少し前になりますが今春「北陸応援割」を使って新潟市に在ります新潟第一ホテルに泊まって来ました。
先着配布(当時)の「北陸応援割にいがたクーポン2,000円分」も貰えました(クリックで過去記事へ)有り難い。※コンビニ券付きプラン。
今回宿を選んだポイントはズバリ朝食バイキング狙いだったんですが想像以上に内容が良かったです。「タレかつ」「へぎそば」など新潟名物がしっかり押さえられており刺身や山海和えも美味しかった。デザートにプリンがあったのも高得点。
大浴場も有り1Fにはローソンも入ってるし便利ですし駐車場が有料(1,200円/1泊)は痛かったですが駅前一等地のロケーションなので仕方なし。お風呂はTVで混雑情報が分かるようになってて今時はハイテクですなぁ。
ってなことでコロナ禍を通して実施されてきました宿泊割もこの北陸応援割でいよいよ終わりのようですね。賛否両論を呼んだGoToトラベルから昨今まで良くぞ続いたもので、もうこんな大盤振る舞いな旅行施策は無いんだろうなぁ。本当楽しかった。サンクス
さてラーメンの話に
新潟ご当地ラーメンの1つに「割りスープ付き濃厚味噌ラーメン」というものがありまして、こちらは濃厚な味噌ラーメンを、割りスープで調整しながら食するという独特なスタイルのラーメンになっています。
今回ホテルの隣りに丁度「元祖新潟濃厚味噌 東横 新潟駅前店」(店名クリックで前回記事へ)が在りまして夕飯がてら行ってみました。東横は15年ぶりです。懐かしいな。
昔は割スープをドンブリとレンゲで提供してましたが(参考写真)
今はつけ麺の割りスープみたいにポットで提供されてるんですね。なるほど確かにこの方が冷めにくそうですし、万が一割りスープを残しても無駄にならないし、洗い物も減るしテーブル上のスペースを占領しないし良いことづくめですな。昔の方が特別感はありましたがこれはこれで合理的でいいと思います。
さて早速のスープですが、ベースは豚骨ガラ味でスープの表層に背脂が浮かびややこってり気味の動物系が基調のスープです。昔の記憶より油量強めな気がしますが何しろ前回が15年前なのでその辺は曖昧。
動物系の他にタマネギなど根菜類も入りナチュラルな旨味でボディの厚さが感じられますね。
合わせられる味噌ダレは越後味噌100%使用のもので割りスープ前提の強めな配合。赤味噌らしく塩気も弱くはないですがそれより米麹の甘さが立った旨味の強い味噌ダレになっています。
とはいえ東北人なら正直割りスープ無しでも全然飲み干せちゃいそうな味噌スープなんですが、割りスープ使わないのは勿体ない気がしますので(セコイ笑)適宜ポットから投入しながら頂きます。
割りスープは昆布系や生姜などをやんわりと効かせたような味わいになってまして味噌を薄めるというよりも軽い味変という役割があるのかも。ちなみにこのままレンゲでごくごく飲んでも美味しいです(飲み過ぎ厳禁w)
麺は加水率高めのストレート太麺で小麦の他に米粉やタピオカ粉をブレンドしてるんだらしい。成程単なるモチモチ食感だけではない一癖あるユニークな麺になってますね。
バラ肉部位のチャーシューはホロっと柔らかな仕上がりのもの。鶏の挽肉がスープに甘みをプラス。メンマは穂先で大きめキクラゲのコリコリ食感も楽しい。細部までこだわりを感じる一杯。
早速のスープですがベースは豚骨ガラ味の清湯で味噌と共通なのかな。鶏ガラや野菜なども入り充実したベースに背脂は入れずすっきりと仕立ててます。
塩ダレはやんわりと昆布系を効かせたやや甘めな調味で塩味も控えめ。やや甘だるくなりがちなところを揚げネギ投入で香ばしく食欲をそそるような組み立てにされてますね。
その他穂先メンマ、紫タマネギや紫蘇を乗せてシャキシャキッとナチュラルな美味しさで食べさせるスタイル。柚子の爽やかさも良いアクセントになってます。スープ素性の良さを感じさせる塩といった印象で飲みの〆にも良さそうです。旨し。
さて「元祖新潟濃厚味噌 東横 新潟駅前店」の「新潟濃厚味噌らーめん」ですが結構な老舗店にもかかわらず、割スープの提供方法や麺・スープ等など随所に進化が感じられまして流石の一杯でした。ごちそうさまでした。
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