そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

モーツァルト

2009年10月23日 | 字余り
10/23
モーツァルトを車の中で聞いている。いつ聞いてもどの曲を聞いてもいい。なんとなく涙が出てきそうである。何でいいのか、なんで涙が出てきそうになるのかわからない。普通、泣けそうになるのは表面的には悲しいとき、嬉しいとき、悔しいとき等だが、そのどれでもない。聞いて悲しくもならないし、直接嬉しくもならない。しかし間接的に嬉しくと言うか幸せな気分になるのだろう。モーツァルトを聴いていると、このフレーズをもう一回繰り返すかな、とか、つぎはこの辺の高さの音を出してくるなぁ、とかを考えながら聞いてしまう。そんなときに突然に印象的なフレーズが飛び込んでくる。やっぱりモーツァルトはいいなぁ、などと思い、ふと気がつくと、どこかわからないが別世界につれてこられているのである。そこは真っ白な世界で、五線譜に描かれた音符がいろんな方向から斜めに走るのである。風を受けて白い透明なカーテンも揺れている。お花とか緑の樹などはない。ふと頭の中に浮かぶ透明の幻想が、涙腺のどこかを刺激している。ジーンという気分になる。モーツァ
ルト愛好家のアインシュタイン[物理学者ではない]は、『死ぬことはモーツァルトを聴けなくなることだ』といっているが、その気持ちもわかる。動機はどうであれ、モーツァルトを知ったことへの感謝、あとどれくらいモーツァルトを聴いていられるのだろうかなど、ぼんやりと考えている。
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万葉集#4.0710

2009年10月23日 |  / 万葉集
10/23
「み空行く月の光にただ一目相見し人の夢にし見ゆる
(安都扉娘子アトノトビラノヲトメが歌一首 #4.0710)」
「空を行く月の光にちらっと見たあなたの顔が夢に出てくる()」
「安都氏とはあまりきかない姓氏だがおまけに扉もおかしな名前()」
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