がじゅまるの樹の下で。

*琉球歴女による、琉球の歴史文化を楽しむブログ*

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こんなんありました。

2010年10月31日 | ・琉球史散策/第一尚氏

`;:゛;`;:゛;`ブハッ(゜∀゜*)

http://okinawa-manga.com/wp-content/uploads/manga/books/september_books/ryukyu01/index.html


http://okinawa-manga.com/wp-content/uploads/manga/books/2010_10_books/1022_e_ryukyu02/index.html


はっはっは!!!!(笑)


…いや、笑ったら失礼か…(笑)

賢雄のすね毛…(笑)
金丸、いくらなんでもこの髪型はないよ…(涙)


ツッコミどころ満載だけど(主にビジュアル面で)、
い~ぞ~

うん。
まずはこうやって色々出すことが大事ね。


さあ、この後の展開、ど~するど~なる~?



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Happy Halloween!

2010年10月31日 | ・徒然日記

今日はハローウィーンですね。

とは言っても、なにかするわけでもないですが…。

数年前の話。
かつての同僚(アメリカ人と結婚)が、
ハローウィーンのときに仮装して出勤。

そのまま高速に乗ったらしい(笑)

かなり本格的な仮装だったので
すれ違った車はさぞかししかんだでしょうね(笑)



ハローウィーンの写真も
琉球歴女らしく、ジャックランタンと首里城(笑)

昨日の「万国津梁の灯火」で
灯篭にまぎれていくつかかぼちゃのランプがありました



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万国津梁の灯火

2010年10月31日 | ・琉球歴史/文化風景

今年の首里城祭は
世界遺産登録10周年記念も兼ねています。

その一環としての特別企画がこれ!

「万国津梁の灯火」

首里城公園一帯に灯火をともすというもの。

この様子を見に、昨日、再び首里城に登城!

…これはすごい!!!!



予想をはるかに超える灯火の数々。
そして一部のエリアのみと思いきや、
こんなところまで!?という位いたるところに灯火がずらり。

首里城内はランプ。
城外は蝋燭。



風に吹かれてゆらゆらと揺れる明かりが
こりゃまたいい風情をかもし出している…。

昨晩は夕方は少し風がありましたが、
とっぷりと暮れた頃は風も収まり、
気温も暑くなく寒くなく、絶好のコンディション



写真を撮りながら、
気づけはゆうに3時間半も立っていました。
(ちょっと世界遺産の宴なども楽しみつつ…)

レンズバッグも持っていったので、
広角、標準、望遠、そしてクロスフィルターでも遊んでみたりして
一足先にクリスマスイルミネーション気分を(笑)



それでは「万国津梁の灯火」一挙公開



守礼門裏にずらりと並ぶ行灯。

首里の小学校のコドモタチが書いたもの。



家族連れで記念撮影したり、
自分のものを探して喜んだり。

写真はなるべく人が写ってないのを選んでいますが、
たくさん人が来ていて、にぎやかに華やぐ夜の首里城。



世界遺産、園比屋武御嶽石門前。



歓会門。

クロスフィルターでキラキラ~
(これだけで一気にクリスマス気分ですね



龍潭池に下りる道。

この写真の右手には沖縄戦時の
「日本軍指令本部壕」があります。

首里城は史跡でありながら、戦跡でもあるのです。

さすがにここは霊を慰める灯火の如く。

首里城ミステリーツアーでは1番怖かったエリアですが、
この日は明かりもこんなにたくさんあって、
人もたくさんいて、大丈夫



橋の上から見た龍潭池。

下りてみましょう。



両脇にずらりと灯火。

白い鯉が、一匹。



いつもは鳥たちがずらずらといるのですが、
この日はいつもと様子が違うのにビビッてか見かけませんでした。






龍潭池をぐるりと一周。

道路に出ると、おなじみの首里城が一望できる絶好のスポット。



森の中にまで灯火があって、
気軽に散策できるようになってます。

(普段はあぶないです。気をつけましょう)



龍潭池のほとりを出て、
県立芸術大学のそばを通る。

そこには芸大前らしく、
彫刻とのコラボレーションがずらり。



首里城に戻るようにして芸大横を突っ切る。

思わず「すごい!」とつぶやいたのは
円覚寺前。

…写真じゃあの幻想的な風景が表せません

是非、実際に見てほしいと思います。



久慶門前。



城壁のライトアップも楽しみつつ、
そのまままっすぐ行きましょう。

守礼門まであともう少し。



守礼門。

ゴール!

この時点で終了時刻の9時前。
さすがに人は少なくなっていました。


この「万国津梁の灯火」は
今日まで行われます!!

なんと入場無料区域!

いつもは見られない幻想的な夜の首里城を
是非お楽しみいただければと思います


…でもこれ、準備も片付けもかなり大掛かりだろうなぁ…。
スタッフさん、ありがとうございます。



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王朝絵巻行列…やっぱり遠慮しちゃった…
那覇まで行くとなんだかんだと1日がかりだから

コメント (4)
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琉球短編小説「北山炎華」3/4

2010年10月31日 |   …… 「北山炎華」


「北山炎華」(3/4)
 
 1/4はこちらから。 2/4はこちらから
著作/シルフ(P.N)   


さきほど優勢であったことが嘘のように、攀安知軍は尚巴志軍に追い詰められていた。
致命傷を負い、死んでゆく者。
兵である誇りを忘れ、逃げ惑う者。
先ほど報告があった一の郭も、あと少しで陥落しようとしている。
「…っ!!」
攀安知は思わず言葉を失った。
「(予想はしていたが・・・まさか、これほどとは…!)」

と、その時
サァッ
戦場には似合わない、清涼な風が攀安知の頬を撫でた。
「!?」
気配を感じて振り返ると、腰に刀を差した青年――おそらく20代半ば頃だろうか――が立っていた。
「…誰だ。」
「尚巴志軍が小部隊の頭、護佐丸と申す」
「護佐丸?」
 聞いたことがある。たしか、若くして読谷山の按司となり、尚巴志軍に所属しているという、あの。
「…貴様があの護佐丸か。お前の噂は、耳にしたことがある。」
「お見受けするところ、攀安知殿、ですね。一国の王に名を知られているとは、至極光栄。」
うやうやしい態度が妙に苛立って攀安知は剣を握る手に再び力をこめた。
「誰であろうと所詮は尚巴志の犬!これ以上侵攻はさせぬ!!どうしても、というならばわしを倒してみよ!」
「もとよりそのつもり。この地を追放された我が祖先の恨み、今ここで晴らさせてもらおう。その首、私が貰い受ける!」
二人の視線が交わり、
そして、
キィィィィィィィン!!!
二人同時に斬りかかり、その刃が交じった。
キィンッ、カキンッ、シュッ、シュッ!!!
その後も次々と襲ってくる護佐丸の刃。それを受け、斬り返す攀安知。
「(なんと、この若さでこの腕とは!)」
護佐丸の剣を払いながら、攀安知は思った。
「(殺すにはなんと惜しい男か。)」
一方、護佐丸も戦いながら思っていた。
「(くっ・・・強いっっ!!)」
シュッ
風を斬る音。とっさに護佐丸は身をかわす。
「(さすがは攀安知っ、伊達に一国の王を務めていないというわけかっ!)」
シュッッキィン!シャッ
お互い、浅い深いにかかわらずお互いに傷をつくり、斬ってはかわし、かわしては斬り、剣をかわして交わして、また斬りかかる。
両者の実力は、ほぼ互角といってもいいほどだった。だが
「くっ!」
少しずつ、少しずつだが、護佐丸が押され始めた。なぜなら、攀安知が持っていて護佐丸が持っていない、決定的なものがあるからだ。
それは、『経験』
お互いの力が拮抗し合っているというのならば、勝負を分けるのは運、もしくは経験の差である。
その場の空気を読み取り己の力に変える力。どこを攻撃してくるかを察知できる勘。
それらは修行しただけでは手に入れることができない。

護佐丸が焦りを感じはじめたその時、
ドドォ…!!!
辺りに轟音が鳴り響いた。
「一の郭が!一の郭が落とされたぞ!!!」
「!!」
攀安知が動揺した隙を護佐丸は逃さずに、すかさず剣を突き出した。
攀安知は身を翻しなんとか致命傷をうけずにすんだが、それでも腹に浅くはない傷を負った。
その上、攀安知の軍が騒ぎ始めた。
「一の郭がっ!!」
「ああっ!もう終わりだぁ!!!」
「ま、まってくれ!!殺さないでくれ!!そちらの軍に入るから!!いや、入らせてくれ!!」
攀安知の独裁主義に飽き飽きしていたのはなにも本部平原だけではない。
今までは彼に対する恐怖で従っていた兵たちも、攀安知のために命を捨ててまで城を守ろうという考えの者は今やほとんどいなかった。
「…もはやここまでか…。」
ばらばらと、遠くで城が崩れる音が聞こえる。恐らく、全壊するのも時間の問題だろう。
我が城が、我が領土が、我が国が。
……それならば。
シュッと剣をかまえ直した攀安知を見て、護佐丸はこちらに向かってくると思い、警戒した。だが
バキイィン!!
攀安知が愛刀・千代金丸の切っ先を向けたのは、護佐丸ではなく、この城、そして北山の守護神ともいえる霊石であった。
「なっ!!攀安知殿っ!?なにを!!」
「くくく…ははは…こうなれば道連れじゃ…。」
そう言った後、攀安知はくるりと護佐丸に顔を向けた。
「おい、護佐丸。わしの、この言葉を覚えておけ。お前が今までやってきたことは全てお前に返ってくる。相手を裏切れば己が裏切られ、そして」
うっすらと笑みを浮かべ、まっすぐに護佐丸を見据える。
「相手を騙せば、また、己も騙されるのだ」
「…何が言いたいのです。」
「くく、まあよい。いずれ分かることだ。」
攀安知は千代金丸を持ち替え、
「誰かの下にくだるぐらいならば、…わしは、自ら死を選ぶ。」
言い終わるやいなや、思いきり己の身に突き立てた。
「!!」
彼の愛刀・千代金丸はさすがの切れ味といったところか。いともやすやすと、その刃は攀安知の身体を貫いた。
ゆらりと、その身体は揺らぎ、
どさり
地面に倒れるその様子は、巨大な古木が倒された時のそれにも似ていた。


一輪の遅咲きの緋寒桜が、攀安知の傍らに散り、やがて炎に包まれていった…。


―――その後、戦は尚巴志の勝利に終わった。
まさに、尚巴志の知略が功を奏した戦いだった。


4/4 に続く



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