映画「チェ/28歳の革命」:アルゼンチン人だったのか 2009年01月17日 16時23分09秒 | 映画(新作レヴュー) ここ数年精力的に活動しながら,どれもやや生彩を欠いた作品が続き,登板過多によるエネルギーの枯渇が心配されたスティーヴン・ソダバーグだが,話題となっている本作も,残念ながら全体の印象は薄味だ。「トラフィック」で見せた過激とも言える技術信仰を更に押し進めることで,映画の新たな地平を切り開く可能性を期待してきた私のような人間は,鮮やかではあるが平板な印象が拭えない歴史の絵解きを前にして,満員の観客の間で . . . 本文を読む