていた機種から、ゴールドムンドMimesis 2に変更となっていました。Aionさんもかなりのウェルフロート使いです。


ここから先が、更に拘りの世界となります。部屋の特性を把握し、修正するためイコライザ群です。DEQXのHDP-4の他に、ツィータ向けにSonata Op.1というイコライザも併用されています。ツィータの左右差(個体差?)を補正する為、とのことです。鑑賞の途中で、パソコンの画面にて、部屋の特性を測定した結果を見せていただきました。補正のパターンをいくつか記憶できるようでした。私も安価な製品でトライしたことがありましたが、現在は外しています。


パワーアンプもゴールドムンドで、こちらはマルチアンプの構成です。ミッドレンジ/ウーハーをMimesis 28MEが、ツィータをMimesis SR mono 2 Evoが受け持っています。鳴らしにくいとされるApogeeを御するための必然だったでしょうか。


さて、音楽鑑賞です。Aionさんからは事前に「私の好きな音楽」という、有難いテーマをいただいていました。ややもすると音に行きがちなオフ会ですが、私にとっては、ホストの皆さんが好きな音楽を共有するのが最大の愉しみです。以前の会話から、Aionさんがクラシックにお詳しい様子でしたので、クラシック中心を想像していましたが、ジャンルを跨いで多方面の音楽を聴かせていただきました。Aionさんとは世代的にも近いので、いわゆる懐メロも重なります。いい意味で先入観が崩れました。オフ会の面白いところだと思います。

一口にクラシックと言ってもジャンルは様々ですが、Aionさんのお好きな領域は、やはり稀有でした。出だしはフランスのバロックから。シャルパンティエは初めて知り、モンテヴェルディは名前くらいは・・・のレベルでしたが、一旦、音楽が流れれば大丈夫です。解説はパグ太郎さんのphilewebの日記に譲りたいと思いますが、ここでしか聴けない、Aionさんの好きなクラシック像を提示いただきました。平面スピーカーが鳴らす音場表現、個々の楽器の粒立ち感が、室内楽の再生にピッタリはまっていたと思います。


記憶が曖昧ですが、音楽の起源の話題になり、マニアックな音源もご紹介いただきました。西洋の歴史にも詳しいAionさん、パグ太郎さんの会話からは、置いてきぼりでしたが・・・。祈りなのか、音楽なのか、その境界を彷徨うような不思議な感覚でした。


一通りクラシックを聴いた後、カジュアルな路線へ転じました。Aionさんが自ら「ピアソラフリークです」との宣言があり、こちらはアナログで聴かせていただきました。私が勝手に持っているピアソラ像(と言っても、ヨーヨーマ、リベルタンゴという断片的なものですが・・・)を見事に打ち崩していただきました。濃くとドロドロしたピアソラをご紹介いただきました。


続いて邦楽ですが、ここは昭和歌謡一択です。この辺りでGRFさんもタイミング良く?登場されました。ゲストそれぞれの青春時代に合わせた選曲、流石でした。矢沢永吉の「Yes My Love」懐かしいですね。確かにAionさんの言われる通り、コカ・コーラのCMで使われていました。アン・ルイスの「六本木心中」は85年頃にヒットしていた記憶があります。スキー場でもよくかかってました。全般的にLyraのカートリッジ、Helikonに切れを感じました。ロック系に向いている印象を受けました。若かりし頃の加山雄三、布施明をGRFさんも楽しまれたことと思います。


この日の1枚は、これに尽きるのではないでしょうか。オーディオオフ会で「みちのく一人旅」を聴くのは、勿論初めてです。沁みますねぇ。Aionさんの原点、堪能させていただきました。この後、私も三田寛子の「初恋」を登板して、パグ太郎さんが選曲しづらい状況を作ってしまい、すみませんでした。それでも、最後はしっかりとベートーヴェンの難しい弦楽四重奏で締めていただきました。


平面スピーカー=音場表現のイメージを持って臨みましたが、実際に聴くサウンドは音場に限らず、音の細かさ、低域の力感など、聴きどころが多かったように思います。ジャンルを跨いで楽しめる、とても説得力のある音でした。そして、お部屋の大きさを活かした音造りですね。広大なリビングだからこそDIVAが活きますが、裏でのご苦労は想像を超えるものがありそうです。オーディオ経験、スキル、そして何よりAionさんの拘りがサウンドにつながっているのだと思いました。ステサンでしか知らなかったApogeeの音を実際に聴けてよかったです。

オフ会の後は、ご近所のイタリア料理店で感想戦となりました。皆さんの会話のレベルに着いて行くのが大変でしたが、美味しいシチリアの白ワイン、見事な料理と共に楽しませていただきました。既に関東地方は梅雨入りしていましたが、この日は晴れ間が広がりました。お昼から夜まで爽やかな時間が流れました。散会後、夜風を浴びながら、半分学生気分で渋谷までのんびりと歩きました。すれ違う若者を見て、30年の経過を感じた次第です。Aionさん、GRFさん、パグ太郎さん、この度はありがとうございました。

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chibiさんとの相互交流

2019-06-15 17:35:55 | オフ会
梅雨入り直前の6月1日、chibiさんとの相互交流オフを行いました。chibiさんとは1月のお宅訪問以来となります。同じ沿線住まいということもあり、今回は、半日で相互訪問するダブルヘッダーとなりました。拙宅にお越しいただくのは、昨年6月以来です。その後、プリアンプHP300SEを導入していますので、その変化を聴いていただく機会にもなりました。少し早めの集合後、まずはいつもの焼きそばで腹ごしらえです。前半が拙宅、後半がchibiさん宅の流れで、最後は、毎度の居酒屋さんで感想戦の流れとなりました。


普段、chibiさんはクラシックをあまり聴かれないとのことでしたので、洋邦のPOPSを中心に選曲しました。昨年、お越しいただいた際に持ち込んでいただいたライブ音源もかけてみました。ジャンルによらない聴きやすさは、昨年もご指摘いただきましたが、プリが入り、さらに落ち着きが加わったようでした。拙宅でのケーブル交換遊びはあまり経験がありませんが、随分と表情が変わることに驚きました。プリアンプ導入で家のケーブルは不足傾向にあります。AIT DACとプリの間をバランスケーブルにするのは、将来的にはアリかと、思いました。


後半の部へ移ります。電車を乗り継いで、chibiさんのお宅へ向かいました。早速、観葉植物が映える、リビングルームに通していただきました。前回から無線ルーターの配置などをネットワークオーディオ周りを弄られていたようです。師匠であるトラウトマン大佐さんからの支援もあり、HUB周りの対策もされたと聞きました。キソアコースティックのHB-X1は、1月は平行配置でしたが、今回は内振りにセッティングされていました。師匠さん絡みで入手されたパネル(SP後方にあるのも、その一つ)を配置して第2部スタートです。


上流の機器は、HB-X1やKITHIT HIT-ST2の奥に映っているラックに収まっています。ネット環境の調整で音が変わってしまい、その関係でライントランスは外されたようです。音を追求する過程で、入れ替わりがあるのが仕方ないですね。


これまで同様に、タブレット端末で音源を指定し、LINN DSで再生していただきました。音の傾向は1月に伺った際と、大きくは変わっていないように感じました。ピリスのピアノソナタは、普段聴きより華やかな印象です。拙宅でも聴いたライブ音源はやはりchibiさんのお宅で聴く方が臨場感があります。高橋真梨子の「祥寺クイーン」はタイトながら押し出し感のあるベースが気持ちよかったです。その場で曲名が分からず、後日教えていただき、私も入手しました。前半戦が押してしまい、chibiさんの部が巻き気味になってしまい、すみませんでした。

第3部は、ご自宅近くの居酒屋「海賊船」です。こちらは刺身を始め、魚料理が美味しいお店です。最初だけビールにし、その後は冷酒をいただきました。オーディオ、オーディオ仲間、グルメ・・・と話題が変わり、楽しい時間が過ぎていきます。当然ですが、同じ機器使っていても音は異なりますし、人によって求める音も違う・・・どこでオーディオ談義をやっても結論は変わりません。それでいて盛り上がるので、単純と言えば単純ですが(笑)。木曜日から飲み会3連戦でしたが、結局、普通に飲んでしまいました。


締めの炭水化物は上海焼きそばです。考えてみると昼も焼きそばでした。chibiさん食べ歩きも楽しまれているようなので、その方面も、いろいろと教えてください。


chibiさん、オフシーズン入りする前の、相互オフ、ありがとうございました。また音が落ち着いたところで、サウンド交流いたしましょう。
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赤羽・ルンルン(Roon×2)・「まちぶせ」~いたちょう邸編

2019-06-09 11:14:12 | オフ会
バスとタクシーで、赤羽の高台から荒川方面へ向かい、赤羽オフ後半戦スタートです。いたちょうさんのお宅訪問は、にらさんとご一緒して以来、約1年半ぶりです。いたちょうさんと言えば、アッコルド、球転がし、V70SEなどキーワードが浮かびますが、ここ数年のトピックは、何と言ってもPCオーディオへの移行でしょう。当時、LINN DSからの転身には驚きましたが、まだまだ進化は続いているようです。何せ、荒川を越えればMFさんのお宅です。平日の夜も有効活用して交流が続いているようでした。地の利ですね。


いたちょうさんはMFさんのPCオーディオを踏襲されていますが、PCの選定はご自身でやられています。この辺りは、腕が要ることでしょう。再生指示はこちらもRoonです。対象には、所有の音源は勿論、ネット配信も含まれます。TIDAL、Spotifyが有名でしょうか。いたちょうさんは香港でTIDALを契約していると聞きました。ちらほら、邦楽も聴けるそうです。楽曲名/ジャケットだけでなく、好みの音源まで提示されるようです。所有する時代から共有する時代へ・・・。歩みの遅いオーディオの世界へも、荒波は確実に押し寄せています。

早速、デジタル再生からスタートです。始まって早々に、球をシーメンスに変えると、個人的に好みの方向となりました。2016年の秋も、シーメンスの球の評価が高かったことを思い出しました。イザベル・ファウストのバッハ無伴奏ヴァイオリンソナタは、アッコルドの個性も加わり、相変わらずの艶の良さです。「まちぶせ」第2弾は、本家ユーミンです。ライブ盤の映像作品でした。ファイル再生のフットワークの良さで、JuJuバージョンもご紹介いただきました。これで「まちぶせ」第3弾です。南佳孝と太田裕美の異色のデュエット、ご紹介ありがとうございます。


続いてアナログです。まずはLPレコードから。ここは、いたちょうさんの思い入れの強い、シティポップス路線です。今回、ご紹介いただいた高木麻早(たかぎまさ)、実は初めて知りました。73年のヤマハポプコンで入賞ですから、中島みゆきの先輩に当たります。優しく落ち着きある声が印象的でした。桑名晴子は、兄の正晴つながりで知っていましたが、改めて聴くとグルーヴ感ありますね。そして大御所、吉田美奈子と続きました。楽曲、演奏、歌詞、そして歌良し!この時代の邦楽が再評価されているのは頷けます。


アナログの後半はEP盤です。この辺りからビールとおつまみも出て、緩くなりました(笑)。昭和歌謡モード全開です。60~70年代のアイドル路線、演歌路線から次々とかけていただきました。この日、私にとって一番のサプライズは麻生ようこ、でした。いたちょうさんの小学生時分の思い出の曲だそうです。何となく声に、岡田奈々の雰囲気を感じました。それにしてもタイトルが「逃避行」とは・・・。やっぱり皆さん、多感な小学生時代を過ごしたんですね。「石狩挽歌」は泉ピン子バージョンを聴いた後だったので、意外にもスッキリと聴こえました。


EP盤の部、まだまだ続きます。いたちょうさん一押しの南沙織や藤圭子だけではなく、山口百恵のラストソングまでピックアップいただきました。「まちぶせ」の締めは、三木聖子でした。80年代に石川ひとみが大ヒットさせましたが、いたちょうさんの思い入れは売れずに引退した三木聖子となります。結局、この日は半日で「まちぶせ」が都合4回もかかりました。しかも一番売れたバージョンを除いて、です。オフ会はセッションのような側面があり、ホスト、ゲスト共に想定外の展開になることがあります。それがまた楽しい!のですね。


例によって感想戦は赤羽の酒場街です。土曜日で混雑が心配されましたが、何とか時間限定で、お目当てのもつ焼のお店「のんき」に入ることができました。翌日が休みということもあり、皆さん快調に飲まれていました。PCオーディオ、アナログ、昭和歌謡の各談議、近況報告が混ざりながら、赤羽の夜が進行しました。2次会は比較的空いているという中華料理店でしたが、こちらもお客さん入ってました。赤羽のパワーを感じます。歌唱力で五指に入るのは誰か?あたりで盛り上がったところでお開きとなりました。


ベルウッドさん、いたちょうさん、越年の昭和歌謡オフ会を設定いただき、ありがとうございました。ファイル再生とアナログ再生の会、引き続きよろしくお願いします。
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赤羽・ルンルン(Roon×2)・「まちぶせ」~ベルウッド邸編

2019-06-02 16:42:08 | オフ会
5月の最終土曜日は、赤羽での昭和歌謡オフ会でした。この企画、昨年の秋にお招きいだきましたが、先約があり止む無く欠席となりました。先の平成最後のオフのアウェー戦も兼ねて、年越しでの開催となりました。昨年は赤羽はご無沙汰していましたので、約1年半ぶりの赤羽入りです。ベルウッドさん、いたちょうさん共に、MFさん監修の下、PCオーディオを展開されている事にも注目していました。ここ数年、MFさんのPCの変遷を見てきましたが、ようやく落としどころ、着地点に至ったのではないか、と思いました。2回に分けてレポートします。

赤羽駅に11時30分に集合し、まずは腹ごしらえです。駅近くのレトロな喫茶店で、定番のナポリタンを注文しました。3人とも満場一致でナポリタンでした。これも昭和の味の一つですね。


前半戦は、ベルウッドさんのお宅です。前回訪問は、2017年の9月でした。Grandioso K1を導入されたベルウッドさん宅を、ファイル再生派が押しかける?、楽しい企画でした。ワタ―型PC3発や周辺機器を皆で2階のリビングに運んだことが思い出されます。MFさんのお宅が赤羽から荒川を挟んで近いこともあり、その後も、情報交換が進んだ模様です。昨年夏、MFさんのお宅を訪問した段階では、Mini PC4台構成で、ソフトはfoobar2000でした。前回時点でベルウッドさんのシステムは、ほぼ完成といった域でしたから、PCオーディオがどう収まるのか、気になっていました。


こちらがPCオーディオシステムです。意外にコンパクトな印象です。別にA4サイズ1枚でシステムの構成図をいただきました。使われているPCは3台です。最終の再生PC(ネットワークオーディオアダプター、以下NAA)の直前に、無線ルーター親機、子機を配置し、家庭内のネットワークと物理的な縁を切っていることがポイントのようです。MFさんの仕組みはGRFさんのお宅にも入っていますし、各所での導入の噂も飛び込んできます。徹底したプロセスカットや縁切りが齎す、デジタルノイズ抑制効果を皆さんが実感されたからこそ、だと思います。


デジタル、アナログの順で聴かせていただきました。楽曲をRoonで選んで、再生はHQ PlayerとNAA上のレンダラーで行います。デジタルノイズを抑えたとしても、利便性が低いと、日常の鑑賞には向きないですね。音と利便性の両立はファイル再生派にとって悩ましい課題でしたが、ようやくその壁を超えたようです。この日は、マニアックなことに、「まちぶせ」が都合4回もかかることになりました。その皮切りが石川ひとみのセルフカバー『一五一会』でした。しばじゅんの「冷めたスープ」は昭和歌謡ではありませんが、遜色なく、いい味出してました。



続いてアナログです。前回のファイル再生の集いでは、アナログ再生はなかったと記憶しています。となると、2016年秋の女性ヴォーカル縛り以来、となります。最近、ご愛用のカートリッジDL-103のアップグレードをされたそうです。初期のエージングが進んだところでの訪問となりました。


『DAM ORIGINAL』は、東芝EMIのプロユース?レコードだそうです。グラシェラ・スサーナの「アドロ」、渚ゆう子の「雨の日のブルース」を聴かせていただきました。グラシェラ・スサーナは不覚にも初めて知ることとなりました。この分野のストライクゾーンは広いと自認してますが、お二人とも、思わぬ変化球を投げてこられるので楽しかったです。声だけで渚ゆう子を当てられたいたちょうさんと私とでは、やはり世代差があるなぁ、と感じました。有名どころの、太田裕美、小坂明子、南沙織と続いて、赤羽オフの前半戦が終了しました。


PCオーディオの導入の成果は、圧倒的なノイズ感の少なさに現れていました。ノイズ感の少なさという点では、5年前の初訪問時も同様です。バッテリー駆動に拘ったシステムの総合力といったこと書きました。今回、最上流がMF PCとなり、ノイズフロアが数段、下がった印象です。ヴォーカルが引き立ち、ピアノの低音が沈みます。PC周りには、随所にバッテリーが導入されています。ベルウッドさんの長年の拘りは、PCオーディオでも活かされているわけです。今回、いただいた構成図には、拙宅のlight MPD×2台系でも役立ちそうなヒントが詰まっていました。

アナログもよかったですね。ベルウッドさん、最近はCDを回す機会が減ったそうです。カートリッジの更新、利便性と音を両立したデジタル再生システム、と来ればそうなりますね。ファイル再生/アナログの2択という点では、お仲間が増えたような感覚を持ちました。太田裕美の「袋小路」は以前、よく聴きました。GW最初のオフ会で『心が風邪をひいた日』は、是非、レコードを買わねばと思い直しました。その後、入った中古レコードでは巡り合えず、依然、探索中です。物(アナログ)とデータ(デジタル)の両方を楽しむ姿勢は、私も保ちたいものです。

前半の部を終え、今度は、駅の東側にある、いたちょう邸を目指しました。後半に続きます。
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