コロナに振り回された2020年でしたが、オーディオの方は例年以上に進展がありました。一方、コンスタントにやっていたオフ会の方は、両手で足りる回数しか行えませんでした。幸い、会食と違ってマスク着用で音楽は聴けます。拙宅のオーディオ部屋は8畳程度なので、元来、大人数は無理です。換気をしながらのオフ会を模索した1年でもありました。来年も世間の感染状況を横睨みしながら細々と実施することになりそうです。以下、2020年のオーディオ振り返りとなります。
今年の一番のトピックスはDiretta仕様のMFPCを導入したことです。昨年12月のオフでDiretta+MFPCのデモ機を持ち込んでいただきました。その後も継続して貸していただいたことで、Diretta+MFPCの特徴をより把握することができました。音の高低に寄らず音の粒が起ち、空間の広がりが増すことから、音楽の風景が変わると感じました。音の進化に加えて音源管理がNAS4台体制からHDD1台に集約されることも魅力でした。結局3月にDiretta+MFPCを発注することとなりました。長らく続いたLinux派からWindows派への転向です。
導入当初はコントロールPCが無く、iPhoneもしくはオーディオ専用でないノートPCから再生指示を出していました。6月のオフ会でコントロールPCの有無を比較したのですが、音の鮮度に差が出ました。結局、デモ機→貸出機の流れとなり、8月にはコントロールPCを正式導入しました。コントロールPCにつなぐモニター、キーボード、マウスも購入しました。これでWi-Fiを使わずに、リスポジで再生指示できる環境が整いました。音の進化と操作性向上という二兎を追える策でしたので、導入は時間の問題だったのかも知れません。
機器の面ではMFPC導入に尽きますが、他にもサウンドに影響する変化点がありました。しばしば部屋の音を聴いていると言われるオーディオですが、絨毯を撤去し、クロスを張り変えたことも大きなトピックスでした。特に絨毯の撤去は高音の響きの良さ、心地よさにつながったように感じています。アクセサリーやケーブルを元に戻す(外す)と意外に音がいいという話は、どこにでもあります。絨毯撤去は横浜市の粗大ゴミ料金で実行できたので、大変リーズナブルなアクションとなりました。コロナ禍で家の片付け意識が高まっていたことが功を奏しました。
細かいところですが、機器の配置替えも行いました。パワーアンプ(機器はプリメインアンプV40SE)を前面に出し、アナログプレイヤーをセンターに戻しました。アナログの操作性が改善されたことに加えて、配線の取り回しがシンプルになりました。密を回避すべし・・・は、ケーブルにも言えそうです。
2020年のギリギリの導入となったのがWELLDELTAの導入です。BOさん宅での効果を実聴し、さらに拙宅オフでも同様の効果を感じたので、導入に踏み切りました。部類としてはインシュレータですが、一つ一つがウェルフロートボードの制振構造を持っています。天板が無く、副作用がないとはHarubaruさんの弁です。先のオフ会ではパワーアンプに適用し好結果でしたが、この冬休みは、各所に置いてみて音の変化を聴いてみます。沢山必要になったら、それはそれで悩ましい事ではありますが。
セカンドシステムでは、Amazon music HDを導入しました。これまでは、メインシステムと音源を共有して聴き分けていました。ただし、システム間の実力差があるので、セカンドシステムの旨味が無くなっていました。CD規格以上のストリーミング音源に特化することで、メインシステムとの差別化を図りました。MFPCを立ち上げたり、真空管に灯を入れたりと、メインシステムが気合を要する分、逆にセカンドシステムはカジュアルに聴きたいところです。ストリーミングで気に入った音源を、メインシステム用に購入という流れができつつあります。
横浜方面、今年の最終日はは晴天となりました。大山の左側に太陽が沈んだ直後の1枚です。大変な年でしたが、ブログへの訪問、コメントありがとうございました。オーディオ関係で会えた方、会えなかった方、皆様にとって2021年が良い年になることを期待しています。