(前回の続き)引き続き青森放浪記。実は今年3回青森に行ってるんですが年明け1/10に行った時は八幡平とか吹雪で運転するの結構怖かった。
# ブラックアイスバーンに気をつけろ!
朝4時とかに車で国道282号線を通ろうってのがまぁ間違っているんですが(←自覚はある)ホワイトアウトしかけてて道も狭いしまぁ対向車がほぼ居ないのが不幸中の幸いでした。
んで何でそんな真冬に青森行ったかというと旬のアップルパイが食べたかったから。道の駅「ひろさきサンフェスタいしかわ」で店が開くまで仮眠を取りいつものアンジェリック弘前店に行ったら…なんと冬期休暇中でした(涙)
まじかせっかく来たのに。ってかこのブログいつもこんなんばっかり(^^;
気を取り直してアップルパイの新規開拓を。まずは親方町にある「マタニ (Matani)」へ。昔からある(昭和6年開業)パン屋さんですがアップルパイも人気。
紅玉を使い少しシナモンを香らせたスタンダードな作りのアップルパイは少し酸味が有ってどこか懐かしい味わい。青森らしく結構リンゴが沢山入っててこの値段はお得です。美味しい。
ちなみに「又二パン」って書くんですね。もしかして創業者の名前がマタニさんなのかな?
更にバスターミナルの方に移動して「Three Bridge (スリーブリッヂ)」もチェック。こちらハード系のパン屋さんですがアップルパイの評判も上々で一度行ってみたかったお店。
ちなみにアップルパイでは無く「ショソン・オ・ポンム」って言うらしい。すわっ意識高い系か。メロンパンも美味しそうでつい買っちゃいます。
こちらのアップルパイは林檎がジャムで投入されるタイプ。ハード系パン屋らしくパイ生地の仕上がりが上質でなるほどお店らしさが出てますね。
# 一瞬RainbowのVo.グラハムバネットかと思ったけどそんな訳は無かった。
さて夜はいつもの「道の駅なみおか アップルヒル」(クリックで過去記事へ)で車中泊をと思ったら何と冬の間だけ?イルミネーションを開催されててビックリ。
まだ20時頃でしたが見てる客は誰もいなくて、雪の中に放たれる鮮やかな色彩を独り占めできる幸せを感じながらしばし見とれておりました。
ただ結構寒くてあまり長時間は見てられませんで車に駆け込みます。なるほど他に客が居ない訳ですな(笑)
# 冬の青森もイイネ!
さてラーメンは今回も青森シリーズで過去食の未アップを。
仙台ラーメンフェスにも参加したことがある青森市「麺や ゼットン-絶豚-」(店名クリックで過去記事へ)の姉妹店でセカンドブランドの「煮干結社 情熱★ビリー」へ行ってみます。
青森市青葉エリアに有る頃に一度行ったんですが営業時間内に間に合わず閉店済みでありつけなかったんですが、2017年11月に国道7号線沿い石江の新店舗に移転してようやく初訪問です。
ゼットンが日本のレトロな商看板等をコレクションして飾る昭和の香り漂う店内なのに対して、こちら情熱ビリーはアメリカンなテイスト溢れる作りになっていてオールディーズがBGMで流れて来そうなお洒落空間になっています。たとえるなら青森ケントス的な感じ(古いねどうも)
移転前はラーメンとスープカリーの店という触れ込みでしたが現在はカレー系メニュー提供無しでラーメン一本に絞られた模様。
ラーメンは煮干し系メインで味噌も有り。煮干しは醤油の他に塩も有るのがビリーの特徴っぽい。
限定10食「ニボシキング」は売切れとの事でまぁこの夜中じゃそりゃそうか。
次に煮干しが強そうなこちらをオーダー
「爆ニボ」780円
ラーメン雑誌クーポン利用で味玉サービス有り難く頂きます。平館産焼干しをベースに3種類の煮干しを加えた風味・コクが今までになかった新しい煮干しラーメンです。限界まで煮干しの風味を出しました。との事。
早速のスープですが姉妹店「ゼットン」の「デス煮干し」のような濃厚な色合いのスープを想像していたら清湯系の醤油色したスープが出てきてやや拍子抜け。うーん、本当にニボニボなのか?
とりあえずスープを一口頂きましたらおおなるほど。煮干しじゃなくて焼干しをメインに組み立てたスープのようで煮干しよりも高い芳しさを伴った品の良い魚介系の旨味が強く強く効いていてインパクトは十分。
醤油ダレは薄口醤油主体で甘さを排して風味を高めており塩気が強め。スープ表層には煮干しの香油が浮かべてあり熱々で旨味を閉じ込めています。
一般的な焼干しの御吸い物等で使われる量の数倍の焼干しを使っているようで魚介系の旨味豊潤。ニボニボ系としてのポテンシャルもなかなかです。
麺は「ゼットン」共通のオリジナル麺のようでその名は「Egoistの戯れ」・・・ビジュアル系か?(笑) ゼットンで頂いた麺よりも細麺が合せられてますが力強くも品の良さのある焼干しスープには良くマッチしています。
チャーシューは柔らかめでやや脂の乗ったバラ肉が2枚。ストイック気味なスープとのバランスを取ったと思われますが個人的にはモモ肉の方がこのスープにはよりマッチしそうな気がします。
まぁ何のかんの言いながらスープまでしっかりと完食です。旨し。
さて「煮干結社 情熱★ビリー」の「爆ニボ」ですがスタンダード津軽中華の焼干し系を踏襲しつつもビリー流に進化させた新・焼干しラーメンといった一杯に思います。あーでもアメリカンテイストってラーメンには一切関係ないんですね(笑)まぁお洒落だからいいのかな。ごちそうさまでした。