そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

万葉集#4.0683-4.0689

2009年10月09日 |  / 万葉集
10/9
「郎女の歌に余裕が見られるは結構男こなしているか(大伴坂上郎女が歌七首)」
「言ふことの恐カシコき国ぞ紅クレナイの色にな出でそ思ひ死ぬとも
(歌1/7首 #4.0683)」
「容赦なく人は言うもの紅の色には出すなたとえ死んでも()」
「今は吾は死なむよ我が背生けりとも我に依るべしと言ふと言はなくに
(歌2/7首 #4.0684)」
「もうわたし死んでしまおう生きたとてわたしを好きという保証なし()」
「人言を繁みや君を二鞘の家を隔てて恋ひつつ居らむ(歌3/7首 #4.0685)」
「かまびすいうわさを気にし二鞘の家を遠くに恋すというか()」
「この頃は千歳や行きも過ぎにしと我やしか思ふ見まく欲りかも
(歌4/7首 #4.0686)」
「この頃は千年も経つと思えるは逢いたい思い募るせいかな()」
「うるはしと吾が思ふ心速川の塞は塞くとも猶や崩クえなむ(歌5/7首 #4.0687)」
「いとおしいわたしの心急流で塞き止めらるも崩しながれん()」
「青山を横ぎる雲のいちしろく我と笑まして人に知らゆな(歌6/7首 #4.0688)」
「青空に横切る雲が目立つよにわれにウィンクして気づかれないで()」
「海山も隔たらなくに何しかも目言をだにもここだ乏しき(歌7/7首 #4.0689)」
「海や山隔たらないにどうしたの逢って声などかけてくれない?()」

コメント
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