(前回の続き)駅前ローソンで夕飯を購入後は函館駅に戻りまして23:11発「はこだてライナー」最終便に乗車です。
さて今回これが北海道旅行で最後のラブパス乗車になります。3日間で合計1,502km、42,130円分(概算)で元は取れたかな。
五稜郭駅で下車したら津軽海峡フェリーのターミナルへタクシーで移動。夜間割増で1,460円位はちょっと痛いですが、今回仙台からLCCで北海道上陸しましたが帰りはフェリーで海を渡って本州へ戻ります。
ちなみに函館から青森へのフェリーって「青函フェリー」「津軽海峡フェリー」の2航路がありまして前者が若干安いようなのですが今回は青森から乗る電車に合わせて後者の函館0:30発→青森4:10着「ブルードルフィン号」をチョイス。
3/2はA期間(閑散期)に該当するようで繁忙期より若干安め。スタンダード料金2,660円(当時)っていわゆる雑魚寝スタイルの大部屋なんですがコロナ禍のせいで乗船客が少なくて一部屋一人貸し切り状態でした、ラッキー。
多分部屋に一ヵ所しかないコンセント近くのスペースを陣取りまして携帯電話等を充電セットしながら3時間40分の旅路を満喫させて頂きます。ちなみに飲食は食堂ブース(自販機、お湯、電子レンジあり)で行うようになってまして先ほど函館駅前ローソンで買ったラーメンとビールを持参し食しながら一休み。
甲板に上がって海を眺める事も出来たようですが旅の疲れが一気に襲ってきたため食後は部屋に戻ってひとときの雑魚寝を堪能させて頂きます。
人生初のフェリー泊でしたが天候が良かったせいか揺れが少なくてエンジンの高周波な振動が響く中でもぐっすりと睡眠可能でした。道の駅のベンチや車のシートを倒して寝るのに比べたら床に180度横になれるだけで十分に有難い話。
青森着岸の30分くらい前に船内放送で起床を促されて荷物を纏めてロビー前に集合させられたのですが正直あまりにも寝心地が良くてもっともっとフェリーに乗っていたかったなぁ。
ちなみに函館でフェリーに乗る時はボーディングブリッジとやらでフェリー乗り場のビル4Fだったかな?から直接客船へ乗船出来たのですが、青森側ではターミナルビルから少し離れた場所に着岸して車と同じ降り口から下船。結構歩かされました。
各港で3つくらいあるポートのどこに着岸するかでボーディングブリッジ可能かどうか決まるようでこの辺は時刻表に書いてありますので歩くのが面倒な人は予めチェックしといた方が良さそう。
さて青森フェリー乗り場から青森駅西口まではタクシーで移動。こちらも夜間割増がかかり1,120円位でしたがちなみに行先を青森駅と頼んでしまうと正面の東口まで連れてかれがちで少し高くなりますので要注意。
改札が開くまで青森駅構内で待機。シャッターが上がって改札が開いたら券売機で「青春18きっぷ」を購入。今回これの一日分を使って仙台に帰ります。
青森からは奥羽本線の始発5:41発に乗って弘前まで移動。弘前から秋田までは直通の快速が出ていて6:27発→8:45秋田着でも行けるのですが、
今日は一度乗ってみたかった「五能線」に乗ってみたい。6:47弘前発の快速東能代行きに乗車です。ちなみに遠回りになるので秋田12:26着予定までずれ込みますが急ぐ旅ではないのでOK。
海沿いの席を確保したかったのですが、ん?どっちに乗ればいいんだ?ちょっと悩みましたが要はヨーカドーやバスターミナルが在る側の席に乗れば巨大しゃこちゃんのある木造駅辺りで180度くるっと回って海沿い側の席になる模様。
ってことでまんまと海沿いの絶景をゲット。ただの快速でも観光列車リゾートしらかみと同じ車窓を味わえるのは有難い。
深浦で下車してイカ焼きでも買い食いしたいところですがいったん下車すると今日中に仙台に帰れなさそうなのでそれは断念。
あれ?この踏切って昨年8月の豪雨被害を受けてた個所ですね(クリックで過去記事へ)線路流されて無くなってましたっけ。無事復旧してて何より。五能線はドル箱の観光列車しらかみが有るんで復旧早かったっすね。
さて3時間50分、五能線の旅を満喫した後は東能代駅から秋田駅~新庄駅~山形駅へ進み仙山線を経由して帰仙したのは20時過ぎでした。
ちなみに北海道もかなり雪多かったですが途中新庄~山形エリア辺りも負けない位積雪凄くてそんな豪雪地帯でも列車を運行させているJRって凄いなと改めて感謝の念を強くした次第。
そして今回初めて新庄駅に降りたのですが”X型のホーム”(H型?)が斬新で凄かった。5番ホームはこの写真の背中側に在りまして1~5番ホームが全て1フロアに在るから跨線橋や地下通路が不要という実に合理的なスタイルのホーム構成になってました。
これって究極のバリアフリーでエスカレータもエレベータも不要になる目からウロコなアイディアですよね。乗客数が然程多くない主要駅は大体これで良いんじゃないすかね。
昨日長万部駅でやたら高い跨線橋(100段近くあった気がする汗)を重い荷物背負って何往復した事か(←根に持ってる笑)
さてラーメンの話に
この日のお昼時、秋田駅で乗り継ぎ時間の合間にラーメンを頂いておりました。
秋田の駅前って特に西側において人気ラーメン店が群雄割拠してましてちょっとした激戦区になっているのですが今回は2022年6月にOPENしたばかりの新店「ぶたにぼし」に立ち寄ってみました。
スープは醤油の1種+汁なし”あぶらぞば”のみとシンプル。今回は看板メニューのこちらを頼んでみます。
ドンブリを埋め尽くすチャーシューが凄い。喜多方ラーメンとはまた違った肉の並べ方も斬新。
さて早速のスープですが豚骨は濃厚に取られていて豚脂もたっぷりの超強め。スープ表層に背脂の膜が出来ていて見た目通りにこってりと取られた動物系がベース。
そして魚介系として煮干しの出汁がぎゅっと強く効いていてニボニボ感のある旨味を醸し出してくれています。煮干しは片口鰯主体らしき味わいで雑味無し。魚粉等は入らず煮出しで投入されておりクリアな飲み口のもの。前述の通り豚がかなり強いのですが煮干しが全く負けていないバランス感が凄い。
醤油ダレは薄口醤油主体っぽくて塩気やや強め。これが煮干しを下支えして豚とうまく纏めてくれているようです。カテゴリー的には煮干し系スープですが青森ではなくどちらかというと新潟~山形のエリアでよく見かけるタイプに近い組み立てのような気がします。
麺は強く縮れを入れた極太麺でモチッとした食感の物を使用。コッテリ強めのスープにガッチリと絡んで相性も良好です。
さて「ぶたにぼし」のスープですがこれが無化調とは俄かに信じがたい旨味の重厚さが感じられて実にレベルの高い作りになっていると思います。チャーシューのインパクトもありますしラーメン激戦区になっている秋田駅前に新しい風を吹き込む一杯になりそう。ごちそうさまでした。
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