GWが終わってもまだ頭が仕事モードに切り替えられない今日この頃ですが皆さんお元気ですか?毎年この時期はつらいですね。早くお盆休みにならないかな…(汗)
さて今回はラーメン遠征シリーズ
名物女性店主みさえさん(御年70ウン歳<凄い…)が営むお店で、醤油ダレやチャーシューをバーナーで焦がすパフォーマンスが有名。TVで見た事ある方も多いのではないでしょうか。一度行ってみたかったんですよね(^^
店前の駐車場が満車だったので近所のコインPに駐車して入店。店内の行列に並びます。オープンキッチンになっており調理光景を見られるので並んでても飽きが来ないのが良いな。
若い男性助手2名は主にバーナーや配膳等を作業。みさえさんが麺上げから盛り付けまでほぼ全ての調理を担当されてました。普通麺上げとかは助手がやりそうなところですが店主の真面目さが出てますね。
「焦がし正油らーめん」780円
スープが選べるとの事で豚骨か鶏(シャモ)から今回は豚骨を選択。
さて早速のスープですがガラベースは割とあっさりめ。これより濃いものを希望であれば「焦がし特濃」の方をチョイスすれば良さそう。
醤油ダレはバーナーで強く炙りを入れてあり”香ばしさMAX”ながら配合自体は強くなくショッパ過ぎないバランスが絶妙です。適度に入る豚脂のコクも程良く風味を豊かに盛り上げてくれてます。
麺は中細で固すぎずパツンとした食感のもの。味濃ゆいめのスープにさらりと絡みます。小麦感が強く麺に粒々も入っておりおそらく全粒粉と思われます。
チャーシューにも丁寧な炙りが入れてあり芳しさが増し増しで美味。メンマは細切りで食感良し。ザク切りの生キャベツが珍しいですが醤油の口直しに効果的。
珍しいと言えば”天かす””正油煎餅”のトッピングもユニーク。これらは無くても成立しそうなアイテムですが入るとビジュアル的に締りが良いですしインパクト効果有りか。
こちらはハード・ライトからスープ選択を迫られますので今回ハードを選択。ちなみにライトだと少しトロミが押さえられる模様。
早速のスープですが白濁ガラベースはドロリと濃厚に取られて雑味なく粉っぽさも無い丁寧なベース仕上がり。魚介系は煮干しメインでじわじわとした美味しさをスープに漂わせてくれています。
元ダレは炙りの入らない醤油ダレで配合はかなり控えめ。塩気も少なくガラのナチュラルな旨味をサポートしつつ主張控えめ。動物系・魚介系それぞれ旨味は十分なんですが味付けが優しめで味の濃ゆい「焦がし正油」とは真逆なタイプになっている印象です。
麺は太麺で固すぎず丁度いい茹で加減で濃厚なスープにガッチリと絡みます。こちらも全粒粉ぽい。
こちらのメンマは角材タイプ。柔らかめながらシャキシャキの歯応えが楽しめます。
チャーシューは豚バラ肉で火を通し過ぎない肉味の残り方が絶妙。味付けもしっかりとしててかなり美味しいです。小ぶりながら厚さ8ミリ程度が2枚入りボリュームも十分。
今回スープに関して対照的な2杯でしたが、いずれも実直に素材・調理で旨味を追求する手法には馴染みが有り、いわゆる関東圏でよくある意識高い系ラーメンでは無かったのがホッとしたというか嬉しかったですね。
助手が何かを落として大きな音を立ててしまった時に率先してお詫びをしたり、行列で疲れてそうな客にもう少しなんでお待ちくださいねと声をかけたり、この業界ではちょっとした有名人なんですが腰の低い接客姿勢にも一寸驚き。
そんな「麺家うえだ」店主みさえさんは見た目的にも腰が低くて、もしかして背中にコルセット入れているのかな?立ち仕事が辛そうにも拝見されました。うちのおふくろと同じくらいの年齢で現役なんだもんなぁ…凄い。
店主自ら一杯一杯全て味見してるのは素晴らしいけれども塩分摂りすぎにならなければ良いけど(^^; ごちそうさまでした。また来ます。