ゴールデン・リタイアーズ

S20年生、後期高齢ゾーン、人生最終コーナー「遊行期」の
徒然残日写真録

250127 中居正広&フジテレビ事件で煩悩、欲にまみれた有名人たちが戦々恐々?!! 1年ぶりに立岩探鳥会、娑婆から離脱!!

2025年01月27日 | 趣味と交遊

 昔、小指をたてて、「私、これで会社辞めました」というフレーズが流行った。今や欲におぼれた男や女たちが組織、業界を問わず本能のまま行動、問題をおこしている。ただ明るみに出るか出ないかの差。身に覚えのある男たちは戦々恐々としていることだろう。今の女性たちは泣き寝入りをしなくなった。権力(特に人事権)にものをいわせて立場の弱い女性を自由にしようとする男たちには心情的に許せない。今回のタレント中居問題は女性とのトラブル問題というだけで中身はわからないまま、中居引退となり、今フジ経営陣の進退問題が問われている。ジェンダー問題がとやかく言われながらもマスコミ界では美人信奉が歴然と残っている。性欲という本能は有史以来男を迷わせる。「汝、姦淫するなかれ!」心の中で思ってもダメ!と聖書の中にうたわれている。本能を制御する理性は危機に瀕している。

 浄土真宗の宗祖、親鸞は・・・「煩悩具足の凡夫、火宅無常の世界はよろずの事、皆もってそらごとたわごと、真実あることなきに、ただ念仏のみぞ誠におわします」

その親鸞とて、比叡山で20年の難行苦行をしても煩悩や情欲から脱却できず下山、京都の六角堂で95日の祈願、救世観音の夢告で妻帯しても良しとつげられ、その後、易行念仏の法然の門下になり、ご法度だった肉食妻帯を断行、爾来念仏の世界に没頭、90歳でこの世を去った。ことほど左様にこの世は金欲、権勢欲、食欲、性欲、うらみつらみなど制御しがたき炎が燃え盛っているということか・・・

(ミヤマホオジロ)

 1年ぶりに立岩青少年の家での探鳥会、バードウオッチングに思い切ってでかけた。ファイスブックの友達にもなっていただいている野鳥の会のKさんが案内してくれる。もう22年も担当していただいているとのこと、驚きである。寒さ対策を完全にして参加、去年2月以来だ。8名が参加、9時半から12時まで、ゆっくり歩きながらバードウオッチング。煩悩にまみれた娑婆の世界からしばし、脱却、

(Kさんが作ってくれた小冊子)

出発まぎわ、事務所横でルリビタキがいるという声であわてて双眼鏡を向けたが撮影できず。かわりに白い小さなエナガの混群、飛ぼ回るので撮影がむつかしい。

しばし歩くと30mほど先の電線にカワラヒワが5~6羽、600mmのコンデジ望遠でのぞくが芥子粒のようで黄色と黒の縞模様など識別できない。

冠羽が特徴的なミヤマホオジロが10m先の梢に2~3羽。カメラに収める

前回はチョウゲンボウやノスリなどの猛禽類が出てくれたようだが今回は同じみのトンビのみ。

Kさんはぼちぼち還暦を迎えられるようだが相変わらず神の眼、鳥の眼とおぼしき眼力で私などまったく発見できない野鳥をみつけてくれてスコープで見せてくれる。視力をお聞きしたら2.0近いとか。

もず

(ジョウビタキ)

いるとは聞いていたが終盤、河原でカワセミが横っ飛びをする姿に遭遇、止まっているところを発見できず撮影できなかった。われわれウオッチャーからすれば柿色の胸毛やブルーなどにひかれるが鳥の世界ではカラスの漆黒の色が一番目立つらしい。

12時、事務所に帰還、最後にトリアワセ。目視24種、声のみ2種、合計26種の野鳥たちと遭遇したとのこと。まあ私レベルで半分くらいしか認知できなかった。二時間半、無事に歩き続けることができてよかったが、眼がうっとおしいのはこの趣味を続けるにはちょっとですね?!

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250125 久しぶりに竈門神社から宝満山方面山歩き、足元危うし?!、イチローMLB殿堂入り、バットコントロール術、神技!!

2025年01月25日 | アフターエイティ80代

マイワイフが40年来の親友と誕生ランチ会食。それなら私は天拝山頂上でサラダ巻でも食べようかと思ったが、方向転換、竈門神社経由で宝満山3合目方面へ登ることに。シューズボックスからトレッキングシューズを引っ張り出す。靴ひもを締めるとそれなりの雰囲気になる。

ミニストップに立ち寄り、カツサンドかサラダ巻か。サラダまきにしてリュックへ。竈門神社の駐車場、400円なり。縁結びでくるカップルか、宝満山登山者がとめる。本殿で安全祈願(850mの頂上まで行く気はないが)懐かしの鳥居をくぐって山道へ。11時過ぎ。久しぶりで懐かしい景観。写真を撮りながら歩く。

天拝山と違って宝満山は九州人で一番登山者が多いのではないかと思うがとにかく岩の階段の連続。学生たちが足腰鍛錬のため一気に頂上まで駆け上がる。現役時代、年2~3回のぼったが頂上での昼食含めて往復4時間あまり。それを若い連中は1~2時間で往復するのではないか。

48歳の娘婿は正月元旦思い立って早朝5時のぼりはじめ,ご来光を仰いできたらしい。360度の景観の中での初日の出は素晴らしいはず。2合目まできて、軍手とストックの持参忘れに気づく。

途中、宝満ヒキガエル保存会の看板、頂上まで登るカエルで有名になった。春先など途中の池でオタマジャクシの大群が泳いでいる風景に出くわした記憶がある。なぜ頂上まで登るのかよくわからないが。

久しぶりの山登り、足腰がおぼつかない。12時30分、2合目あたりの切り株に腰かけて、リュックからサラダまきをだして昼食。ポットから湯吞へお茶をそそぎ一服。登山者とすれちがったのは二組のみ。膝には下りが問題。ストック代わりの枝をさがして下山。13時半竈門神社着。車中で一休み。

 

節分行事のためのお多福と鬼の面のオブジェを参拝客が出たり入ったりしていた。2月2日、初めて節分大祭をやるようだ。天満宮と客が分散されるね。いいこと。宝満行はぼちぼち足慣らしをしていこう。

MLBのイチローが満票に1票足らずで殿堂入りを果たした。日本で9年。メジャーで19年、打率3割1分1厘。3089安打、首位打者2回、10年連続200安打以上。新人王から盗塁王、MVP、ゴールドグラブ賞10年連続、オールスター出場も10年連続。レーザービームでライト守備から強肩を披露。哲学的風貌で黙々と身体を鍛え、チームに貢献した。振り子打法で剛腕投手からよくぞこれだけヒットが打てたものだ。バットの芯にあてる技術は人間業ではないと王会長も脱帽。しかしイチローはその極意を語ろうとしない。

大谷は去年、ドジャースへ移籍、異次元の大活躍で念願のポストシーズン進出、さらにワールドシリーズ制覇、打撃だけで54本塁打59盗塁でしかも3割ごえの打率、2年連続のMVPを獲得。しかしテレビをみていて、ホームランも打ったが簡単に三振をとられ、見逃し三振も結構あった。

イチローは言う。今のMLB野球は面白くない。データ野球でタブレットばかりみている。ホームランか三振かという打撃。確かにイチロー選手は左打者で内野ゴロを打っても俊足でヒットにしてしまい、ちまちまして面白くないという声も当初あったとか。しかしポストシーズンをのりこえワールドシリーズで優勝するには1点をもぎとるチームが優勝する。そんな時にあまりにも頭を使っていないようにみえる打者が多いように思える。

野茂からスタートした日本のプロ野球選手のメジャー挑戦。投手だけでなく野手でも通用するということを初めて立証したイチローさん、パイオニアというのはどの世界にあってもすごい!!

 

 

 

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250122 九博ボランティア、部会研修で茶道体験会、おもてなし、茶道精神を体感!!

2025年01月22日 | アフターエイティ80代

雑談しながらのボランティア活動の中で、仲間のKさんが茶道を趣味としてながらく茶の道探求に携わっておられることを知り、部会メンバーを対象に九博の茶室「宝満亭」をつかわせていただいてのお茶会体験を企画しもらえませんかとお願いしていたことが先日実現して体験してきました。

 

九博東側駐車場のサイドに茶室があるのは知ってはいたが中に入るのは初めて。8畳と4畳の茶室が障子をはずすと庭園が見渡せ、12畳の多人数の茶会ができそう。16名が参加、正座の苦手なメンバーのために10脚ほど折りたたみいすが用意されている。

玄関で白靴下に履き替える。待合床には「老松」の色紙額が。主客を指名されたTさんを先頭に入室。

茶室への入り方。正座、センスを前に置き一礼。センスを前に押しりやり、にじり寄る。立ち上がって、畳のヘリを踏まないようにして、床の間の前へ。正座してセンスを前に置き一礼。センスを前に押しやりにじり寄って一礼。掛け軸(今回は鶴舞千歳寿)、花、香合を見つめ確認。立ち上がって、釜の前へ。正座、扇子おき一礼。そして座席位置へ戻る、などなど。これを客全員が揃うまでやる。それから亭主が入ってこられる。襖は左手で動かして右手で閉める?まあこの辺の基本ルールがいろいろありそう。いったん襖をあけて、中に入ると静寂の別世界に入ってゆき、調身、調息、調心。動作ごとに扇子を置くことで結界を開いてゆくということか?

亭主はおもてなしの精神で掛け軸や花や時節にあわせて選定。花なども開始時閉じていたのが、だんだんと開花してゆく様を見れるようにするとか。客は亭主や隣席の客への気配り、目配り、「お先に」という一言。

  

お茶には濃茶と薄茶がるようだが、表千家、裏千家、武者小路千家など家元があり、それぞれの礼式に従って、お茶をたてていただく。泡立てるのは薄茶で、客も最後の泡を音をたてて飲み切ることになる。亭主の一挙手一投足を客がじっと見つめ、静寂があたりを支配する。その簡に出されたお菓子をいただいておく。干菓子の時は懐紙に手で取り食べる。生菓子の場合はついている黒文字で食す。亭主のとなりに座っている女性が客の前にお点前を茶碗を正面にむけて持ってきてくれる。互いに一礼してお茶碗をいただき、正面の絵柄を鑑賞し、ぐるっと90度まわして、3~4回で飲み切り、飲み口を懐紙でふき取り、正面にもどして前に置く。「結構なお点前でございました」と一礼。

今回は特別に炉の中を見せてもらったり、お茶を点ててみる体験も。Kさんも茶道の世界に55歳の時、入られ15年とか、講師をしていただいたOさんは30年の大ベテランとか。奥が深い茶道の道を究めるには相応の年月が必要なようだが、身につけばおもてなし、静寂の世界が自然体で楽しめるようになるのだろう。今回は畳の上にじかに正座、足腰が硬い私など3分も持たない。椅子で失礼させていただいた。

大河ドラマなどで千の利休と秀吉が3~4畳の狭い空間で対峙する場面が思いだされたが、はりつめた緊迫の空気に支配されたお茶の空間だったことがひしひしと感じさせられる。

思えば、仕事漬けの現役時代、ゲスト講師を招聘しての勉強会などやったことはあったが自ら茶道の世界に浸ってみようとはしなかったし、勧められることもなく、乾ききった世界の連続だったですね。もっぱら酒とカラオケの世界でごましていたようで残念でした。少しでもかじっていれば、煩悩の世界も和らいだかもしれませんね。

Kさん、すばらしい茶道体験会、ご協力いただきありがとうございました。

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250118 阪神淡路大震災50歳、福岡西方沖地震60歳、熊本大分M7連続大地震71歳、そして宮崎日向沖地震80歳!!

2025年01月18日 | アフターエイティ80代

 17日は6434人が亡くなった阪神大震災から30年。横倒しになった阪神高速道路、走っていたバスが半分、落下しかかって停止した衝撃的テレビ画像。死者の8割が60万棟近く倒壊した建物での圧死や発生した火事焼損7574棟関連での焼死と言われている。消防車や救急車が倒壊物で道路が封鎖されどうしようもない。住民が全員で救助に当たったとか。1981年以前の古い耐震基準の建物が多かったことや電柱の倒壊が大きな原因。現状の全国耐震化率は87%くらいになっていて2030年には100%を目指すようだが能登エリアはまだ半数の現状のようで、老齢化した過疎地域で耐震化がすすまないとか。大都市直下地震がおこればどうなるか誰が考えても明らか。救援は来ないと覚悟する必要がある。どこでも発着できる小型ヘリやそれこそ空飛ぶ車の開発が必要ですね。

自分史をひもとくと30年前、私は50歳。福岡在住で16日、神戸ポートアイランドでアパレルの企業の診断調査で現地を訪れていた。新しく開店されたショップなどへもインタビュー調査をしていた。もしその夜、神戸のビジネスホテルに泊まっていたらと思うと人の運命の儚さを思う。翌朝、福岡の自宅で暗澹たる思いでテレビ画像にくぎ付けになっていた。

それから10年後の2005年3月20日午前10時53分、福岡市西方沖玄界灘で発生した震度6弱の福岡県西方沖地震。当時60歳で大阪本社で勤務、単身赴任中。自宅の筑紫野市まで続く警固断層のづれとか言われ、相当揺れたらしいが家具の倒壊などはなかった。昨日、竣工披露があった福岡ワンビルの天神角地にあった当時の福ビルの壁面ガラスが相当数落下、幸いにもけが人はなかったようだがマグニチュードは7レベル。去年の防災セミナーでは別の宇美断層も我が家の近くにのびており、ことらのほうが危ういとか言っていた。

それから11年後の2016年4月14日と16日、熊本大分に震度6の地震が連続で発生、71歳、阿蘇大橋崩落、熊本城、阿蘇神社の崩落、甚大な被害がでた。

そして2024年、25年と宮崎、日向灘地震、津波警報。それにともない南海トラフ大地震との関連懸念警報なども出た。80歳。

要するに災害大国、地震大国ニッポン、わたくしの自宅周辺で10年サイクルで発生しているということ。石破内閣では防災庁に格上げして、国民の安全安心、財産の確保をするというがどこまで本気なのか?政府の常套文句、自助、共助、公助。はじめから国を当てにするなと言ってるようなもの。2Fのトイレが一番安心とかの説、まずは自らが増やしてきた住宅、家財で自分の命を奪われないようすべきですね。

アメリカ西海岸、ロスの山火事延焼で高級住宅12000棟くらい消失したらしいが1軒だけ焼けなかった住宅があったらしい。まわりの火事を想定して、壁面を耐火材料で覆い、スプリンクラー他延焼防止を考えて建築したとのこと。日本の住宅メーカーも防災やさらにはミサイル対策などセリングポイントにした住まいを開発提供すべき時が来ているのかもしれない・・・・・。

 

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250115 正月気分の薄れた遅い初詣、おみくじ中吉!今年初めてのボランティア活動。

2025年01月15日 | アフターエイティ80代

6年にわたった九博でのボランティア活動が今年3月で終了する。1月の最初の活動にいつもより早めに出かけた。太宰府天満宮に遅い初詣。雪交じりの小雨がぱらついていたが結構観光客もいる。

 

手水舎で手を清め初詣。去年1年間の無事を感謝し、新年の心身安寧を心に期する。

  

おみくじ100円なり、ひく。「中吉」よくもなし悪くもなし。過ぎたるは及ばざるがごとしですね。ほどほどにやりなさいということ。

13時過ぎボラ室へ。FTさんの通夜にでられたUさんがきておられた。同じ癌サバイバーとして励ましあってきた仲として、ご遺体の前で号泣してしまったと。生かされている命に感謝して、長生きしたいですねとしみじみおっしゃる。

ボラ活動に集まった面々、それぞれの人生をかかえてでてきている。が元気に出てこれるということだけで幸せと思うべきなのだろうね。いつもの活動をなんやかやだべりながら3時に終えて、その後、縄文土器の文様に関する小話会が科学課のSさんによってなされた。今から6千年前の縄文時代の生活土器に刻まれた縄文から何を読み解けるのか?浮世の憂さを忘れてしばし耳を傾けたひと時でした。21日から九博20周年特別展、はにわ展が始まる。

大谷翔平の異次元の活躍に驚喜したロスアンジェルスが異次元の山火事に襲われている。それを州知事の失態だとせめつける米次期大統領、北朝鮮はあいかわらずミサイル発射実験を続けているがおかしなリーダーがあちこちにうごめいているこの地球、聖書で予言される地球の崩壊、ハルマゲドンがほんとに起こりそうな、日本列島沈没も・・・・しばし埴輪に癒されてみましょう!!!

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250113 F.Tさん乳がんにて死去。この世の儚さ! 夕食は農園のネギがはいったすき焼き!あり難し!!川村妙慶「泥の中から咲く」。

2025年01月13日 | アフターエイティ80代

 九博のアート関連行事やその後のFB友達になった猫石作家のTさんの奥様が乳がんでなくなられた。ご主人がFBで死去報告をされ、交流のあった多くの方々がFBで弔意の投稿をされている。私のFB投稿にも何回かコメントをいただいたやさしい微笑みが記憶にのこる女性。確か2022年に乳がんが発覚、摘出手術や抗がん剤治療を続けておられたが去年転移が確認され、年明け早々逝去された。

 たまたま真宗大谷派の僧侶、川村妙慶さんの「泥の中から咲く」という本を図書館から借りてきて読んでいた最後の章に「死は生の完成」というくだりがあった。

 人間は縁によって親が結婚し、おぎゃーという泣き声をだしながら、四苦八苦のこの世に産み落とされ、そしてもろもろの縁によって現在生かされており、縁が尽きると死んでゆく。何一つ自力で統御できるものではなく他力によって生かされそして死んでゆく。したがって死んでゆくときにわが人生悔いなし、これでよかったのだと思えて死ぬことができれば最高、死はまさに生の完成になるというわけ。だから明日なき身とおもいつつ、今日を精一杯、感謝をこめて生き尽くしなさいと・・・

真宗の宗旨からいうと、葬儀でご冥福を祈りますとは言わない。すでに阿弥陀仏に帰依した生き方をしていれば亡くなった時には浄土に迎えられることが約束されているというわけ。

しかし、身近な方が亡くなられるとやはりこの世の、人生の儚さを痛感する。

夕食は久方ぶりにすき焼きだった。たまたま大阪の弟が正月はすき焼き鍋を皆で囲んで楽しんだようだとカミさんに話していたのを覚えていて今宵のメニューにしてくれたのだろう。レンタル農園で収穫してきたネギがたっぷり入ってうまかった。今年初めての日本酒を熱燗でいただいた。なんやかや言いながらもカミさんは昼はぜんざい、夕食はすき焼きと、私のことを考えながらやってくれているようだ。

「あり難い」の反対語は「当たり前」と妙慶さんの前述の本にも書かれていた。当たり前と思っている間は感謝の気持ちもおこらず、今日一日の幸せにもつながらないということだろう・・

FTさん、ご浄土でゆっくりおやすみください・・・・

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250109 週明け、肺レントゲン、異状なし。強めの咳止め、強烈。NHK深夜便、迎春いろいろ!初雪、大寒波!!

2025年01月09日 | アフターエイティ80代

 週明け月曜日にE内科訪問。あれだけ熱とゲホゲホ咳、肺がどうかなってないか?午後の部2時から。予約なしでいく。年明けクリニック、待たされるのを覚悟でネット予約なしで行く。熱は平熱、咳もなし。レントゲン依頼、なにかデータがあったほうがドクターと具体的にはなせると思ったから。3時半診察。画像は肺も心臓も異常なし。白く濁っておらず心臓肥大もないとのこと。処方咳止め効かず、市販の咳止めブロン液効いたことを説明。マスク越しのEドクターの話が理解できない。難聴のせいか。強めの咳止めと抗ウイルス剤処方。薬をもらって16時過ぎ帰宅。医者の話し声が聞こえないとなると集音器や補聴器の検討が必要か?!高橋英樹の宣伝している1万円の集音器ためしてみるかね?!

 夜、処方された咳止め飲んでみた。1時間後でも全身のしびれ感、だいぶ強そう。咳はまったくでなかったが麻薬のような感じ。寝床に入って休む。12月初めに処方された咳止めはゆるめの薬だったのかもね。翌日からは抗ウイルス剤のみで咳止めは飲まず。今日木曜日、熱は平熱で咳もほぼなし。風邪かインフルかわからなかったがほぼなおったような感じ。

 七日の日、失念していた七草がゆを8日の夕食でいただく。「小寒の氷、大寒に解く」と言われるようにこの頃が一番寒いのかもしれない。今年の正月はほとんど飲まなかったから胃腸の具合もOK。でも春の七草、「せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、スズナ、スズシロ」のはいった萌黄色のかゆを食すと心身すっきりする感じがして結構。いいですね、日本の昔からのしきたり、行事。

大寒波襲来。今年初めての雪、今宵から朝、雪が積もるかもしれない。とりあえずは外の蛇口2か所と、水量計に防雪、凍結対策。

 夜、寝付けなかったので枕元のポケットラジオのスイッチオン。古希アナウンサー、低音のイシザワノリオ。ミッドナイトトークのゲストが元スパイダーズのイノウエジュン。77歳、最近TVではあまり見ない。わくわくドキドキがテーマのミッドナイトトーク。元日はいつも5時ごろおきて、家の中の名をつけた観葉植物や諸グッズにワインをついでまわったり、お屠蘇の準備をしたり、シャワーをあびたりして、近くの氏神様に初もうでしたりして来て帰宅後お屠蘇をいただき、10時過ぎにはいつものメンバーの家にいって酒を飲み歓談する。それが楽しみとか。二日はいっぱいやりながら箱根駅伝をみたり、たまたまBSをみると生来の大ファンの長嶋茂雄がでており大喜びしたとか。ほんとの自分の新年は2月の誕生日とか。その前日が長嶋茂雄の誕生日で、自分の後が天皇誕生日とか。いしざわのりおアナウンサーは元日は近くの菩提寺に墓参、帰ってから奥さんの作ってくれるお雑煮をいただくとか。イノウエジュンは独身らしい。いろんな職業のいろんな人たちの正月、興味深いがまさに人はひとですね・・・

写真愛好会の1月例会と新年会の議事録、レポートが送られてきた。私は熱と咳、インフル可能性を理由に欠席、他1名欠席で9名の参加だったらしい。新年会は盛り上がったようだがその前の例会で2名から退会の意向が出されたとか。参加メンバーの熱心な遺留でその案件は保留になったらしいが会創立20年、平均年齢82歳。退会申し出でがでても不思議なことはない。発端は年度替わりにむけてコミセンへ会の役員名を提出する必要があり、成り手がいないということがネックになっているということ。平均年齢75歳以上のグループはコミセン利用料が無料になっている。2月の例会で再審議するということだが??コミセンを利用しなければ会則や役員の報告は不要なるが・・・・はてさて???

 

 

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250106 プライムビデオで「パーフェクトデイズ」役所広司を観る!!

2025年01月06日 | アフターエイティ80代

年末年始の咳熱の影響で体調はいまいち。日曜日の武蔵寺写経会欠席。そして今夕、予定の写真愛好会の新年会も欠席通知。息子も週末、岡山にかえった。世の中、企業も病院も、官庁も仕事再開、経済活動が始まった。

昨今の日本社会、とにかく騒がしい。SNSでもテレビでも私の趣味にしてきた写真でも今の人間は、一見して面白いもの、驚きのモノ、スポーツでもド派手な活躍にペットでもおもろい所作をもとめて動画が飛び交う。見ている人間の現実レベルと違いすぎるものへのあこがれか、気分転換か?

フェイスブックをみていても絶景写真やソラクモやいろんなグループが写真を投稿、イイネをもらうべく狂奔している。足元に健気に咲いている小さな花々に興味を示さない。今のカメラは良くなっている。誰でも天の川の写真は撮れる。ただ夜中に阿蘇,久住界隈にでかける行動力があるかどうかの差。まあ、要するに他人に認められたい、関心を示してほしいと思う人間がやたらに多いということだけ。殺人しないだけでもましということか。

久しぶりにテレビでプライムビデオのボタンをおして、映画のチェック。「パーフェクトデイ」が推奨リストにあがっている。役所広司がカンヌ映画祭で主演男優賞をとった映画か?!と

変わり映えしない日常のなかに変化と楽しみ、幸せを見出す生き方

平山(役所広司)は毎日同じ時間に目覚め、ひげをそり、口ひげを整え、歯をみがき、植物に水をふきかけたのち、自動販売機でいつもの缶コーヒーを買って出勤する。ぴたっと同じルーチンワーク。BGMはカセットテープに収録された古い音楽。丁寧に公共トイレの清掃を行い、昼飯は神社のベンチで木漏れ日を眺めながらサンドイッチを食べる。いつも古いフィルムカメラでその日の木漏れ日を撮影する。仕事が終わったら銭湯で一番風呂、疲れを癒し、夕飯はいつも同じ居酒屋へ。すっかり常連になっているので、注文せずともいつもの酒と料理が運ばれてくる。帰宅後は古い小説を読みながら就寝。これが彼の仕事の日の1日だ。休日も同じようにルーティンがある。

映画は同じルーティンが繰り返されるが今日は何が起こるのかと観ているものをあきさせない。一見変わり映えしない日常だが、彼はどこか満足そうだ。それは小さな変化例えば公共トイレに残されたメモを通して見知らぬ誰かと⚪︎×ゲームをしたり、昼飯を食べる神社に木の苗が生えていたら持ち帰って育てたり。車のなかではその日に選んだ音楽を聞いて身体をわずかに揺らす。その日に自然が見せる表情や自分の心身状態に身を委ねて、その変化に幸せを見出している。平山にはそんな幸せ発見能力がありそう。

なぜ我々は人からの評価を望むのか、変化を求め平凡をきらうのか

平山の同僚・タカシ(柄本時生)という若い男は、どうせ汚れるのだからと適当に仕事をして、お金がないから恋ができないんだと嘆く。トイレ掃除という変わり映えしない仕事に辟易とし、お金に執着している。平山と対照的に自分が何によって幸せを感じられるのか理解していない。

映画をみはじめて、平山という男がどうしてトイレ掃除の仕事をやりはじめたのか、どんな過去を持つ人間なのか?だったが。突然現れた平山の姪・ニコと、妹でありニコの母・ケイコ。ニコは母親のケイコとの折り合いが悪く、現実から逃れたいと日常に変化を望む。ただただ今を見つめ続ける平山とは真逆の存在だろう。印象的に繰り返される「今は今、今度は今度」という言葉。平山が今この瞬間を生きるべきとニコに言う。

ニコを迎えにきたケイコが発する「本当にトイレ掃除しているの?」というセリフ。平山は公共トイレの清掃員の仕事に責任感とプライドを持ち、その仕事が周りからどう見られていようが、彼には関係ない。平山の仕事ぶりとケイコのセリフが対比。平山とケイコが全く違う世界を生きている感じ。

人との関係性の変化や人からの評価に重心を置くと人は息苦しくなってくる。周りに影響されずに自分を貫く平山はどこか聖人のようで、なぜか観るものは憧れを抱いてしまうのではないか。

平山にとって幸せとは、まさしく彼のルーティンとそこに訪れる小さな変化を見つけることなのだろうが、その幸せがすぐに崩れてしまうものであることも理解しているようにも見える。

終盤、平山の妹・ケイコが平山の元を訪れ、2人の父親の病状について話をするシーン。ケイコが乗りつけた高級車。平山の実家は富裕?。そこから逃げ出した平山は父親との折り合いが悪かった?平山は今にも泣きそうな苦しげな表情。彼には、自分の幸せを守るために捨てたものがあり、それに対する罪悪感を抱いているような表情。平山は自分の幸せを守るためにもがいた末に、今の生活を手に入れているのかもしれない。しかしそんな幸せ感にも簡単に崩れる危うさを感じているようだ。

人間はひとりで生まれ一人で死んでゆく、所詮は一人だといっても、関係者や関係物は存在する。ラストシーンでわずかに瞳を潤ませる平山の表情が印象的な映画でした。小津安二郎作品のようにこの作品も長く日本人に見られ続ける作品になりそうな映画でした。

 

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250103 素人判断はやはりダメ?!市販の咳止め薬、ブロン液効いた!!家族集結、正月の宴、孫たちの成長。箱根駅伝、青山学院の圧巻の連覇!!

2025年01月03日 | アフターエイティ80代

 気管支拡張吸入薬が効きましたと前回ブログでご報告しましたが、元日の夜、2回目の吸入をしたにもかかわらず、夜中、8度越えの発熱と咳、なんということか。素人判断はだめだったのか?

 翌二日、午後長女家族がやってくる日の10時過ぎに、大晦日にドラッグコスモスで購入した、何回か使用歴のある咳止めシロップ、新ブロン液エースを思い出し、10時ごろ所定の半分ほどの量を飲用。しばらくすると咳がでる雰囲気がなくなる。

これを買う時、ドラッグの薬剤師がレジにきて、他所で同じのを買ってはおられませんでしょうねとおかしなことを言う。当局からこの製品の販売に制限をかけているとか?最近の若者が夜公園で市販薬を大量飲用、ドラッグ代わりにしているニュースを思い出した。麻薬のようなものかもしれない。

13時、恒例の家族そろっての正月の宴。スパークリングワインのみ用意された。カミさんが昨夜から一気につくりあげたオードブル類。おいしそう。孫娘は先般推薦入試で志望大学に合格、今日は悠々としている。孫息子は4月から中3、来年高校受験、背丈も伸びた。正月のたびに家族の様相もかわる。お年玉は孫娘は今年が最後?今年は熱、咳のせいで日本酒はなし。働き方改革が叫ばれる中、娘婿も今48だが、55になったら転進などと考え始めているようだ。3時前、宴終了、リビングで歓談。

あと5年、2030年、私は生きておれば85歳、カミさんは81歳、孫娘は社会人1年生、孫息子は大学生ということになる。どんな世の中になっているだろうか?5時前、彼らは帰っていきました・・・

正月の華、箱根駅伝。昨日、往路、中大にリードを許していた青山学院が最終5区、箱根芦ノ湖、山岳コースで劇的第逆転優勝、すごい底力でしたね。

そして今日、復路。1分47秒のリードで青学が8時スタート、その後中大、早稲田と続く。

駒大の追い上げもむなしく、圧倒的選手層を誇る青山学院が堂々の2連覇をはたす。どの選手も20kmを走り切る実力を持つといわれる。すごいですね。大会新記録で優勝してしまった。

ますます原監督の年収も上がっていきそうですね!!

 

 

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250101 令和7年元旦、明けましておめでとうございます!!

2025年01月01日 | アフターエイティ80代

当ブログに来訪いただいている皆様、2025年、令和7年、明けましておめでとうございます。何がめでたいのかとおっしゃる方がおられるかもしれません。

かく申し上げる私も年末の咳と熱、まいりました。大晦日の夕方7時、咳はどのようにして出るのか。天の啓示といいますか、私の持病、軽度COPDの薬として処方されていたレルベアという気管支拡張の吸入薬を思い出し、吸入。その後入浴し、第九を聞き、行く年くる年を見ている時間帯、布団にはいっていても咳はでず。連日悩まされていた咳の原因はのどの炎症ではなく気管支に問題があったのでは?

導眠剤も飲んで新年の朝5時すぎまで眠ることができました。ありがたや。

新年最初の水でわかした湯でお茶をいれ仏前に、そのあと梅干をいれたお茶で新年スタート。寒くなく天気上々、和室でお屠蘇をいただいた後、御雑煮、毎年の定例コース。違うのはスパークリングワインや日本酒がなかったこと。カミさん自製のおせちを楽しみしばし歓談。なにやらお屠蘇だけで気分が良くなった感じ。おいしそうな料理を目の前にすればとにかくお酒という今までの固定観念を払拭する必要がありそう。

当ブログの自己紹介文変更させていただきました。いまや80代、ゴールデンセブンティは終わり異次元の80代です。なかなか煩悩から脱却できない80男の迷走ぶりをご笑覧ください!庭先では明るい正月、初春の日差しをうけてメジロやヒヨドリ、しろはらなどが飛びかっています。

早々に正月の宴はきりあげ、息子と妻は太宰府天満宮や竈門神社へお札の返納、初もうでに出かけました。テレビでは実業団マラソン。箱根駅伝などの猛者が企業に就職し、社名を胸に頑張っているようです。ホンダと旭化成のアンカー勝負のデッドヒート、見ごたえがありました。優勝した旭化成のアンカー、並走しているときの口元の表情に余裕が見られました。ラストスパートはあっという間でした。

今宵は恒例の芸能人格付けチェック、まあとりあえずは新年の幕開けをゆったり楽しみましょう!

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