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最近、朝鮮半島と日本列島の古代からの関わりを特集しているTV番組がある。先週は第6回目で蒙古来襲の衝撃~三別抄と鎌倉幕府~というタイトルで放映された。われわれ日本人は神国日本という妄想があるのか、二度の蒙古軍の来襲にも、なんとなく霊威が働き、助けられたと思っている節がある。まず霊威というのはないであろう。だとしたら世界に冠たる蒙古軍が戦略上の過ちをおかしたのだというのが科学的な結論であろう。その過ちがなんであったかを追求するのも面白そうだ。その話はまたいつか考えるとして、今回は番組の主旨を伝えたい。
(1)蒙古来襲に先立ち、蒙古は高麗を攻め落とし、日本には蒙古・高麗の連合軍として攻めてきた。
(2)1回目の来襲は圧倒的な火力と戦い方で日本軍はすぐに力尽きると思われたが、1日で蒙古は去った。2回目は台風に救われた。
(3)蒙古の第3代王クビライは三回目の来襲も計画し、日本と同時にベトナムもターゲットにしていた。
注目すべきは、一回目の来週で、三別抄の抵抗による準備不足で弓矢がつきたのだという。十分な弓矢や火力がないのに、倒せると踏んだのか、詳しくはわからない。いずれにせよ1回目の来襲では、副題にもある三別抄の存在が大きい。
三別抄というのは聞きなれないし、国というにはニュアンスが違うので、なにかしらと疑問に思う。結論からさきにいうと、高麗の宮廷に組織されていた警護組織で後に蒙古・高麗に対するレジスタンス組織であった、と言えようか。
その三別抄も蒙古・高麗との戦いで珍島、済州島に追いやられ、当時の鎌倉幕府に応援を求めた。結局、幕府はそれを無視し、三別抄は済州島で全滅するのである。しつこいモンゴルは三回目を計画するが、なんらかの理由で三回目の来襲は免れる。
歴史にもしはないけれど、三別抄がいなかったら美しい日本の形は変わっていただろう。はじめて知った三別抄という勇気あるレジスタンスに感謝したいし、自分の歴史認識を新たなものにしなければいけない。
最近、朝鮮半島と日本列島の古代からの関わりを特集しているTV番組がある。先週は第6回目で蒙古来襲の衝撃~三別抄と鎌倉幕府~というタイトルで放映された。われわれ日本人は神国日本という妄想があるのか、二度の蒙古軍の来襲にも、なんとなく霊威が働き、助けられたと思っている節がある。まず霊威というのはないであろう。だとしたら世界に冠たる蒙古軍が戦略上の過ちをおかしたのだというのが科学的な結論であろう。その過ちがなんであったかを追求するのも面白そうだ。その話はまたいつか考えるとして、今回は番組の主旨を伝えたい。
(1)蒙古来襲に先立ち、蒙古は高麗を攻め落とし、日本には蒙古・高麗の連合軍として攻めてきた。
(2)1回目の来襲は圧倒的な火力と戦い方で日本軍はすぐに力尽きると思われたが、1日で蒙古は去った。2回目は台風に救われた。
(3)蒙古の第3代王クビライは三回目の来襲も計画し、日本と同時にベトナムもターゲットにしていた。
注目すべきは、一回目の来週で、三別抄の抵抗による準備不足で弓矢がつきたのだという。十分な弓矢や火力がないのに、倒せると踏んだのか、詳しくはわからない。いずれにせよ1回目の来襲では、副題にもある三別抄の存在が大きい。
三別抄というのは聞きなれないし、国というにはニュアンスが違うので、なにかしらと疑問に思う。結論からさきにいうと、高麗の宮廷に組織されていた警護組織で後に蒙古・高麗に対するレジスタンス組織であった、と言えようか。
その三別抄も蒙古・高麗との戦いで珍島、済州島に追いやられ、当時の鎌倉幕府に応援を求めた。結局、幕府はそれを無視し、三別抄は済州島で全滅するのである。しつこいモンゴルは三回目を計画するが、なんらかの理由で三回目の来襲は免れる。
歴史にもしはないけれど、三別抄がいなかったら美しい日本の形は変わっていただろう。はじめて知った三別抄という勇気あるレジスタンスに感謝したいし、自分の歴史認識を新たなものにしなければいけない。