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「難波宮昔は海に近いとは聞けど櫓の音聞ける近さと()」
「1.この難波海辺に近く波の音夕凪どきに楫の音聞こゆ()」
「2.海近く潮干の洲にはあさまだき千鳥妻呼び鶴が音響む()」
「3.見た人が話し聞く人見たくなる味経アヂフの宮は見れど飽かぬかも()」
「やすみしし我が大王のあり通ふ難波の宮は鯨魚イサナ取り海片付きて玉拾ふ浜辺を近み朝羽振る波の音騒き夕凪に楫の音聞こゆ暁の寝覚に聞けば海近み潮干の共ムタ浦洲には千鳥妻呼び葦辺には鶴が音響む見る人の語りにすれば聞く人の見まく欲りする御食ミケ向ふ味経アヂフの宮は見れど飽かぬかも(難波の宮にてよめる歌一首、また、短歌 #6-1062)」
「あり通ふ難波の宮は海近み海人娘子らが乗れる船見ゆ(反し歌1/2首 #6-1063)」
「よく通う難波宮は海近く海女乙女らが乗る船が見ゆ()」
「潮干れば葦辺に騒く白鶴アシタヅの妻呼ぶ声は宮もとどろに(反し歌2/2首 #6-1064)」
「潮がひき葦辺に騒ぐ鶴アシタヅが妻呼ぶ声は轟き渡る(近かったということか)」
「難波宮昔は海に近いとは聞けど櫓の音聞ける近さと()」
「1.この難波海辺に近く波の音夕凪どきに楫の音聞こゆ()」
「2.海近く潮干の洲にはあさまだき千鳥妻呼び鶴が音響む()」
「3.見た人が話し聞く人見たくなる味経アヂフの宮は見れど飽かぬかも()」
「やすみしし我が大王のあり通ふ難波の宮は鯨魚イサナ取り海片付きて玉拾ふ浜辺を近み朝羽振る波の音騒き夕凪に楫の音聞こゆ暁の寝覚に聞けば海近み潮干の共ムタ浦洲には千鳥妻呼び葦辺には鶴が音響む見る人の語りにすれば聞く人の見まく欲りする御食ミケ向ふ味経アヂフの宮は見れど飽かぬかも(難波の宮にてよめる歌一首、また、短歌 #6-1062)」
「あり通ふ難波の宮は海近み海人娘子らが乗れる船見ゆ(反し歌1/2首 #6-1063)」
「よく通う難波宮は海近く海女乙女らが乗る船が見ゆ()」
「潮干れば葦辺に騒く白鶴アシタヅの妻呼ぶ声は宮もとどろに(反し歌2/2首 #6-1064)」
「潮がひき葦辺に騒ぐ鶴アシタヅが妻呼ぶ声は轟き渡る(近かったということか)」