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「山の際マに渡る秋沙アキサの行きて居むその川の瀬に波立つなゆめ
(鳥を詠める歌1/3首 #7.1122)」
「山辺には秋沙アキサが渡り休むだろうその川瀬では波よたつなよ()」
「秋沙アキサとはアイサともいいガンカモ科渡り鳥なり冬渡りくる()」
「佐保川の清き川原に鳴く千鳥かはづと二つ忘れかねつも(鳥を詠める歌2/3首 #7.1123)」
「佐保川の清い河原で鳴く千鳥蛙とともに忘れられない()」
「佐保川にさ躍る千鳥夜降グタちて汝ナが声聞けば寝ネねかてなくに
(鳥を詠める歌3/3首 #7.1124)」
「佐保川の踊る千鳥よ夜が更けてお前が泣けば寝られなくなる()」