そのままVon

おもに31文字の語呂合わせ日記

竹山広さん死去

2010年04月02日 | 挽歌もどき
4/2
「長崎の被爆歌人が逝くという重すぎわれは好まざりしも(享年90才)」
「踏めりしは死体のいづこなりしやとこよひ高熱のこころ凍るを(竹山広)」
「面倒なことだが孫よ人間はベッドでひとりひとり死ぬのだ(竹山広)」
「わが傘を持ち去りし者に十倍の罰を空想しつつ濡れてきぬ(竹山広)」
「ヨン様がいぬチャンネルに切り替ふる心のせまき老人われは(竹山広)」
「さくらよりさくらに歩みつつおもふ悔恨ふかくひとは滅びむ(竹山広)」
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万葉集#6.1059-6.1061

2010年04月02日 |  / 万葉集
4/2
「久邇なるはわれらにとって縁遠いしかし民には人気のありしか
(天平16年744年の二月に難波に遷都)」
「1.三香の原久邇の都は山高く川の瀬清し在るのはよしと()」
「2.久邇はよし人は言へども住みよいとわたしも思うしかし旧都に()」
「3.遷都後の古りにし里になれたれば人も通はず家も荒れたり(愛しいことだ)」
「4.神降りる鹿背山の際咲く花の色めづらしく百鳥も鳴きたり()」
「5.百鳥の声なつかしくあり花もよし住みよい里の荒れるが惜しい()」

「三香の原久邇の都は山高み川の瀬清み在りよしと人は言へども住みよしと吾アレは
思へど古りにし里にしあれば国見れど人も通はず里見れば家も荒れたり愛しけやし
かくありけるか三諸つく鹿背山の際に咲く花の色めづらしく百鳥の声なつかしき
ありが欲し住みよき里の荒るらく惜しも(春日ハルノコロ、三香原ミカノハラの
都の荒墟アレタルを悲傷カナしみよめる歌一首、また、短歌 #6-1059)」

「三香の原久邇の都は荒れにけり大宮人のうつろひぬれば(反し歌1/2首 #6-1060)」
「三香の原久邇の都は荒廃す宮廷人が移動したので()」
「咲く花の色は変らず百敷の大宮人ぞたち変りける(反し歌1/2首 #6-1061)」
「咲く花の色は昔と同じだが宮廷人が変わりはてたり()」

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