道重さゆみのラストシングル「TIKI BUN」(歌詞サイト)ではつんく♂の説教くささがパワーアップ
もはやアイドル定番の恋愛テーマを絡めることすらせずに歌詞ほぼ全てが小言&ミニ格言集のようになってきています。
タイトル「TIKI BUN(チキブン)」の意味については諸説紛紛
【楽曲レビュー】モー娘。がモノ申す!! 『TIKI BUN』が世界に問いかけるメッセージ | エンタメアライブ
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こういう時は張本人つんく♂のブログを見るのが手っ取り早いが
モーニング娘。'14 10/15発売シングル「TIKI BUN/シャバダバ ドゥ~/見返り美人」|つんく♂オフィシャルブログ 「つんブロ♂芸能コース」 powered by アメブロ
閃きって…。天才の話は分かりづらい。MR.TAXI@少女時代がなぜタクシーだったかみたいな感じですかね。
「TIKI BUN」のTVサイズ1番の歌詞だけ見ていると「寝不足は→寝るしかない」「不条理すぎて→苦虫を噛む」等々意味不明に陥りそうになりますが、新垣に書いた「恋愛ハンター」からの流れで読むと当然道重さゆみへのつんく♂からのメッセージであろうことは明白。
過激なナルシスト腹黒キャラがブレイクし週刊誌の女が嫌いな女ランキングに載るようになった道重さゆみの腹黒キャラは8割設定(2割本音)でした。特筆すべきはこのキャラ設定を引っ提げてのバラエティ番組進出が完全に道重本人主導の物であり、バラエティ進出に消極的であった事務所に実績で事後承諾で認めさせたものだった事。
「炎上したって何も恐れるな/チャチャ入ったって動じるな/言いたい奴には言わせておけ」(一部改変)
この歌詞はデビュー当時の”後列固定”から自らの手でバラエティの道を切り開きやがてモー娘リーダーにまで上り詰めた道重へのつんく♂からの贈る言葉以外の何物でもなかった。
興味深いのは「恋愛ハンター」の時と違って道重さゆみへ尊敬の念のようなものがニュアンスが感じ取れる文脈。
「君の(現在のステータスは)全て君が創造したものだ/自分のスキルを信じて突き進めばいい/君がしたかったんだろう」
「ラッキーだけで一生もたない」道重の現状はラッキー一発で来たものではないよと純粋にわが後輩ながら「お前凄いなぁ」というつんく♂のダイレクトな心境の吐露だと思われます。
「TIKI BUN---地球(地球人)の分(プライド)」
「地球の人口が~/人類が~」の歌詞から「TIKI=地球(地球人)」であることは明快。BUNについては「一寸の虫にも五分の魂」や「武士の一分」で使われる「BUN=分(面目、プライド)」という読み方が出来るのかなと思われます。
「つんく♂さんは石川(梨華)さんみたいな人が好きだから(石川さんに似たタイプの)自分を絶対好きだと思ってて私は将来きっとつんく♂さんと結婚するんだと思ってた」とはつんく♂が06年お見合い結婚した時に当時16歳道重が発したコメントでしたが、あれだけ可愛い子に囲まれながら見合い結婚したつんく♂が変人なら道重さゆみも結構な変わり者でありました。天賦の才能をもたらされた者同士通じるものが有ったのかなと思うと感慨深い。
6期オーディションで道重が歌うDoItNowの破壊力が、歌唱力に乏しい道重を庇うような優しいつんくPの名コメント「マイクに向かう姿勢が力強い」を飲み込もうかという名シーン。孤高の天才二人が邂逅した瞬間を是非ヘッドホンで聞いて欲しい。アイドル界の歴史に刻まれる一瞬でした。
さて壮大な与太話もこのくらいにしておきましょうか、笑
今回は七ヶ浜町にあります就労継続支援施設「みおの七ヶ浜」が営むラーメン店「とうふ屋らーめん」です。
「一体何屋なんだ?」と言うツッコミを5万回位されているかと思われる店名ですね(^^;
09年春OPENし「七ヶ浜トマトラーメン」等オリジナルメニューを出してましたが12年に泉の人気店「五福星(うーふーしん)」早坂氏の支援を受けてメニュー一新のリニューアルしてます。
ガラベースはあっさり。表層に鶏油を浮かべて油量はやや強め。
醤油ダレには生醤油の高級品・弓削多(ゆげた)の吟醸純生しょうゆ等を使用との事で、軽く味醂を伴いながらきりっとした塩気がスープに一本芯を作ります。
鶏出汁に牛蒡等の和ダシを感じるスープに三つ葉で香りを添えます。旨味に膨らみと円みあり。合わせられる中細なストレート麺は五福星直伝のシルク麺ですね。適度なモチっと感でスープに絡みます。
スープですが秋田キリタンポ鍋の汁に少し似てる気がします。柔らかい味わいで万人向けに食べやすい優しい風味のもの。
ガラ味に豚脂が強めで、甘さ控えめな醤油ダレは適量配合。豚主体の動物系を主軸に添えつつ鰹節を煮出しと節粉で大量に投入して魚介系の旨味を醸しだしてます。
いわゆる豚骨節系のようなこってり系のスープ仕上がり。「醤油らぁ麺」とは全くベクトルの異なるスープに仕上がってますね。麺は共通。
チャーシューは煮豚ではなく軽い燻製と強い熟味を醸した低温調理らしき手作り感のある豚モモ部位?のもの。脂身も無く食感が上質なハムっぽい。これを冷やしてビールのつまみにしたら絶対旨い。持ち帰りはないのかな?>無いらしい。残念。
セルフサービスの揚げ出し豆腐が食べ放題というのも有り難いですね。七味かけてピリ辛で頂くと絶品。大皿全部食べてしまいそうです。ってそういう店ではないので程々にしないとね(笑)
日によっては豆乳花(トールーファ)も有ると聞いてたんですが遅い時間でもあり無かった、残念。
一点だけコップの水が少し塩素強かったのでレモン入れたり浄水器を付けたりした方が良いかも。たしかに塩釜の知人宅の水道もこんな味です。あの地域は少し水が良くない気がします。
さてそんな「とうふ屋らーめん」には12年8月に石神秀幸氏、12年11月に石山勇人氏、そして昨年13年4月には大崎裕史氏が来店されてます。こんだけラーメン界のスターが来ているお店もなかなか無い。
謎のドイツ人もここのラーメン食べるために逃走してきたらしいと評判の(←ウソです)「とうふ屋らーめん」の一杯。次は味噌も食べてみよう。ごちそうさまでした。