goo

映画「舟を編む」:原作を超える感動を生み出した丁寧なプロダクション

昨年の本屋大賞を受賞した三浦しをんの原作は面白かったのだが,「博士と狂人」(サイモン・ウィンチェスター著1999年)で明らかになった世界最高の辞書と呼ばれるオックスフォード大英語辞典(OED)が編纂されるまでの信じられないようなエピソードに比べると,物語の核となるべき辞書編纂の作業部分の迫力に欠ける,というのが正直な印象だった。そのせいもあり,映画化作品については,これまでフォローしてきた石井裕也 . . . 本文を読む
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )