万葉集#6.1065-6.1067

4/4
「敏馬とは神戸市灘区岩屋町海岸辺りＨＡＴ神戸か()」
「1.大汝オオナムチ神の御代から行く船が泊トマリときめる敏馬の浦は
(八千桙ヤチホコの神の御代より百船モモフネの泊つる泊と八島国
百船人モモフナヒトの定めてし敏馬の浦は)」
「2.朝風に波は騒ぎて夕方は玉藻寄せくる清き浜辺は(往き還り見れども飽かず)」
「3.諾ウベなるか見る人毎に語り継ぎ百代を経ても清き白浜()」

「八千桙ヤチホコの神の御代より百船モモフネの泊つる泊と八島国百船人モモフナヒトの
定めてし敏馬の浦は朝風に浦波騒き夕波に玉藻は来寄る白沙シラマナゴ清き浜辺は
往き還り見れども飽かず諾しこそ見る人毎に語り継ぎ偲シヌひけらしき百代経て
偲はえゆかむ清き白浜
(敏馬ミヌメの浦を過ぐる時よめる歌一首、また、短歌#6-1065)」

「真澄鏡敏馬の浦は百船の過ぎて行くべき浜ならなくに(反し歌1/2首 #6-1066)」
「静かなる鏡のような敏馬の浦立ち寄らずしていく浜でなし()」
「浜清み浦うるはしみ神代より千船の泊つる大和太[おほわだ]の浜
(反し歌2/2首 #6-1067)」
「浜清く浦は麗し神代より千舟は泊まる大和田の浜()」
「この人の長歌はわりに格調があると思わん名にしおわなし
(右ノ二十一首ハ、田邊福麻呂ガ歌集ノ中ニ出ヅ。)」
「この歌で六巻終わり次の巻いろんなものに寄せて歌えり(おもしろいかも)」